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科学に関するテーマをとり上げて、短い文章で説明する「科学のミニ雑学マガジン」です。なるほど!と思うような、おもしろくてためになる知識を送ります。

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メルマガ名
ちょっとサイエンス
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週刊
最終発行日
2017年11月16日
 
発行部数
5,176部
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PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
教育・研究 > 科学・研究 > 自然科学

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毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。

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■今日のテーマ  「ゲノム編集で人の受精卵改変(米韓中)」
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遺伝子を自由に改変できる「ゲノム編集」の技術を人の受精卵に使い、遺伝性の
病気の原因遺伝子を効率よく直す基礎研究に成功したと、米オレゴン健康科学大
などの米韓中のチームが明らかにしました。ゲノム編集で人の受精卵の遺伝子を
改変した研究は中国で3例報告されていますが、米国では初とみられます。論文
が8月2日付の英科学誌ネイチャーに掲載されました。

チームは「臨床応用にはさらに検討が必要」と分析していますが、実用化には近
づいたという見方もあります。米科学アカデミーなどは2月、重い遺伝性の病気を
対象にするなど条件付きで認める報告書をまとめましたが、安全面や倫理面から
慎重な意見も根強いです。日本では政府がルール作りを始めています。

チームは今回、肥大型心筋症を起こす遺伝子変異がある精子と、健康な女性から
提供された卵子を使いました。精子と、ゲノム編集用の試薬を一緒に卵子に注入
して受精させ、細胞分裂する前に、精子の遺伝子変異を直すことを試みました。

この遺伝子を持つ精子から正常な受精卵ができる確率は通常50%ですが、この方法
では約70%(58個中42個)に増えたといいます。受精卵が細胞分裂した後に改変できた
細胞とできなかった細胞が混在しており、病気の遺伝子以外を改変したりする問題は
確認されなかったです。

松原洋一・国立成育医療研究センター研究所長は「この結果が本当なら技術的リスク
懸念が減り、実用化に近づいたことになる。日本のルール化の議論にも、大きな影響
を及ぼすだろう」と指摘。

石井哲也・北海道大教授(生命倫理)は「受精卵の状態は様々で、修復の失敗や突然変異
の見逃しはありうる。今回の結果は、世界の関係者に誤った自信を植え付ける恐れがあ
る」と懸念を示しています。

( 読売新聞 2017年(平成29年) 8月3日付 朝刊 参照 )

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■ちょっとコメント■

今回の手術の内容は、肥大型心筋症を起こす遺伝子変異がある精子と、健康な女性

から提供された卵子を使い、精子とゲノム編集用の試薬を一緒に卵子に注入して

受精させ、細胞分裂する前に、精子の遺伝子変異を直すことを試みました。

このように、人の精子や卵子を用いて、ゲノム編集で、遺伝子の修復を行う時代が

くるのですね。日本は、安全面や倫理面などのルール作りから検討を始めています。

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