絵のない画集

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「絵画芸術の本質は、その自由性にある」とむかしの人は言ったそうです。絵画の鑑賞においてもしかり、好きな絵を好きなように面白く楽しくみることを目指して、古今東西の絵画を紹介しています。このメルマガを読んで、素敵な絵に出会っていただければさいわいです。

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メルマガ名
絵のない画集
発行周期
毎月5、0のつく日
最終発行日
2018年05月15日
 
発行部数
240部
メルマガID
0000108215
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
アート・文芸 > 美術・デザイン > 絵画

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 絵のない画集  第1071回  2018年5月15日号

  いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 連日国会前に集合して、安倍改憲ノー、森友・加計問題徹底
追及などの声をあげておられる皆さんには(がんばって下さい、
こころからエールを送ります。)申し訳ないのですが、川谷は
ひとりでのんびりと、いい天気だなぁ、五月晴れとはこのこと
だ、なんてつぶやきながら、メルマガの前振りを考えています。
打倒・安倍!を忘れたわけではありません。むかしのメルマガ
を読んで、いつからこんなに政権批判をしているのか、知りた
かったのです。10年前には、政治的な話はほとんどなくて、
その回に取り上げている画家の話か、関連する詩歌の引用や身
辺雑記などでうまっています。もうすぐ古希をむかえ、あと命
あるのも10年ほどだろうと思えば(このメルマガで)紹介で
きる絵画は数百点・・・多いといえば言えるかもしれませんが、
世にある絵の数に比べればやっぱり少ないと思います。いずれ
にしてもメルマガを出し続けるためには、戦争が起こらないこ
とが必要ですね。


 さて、今回の作品は、 
 ───────────────────────────
     元永定正 しろいかたちにあかいかたち
 ───────────────────────────   
 
 たしか、チンアナゴという名前であったと思う。ずいぶん昔
に行った水族館で見て、その名が面白くておほえていたのだろ
う。
 名前だけでなく、その姿かたちも、一度見ると、忘れられな
い。
 小さなヒモ状のものが水中の砂の中から、まっすくに立ち上
がっている、何本も何本も。ゆらゆらと水の中で揺れているが、
どれも砂からまっすぐに立っているのは変わらない。
 口と目が、立っているヒモの先端にあるようで、魚としては
ウナギとかアナゴの仲間のよう。

 この絵から、チンアナゴを思い出したのは事実なのだが、描
かれているのは、むしろ人の立ち姿に似ている。
 それというのも、先端の丸い棒状のが立っているのは同じな
のだが、その先端がくるっと4分の3回転、丸まって、もう少
しで輪っかを構成して、くくれるようになっていて、くるっと
巻いている丸い先端は、ちょうどひとの鼻かくちのように見え、
それが途中で終わっているので、中途半端でどうもすいません、
と謝っているみたいな。
 くるっと回っている先端は、それとも横を向いたアヒルか鴨
のシルエットとも。ちょうど、巻のせいで空いた穴が目のよう
に見えなくもない。
 赤い色をした、そんなのがふたつ、立っている。赤色は二体
の足もとでつながって少し波打っている。
  二体を覆ってというか、その背景となっているのは、白い大
きな椀状のもので。その頭頂にはちょうど。赤い二体と同じ形
をしたくるっと巻いたものがついている。こちらは、赤い方に
比べて背が低いので、この椀の取っ手のようだ。
 さっきから、巻いた先端と言っているが、正確にいえば、棒
状のものが巻いたのではなくて、最初からこの形だったという
べきかもしれない。というのも、横に向いた丸い先端の上側に
は開いた目につながる切り込み線があるのに、下側は縦の棒と
一体化しているのだから。
 トポロジーの不思議とでもいったらよいか、あまりこの点に
関わっいてもしかたないので・・・

 もし、白い取っ手をつまんで。椀を取り払ったなら、絵全体
が赤色一色になって、なにを描いているのか、わからなくなっ
てしまうだろう・・・

 いずれにしても、赤いのも白いのも、ひとのかたちはしてい
ない。手も足もないのだから。

 ほちゃめちゃはなんこ、まちまちご、まちまちほわかに

と赤い方の一体が言った。すると、もう一つの赤いのが、

 リリマンレレノース、カンスハキ、マクキバジゴミ

と答え。(翻訳すること能わずながらも〈、〉は、たしかにこ
こで息継ぎをしたので使ってみた。)どうやらこの二体の間で
は、意思が伝わっている様子でひと安心。
 と、そこへ彼らの頭上から、

 ぼめぼめでやーんか、ポメラーオンダラッシャヴァー

と、大音声(だいおんじょう)が響き渡った。白いかたちは、
赤い二体の統括者か、支配者なのだろうか。その声を聞かされ
たとたんに、二体ともがシュンなって、うなだれてしまったの
だった。

       *     *     *

 『元永定正 しろいかたちにあかいかたち』
 セントポールギャラリー
 縦42.3センチ、横54.5センチ

 画像はこちら;
 https://www.google.co.jp/search?q=元永定正&prmd=minv&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwifgaPz6_XaAhUJXLwKHQyDBMsQ_AUIEigC&biw=1024&bih=649#imgrc=-0kQpf0z8EPnnM:

 元永定正(もとなが さだまさ)
 1922年生、2011年没

 ────*─────*─────*─────*────

さて、次回は、

 『斎藤義重 "反対称"正方形 No.1,No.2』

 を予定しています。お楽しみに。

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