最高の子育てはとびきりの絵本を読み聞かせることです

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「どんな絵本がいいの?」「読み聞かせって必要なんですか?」「子供が聞いてくれないんです……」お母さんへ。もうすぐお母さんになる人へ。読み聞かせ歴30年の、えほんおじさんがお答えします。

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メルマガ名
最高の子育てはとびきりの絵本を読み聞かせることです
発行周期
週刊(毎週水曜日)
最終発行日
2017年10月18日
 
発行部数
996部
メルマガID
0000121918
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
生活情報 > 出産・子育て > 育児

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◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆
 最高の子育ては とびきりの絵本を読み聞かせることです。
                       第721号  10/18

 絵本なんてどれでも同じ……なんて思っていませんか。

 読み聞かせ歴30年の「えほんおじさん」が
最高の絵本だけをご紹介します。

                  発行者 えほんおじさん

えほんおじさんって、だれ?……という方は、こちら!
http://kibiehon.net/Profile.html
◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇

 えほんおじさんです。


 月刊絵本を、対象年齢の前後を2、3冊、毎月購入してみては
いかがでしょう。例えば、お子さんが今年少組(3、4歳)だとすると、
今タイムリーなのは、「年少版こどものとも」です。
 でも、このお子さんの心は、これからどのように育っていくのでしょう。
ずっと先ではなく、ちょっと先を見るのがコツではないでしょうか。
 そのことが見えるのが、一つ上の年齢を対象とした絵本
「年中版こどものとも」を読んでやることです。

 物語構造(行きて帰りし物語)からいえば、2歳前後から
以降は大きくは変化しません。それは登場人物が増えたり、
ストーリーはだんだん複雑になるだけです。
ですから、ひとたび「物語」構造になれてしまえば、年少組後半以降は、
ほとんどの物語絵本を読むことが可能になります。
あとは実際体験の量の差と「もうひとつの目」の開眼による「心」の
深化ということになりますから、ちょっと先の絵本を読んでやれば、
そのお子さんの心のありようがかなり正確に見えてきます。

 そして時々は、もう卒業したはずの「0・1・2こどものとも」
を読むといいですね。バカにしたり、つい赤ちゃん帰りしたりして、
ニヤニヤして聞いてくれでしょう。


 それでは、今日もごゆっくりお楽しみください。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
もくじ
  ◆読み聞かせ日記    ~ ちょっと先の絵本  ~

http://kibiehon.net/index.rdf (RSSはこちら!)
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆読み聞かせ日記 ~ ちょっと先の絵本  ~◆

◆年少版こどものとも 2017年11月号
「だいじなくつ」 にしむらあつこ/さく
http://www.fukuinkan.co.jp/maga/detail_sho/

◎ストーリー紹介
 「はい、ももちゃん。あたらしいくつよ」とお母さん。
このときから遊ぶときも買い物に行くときも、いつも一緒、
わたしの大事な靴。だけど、お休みの日に図書館にいったら、
靴がなくなってしまったのです。
 まさか、靴が歩いて帰ってしまったりしないよね……?
 いろいろと想像してしまいます。
ああ、無事に靴は見つかるでしょうか?


◎絵本の特徴
 ホネホネさんシリーズでもおなじみの、にしむらあつこさんの
新作です。わが子もそうですが、子どもたちは3歳くらいになると
身の回りのいろんなものに「お気に入り」ができますよね。
それが服だったり靴だったりかばんだったりするのですが、
どんなに汚れていてもなにがなんでも毎日同じものを身に
着けたがったりして、お母さんやお父さんを困らせたりします。
子どもたちにとっては、それらは自分の一部であり相棒のような
存在なんでしょうね。この絵本はそんな子どもたちをよく
観察されて描かれています。にしむらさん自身、保育園に通う
お子さんがいらっしゃるそうなので、日々の暮らしの中から着想を
得たのでしょう。お話のリアルさに共感します。

 なくなってしまった靴のことを想像する主人公のももちゃん。
その発想の豊かさも素晴らしいです。靴が意思をもってどこかに
行ってしまったんじゃないかな? と本気で思えるということの
大切さ。ももちゃんは、サンタクロースや妖怪や壁の染みの中に
すむ動物が、日常の地続きにある世界に安心して住んでいられる
子どもなのだと痛感します。それは、きっと大人になった時の
共感や想像力を培うのだと思います。
 この絵本はそんな子どもの世界に、日々の暮らしの中で寄り
添っていくやり方を、大人にも教えてくれているような気がします。


◎子どもの反応
 4歳になったばかりの次男に読みました。
ここ一年ほどでこだわりが強くなってきた次男。
特に靴下とハンカチとティッシュにはなみなみならぬこだわりが
あって、朝保育園に行くときに苦労します。多分、ももちゃんに
共感したのではないでしょうか? じっと聞いていました。


◎読み手の感想
 にしむらさんの絵本には、おおきくてあたたかい視線を感じます。
その視線に守られて、登場人物たちが、自由に楽しく動き回って
いる感じです。にしむらさんは、その絵のようにおおらかな方
なのだろうと想像しています。絵のタッチはいつも一定ですが、
ちょっとずつ違う素材を絵に取り入れていたりするのも面白いです。
今回は、ざらざらした紙にクレヨン?で着彩しているのでしょうか?
 べったり塗りつぶすのではなく、重ねるのでもなく、一定の力で
同じ方向にムラなく塗られているのが新鮮だなあ、思いました。
技術的には簡単そうで難しいんじゃないのかな?
 そして前回にしむらさんの絵本のレビューを書いたときにも
言いましたが、にしむらさんの描く服がとにかくかわいい。
みんなおしゃれです。服の柄のひとつひとつにこだわりを
感じるので、眺めていてあきません。


◆こどものとも年中向き 2017年11月号
「ひつじかいとうさぎ ラトビア民話」うちだりさこ/再話 スズキコージ/画
http://www.fukuinkan.co.jp/maga/detail_chu/

◎ストーリー紹介
 昔あるところに、羊飼いの男の子がいました。
羊飼いは森でいっぴきのウサギをつかまえました。
ところが、つかまえたウサギが森に逃げて行ってしまいました。
羊飼いはウサギをさがして森の奥へ。すると狼にあいました。
「ウサギがにげちまったんでつかまえておくれよ」といいましたが
狼は「じぶんでつかまえな」と、行ってしまいました。
それから、羊飼いは棍棒、火、川、ウシにあいますが、
誰も羊飼いのいうことをきいてくれません。でも、クマは……


◎絵本の特徴
 名作の再版。何度読んでも面白い痛快なお話と、
深い色合いのエネルギッシュな絵。
「ひつじかいとうさぎ」は登場人物が増えるたびに話が広がり、
それが後半、方向が逆転してもとに戻り始めると一気に結末へ
向かう…という典型的なぐるぐる話です。主人公の羊飼いは、
おおかみに「ウサギをつかまえてくれ」と頼むがかなわず、
つぎに会ったこん棒に「おおかみをぶんなぐってくれ」と頼むが
かなわず、火に「こん棒を焼いてくれ」と言うがかなわず…
と次々に会う者すべてに断られ続けます。
まあ、大人の感覚からしてみると
「いや、まあそうだよね。当然だよね…」とついつい思ってしまう
のですが、それは私が現代の理屈にとらわれすぎているから
なのでしょう。
 昔話や民話では、現代の道徳が染み込んでしまった私たちには
驚くべき展開があります。でも、最近よく目にする、昔話に現代的
な注釈を加えているものを見ると、昔話や民話の持つスケールの
大きさがみじんも感じられなくてがっかりします。昔話や民話は
そのお話のデティールよりもその構造に大きな象徴をはらんでいる
場合が多いので、いちいちデティールの矛盾などにとらわれて
いたら大きなものを見落としてしまいます。(昔話は口承文芸
なのです)
 しかも、昔話は教訓でもありません。いろんな昔話が因果応報
みたいな話にすりかえられているのもよく見ますね。昔話や民話は
人が生きる世界を支える骨組みだと思います。昔話は現代では
伝播説が主流です。発生するやその本質を保ちながら、人の移動
とともに、その本質は保ち続けます。人間にとって大事なことを
象徴的な物語にして語ります。
 現代人の浅智恵でその本質を壊してしまってはいけません。
その点、この絵本を書かれた内田さんはその本質を見極め、
丁寧に言葉を選ばれています。もうお亡くなりになった方では
ありますが、その言葉の輝きはいつまでも残ることだと思います。

◎子どもの反応
 絵のすみからすみまでじっと眺めていました。
子どもって絵を読むというけれどまさに絵を読んで
いるんだなあ、と感心しました。


◎読み手の感想
 この絵本は1975年9月の「こどものとも」として刊行された、
再刊だそうです。1975年というともう40年もたつんですね。
当時、絵を描かれたスズキさんはまだ20代です。若さとか、
時代の空気とか、そんなものが凝縮しておおきなうねりをもって
画面の中にあふれだしているような印象があります。
福音館の絵本は、安定のクオリティで刊行されていますが、
その時代時代によって、ちょっとづつ傾向が違います。
スズキさんがデビューされたころは、ずっしりと重たい絵や
文章のものも多くみられます。この時代を高度成長期や、
学生運動の時代を少し過ぎて、いろんな問題が可視化されてきた
ころだからでしょうか? テレビなどのメディアが一般化して、
新幹線が開通し、地方やムラが解体されていく過渡期なんじゃ
ないかと認識していますが、
その反動としての土への回帰が美術や文学の中に見られます。
絵本でのその代表格がスズキコージさんや田島征三さんなんか
だと思っております。
 絵本の内容とあんまり関係のないことを書いてしまいましたが、
作品とその作品が出た時代、その時の作者の年齢などを対比して
みると、またちょっと違う見方ができて面白いです。時代の持つ
空気の中の普遍性を抽出しているのが良い絵本なのでしょう。
 


◇「ちょっと先の絵本」に……
●コメントする!
http://www.kibiehon.net/ehon/Dayly/171018/ehon.php#comment-post


■あとがき■----------------------------------------------------

 雨が多いですね。でっちです。
10月ってもっとカラッと晴れてるイメージだったんですが、
梅雨?と思うほど雨が降り続きます。洗濯物が…

 さて、今週のメルマガはいかがでしたでしょうか。
それでは、また来週です!

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(著者)えほんおじさん(河口 純一郎)
(編集)でっち
(ホームページ) http://kibiehon.net/
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