ニュースタート通信(関西)

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不登校・ひきこもりからの脱出を支援するNPO法人です。我々の団体は、1.対人恐怖の克服=友達づくり。2.親からの自立。(精神的・経済的)3.社会参加=労働参加を基本理念として活動しています。

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メルマガ名
ニュースタート通信(関西)
発行周期
月刊
最終発行日
2018年02月19日
 
発行部数
191部
メルマガID
0000138825
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
行政・政治・地域情報 > 団体 > NPO・NGO

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メールマガジン最新号

ニュースタート通信(関西)◆◆ 〜家族を開く〜
2018年 3月号 vol.169
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不登校・引きこもり・ニートを考える会(定例会)
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親御さんや当事者の方が最初にニュースタートへ参加していただく窓口と
して毎月1回、定例会(不登校・ひきこもり・ニートを考える会)を設けて
います。
定例会では参加される親御さんにそれぞれのご家庭の話をしていただきます。
ほとんどの親御さんはご自身の家庭のケースの事しかご存知ありません。そ
こで視野狭窄になり、何とか家族だけで対処しようともがく中で、よけいに
悪循環に落ち込むケースが多々あります。 ひきこもり問題は、当事者と家族
をふくめた社会的孤立の問題でもあります。家族以外の人達とのつながりが
解決へ向けて重要になってきます。この会に参加することも一つのつながり
をつくっていくものと考えてください。会に参加しているスタッフ、ひきこ
もりの若者も交えてこの問題について一緒に考えていきましょう。
【次回開催日程】
◆第230回定例会(2018年3月例会)
日時:3月17日(土) 14時〜17時
場所:クロスパル高槻(高槻市総合市民交流センター) 4階第4会議室
住所:高槻市紺屋町1-2
最寄駅:JR高槻駅南出口すぐ
参加資格:当事者家族・当事者及び一般
参加費:無料
一般の方のみ500円 (資料代)


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鍋の会
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毎月2回高槻市内で「鍋の会」をやっています。難しいことはやりません。
ただ集まって鍋料理をいっしょに食べ、趣味の話をしたりテレビの話をした
り興味のある本や映画の話をしたり各自自由に過ごしています。 もちろん、
時には引きこもりや不登校の体験を語り合ったりもします。不登校の学生、
引きこもっている当事者、お父さん、お母さん、お兄さん、お姉さん、ニュー
スタート事務局を手伝っていただいているサポーター、サポーター志願者色々
な方が参加されています。

鍋の会は大勢の見知らぬ人々が家族のように一同に会して食事を楽しむこと
に意義があります。鍋の会は義務でもなく権利でもない人々の自主的な集ま
りです。是非一度参加してみてください。

【次回開催日程】

12時からスタート16時解散になります。
買い物して作るところから始めます。作るの苦手な方も食器の用意やおにぎ
り作りなどゆっくり準備していくので大丈夫です!

■2月25日(日) 416回

■3月11日(日) 417回

■3月25日(日) 418回

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住所:高槻市宮田町
最寄駅:JR摂津富田駅、阪急富田駅
集合場所:JR摂津富田駅改札口付近 11時30分
参加資格:定例会に一度は参加すること
参加費:カンパ制 ※要申し込み



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●父母会のお知らせ
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次回予定日
3月3日(土)14時〜17時 @駅前事務所
必ず前日17時までに事前予約をお願いします
参加資格:個別面談を受けられた方
※寮生の親御さんや訪問活動を依頼中の親御さん、個別面談の後で
これからどのようにしていこうか考えておられる親御さんが参加されます。

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【特集】○引きこもりを話す会からの!祭企画会
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以前は「引きこもりをゆるく話す会」というのを、カフェコモンズで開催し
ていた事がありました。今回よるべができてから、この場を知ってもらった
り、開いた場でもあるためにも、これから第一火曜日14時からよるべで「引
きこもりを話す会」を開催します。第一回目の2月6日の火曜日は、寮生とス
タッフの5名が参加でした。今回は、「世間の目って?」というところから
話がスタートしました。例えば昼間から公園でゆっくり座ったり、フードコ
ートでお酒を飲んだりできる?知らない人が多い場所ならできるけど、地元
では難しい。なんでやろ。世間の目が常に私たちを縛り付けているのか。→
世間の目なんて気にしない!みんなでお祭り(実はニュースタート今年は20
周年の年になります!)しよう。祭で何をしたいか、色んなアイデアが出ま
した。
→女装コンテスト?
→ずっと続けてきた鍋の会にちなんで、大きな鍋を作ろう。
中身ではなくて土鍋から大きく作れないか?
→時間をかけて手間をかけて作ることを大切に。アナログ?
→肩たたきやさん
→各ブースを糸電話で繋げる。(今から糸電話かけますってスマホで連絡せ
なあかん!?)
→AIが、コーヒーを入れたりコンビニの店員をしたり、そうじゃなくて人
の手で豆を引くところからコーヒーを入れたり、誰かの側に居て話を聞いて
あげることなど、人にこそできる事があるのでは。AIから仕事を取り戻せ!
→自転車発電。等など…(^^)
話しだすと止まらなくなってきました。引きこもりを話す会。これからも後
半は祭にむけて企画も含めて話をしていくことになるかと思います。引きこ
もりについて話したいという方はもちろんですが、一緒に祭も盛り上げてい
こうと興味を持ってくれた方も大歓迎です。参加費は飲み物代やその場を運
営していくためにカンパとしていただくという形でやっています。お菓子な
んかの差し入れも大歓迎です。こんなことしたい(手芸やゲームなど)こん
なテーマでみんなと話したいなどあればそのアイデアごと持ってきてくださ
い。参加希望の方は必ず事務局まで、電話かメールで申し込みをしてくださ
い。次回は3月6日の火曜日14時からになります。
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○真冬に負けずフットサル
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2月9日(金)に堤体育館でフットサルを行いました。寮生二人を含めて集
まった8人でゴールを組み立てるなどの準備をしてコートができあがると柔
軟をしたりボールを蹴り出しました。各々の身体が程良く暖まってきた所で
全員集合してチーム分けをして試合開始。とりあえず試合時間5分と決めて
みんな必死にボールを追いかけました。5分が経ち試合終了の声がかかると
その場に倒れこむ人がほとんど。数分間か休んで息が整った所でチームを再
編して試合再開。そして試合終了と同時に倒れこむ。戦力的には均衡してい
たので面白い試合にはなりましたが3~4試合したかなぁって所でみんな満
足してしまい動きが重たくなりました。少し休んでからボールを取り合う「
鳥かご」やコート半分でミニゲームをしたりして遊びました。まだまだ寒い
日が続く中でしたが薄着でも充分汗が出て良い運動になりました。この後お
決まりの筋肉痛になった人はどれくらいいたのでしょうか。

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☆マラソンお疲れ様です
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1月21日(日)高槻ハーフマラソン当日です。スタートから2時間40分以内
に走らなくては完走証はもらえなくて、つまり10キロ1時間ちょっとというか
なりのスピードで走ります。寮生のMくんと、田中くんが出場します。一度だ
け一緒に練習しましたが、あとは各自走れる時に練習という感じでした。当
日はそこまで寒くもなく、良いお天気でした。コモンズからは長井さんも出
るので、その応援に来てた方の手作りハチマキを巻いていざスタートです。
早かったとしても2時間は絶対かかるだろうと予想して、2時間少し前にゴー
ル前で待機して、走ってくる人達を見ていました。どれだけ疲れて走って帰
ってくるだろうかと心配しながら見ていると、後ろから肩をたたく人が。(
すみませんっ今目が離せないんです。)と思ってちらっと振り返ると、笑顔
のMくんが…。あれっ!?Mくん走った?って思わず聞きたくなるような衝撃
で、「1時間49分で帰ってきました。ゴールしたら誰も(応援の人)いなくて
」って。あちゃ~感動のゴールシーンを完全に見逃してしまいました。こう
なったら残すは田中くんと長井さんです。その10分後くらいに長井さんがゴ
ール!2時間25分で田中くんが帰ってきました!ゴールの後倒れ込む姿、すご
い!よく走れたねってびっくりです。それにしてもMくんの早過ぎるタイム。
いやぁ~お疲れ様でした(^^)ランナーからは、次はフルマラソン走ってみた
いという声と、もう当分走りたくない…という声が。グッジョブ!
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○中学校にゲストティーチャーとして呼ばれて、話しに行きました。
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2月2日(金)地元の中学校で取り組んでいる「地域で一人ぼっちになってし
まっている人に虹をかけるプロジェクト」で引きこもりについて質問を受け
るゲストティーチャ―として、髙橋さんが呼ばれました。寮生のMくんと私
もついて行きました。印象に残ったのは、「引きこもりの人と接する時や質
問する時に気をつけることは?」という問いに、「何も気にしないでいい。
でも、聞く時は勇気を持って聞いてほしい。」と髙橋さんが答えた言葉でし
た。子ども達にどう伝わったのかはわかりませんが、その人の事を想像して
言葉をかけるというのは相手が誰であっても同じ事で、聞くだけでなく自分
のことを話したり、その場に一緒にいる時間を大事にすることが何より大切
だろうと感じました。この日の話し合いの後、今度は中学生たちがこちらに
やってきて私たちと交流をしたいということで、2月23日に交流会が予定
されています。テレビカメラが来ていました。
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【報告]~日々のつれづれ~
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○昼ご飯作り&映画鑑賞会
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移転してから初の映画鑑賞会でした。前の事務所では壁に大きく映し出して
映画館のように部屋を暗くして見ていましたが、引越しの際にその機械を処
分したので今回は寮にあるテレビでDVDを見ました。意外に見たことがない
人が多かった「マトリックス」。その前に昼食を手分けして作りました。目
玉焼き焼く人、材料切る人、パスタ茹でる人、ソース作る人、待ってる人。
この五人であっという間にナポリタン完成です。パスタの後、ちっこい塩お
にぎりを映画のあてに作ってさぁマトリックススタートです。預言者にあな
たは救世主ではないと言われながらも周りの人が信じ、なにより自分がそう
だと信じれば何にでもなれる。この映画を見たら色んな事を感じますが、今
回はこのメッセージにひっかかりました。みんなはどうだった?
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○今月の夕食会 PICK.UP
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節分巻巻きDAY・2月1日
これをやらなきゃ節分終われない。巻くの一人2本はノルマね(^^)v初巻きの
S君からもう3,4年はやってるよという元寮生のMくん。巻き寿司は巻くの
と切るの楽しいなぁ~

昨日バレンタインだったDAY・2月15日
バレンタインだったしエクレア作ろう!シュー生地は焼き上がった瞬間だけ
サクフワッとしていそうだったのですが、すぐに分厚いクレープのようにし
っとりペタンコに…。(おいしいけど、エクレアではない。)と心の叫びは
満場一致でした。爆弾メンチカツと。
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今日のお鍋はなんですか?
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『414回目の鍋』
1月28日。この日の鍋の会ではフランス出身の男性の方が来られていまし
た。実際に話すまで日本語がどこまで通じるのか悶々としていましたが、思
っていた以上に日本語を理解していたのでホッとしました。
寒いから辛い鍋が良いのかなと話していたら、彼が辛いのはダメと一言。
じゃあベースは担々鍋のようにして、辛くないように工夫をしようという話
になりました。
風邪が流行っているこんな時だからこそ温かくて美味しい鍋を食べて元気に
なりたい、そんな風に考えます。
そういえば我が家でもやたらと鍋が多くなりましたが、家族の誰一人として
文句を言いません。
心の中では「またか」と思っているのかもしれませんが、すぐに「まあいい
や」と考え直しているのだと思います。
鍋の会では年がら年中「鍋」を食べていますが、やはり「冬に食べるからこ
その鍋」は強いですね。
そして完成した今回の鍋は「ゴマ味噌鍋」。
フランスの彼も「美味しい」と気に入ってくれたようにとても美味しい鍋と
なりました。

『415回目の鍋』
2月11日。前日は2月10日(ニートの日)で「国境なき鍋団」という方
々が路上鍋をしていたそうです。寮生のM君も彼らを自力で探し出して参加
したそうですが、その日は雨でとても寒かったらしく、よく体を壊さなかっ
たなと感心してしまいます。外で鍋を食べるって、温かそうに見えて実は寒
いですからね(季節的にも一番寒い時期)。
我々鍋の会では暖かい部屋の中から一切出て来ないで鍋を食べます。
会場に来るまでが寒いとか、食材の買い物行く人たちはまた寒いとか、そう
いう細かいツッコミはあるんですが。
ともかく今回は何を食べようかと話し始めたら、即答で「辛いのいこう」と
一声。前回が辛くない鍋だったので、今回は遠慮なく(苦手な人もいないの
で)辛くしていきたいみたいです。
そんなこんなで完成したのが「担々鍋」。辛くないバージョン(前回)から
の辛いバージョン(今回)です。とはいえお子様も食べれる程度の辛さです
が……いや、何度も食べているとやはり「辛いな」と感じ始めてくる鍋でし
た。唐辛子や花椒が結構効いてます。担々鍋から担々麺になり、最終的には
担々雑炊になりましたが、最後の最後まで辛い鍋でした。
寒い冬だからこそ美味しく食べれて、結果的に体も温もれたので良かったで
す。つぼい。
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例会&父母会 一言報告コーナー

普段ニュースタートがどんな活動をしているか知りたい!という声にお答え
して、プライバシーは守りつつ、例会や父母会でどんなことが話されて
いるかを、読者の皆さんと共有するコーナーを作りました。皆様よろしくお
願いします!

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定例会報告
1月21日(土)に13名参加(内御家族さん5組)でした。
今回は親御さんや若者も多く参加され色々な角度からの意見がありました。
以前鍋の会に参加した若者から自己紹介が苦手だったという話がありました
。会に参加した人同士が知り合う大事なことですが緊張するのも確かですね
。うまく喋れなくても良いし変な立て前はいらないので名前だけでも言えれ
ばと思います。

父母会報告
2月3日(土)に6名参加(内親御さん2組)でした。
今回は二組の親御さんの参加でした。参加された二組は夫婦で参加されてお
り家族全体で問題解決に取り組もうととても熱心な様子でした。様々な事情
があり夫婦で参加できない場合もありますが引きこもり問題は本人だけで解
決は難しく家族などの近い人が向き合う事が大事だと考えています。

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【voice】「引きこもりの歴史」髙橋淳敏

「引きこもり」という言葉が、世間に認知されるようになって20年くらい経
ち、私たちの活動も今年で20年目になる。引きこもりの歴史というと、登校
拒否に始まり、不登校に名称が改名され、引きこもりやフリーターが大きく
社会問題として取りざたされ、世紀が変わりニートと呼ばれ、「ひきこもり
」とひらがな表記にされたり、発達障害とも言われ、今では高齢化や生活困
窮者まで含まれるような、この20年を言うのかもしれない。このような呼称
を追うだけでも、引きこもり問題が「教育」、「福祉」、「医療」、「労働
」、「経済」、「家族」など日本社会の主要なテーマに関連していることが
分かる。それらは未だに現在進行の問題でもあり、少しずつはここでも言及
しているが、今回は「引きこもり」という言葉が出てきた以前のことも省み
ながら、もう少し問題になった流れを明るみにしたい。最近、中学生に対し
て話す機会があって、「引きこもり」を理解してもらうために、今だけを切
るのではなく、問題となった経緯を示すのが大切だと感じたことにもある。
もっと昔まで遡って、モダニズム(近代化)や鎖国するような国民性も「引
きこもり」に関係していると思うこともあるが、それら文化的な背景は入れ
ない。「引きこもり」は、その人が明るみに出れば、「引きこもり」とも呼
べなくなり、引きこもっている時は当人が自覚することもできない特異な名
詞であると考えている。当人は不在であることに、この言葉の意味があると
考えるところだ。

「引きこもり」がまだ「閉じこもり」とか「引き籠り」と言われて、定義も
なかった時期、私たちは「大学生の不登校」という問題について考え、相談
をはじめた。すぐに「引きこもり」という言葉が定着したが、当法人の前代
表の西嶋彰や関東の二神能基にとっては、大学生が学校に行けないことが問
題だったのではなく、「大学生の不登校」が問題になることが問題だった。
彼らが学生であった時代まで遡ると、大学生が授業を受けないことは問題に
はならなかった。1960年代の大学の進学率はわずか10%くらいである。その時
代に大学へ進学する人は言わばエリートで、地方から旧帝大に進学すること
になれば、村をあげて送り出したなんてこともあったと聞く。彼らのうちの
どのくらいかは分からないが、自分や親のためだけに大学へ行く人は少なか
ったと想像する。大学へ進学するのは、戦後の日本の社会をよくするためで
あり、故郷にいる親族や知人がよりよい暮らしができるようにするためであ
った。今のように自分さえ良ければいいとの思いもあっただろうが、それは
格好の良いものではなかった。勉強をするのも、広い世界を見通すのも、人
や社会に役立つためとの考えからだったろう。社会を良くしてほしいと周囲
からの期待もされた学生だったので、大学の授業を受けなくても、自分たち
で議論をし、学生運動に熱心になっても、教授たちは学生に理解を示し、そ
ういった学生を支持する市民も多かったと聞く。一人であることはあっても
孤立はしなかっただろうと想像する。だが、彼らのその多くは志し半ばで個
々の欲を実現させていくところに経済成長があることを答えとし、売り手市
場の中で企業に買われ雇用されていった。物欲や金儲けも大事だったろうが
、のちに「人間関係の希薄」さや「生きがい」なんかが、マイホームやマイ
カーを得た核家族の中で解消されない問題として叫ばれていたことを、当時
子どもだった私は鬱積した大人たち一般の感情として今でも覚えている。

ひと世代が過ぎ「引きこもり」が問題になった20世紀末は、大学の意義が大
きく変わっていた。進学率は30%以上になり、地方から都市へ出てきたサラリ
ーマン家族の子供たちが多く進学するようになる。私が学生であったのはそ
のころである。受験勉強が一般的になり激化する。大学へ進学する理由も、
できるだけ大きな企業に就職するためであり、自分や親の経済生活の安定の
ためであり、それこそが経済成長する社会のためであると思い、親世代の欲
望が学校教育にも詰め込み教育などと言われ色濃く反映されることになる。
閉じられた中で若者は、自分にはどんな職種がいいのかと、陳列棚にある職
業選択に悩み、自分や親のために働く理由も見つからず「自分探し」や「モ
ラトリアム(執行猶予期間)」などの言葉が流行った。大学に行けなくなっ
た彼・彼女らは支持もされず、ひとりぼっちであった。社会に出ることは企
業に就職することであり、働くことに希望はなかった。さらには、物欲や人
口もピークが見えてきて、買い手市場になった企業から若者は必要とされな
くなり、「就職氷河期」や「フリーター」などの言葉が出てくる。そのよう
な時代背景において「大学生の不登校」や「引きこもり」は社会問題であっ
たはずなのだが、個人主義的にも関わらず関係の希薄さが放置された社会で
は、引きこもる原因は個人のコミュニケーション能力など自己責任の問題と
して収束していった。私たちはそのような流れに抗うために「引きこもり」
問題に取り組んだわけだが、「引きこもり」は精神病院や薬やカウンセラー
、就労支援事業や福祉事業の商品とされ、公共事業的な経済に回収されてい
った。引きこもり問題は解決するどころか、名称を変えるなどして社会のよ
り深いところに埋没していく状況が続いていく。

私たちの間でもしょっちゅう話されることだが、引きこもっていたあるいは
引きこもらされていた人はいても、「引きこもり」というのはいない。いつ
も「引きこもり」が問題になるのは家族であり社会である。だから引きこも
りの歴史というのは、その名称が代えられていった日本社会や経済の変容で
あって、家族や教育の在り方にあるだろう。社会や家族の問題であるのなら
ば、うちの子が引きこもっていても仕方がないのではない。引きこもってい
るからこそ、期待できるし、当人やその家族は「引きこもり」を多く生み出
さないような社会をつくる課題や力を持っている。引きこもり問題が大きく
取り上げられるようになって、思想家であるはずの吉本隆明が「ひきこもれ
」(孤独であることを恐れるな)と、引きこもり問題を見誤ったのに対して
、西嶋と二神は引きこもり問題の本質を始めから見定めていたように思う。
引きこもりやその家族が恐れているのは社会や孤独ではなく、世間である。
吉本が言うにはほど遠く、日本には社会という概念が未熟である。私たちが
恐れているのは他人のまなざしや世間体であって、法律や権力ではない。「
引きこもり」問題をめぐる少なくともこの50年でなおざりにされ、解消さ
れていないのは、社会をつくる以前の他者に対する不信感である。

さて、2020年近くなった現在の大学進学率は50パーセントを超えてい
る。しかも人口減少によって、労働市場は売り手市場へと再び変化した。大
学へ行くことは「選択」であるという意識は変わって、大学へ行くことが「
普通」だと言われる時代になったのだ。世間はより強化されることだろう。
排他的であり不信感も色濃い。大学生に奨学金を背負わせ、負債を抱えた状
態で半ば強制的に長期就労させ、奨学金債権が商品化され出回るような負債
経済が拡大している。「引きこもり」問題はこのように振り切れた経済社会
でも、解決はされない。そのような社会や経済に背を向けてでも、たくまし
くもしたたかに生きなければとは思うのだが、それには仲間とより多様な問
題に瀕した人との支え合いが必要なのは言うまでもない。

2018年2月15日 髙橋淳敏

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●スポーツプログラム一般参加者の募集について
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
スポーツプログラムへの一般参加希望の方はスタッフまで。
※参加条件
○できるだけ現地集合が出来る方
○申し込みをメール・FAXで出来る方
○スケジュール確認を自主的に出来る方
(web、NS通信で自分で行なえる方)
※スケジュールについてはホームページをご覧ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●オブスペースって?●
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
オブスペースとは?→就労支援である。就労訓練ではない。
その違いは?
→訓練は就労する上で現場などの技術作業を効率よく習得するた
めの環境疑似体験の場である。それに対し支援は個々の日常生活を自分自身で
よいサイクル、リズムに変えるための環境を提供します(例えば、オブスペー
スに入る前よりも入った後の方が楽に生活できているような感じがしたり
、活動の中には、アルバイトではないですがちょっとした有償ボランティア活
動もあったりします)。そのため、参加者は自己主張やマイペースなど個性
を表現することになっていきます。オブスペースとは団体やチームでもあり、
単体や個人個人での総称でもあります。
※通所生と寮生が一緒に活動しています。見学、おためし歓迎。最初に面
談を受けてください。通所の場合は入会金1万円、月会費4万円
(イベント参加費などは別途実費)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●個別面談のお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆個別面談◆
本人、ご家族の状況を詳しくお聞きした上で、ニュースタート事
務局関西の引きこもり・ニート問題に対する考え方をお伝えし、解決へ向け
てのアドバイスをさせていただきます。また、親御さんの考え方などもお聞
きして総合的に判断させていただき、ニュースタートでサポートが可能かど
うかを検討した上で、「訪問活動」(レンタルお姉さんの派遣)や「入寮」
「通所支援」などの方法でサポートさせていただきます。
■面談日
基本的には平日でのスケジュール日程を組みますが、どうしても平日にスケ
ジュールが組めない方は申し出てください。土、日での対応をさせていただ
きます。
■面談のお申込み
面談希望日を複数日ご確認いただき、事務局までご連絡ください。代表と
のスケジュール調整ができしだい、個別面談を行わせていただきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●「スケジュール」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ニュースタート事務局関西HP上のスケジュールをご覧ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〜〜編集後記〜〜

相変わらず寒い日々が続いています。冬のオリンピックでも寒波の話題は大
きく取り上げられています。冬のスポーツ選手ですら寒いと言っているので
今年は本当に寒い冬みたいです。先月に引き続きニュースタートでも風邪や
インフルエンザになる人もいました。春の到来も待ち遠しくも思うのですが
引きこもりやニートにとっては憂鬱な季節でもあります。入学や入社が始ま
り若者達が真新しいスーツなど着て街にいる様子が浮かびます。そんな中で
外に出歩いたり遊んだりする事は心苦しく思ってできない人も多くいると思
います。冬は寒いからとか風邪引いたから外に出たくないという理由は万人
共通かもしれませんが世間体で出たくなくなる理由は独特のものなのかもし
れません。でもその感覚は人として当たり前の反応だと思っています。誰だ
ってそういう状況になれば外に出たくないと思います。まあ春は外に出たく
ない季節であることも多いしその理由は切実な場合もよくあるという事です
。なので花粉症だから…という理由などであれば負けずに一緒に遊びに行き
ましょう。この冬風邪引きまくってこもっていた僕が言うのもどうですかね。 
田中一成
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ニュースタート通信(関西) メルマガ版 2018年3月号 Vol.169
2018年2月17日発行 
発行:特定非営利活動(NPO)法人 ニュースタート事務局関西
編集:田中 一成、髙橋久美子
〒569-1145 大阪府高槻市宮田町
TEL 072-694-3933 (月〜金 10時〜17時)
URL http://www.ns-kansai.org/
ご家族からの相談:月〜金10時〜17時にお電話ください。
参加申し込み:初参加以外はなるべく、メールなど電話以外の方法で
連絡してください。月〜金 10時〜17時
メルマガ全文を読む
 

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