ヒーラー精神科医がみた、毎日をハッピーに生きるコツ

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     ヒーラー精神科医がみた、毎日をハッピーに生きるコツ

----------------2007/08/4----------------------第8号------------------

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こんにちは、浜野ゆりです。
前回は栄養療法とデトックスということで、今回にその続きを書く予定でしたが、
あれからいくつかまた考えさせられる経験もあり、それらを自分の中で
もう少しまとめてから書きたいと思います。

最近「心理状態と痛み、対人関係」に関連した課題を持つクライアントさんが続いたので、
今回はこのテーマについて取り上げてみます。


精神科の臨床はとても興味深く、自分の勉強にもなり、やりがいがありますが、
時に非常に空しく感じてしまうタイプの患者さんもおられます。
1つは身体のどこも悪くないのに
「痛い、苦しい。どこかにきっと悪い病気があるに違いない」
と訴え続ける人、
もう1つは親や配偶者、その他の外的因子を恨み続ける人です。

英語では「環境の犠牲者(victim of circumstance )」 という言い回しをよく使います。
ビリー・ジョエルの有名な歌「My Life」でも「心配無用だよ、
自分でわかってやっているんだ、環境の犠牲になったなんて、
君に言ったことないだろう」というくだりがあります。

もちろん「当科では異常がありませんでした、心因性の痛みだと思うので
そちらで対処してください」と外科や内科から紹介されてきた患者さんが、
実際は通常の検査や診察ではわからないくらいの微小な異常により
症状を出していて、身体科医が正しい鎮痛薬(麻薬を含めて)や鎮痛補助薬の
知識がないために除痛できていなかったということも時々あり、
そういう場合には私はWHO式の除痛マニュアルに基づく処方の仕方を身体医に教え、
患者さんをその科に戻す、ということもあります。

しかしそれとは別に、私からみても明らかに心因性としかいいようのない
多数の症状のためにもう10年以上もいろんな医者をわたり歩いている人もいます。
そういった患者さんはたくさんの科や、漢方薬を含む様々な薬の処方を受け、
しかしどこでも良くならず、かつその医師に処方された薬を別の医師に見せ
「こういう薬をのんで大丈夫でしょうか?」と訊いたりします。
つまり何人もの医師にかかっていながら、誰も信用していないのです。

あるいはまた、「眠れない」「不安でしょうがない」「気分が沈む」等の理由で、
多すぎる精神安定剤や睡眠薬をもらっていて、更に
「それでも効かない、もっと欲しい」といってくる人。
彼らの多くは既に精神安定剤や睡眠薬の依存症になっており、
飲み方も処方された以上に勝手に追加してのんでいます。
明らかに乱用の域に入っている人も少なくありません。

こうした患者さんには「あなたの症状は、安定剤をたくさんのみ過ぎて、
耐性ができてしまっている、つまり乱用・依存症による症状です。
本当に不眠(あるいは不安、憂うつ気分)を治したいと思うのなら、
しばらく辛いでしょうが一旦薬を段階的に、最少容量にまで減らす必要があります」
と伝え、同時に生活パターンを安定させること――すなわち就寝・起床時間の調整、
バランスの取れた食事を取る、家に引きこもっていないで外出する、等
――の重要性を説明します。
しかしほとんどの患者さんは「えー。そんなことしなければならないんですか?
じゃあ今の薬でとりあえずいいです」というのです。
つまり、さんざん「いかにこの症状で苦しいか。何とか治したい」といいつつも、
苦労の伴う自助努力はしようとしないのです。

最近読んでいる『コンシャスリビング(意識的生き方)』(ゲイ・ヘンドリックス、春秋社)
の中でも、このような記述があります。


「仮にあなたが首に痛みを感じているとしましょう。
その痛みをあなたは、侵入者や無礼者、あなたに対する陰謀とみなすこともできます。
あるいはまた、学習の機会――すなわち友人――として遇することもできます
(その症状がいつどんなふうにして始まったかを思い出し、
症状が何を自分に伝えようとしているのかを考えてみるという意味。引用者注)。
どちらを選んでも、あなたは最後には鎮痛剤を飲むかもしれません。
ところが、後者を選んだ場合には、それと同時に何かを学びとることができるのです。(中略)

慢性的な痛みに苦しむ人こそ、痛みと自分とは何の関係もないと
いの一番に主張する人たちなのです。
彼らは痛みが自分の行動によって引き起こされたかもしれない
という考えをひどく嫌います。
とりわけ、自分の感情を適切な方法で表現できなかったことに
関係するかもしれないという考え方を毛嫌いします。
彼らが好むのは、曇天からマイナスイオン、酵母、バイオリズム、悪性遺伝子など、
私が長年かけて苦痛を訴えるクライアントたちから聞き取った数百にものぼる要因です。
彼らはまた、痛みを切り取り、こすり取り、麻酔で取り、砕き取る
――何らかの方法で『取る』――ことができるという考え方をおおいに好みます。
むろんここで示される巨大なパラドックスは、まさにそうした考え
――痛みは誤ったものであり、取り去らねばならないという考え――
こそが痛みを生み出す原因であるということです。」


対人関係の恨み節も同じことです。
基本的に対人関係は相互関係であり、片方だけが100%悪いということはありません。
しかしこうした患者さんは自分の側の因子は絶対認めようとせず、
ひたすらまず相手が一方的に変わってくれることを求めます。

ひと頃流行った「AC(アダルト・チルドレン)」という概念に飛びついた
10代〜30代の患者さんたちもその一例です。
本当は、たとえ親がどうしようもなくて自分が長年苦労をしてきたとしても、
それを自分の歴史として一旦受け入れ、その後、さて自分はどのように
生き抜いていけば良いのかを考えるのが元来のAC概念の導入目標だったはずなのに、
ひたすら親を攻撃するだけで内省を伴わない人は、ACの概念を
間違って自分流に利用した結果といわざるを得ません
(実際にアメリカでは、親を裁判で告発した子もいたと聞きます)。

上述の心因性疼痛やその他の症状(摂食障害も代表的)も、大枠でいえば同じです。
大概こうした症状でドクターショッピングを続ける患者さんはしばしば、
本来の自分の内面の感情や意思を否認・抑圧してきた人です。
多いのが家族への恨み(夫が浮気し続けた、ギャンブルで借金し続けた、姑にいじめられた、
息子が不良化した;親が他の兄弟ばかり大事にする、希望の進路に行かせてくれない、等)です。
本当はその問題に真っ向から取り組むべきところを、自分の本音に直面したり相手に表現するのが不安なので押さえ込んでしまいます。
しかしその感情はなくなりはしないので、別の表現法=身体症状で再現するのです。

身体症状の方がまだ、本人には認めやすいからです。
そしてその症状を自分の心が作り出したものだとは思いもよらず
「外部からやってきて自分を苦しめる悪いやつ」と認識して、何とか無くそうとします。
しかしもともとが自分の気持ちが作り出したものですから、身体的には異常なく、
かつ、なくならない、というジレンマのもととなるのです。

こうした患者さんに対し、これまで何回か、その症状(あるいは、その人間関係)
における本人の関わりについて考えてもらおうとしたこともありましたが、
徒労に終わることが多かったです。
だから最近は「本人にその気がないことはさせられない。
この症状(人間関係)から本人が何か学ぼうという気になるまで、距離を置いて淡々と待とう」と思うようになりました。

先日も、もう70歳を優に超える女性が、様々な愁訴で散々一流どころといわれる
病院や医師を訪ね、「ちっともよくならない」と、
当時彼女の自宅の程近くで外来をしていた私の所にも来られました。
もうこの年齢になると、確率的には一生このままで終えることになるでしょう。
この人は残念ながら、この人生では真実を学べませんでした。
生まれ変わりというものがあるのかどうか証明のしようもないけれど、
もしあるとしたら、次の人生ではもう少し広い視点から人生を見られるように
なっていってくれればいいな、と心から願いました。

ちなみに数年前にアメリカで人気を博し、日本でもNHKで夜遅く放映していた
テレビドラマ「アリー・マイラブ」の初回で主人公は、幼なじみとの失恋を
「自分の選択の犠牲になった」と言っていますが、
こちらの方がよほどすっきりする表現だ、と感じたのでした。

(参考文献)
『心はなぜ腰痛を選ぶのか』 J.E. サーノ、春秋社


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