海外の大学院留学生たちが送る!サイエンス・実況中継

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アメリカをはじめとする海外の理系大学院で教育を受けた、次世代を担う27人の科学者の卵が、最新のサイエンス分野を分かりやすく紹介。社会に貢献するトップ科学者の姿とは?また、最先端のサイエンティスト教育と研究環境を誇る、米国での留学生活の成功秘訣を語る。

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メルマガ名
海外の大学院留学生たちが送る!サイエンス・実況中継
発行周期
隔週
最終発行日
2017年10月30日
 
発行部数
1,575部
メルマガID
0000220966
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
教育・研究 > 科学・研究 > その他

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_/ 『海外の大学院留学生たちが送る!サイエンス・実況中継』
_/ October 2017, Vol. 99, No. 2
_/ カガクシャ・ネットワーク → http://kagakusha.net/
_/
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カガクシャ・ネット×日本薬学生連盟 特別座談会 開催のおしらせ (日本時間11/4)

"アメリカの製薬企業で研究者として働く"

日本薬学生連盟様の協力により、この度、特別座談会「アメリカの製薬企業で研究者
として働く」を開くことになりました。

海外留学について知りたい!
研究者のお話を聞きたい!
製薬企業で働くのってどうなの?
世界で働くってどうなの?
現場の方から、聞きたいこと、知りたいことを沢山質問するチャンスです。

ぜひこの機会をお見逃しなく!
皆さんのご参加を心よりお待ちしております。

日時:11月4日 (土) 11AM-12PM (日本時間)
   11月3日 (金) 7PM-8PM (北米西海岸)
   11月3日 (金) 10PM-11PM (北米東海岸)
   11月4日 (土) 2AM-3AM (欧州ロンドン)
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参加方法: 本イベントでは二種類の参加方法を準備しています!
(1) 座談会上映会に参加
  会場: TBD
  参加登録:以下のフォームから
  coming soon...

(2) インターネット経由で座談会に参加
  会場: オンライン(Youtubeを利用予定)
  参加登録:次のフォームから
  https://goo.gl/forms/sBG6W69qqch6y3qZ2
  参加登録期限: 10月31日(火)

  話し手: 武田祐史
  カガクシャ・ネット 五代目代表
  京都大学工学部物理工学科,同大学院工学研究科修士課程を経て,タフツ大学
  の博士課程を修了(Biomedical Engineering).その後,ブリガム&ウィ
  メンズ病院・ハーバードメディカルスクールでのポスドクを経て,現在は
  Phosphorex, Inc.の Senior Research Scientistを務める.専門は
  ナノ・マイクロ粒子やエクソソームを用いたドラッグデリバリー.
  カガクシャ・ネット (大学院留学希望者および経験者のネットワーク,
  http://www.kagakusha.net/) には2011年から参加し,2013年より
  副代表,2015年より五代目代表.
  著書「理系大学院留学」第三刷改訂分の編集協力,「研究留学のすゝめ」
  (第15章 大学院留学のすゝめ)を執筆.

  イベントに関して質問等ありましたら、日本薬学生連盟及びカガクシャ・
  ネットの担当者へご連絡ください。
  日本薬学生連盟 担当者:松下 (156035@gifu-pu.ac.jp)
  カガクシャ・ネット 担当者:生津 (michiko.namazu@gmail.com)
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カガクシャ・ネットHP:
http://www.kagakusha.net/

日本薬学生連盟:
http://apsjapan.org/

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※今回は過去のメルマガから人気の記事(August 2008, Vol. 37, No. 1, Part 2)を
ピックアップして配信しています。

先週に引き続き、布施さんに「留学本では教えてくれない海外大学院のホント」
をお送りしてもらいます。前編では、大学院生として成功するためには、英語
力・過去の研究歴はあるに越したことはないが、必須条件でもない。一方、複
数の仕事を平行してこなす、マルチ・タスキングの能力は、アメリカで成功す
るためには非常に重要だ、と述べられています。今回のエッセイでは、積極性・
自主性・論理性に関して、そして今回のテーマのまとめです。どうぞお楽しみ
ください!

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留学本では教えてくれない海外大学院のホント~実際の体験から
アメリカで「成功」する学生たちに共通するもの(後)
布施 紳一郎
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●積極性・自主性・論理性
自主性は、研究者にとっては必須と言える性質ですが、優秀な学生においても
同様のことが言えます。当然過去の経験の差から、入学当初は研究室の PI の
ガイダンスを必要とする学生もいます。しかしながら、成功する学生たちは、
大学院修了時には必ずと言っていいほど自立していると言えるでしょう。自分
の研究テーマを決めるところから実験をデザインし、論文を書くまで独立して
行うことができ、研究室内ではポスドクと同様に扱われているケースがほとん
どです。

さらに彼らに共通する性質として、積極性が挙げられると思います。優秀な研
究者には、大人しく会話を好まない人や、あまりプレゼンテーションを得意と
しない人もいると思います。ただ、サイエンスに関しては非常に積極的です。
興味のあるデータを見れば、質問することに戸惑うことはありません。優秀な
学生にも同じことが言えると思います。研究発表やジャーナルクラブにおいて
常に興味を持ち、積極的に発言しています。前にも述べましたが、英語が不得
意でも何の戸惑いもなく積極的に質問するのは、やはりサイエンスに非常に熱
心だからなのでしょう。ディスカッションやセミナーにおける発言に限らず、
新しい手法やテーマに挑戦したり、困った学生がいれば手を差し伸べたり知識
を共有するなど、様々なことにおいて積極的であると言えると思います。

これもサイエンティストとして当たり前なことですが、やはり論理性も重要な
要素です。もちろん、偶然から大きな発見が生まれることも多々ありますが、
偶然を見逃さずそこから証明まで持って行くことができるのは、そのサイエン
ティストの論理性がしっかりとしているからでしょう。優秀な学生たちも例外
ではありません。彼らは積極的に質問をすると述べましたが、聞いていて「な
るほど」「それは面白いな」と、講演者や聴衆もが納得する質問をよくするよ
うに感じます。データを批判的に見るということは、誰もが学ぶことであると
思いますが、彼らのコメントは批判的かつ生産的(Productive criticism)で
あるように感じます。これは、しっかりとしたロジックが土台となっているこ
とを反映しているのではないでしょうか。


●当然ながら
最後に、当然ながら彼らに共通する要素として、サイエンスに熱心であり、目
的意識がしっかりおり、人一倍働く、ということが挙げられます。上に述べた
ことは、優秀なサイエンティストの多くに見られる性質ですが、大学院で成功
する学生たちも、既に同様の性質を持ち合わせていると言えると思います。さ
らに言えば、サイエンティストに限らず、アメリカ社会において重要視される
性質でもあり、企業が求めている素質でもあるように感じます。私自身大学院
を通じて少しは成長できたかな、とは思っていますが、彼らを見ていると、ま
だまだ自分を磨いていかなければ、と感じさせられることばかりです。


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著者紹介:

 布施 紳一郎(ふせ しんいちろう)

 慶応義塾大学理工学部、東京大学院医科学修士、
 米国ダートマス大学院博士課程修了(2008年、免疫学)

 大学院修了後、ボストンに拠点を置く欧米の製薬・バイオテクに特化した
 戦略コンサルティング会社勤務後、 PureTech Ventures のアソシエイトとして、
 Vedanta Biosciences(マイクロバイオーム)、Mandara Sciences(栄養)などの
 バイオテク起業に関わる。

 その後、bluebird bio社 (NASDAQ:BLUE)、事業開発部ディレクターとして、
 遺伝子治療やCART療法技術のライセンス・M&A・アカデミア提携事業の評価、交渉、
 アライアンスマネジメントを担当。現在、米国のヘルスケア分野のトップVCである
 MPM Capital社・プリンシパルとして、Switch Bio、Repare Therapeuticsなどの
 投資を担当、ボード・オブザーバー。

 早期ステージ・ベンチャーの起ち上げから、市場公開株への投資を手がける。
 さらには、日経バイオテク・コラムニストとして、米国市場のトレンドをカバー。

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(上記サイトでバックナンバー閲覧可)
発行責任者: 武田 祐史
編集責任者: 日置 壮一郎
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