発達障害と子育てのQ&A

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メルマガ名
発達障害と子育てのQ&A
発行周期
週刊
最終発行日
2018年05月29日
 
発行部数
970部
メルマガID
0000236013
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
生活情報 > 出産・子育て > 育児

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の子育て、保育・教育に関する悩みごとに、現場
で子どもの指導・相談にあたっている専門職がお
答えしていきます。
また子育てや指導・相談に役立つ公開研修会、月
刊誌等の情報も、合わせてお届けします。

今回の相談テーマは、
「大人への確認や指示待ちが多い、
特別支援学校小学部6年生」です。

前半を掲載します。

**************************
Q:
 特別支援学校小学部六年生の長男についてご相談します。
基本的には穏やかで、育てやすい子どもなのですが、でき
ることでも大人への確認や指示待ちが多く、困っています。
 例えば、食事の前も自分からは「いただきます」を言わ
ず、親からOKが出るのを待っています。学校でも作業学
習の時間等、自分からは終了報告をせず、先生が自分のほ
うを見てくれるのを待って、視線が合うと「できました」
と言うそうです。話すのは単語がほとんどですが、身の回
りのことはだいたいわかっており、わかっているなら自分
からやってくれれば……、言ってくれれば……と思ってし
まいます。自分から行動できるようにするには、どう対応
するのがいいでしょうか。


A:
 小さい頃からこれまで、手助けや配慮をしながら育てて
こられたことと思います。ご家庭での取り組みを通して基
本的な身辺のことは、おおよそできるようになっているよ
うですね。教えられたことを着実に身に着けてこられたの
でしょう。
 それぞれの性格や個性もありますが、幼児期には活発に
動き回ることがあり、その中で興味を広げたり、新しいこ
とへのチャレンジをしたりします。できなくても、「自分
でやりたい」と主張することも多く見られます。

 「自己主張」も大切な成長の一環です。しかし、危険な
ときなどは「ダメ」と制止されることもあり、そこで生活
や社会のルールを学ぶことにもなります。人の指示に従う
構えを作ることは、新しいルールを学ぶ上で大切なことで
す。活発に動き回るお子さんの場合、「勝手に動かない」、
「指示に従って動くこと」が課題になります。

 一方で、「指示待ち」「受身」の傾向のあるお子さんや
自閉的なお子さんの場合、自分から興味をもって外界の情
報を取り入れることが苦手なことがあります。教えられた
ことはできるけれど、パターン化しやすく他の場面には応
用できないことがあります。同じ状況、言葉かけならでき
るけれど、言いかたや場面が違うと分からなくなる人も多
いです。
 
 日々の生活の中では「できているから」と生活がルー
ティンになってしまい、未経験のことが増えてしまうこと
もあります。
 また、中にはこれまでは率先して動いていたのに、思春
期に入り「かたまる」「動きが止まってしまう」お子さん
もいます。

「できる」と、「わかる」?
 
 一般的には、「できる」→「わかる」なのかもしれません
が、正しく動くことができているだけのこともあります。
「できる」を繰り返していくうちに理解がついてくることは
ありますが、大人が思っているような意味まで理解している
ことは難しいこともあります。
 言葉の理解は弱いのですが、手先が器用で作業能力の高い
方が就労されたとき、「できる」ので「わかる」と思われて、
指示が曖昧で丁寧でなかったり、休憩時間に他の方とのコミュ
ニケーションを要求されたりして、パニックになってしまう方
もいました。
 右の方の場合、周囲の理解や援助を受けながら、わかりやす
い仕事環境、キーパーソンの存在、正しい動きを伝えていくこ
とがポイントになります。

~後半に続きます^~


回答者: 井上 智佳
埼玉大学教育学部卒
発達協会赤羽南療育室
言語聴覚士・社会福祉士

*2014年度「発達教育」6月号に掲載されたもの
です。

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「真面目に勉強していない」と誤解を受けることもある彼らを、どう理解し、
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5.発達障害と愛着障害2-愛着障害の支援と保護者対応
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