カーカタログJP ~カタログからクルマを語る!~

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■■■■カーカタログJP 〜カタログからクルマを語る!〜 第18号■■■■


こんにちは。

カタログからクルマを研究する【カーカタログJP】です。


最近、原油高騰の影響で何かとガソリン高が叫ばれている世の中ですが、
一部では車離れのような現象も起きており、車好きにとっては厳しい時代に
突入した感じです。


そんな中でも、今年の秋ごろに正式発表予定のフェラーリ・カリフォリニアは
早くも好調な受注を受けているとか。


真に魅力的な車は景気の影響を受けにくいということでしょうか。


前号に引き続き、今号でもフェラーリのカタログを見ていきます。



【フェラーリ 430スクーデリア】


2007年9月にフランクフルトモーターショーで発表されたフェラーリ430スクーデ
リアは、フェラーリF430をベースに、徹底的な軽量化と性能アップが施されてお
り、ロードカーというよりレーシングカーに近い性格を持ったマシンである。


カタログは全68ページ。フェラーリの本カタログは2003年に発売されたチャレン
ジ・ストラダーレより、ハードカバーのカタログとなった。写真集を思わせるよ
うなその仕上がりの高さは、まさに高級スポーツカーに相応しいものと言えるだ
ろう。430スクーデリアの本カタログは、縦27cm×横27cmとF430のカタログより
も一回り大きなものになっている。


フェラーリの本カタログは現在のところ、日本語版は用意されておらず、イタリ
ア語と英語の2ヶ国語で表記されたものが用意されている。


○レーシングテクノロジー

フェラーリ430スクーデリアには、F1マシンからフィードバックされた数々の
レーシングテクノロジーが投入されており、F1で7度も王者に輝いているミハ
エル・シューマッハもフェラーリのエンジニアやテストドライバーと共にサー
キットなどでの開発テストに参加している。


○スタイリング

なだらかなルーフと曲線美が魅力的な430スクーデリアのスタイリング。ドアパ
ネルをはじめ、随所にカーボンファイバーを使用することで軽量化する手法は
かつての360モデナをベースとしたチャレンジ・ストラダーレと同様だ。


リアエンドはチャレンジグリルがスパルタンな印象を醸し出している。左右4本
出しだったマフラーは、430スクーデリアでは2本出しとなっており、位置も上部
へ移動したことで、F430とは一線を画すスタイリングになった。


エンジンを望むリアウィンドウは軽量化の為にポリカーボネート製のものとなっ
ている。ボディを彩る特徴的なレーシング・ストライプは、日本仕様では標準
装備される。



○エアロダイナミクス


フェラーリ430スクーデリアでは、ダウンフォースの増加を目的として、エアロ
ダイナミクスの強化が測られ、エクステリア各部のディティールの見直しが行わ
れた。


低められたサイドシルの形状は、ボディ底面の空気の流れを整流することで
車体が浮き上がることを防ぐことに一役買っている。空気力学に関する特許技術
「ベースブリード」によって、フロントのホイールハウスからリヤバンパーに
かけてベンチュリー効果を得ている。


新たに設計し直されたリアディフューザーやエンジンカバースポイラー等の採用
によって、430スクーデリアでは、ダウンフォース量の増加と空気抵抗の軽減を
実現している。リアディフューザーはオプションでカーボンファイバー製のもの
も用意されている。


○軽量化

430スクーデリアでは、ドアミラーやドアパネル、センターコンソール等のカー
ボン化をはじめとして、チタニウム製のホイールナットを採用したり、ショック
アブソーバーやステアリングボックスなどの軽量化をするなどして、F430に比べ
ると、メーカー公称値で100kg(車検証でも70kg)以上の軽量化を実現している。



○コクピット

インパネにあしらわれたカーボンとアルカンタラが、高級感とスパルタンな
雰囲気を見事に両立させている。軽量化は室内にも及んでおり、エアコンや
パワーウィンドウは標準で装備されているものの、オーディオ類の備えはなく、
カーペットも省略されアルミの床が剥き出しになっている。


ステアリングホイールにはシフトアップポイントインジケーターが備わり、
シフトタイミングをLEDで教えてくれる。ステアリング裏のパドルシフトで
さえカーボン化されているが、430スクーデリアの軽量化にあたっては、
170以上にも及ぶパーツをグラム単位で軽量化したという。
パドルシフト一つとっても430スクーデリアにかける開発チームの思いが
伝わってくるようだ。


シートにはフルカーボン製のシェルを採用した「スーパーレーシングシート」
が用意され、体格に合わせて、数種類のサイズから選ぶことが可能となってい
る。またこのシートにはリクライニング機構も備わる。


シート表皮はF430で採用されているポルトローナ・フラウレザーとは異なり、
3Dと呼ばれるメッシュ状のハイテク素材とアルカンタラのコンビネーションと
なっている。


○エンジン

フェラーリ430スクーデリアに搭載されるエンジンは、F430のV8エンジンを
ベースとしつつも、新形状のピストンを採用することで圧縮比を11.3:1から
11.88:1まで引き上げ、排気量はそのままながら20psのパワーアップを実現、
最高出力は510ps/8,500rpmを発生するものとなっている。


また、F1技術からのフィードバックで開発された特別なコイルを使った
イグニッションシステムを投入して、点火タイミングが改善されたことにより
燃焼効率がアップしている。


インテークマニホールドとフィルターハウジングにはカーボンファイバーが
採用され軽量化に寄与している。エンジンカバーもオプションでカーボン
ファイバー製のものにすることが出来る。


エンジンのパワーアップと軽量化されたことが相まって、F430と比較して、最
高速は315km/hから320km/hに、0−100km/h加速は4.0秒から3.6秒にアップして
いる。


○テクノロジー


フェラーリ430スクーデリアには、走行モード選択システムの「レーシング
マネッティーノ」や最速のシフトタイムを誇る2ペダルMT「F1スーパーファース
ト2」、車両制御システムの「E-Diff2」や「CCMディスクブレーキ」など数々の
テクノロジーが盛り込まれている。


・レーシングマネッティーノ

マネッティーノは、ステアリングに設けられたスイッチで走行モードを選択
するシステムだが、430スクーデリアに搭載されるマネッティーノは、F430に
搭載されているものとは異なり、サーキット走行も想定したレーシングバージ
ョンとなっている。

F430には「アイス」「ローロードホールディング」「スポーツ」「レース」
そして全ての電子制御を停止させる「CSTオフ」の計5つの走行モードがあるが、
430スクーデリアでは滑りやすい路面向けに用意されていた「アイス」に代え
て、スタビリティコントロールを作動させつつも、トラクションコントロー
ルをオフにすることが出来る「CTオフ」モードが採用され、安全性を確保し
つつもスポーツドライビングを楽しめるようになった。
この「CTオフ」モードのセッティングにはミハエル・シューマッハが大きく
尽力した。


・E-Diff2

430スクーデリアに搭載された車両制御システムの「E-Diff2」は、F430に採用
されている電子制御ディファレンシャルの「E-Diff」と599で初採用されたF1
譲りのトラクションコントロール「F1 TRAC」を統合させたものであり、従来
のコントロール方式と比べると、コーナー脱出時の加速は、実に40%以上高め
られている。

左右のドライブシャフトに1枚ずつ備わるフリクションディスクは、油圧アク
チュエーターにより制御され、各車輪に最適なトルクが配分される。


・F1スーパーファースト2

フェラーリF355からはじまった2ペダルMTのF1マチックは、430スクーデリア
では大幅に進化して「F1スーパーファースト2」となった。変速に要する時間
はわずか60mm秒と、F430のF1マチック(150mm秒)や599のF1スーパーファースト
(100mm秒)をはるかに凌ぎ、最速のシフトタイムとなっている。
これは、ギアチェンジやクラッチ操作を一つずつ処理するのではなく、同時
並列的に動作させることで実現したものである。


・CCMディスクブレーキ

フェラーリ430スクーデリアにはCCM(カーボン・セラミック・マテリアル)を
用いた専用ブレーキシステムが採用されており、398×36mmのフロントディスク
には6ポッドキャリバーが、350×34mmのリアディスクには4ポッドキャリバーが
組み合わされ、長時間のサーキット走行などにおいても強力な制動力を発揮する
ものとなっている。



○カロッツェリア・スカリエッティ・パーソナリゼーション・プログラム

顧客のパーソナルな要望に対応する「カロッツェリア・スカリエッティ・
パーソナリゼーション・プログラム」も用意されており、ゴールドリム
のようなホイールのカラーチョイスも可能になっている。
カラード・ブレーキ・キャリパーは日本仕様車には標準で装備される。

その他、オプションでヘッドライトユニットやサイドシルなどをカーボン
ファイバー製にすることも出来る。



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いきますので、どうぞお楽しみください。


・フェラーリ 430スクーデリア カタログ(2008年版)

http://carcatalogjp.blog.so-net.ne.jp/ferrari-2008-430scuderia


・フェラーリ 総合カタログ(2008年版)

http://carcatalogjp.blog.so-net.ne.jp/ferrari-2008-all


○その他のイタリア車

・マセラティ クワトロポルテカタログ(2006年10月版)

http://carcatalogjp.blog.so-net.ne.jp/2008-01-30 


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・編集後記
 
 先日、東京・芝で開催されたフェラーリ アプルーブドカー フェアへ行って
 きました。最新のフェラーリから歴代のフェラーリまで幅広くラインナップ
 されていたのですが、その中でも特に目を引いたのが、1972年モデルの
 Dino 246 GT。そのスタイリングは30年以上たった現在でも、色褪せること
 なく、普遍的な美しさを放っていたのが印象的でした。
 優れたデザインは陳腐化することなく、時を越えて、尚、見る人を魅了
 する力を持っているのだなと実感した日でした。


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最終発行日
2008年08月01日
 
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クルマ・バイク > クルマ > 輸入車

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