ポッドキャストで学ぶ韓国語 “サランヘヨ・ハングンマル!”

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    ポッドキャストで学ぶ韓国語 “サランヘヨ・ハングンマル!”
         <第183号>

     「チョシメソカヤヘ」
    韓国文化の部屋:「嫌韓」現象に考えること(2016.4.6収録)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
   Vol.183 2016.4.11
★☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★


アンニョンハセヨ!韓国語マガジン編集長です。

4月に入って日本では新学期ですけれど、リスナーの皆さんには、それとは裏
腹のお知らせがあります。

これまで「サラハン」を愛してくださった皆さん、長い間、ありがとうござい
ました!「サランヘヨ・ハングンマル」の放送は、とりあえず、今号をもって
終了させていただきます。

というのは、韓国語勉強のポイントとしての表現、文法、発音、文化など、必
要な内容を充分、お話できたと考えるため、これ以上、新しい内容で続けるよ
りも、むしろ一度終了して、これまでのすべての課程を繰り返して勉強してい
ただくほうが助けになるだろうという判断からです。

あと、もっと具体的な理由は、初歩の立場を代表するつんちゃんが日本に戻っ
てしまい、また2代目のかなちゃん(とうてい初歩とはいえなかったけど…^^;)
も、来月出産ということで、もう3人で放送を続けることが難しくなったという
ことがあります。

でもしばらくのお休みに入ったと考えることもできますし、何らかの新企画で
帰ってくることも充分にあり得ますので、もしもそれをご要望されるという方
はお便りなどをいただけますと、力になります。

ということで、今回のオープニングは、足掛け8年、実質7年半の「サランヘヨ
・ハングンマル」の歴史を振り返ってみました。名残惜しいですが、また何か
の機会にお会いできる日を楽しみにしています。^^)/


音声ファイルのダウンロードはこちらから↓
http://www.kj-road.com/sarangheyo/


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
オヌレ・ハングンマル183■チョシメソカヤヘ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――


[スキット]

案内放送:“サラハン・ハンゴン・オーベギーシビーピョン・ヨランシ・サー
シボーブン・チュルバル・フクオカヘン・ハンゴンギヌン・チグム・マジマク
・タプスン・アンネルル・ハゴ・イッスムニダ. スンゲク・ヨロブンケソヌン
・サムチュンエ・タプスング・オーボネソ・タプスンヘ・ジュシプシオ.”
主人のおばさん:ニガ・タゴ・カル・ピヘンギヤ.
かなこ:コマウォヨ.
主人のおばさん:チョシメソ・カヤヘ.
かなこ:メイル・ポネルケヨ, アジュモニ.
ジュンギ:カナコ・シ!
かなこ:チュンギ・シ?

案内放送:“サラハン航空522便11時45分出発、福岡行き航空機は今最後の搭
乗案内をしています。乗客の皆様は3階搭乗口5番から搭乗してください。”
主人のおばさん:お前が乗っていく飛行機だよ。
かなこ:ありがとうございます。
主人のおばさん:気をつけて行かなきゃならないよ。
かなこ:メール送ります、おばさん。
ジュンギ:かなこさん!
かなこ:ジュンギさん?


[単語と表現]

●ハンゴン:航空
●ピョン:便、(物を届ける)つて
 「ハンゴンピョン」(航空便)
 「イ・チムン・トンセン・ピョネ・ポネゲッスムニダ」(この荷物は弟〈妹〉
 に託して送ります)
●チュルバル:出発
●~ヘン:~行き
●ハンゴンギ:航空機
●タプスン:搭乗
●アンネ:案内
●スンゲク:乗客
●ヨロブン:皆さん、皆様
 「ヨロブネ・トクテグロ」(皆様のおかげで)
●ケソ:(主格助詞ガ/イの尊敬語)~が
 「ハラボニムケソ・ジュショッスムニダ」(おじい様がくださいました)
●ケソヌン:(主格助詞ヌンの尊敬語)~は cf. ケソド
 「チュンブジャンケソヌン・アンニョンハシンガ?」(ご尊父はご壮健でい
 らっしゃるかね?)
 「コンジャニムケソド・マルスムハシギルル」(孔子様もおっしゃるには)
●~チュン:~階
●タプスング:搭乗口
●~ボン:~番
●タダ:(乗り物・勢いなどに)乗る(※助詞にルルを取る)
 「マルル・タダ」(馬に乗る)
 「スキルル・タダ」(スキーで滑る)
●~ル:(未来連体形語尾/予定、意図、義務、可能性)~する、~すべき
 「カル・テガ・オプタ」(行く所がない)
 「ハルリリ・サヨ・イッタ」(なすべき仕事がたまっている)
 「スルプル・テ」(悲しい時)
 「ネ・ウィムルル・タ・ハル・プニダ」(私の義務を果たすだけだ)
●ピヘンギ:飛行機
●チョシマダ:(操心)用心する、注意する、気をつける
 「プルジョシム」(火の用心)
 「カムギエ・コルリジ・アントロク・モムジョシムヘラ」(風邪を引かない
 よう体に注意しなさい)


[文型練習] ※練習用に敬語にしました。

先生が乗っていく○○です。

ソンセンニミ・タゴ・カル・ピヘンギエヨ.
(先生が乗っていく飛行機です)
ソンセンニミ・タゴ・カル・ケイティエクスエヨ.
(先生が乗っていくKTXです)
ソンセンニミ・タゴ・カル・チャジョンゴエヨ.
(先生が乗っていく自転車です)

気をつけて○○しなければいけません。

チョシメソ・カヤヘヨ.
(気をつけて行かなければいけません)
チョシメソ・ワヤヘヨ.
(気をつけて来なければいけません)
チョシメソ・タニョヤヘヨ.
(気をつけて通わなければいけません)


※ハングルはサイトで確認してください。
http://www.kj-road.com/sarangheyo/


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2016年スキット総集編
―――――――――――――――――――――――――――――――――――


かなこ:アンニョンハセヨ?
店員:アンニョンハセヨ?
かなこ:ケジョアルル・ヘジハゴ・シップンデヨ.
店員:イェ, ヘジサユルル・マルスメ・ジュシゲッソヨ, コゲンニム?
かなこ:イルボヌロ・トラガリョゴ・ハムニダ.
店員:アルゲッスムニダ. イ・ソリュ・チョム・チャクソンヘ・ジュシゲッソヨ?

かなこ:こんにちは。
店員:こんにちは。
かなこ:口座を解約したいんですけど。
店員:はい、解約理由をお願いできますか、お客様?
かなこ:日本に帰ろうと思うんです。
店員:分かりました。この書類をちょっと作成してくださいますか?


主人のおばさん:チャ, チョニョク・チュンビ・ター・ドェッタ, イェドゥラ.
かなこ:ウワ, クン・パティヘヨ?
主人のおばさん:アニ, クニャン・ニガ・チョアハヌン・ウムシグル・マンド
ゥロジュゴ・シッポッスル・プニヤ.
かなこ:アア, カムサハムニダ, アジュモニ. チョンマル・カムサハムニダ.

主人のおばさん:さあ、夕食の準備ができたよ、子供たち。
かなこ:うわあ、大きなパーティーですか?
主人のおばさん:いや、ただ、あんたが好きな料理を作ってあげたかっただけ
だよ。
かなこ:ああ、ありがとうございます、おばさん。本当にありがとうございます。


主人のおばさん:カナコヤ・オディ・カニ?
かなこ:オ, チョ・トソグァネ・カヨ.
主人のおばさん:チェク・ピルリロ・カヌングナ.
かなこ:アニョ, パンナッペヤ・デル・チェクトゥリ・ミョックォニ・イッソ
ソヨ.

主人のおばさん:カナコ、どこに行くんだい?
かなこ:ええと、私、図書館に行きます。
主人のおばさん:本借りに行くんだね。
かなこ:いいえ、返納しないといけない本が何冊かあるので。


主人のおばさん:アイゴ, オヌリ・ハングゲソ・マジマク・パミグナ.
かなこ:ネ. クロッチマン・アジュモニ・マンナロ・ト・オル・コエヨ.
主人のおばさん:クレヤジ. ノ・ネ・イメイル・チュソ・アルゴ・インニ?
かなこ:クロムニョ. アラヨ. チェ・チュソド・アルゴ・ケシナヨ?
主人のおばさん:アニ, ナ・モルンダ.

主人のおばさん:ああ、今日が韓国で最後の夜なんだなあ。
かなこ:はい。だけど、おばさんに会いにまた来ますよ。
主人のおばさん:そうしないと。お前、私のEメール住所知ってるかい?
かなこ:もちろんです。知っています。私の住所もご存知ですか?
主人のおばさん:いや、私知らないよ。


主人のおばさん:チム・ター・サンニ?
かなこ:ウウン, クロンデ・ヨルセゴリルル・モッチャッケッソヨ.
主人のおばさん:ノ・コ・テルレビジョン・ウィエ・ノウン・ゴ・アニヤ?
かなこ:アニヨ. コギエヌン・ノッチ・アナッソヨ.
主人のおばさん:クロミョン・ケネドゥリ・オディエ・イッスルカ?

主人のおばさん:荷物、みんな包んだかい?
かなこ:ううん、だけど、キーホルダーを見つけられません。
主人のおばさん:お前、それ、テレビの上に置いたんじゃないのかい。
かなこ:いいえ、そこには置きませんでした。
主人のおばさん:それならそれらはどこにあるんだ?


かなこ:カムサハムニダ, アジュモニ.
主人のおばさん:カナコヤ, ウリド・ノワ・カッチ・コンハンウロ・カルケ.
かなこ:ア, クロシル・ピリョオプソヨ. チョ・ホンジャソ・カル・ス・イッ
ソヨ.
主人のおばさん:アニダ. ヨギソ・クニャン・チャッピョラル・スヌン・オプタ.

かなこ:ありがとうございます、おばさん。
主人のおばさん:カナコ、私たちもお前と一緒に空港に行くよ。
かなこ:ああ、そうされる必要ないです。私独りで行けますよ。
主人のおばさん:いいや。ここでこのまま別れるわけにはいかないよ。


案内放送:“サラハン・ハンゴン・オーベギーシビーピョン・ヨランシ・サー
シボーブン・チュルバル・フクオカヘン・ハンゴンギヌン・チグム・マジマク
・タプスン・アンネルル・ハゴ・イッスムニダ. スンゲク・ヨロブンケソヌン
・サムチュンエ・タプスング・オーボネソ・タプスンヘ・ジュシプシオ.”
主人のおばさん:ニガ・タゴ・カル・ピヘンギヤ.
かなこ:コマウォヨ.
主人のおばさん:チョシメソ・カヤヘ.
かなこ:メイル・ポネルケヨ, アジュモニ.
ジュンギ:カナコ・シ!
かなこ:チュンギ・シ?

案内放送:“サラハン航空522便11時45分出発、福岡行き航空機は今最後の搭
乗案内をしています。乗客の皆様は3階搭乗口5番から搭乗してください。”
主人のおばさん:お前が乗っていく飛行機だよ。
かなこ:ありがとうございます。
主人のおばさん:気をつけて行かなきゃならないよ。
かなこ:メール送ります、おばさん。
ジュンギ:かなこさん!
かなこ:ジュンギさん?


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
韓国文化の部屋■「嫌韓」現象に考えること
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●「韓流ブーム」と「嫌韓ブーム」

前回、このコーナーの最終章として日韓の歴史についてみていきましたが、そ
の後編として、今の日本の「嫌韓」現象について、同じく歴史から、そして韓
国に住む日本人の視覚から考察してみたいと思います。

私たちがこの放送を始めた2009年は、まさに「韓流ブーム」の絶好調の頃でし
た。そういう中、「韓流ブーム」をただの一時的ブームで終わらせることなく、
これを日韓の本質的文化交流として昇華していくことを願って始めたのが、
「サランヘヨ・ハングンマル」だったわけです。しかし、その後、日本の状況
は大きく変わってしまい、むしろその対角を行く、「嫌韓ブーム」じゃないの
か、というほどの現状にあります。

そこで、まず韓国にいる立場で申し上げておきたいのは、いっぽうの韓国のほ
うは、その間も日本に対してはまったく変わっていないということです。日本
では、マスコミがたきつけるかように、韓国の「反日」的側面ばかり日々選ん
で報道しているため、あたかも韓国も今「反日」が強くなっているように感じ
ていらっしゃる日本の方が事実多いのですが、実際には、変わったのはあくま
で「日本の報道の仕方」のほうであるといえます。

当然、韓国でも日本の「嫌韓」現象についてときどき報道がなされますから、
それに対する反発が起こってもおかしくないところなのですが、むしろこの国
は、それらを客観的に報道する程度にとどまって、日本に対する国民感情も、
特に過去ほどは悪くなっていない感じなのです。

すなわち、もともと韓国の人々には日本に対する反発があったのであって、そ
れ自体は、国民として自らの国の歴史を学ぶ過程で、必ずそういう感情を持た
ざるを得ない、そういう歴史を持っているわけです。しかしその後、各自が成
長するにつれて、実際の日本というものを知っていきながら、もっと柔軟で客
観的な印象を持つようになります。

もちろん「国家」としての日本に対しては大っぴらに「大好き」ということが
できない“歴史的はばかり"があるのは事実だとしても、個人としてはいくら
でも、日本文化愛好家や、「日本という場所」や「日本人」が好きな人がたく
さんいます。これは私が韓国に住みながら日々感じる事実です。

つまり日本の植民地時代と、その後の南北の悲惨な戦争から徐々に時が経つこ
とで、過去に比べて国がずっと豊かになって余裕も出てきたし、何より過去に
は日本文化に接すること自体が法律によって禁止されていたのですが、今やそ
れがすっかり解放されて、日本映画も上映され、テレビには日本文化宣伝のた
めのケーブルチャンネル(「CHANNEL J」といいます)まで存在し、日本のド
ラマやアニメーションに日々接しながら、日本を理解する道が開かれているか
らです。

ましてや国際結婚も増えて、周囲に日本人も数多く暮らしているし、日本観光
が過去最高の伸びを見せている中で、どんどん日常的に日本人と接するように
なっているからです。日本人の知り合いがいる人は、決して日本に対してむや
みに悪口をいったりはしません。

韓国人の生活意識として、一番分かりやすいのが書店です。今、日本の書店に
行けば、ベストセラーにたくさんの「嫌韓本」やあるいは逆に「日本はすばら
しい」という本が並んでいますが、いっぽうの韓国の書店では、「日本に学べ」
という本や日本の人気作家の小説たちが、ベストセラーとして多く入りこそす
れ、「反日本」や、はたまた「韓国はすばらしい」という本に関しては、それ
自体を探すことがほとんど難しいほどなのです。

すなわち、むしろ不思議なのは、今の日本の「嫌韓」のほうであり、さらには
その直前の「韓流ブーム」のほうだった、ということができるでしょう。


●日本の異文化受容のパターン

しかし私は、これこそが日本人の他国文化に対する受け入れ方のパターンであ
る、ということをここでお話したいです。

日韓の文化の違いを述べる時に、日本人の「受身意識」について解説しました
が、それがゆえに日本人は、ある文化に対して受け入れ、学ぶという過程で、
まずは無条件にそれを尊崇し、全面的に信じて「師」として仰ぐという、とて
も優秀な「弟子精神」というものを持っています。

実際、何かを学ぶという際には、師とする存在を崇拝することがとても重要な
要素となります。「すごいことがあるに違いない」と過剰に信じることによっ
て、学ぶ内容やその受け入れの効率は最大化するからです。ある意味、これが、
孤立した島国であるはずの日本が、これまでの歴史において、短い期間で最大
の発展を実現し、東西の大国に追いついて世界的な文化大国となり得た理由で
もあると思います。

しかし、問題はあまりにも「信じすぎる」という「受身意識」の性格ゆえに、
それが一つの国民全体の「空気」にまでなって、異常なブームになってしまう
ことが多いため、その後には必ずそこに疑問を感じ出す人が現れ、反発が起き、
多くの場合、今度はまったく逆の国民的「空気」による反動現象が伴ってしま
うわけです。

たとえば、江戸時代の日本は、中国の朱子学を、朝鮮の李退渓学を通して学ぶ
ことで、それを武士の「正学」として全面的に尊崇しながら、全国の藩校で徹
底して教育したわけです。それは、間違いなくその後の日本の近代国家として
の出発の基礎となりました。

しかし、その後に、それがそもそも中国の思想であり、朝鮮半島から伝わった
文化であるということに対する反発も大きかったわけです。それが、一つには、
山鹿素行が『中朝事実』(1669年)に著したように、明王朝は滅びたけれど、
日本は一度も王朝が替わらず「万世一系」なのだから、「中国は中華ではなく、
日本こそが中華」なのだという日本型中華思想の誕生でした。さらに、もう一
つは、朱子学批判から始まった「国学」の誕生であり、すなわち、儒教思想を
「自然に背く考え」と批判しながら、外来文化である仏教・儒教伝来以前の古
代日本の情緒のほうを思想体系として確立しようとしたわけです。

これらは結果的に、その基礎となった朱子学の思想体系と相まって、明治維新
を成就させる思想的背景ともなりました。

続いて明治日本は、同じように今度は西洋文明を学ぶために、国家を挙げて多
くの視察団や留学生を欧米各国に派遣し、西洋文化に心酔していくわけです。
それは、たとえば文部大臣の森有礼が「英語を日本の公用語にすべきだ」と主
張するほどになるわけですが、しかしまたその後には、「米英」に反発する形
で戦争に突入していくという反動現象の時代を迎えます。

そして、戦後はどうなるか。米国の占領を受けながら、今度は本来「敵の大将」
であるはずのマッカーサーに対する尊崇現象が起こって、マッカーサーが日本
を去る時には感謝の手紙があふれたし、空前の米国文化ブームともなるわけで
す。それらは間違いなく、米国の進んだ民主主義思想や文化を学ぶために役立
ったわけですが、これもまた、1960年代の日米安保反対などの「反米」現象を
生むという形で翻っていきます。

重要なことは、こういうパターンは、日本以外の国ではさすがにここまで変わ
り身が激しくない、ということです。そしてこれは、日本の「受身意識」によ
る優秀な「弟子精神」のゆえであり、それ自体が日本的な「学び」の過程なの
ではないかということです。


●8年に及ぶ筆を置きながら

「韓流ブーム」は、最初にドラマから始まりました。そこには、それまでの
『アリラン』の旋律や、キムチ&プルコギの味わいからは分からなかった、韓
国の家庭文化の生き生きとした姿と、その「主体意識」による「サラン(愛)」
の情緒が、「なんだこれは?!」というくらいにあふれていました。

韓国ドラマを通して初めて日本人の心の琴線に触れた、韓国の「目に見えない
文化」に、その瞬間、日本の優秀な「弟子精神」のスイッチが入り、韓国文化
のよい所を一気に吸収し始めたのではないかと思います。

問題は、当初、ラブコールを送った日本の韓流ファンたちは、韓国自体が同じ
ように日本にラブコールを送れない歴史的立場にあることを忘れていたのであ
り、いっぽうではそこに反発を抱いた日本人によって、「韓国のマイナス的な
実態」がこれまた過剰に明らかにされながら、現在のような「嫌韓」にまで至
らざるを得なかったのではないかと思います。

しかし、この期間の日本に起こったことの本質は、何より日本人による韓国文
化との新しい出会いであり、日本人としての視野の広がりであり、日韓関係の
新しいステージでこそあるということなのです。

それをもって歴史の現実を振り返れば、間違いなく日本と韓国は互いにさまざ
まな形でよい影響を与え合ってきたし、そしてそもそもが、天変地異が起こら
ないかぎり、永遠の隣国として間違いない運命共同体であり続けるわけです。

このコーナーの一番最初に述べたように、「文化」というものは生きる喜び、
生きる意味を求めるための意味のコード、「ものさし」です。生きる意味を見
出す「ものさし」を心の中に多く持ったほうが、「ものさし」が測り得る、そ
の幅が広がるし、多くの「意味」が見出されるようになります。

日本人が、その「受身意識」ゆえ、自らと違った「ものさし」を受け入れるこ
とに、あまりにも純粋で真摯であり、そのためにいっぽうではそこに不安感や
嫌悪感を感じて、「日本人のものさし一本で行こうよ」と主張をする人も現れ
るのかもしれません。そしてもちろん、日本人が日本人の「ものさし」を自覚
し大事にすることは何より大事なことです。しかしそれ一つしかない世界など
は、ただただ寂しいばかりでしょう。

私たち日本人が世界を見つめる目を劇的に広げていくためにも、隣国の韓国が
かなりの面で対照的文化を持っていること、この隣国と影響を与え合いながら
行けることが、どれほど幸せなことか分からない、私はそのように感じます。
これからの未来の子供たちのためにも、ぜひそのことを忘れない、開かれた私
たちの日本となることを願いながら、私はこの8年に及んで「サランヘヨ・ハ
ングンマル」を綴ってきたこの筆を置きたいと思います。^^)/


※オープニング韓国語

オジェヌン・サーウォル・オーイル・シンモギルロ・カクチエソ・カジョクト
ゥリ・モリルル・マッテゴ・コチュル・シムヌン・チョンギョウン・モスビ・
ボヨッソヨ. トングラッコ・カマン・モリドゥリ・オンギジョンギ・モヨ・イ
ンヌン・ク・プンギョンウル・ボミョンソ・ア, ヨクシ‘サラミ・コッポダ・
アルムダプタ’イロン・センガグル・ヘッスムニダ.

昨日は4月5日、植木日で、各地で家族たちが頭をつき合わせて花を植える、愛
情あふれた姿が見られました。まあるくて黒い頭があちこちに集まっているそ
の風景を見ながら、ああ、やっぱり「人は花よりも美しい」、こんな思いがし
ました。


※ハングルはサイトで確認してください。
http://www.kj-road.com/sarangheyo/


編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★

最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
ご感想、ご意見などは podcast@kj-road.com までお願いします。

それでは、次回まで。
アンニョンイ・ゲセヨ~!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
ポッドキャストで学ぶ韓国語 “サランヘヨ・ハングンマル!”

◇発行者:武藤克精
http://www.kj-road.com/sarangheyo/

◇毎週発行
※本メルマガの著作権は、発行者に属します。無断転載を禁止します。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
メルマガ全文を読む
 
 
メルマガ名
ポッドキャストで学ぶ韓国語 “サランヘヨ・ハングンマル!”
発行周期
隔週
最終発行日
2016年04月11日
 
発行部数
2,126部
メルマガID
0001088302
形式
PC向け/テキスト形式
カテゴリ
語学・資格 > その他の外国語 > 韓国語

まぐまぐ!メールマガジンの用語集です。
下記の用語以外の不明な点はこちらをご覧ください。

 
発行周期
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部数
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カテゴリ
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