人文情報学月報

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人文情報学の実態は、哲学・史学・文学を始めとした伝統的人文学から、文化人類学・心理学・社会学など、人間文化に関するさまざまな切り口からの研究分野を含めた幅広い意味での人文学を対象とし、それらをデジタル化するうえでの手法やその意味を問いつつ、実践的なフィードバックを重ねていく螺旋的な研究活動といえます。 人文情報学の現状を少しでもつかみやすくするべく、人文情報学と位置づけることができる様々な研究について、各分野気鋭の専門家の皆さまにご紹介いただくと共に国内外のホットな情報を取り上げていきます。 バックナンバーは下記、「発行者サイト」をご覧ください。

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メルマガ名
人文情報学月報
発行周期
月刊
最終発行日
2017年09月30日
 
発行部数
690部
メルマガID
0001316391
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
教育・研究 > 科学・研究 > その他

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2011-08-27創刊                       ISSN 2189-1621

人文情報学月報
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄Digital Humanities Monthly

             2017-09-30発行 No.074 第74号【後編】 687部発行

_____________________________________
 ◇ 目次 ◇
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

【前編】

◇《巻頭言》「なぜ、IIIFに取り組むのか~リポジトリの視点から~」
 (奥田倫子:国立国会図書館電子情報部電子情報流通課標準化推進係)

◇《連載》「Digital Japanese Studies寸見」第30回「京都大学電子図書館貴重資料画像データベースが新アーカイブに移行へ」
 (岡田一祐:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)


【後編】

◇人文情報学イベントカレンダー

◇イベントレポート「アーカイブサミット2017 初日参加記」
 (永崎研宣:人文情報学研究所)

◇編集後記

◇奥付

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【人文情報学/Digital Humanitiesに関する様々な話題をお届けします。】
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◇人文情報学イベントカレンダー(■:新規掲載イベント)


【2017年11月】

□2017-11-11(Sat)~2017-11-15(Thu):
TEI2017@Victoria
(於・加国/University of Victoria)
http://hcmc.uvic.ca/tei2017/

□2017-11-17(Fri)~2017-11-19(Sun):
メネストレル 若手研究セミナー≪中世学のネットワークとツール≫および国際シンポジウム≪中世における文化交流-対話から文化の生成へ-≫
(於・奈良県/大和文華館)
http://www.menestrel.fr/spip.php?rubrique1877&lang=fr&art=ja#4864

□2017-11-29(Wed)~2017-12-01(Fri):
台湾TADH国際会議
(於・台湾/National Chengchi University)
http://www.aiecon.org/conference/DADH2017/


【2017年12月】

■2017-12-09(Sat):
The Book in Transition, the East and the West Symposium
(於・東京都/慶應義塾大学 三田キャンパス)
https://sites.google.com/keio.jp/booktrans/cfp

■2017-12-09(Sat)~2017-12-10(Sun):
情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会 じんもんこん2017「人文学の継承と革新を促進する情報学」
(於・大阪府/大阪市立大学 学術情報総合センター)
http://jinmoncom.jp/sympo2017/


Digital Humanities Events カレンダー共同編集人
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小林雄一郎(日本大学生産工学部)
瀬戸寿一(東京大学空間情報科学研究センター)
佐藤 翔(同志社大学免許資格課程センター 助教)
永崎研宣(一般財団法人人文情報学研究所)

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◇イベントレポート「アーカイブサミット2017 初日参加記」
 (永崎研宣:人文情報学研究所)

 デジタルアーカイブ学会の設立など、デジタルアーカイブが再び盛り上がりをみせつつある中、デジタルアーカイブに関心を持つ人の集まりであるアーカイブサミットが、今年は初めて京都で開催された。会のプログラム等は以下のURLを参照されたい。
http://archivesj.net/summit2017top/

 会の様子についてはツィッターで様々に実況されており、筆者もいくつかのツィートを残している。それに関しては、以下のURLを参照されたい。

#アーカイブサミット 2017 in Kyoto 9/9(土) 1日目 ~ファシグラ、ジャパンサーチ、トレンド~
https://togetter.com/li/1149122

#アーカイブサミット 2017 in Kyoto 9/10(日) 2日目 ~ユーザとクリエイターの間で~
https://togetter.com/li/1149479

 筆者は、都合により初日のみ参加となったので、初日のみの感想のようなものを書かせていただきたい。

 ここで言われるデジタルアーカイブは、筆者の理解では、デジタル時代における知識流通基盤のことであり、したがって、いわゆる公文書館のようなアーカイブズのみを指すのではなく、また、文化資料のみを対象とするものでもない。そういった諸々のもの、そして、科学知識やデータなど、様々な流通すべき知識の総体を指すものであり、そのために議論されるべき事項は、技術や内容だけでなく、法制度やコミュニティ形成など、多岐にわたっている。
ちなみに、筆者の仕事はどちらかといえば文化資料のデジタル情報流通に寄っているので、それに関するデジタルアーカイブの話をしている場合と、知識流通基盤としてのデジタルアーカイブの話をしている場合とがある。このイベントレポートは、知識流通基盤としてのデジタルアーカイブという観点からの話であり、その旨ご留意いただきたい。

 さて、アーカイブサミットは、集まってくる人それぞれに異なる観点があると想像されるものの、全体としては、まさに知識流通基盤としてのデジタルアーカイブという枠組みの話であると言っていいだろう。最初のセッションでは「デジタルアーカイブの状況レビュー」として、吉見俊哉氏(東京大学教授)、生貝直人氏(東京大学客員准教授)、古賀崇氏(天理大学教授)が、それぞれ、歴史的文脈からのデジタルアーカイブ、デジタルアーカイブの法的側面、デジタルアーカイブの具体的な様々な側面についての講演を行った。
短時間であったとはいえ、歴史的な流れのなかでの知識流通基盤の将来像とその法制度の話をまとめて知ることのできる良い機会となったことだろう。そして、古賀氏の講演は、今まさに再興の時期を迎えつつあるデジタルアーカイブの動きが、知識流通基盤としての広がりをみせつつある様子を具体的に示してくれた。事例の多くが西日本のものであったことも、京都での初開催の意義を高めていたように思った。

 その後、分科会に別れて2つのセッションが行われ、最後にまとめが行われた。筆者が参加した分科会では、日本発のデジタル化資料を統合検索できる「ジャパン・サーチ」の素案のようなものの紹介が行われる場面があり、特に議論が盛り上がったところであった。特に、APIに力を入れるとともに「APIを利用した検索画面やキュレーションページ等を「部品」として提供するAPI・部品機能」には大いに期待したいところであった。
また、ここではIIIFをコンテンツの提供としてではなく、提供されたコンテンツを活用するために導入しており、この点でも興味深いものがあった。

 筆者が参加したもう一つのセッションでは、主に技術的な事柄が扱われていた。若手の研究者達が登壇し、それぞれ、自らの取組みを中心に、デジタルアーカイブに関わる技術が語られた。橋本雄太氏による「みんなで翻刻」は、もはや説明の必要もないほどの、日本発・日本初のクラウドソーシング翻刻の成功例である。橋本氏の技術とコンテンツの魅力(地震史料)、そして、周到な準備(くずし字学習アプリKULA)とが組み合わさることで、これまで想像もできなかったような勢いで、くずし字の古文書が次々とテキストデータ化されてきているのである。
また、亀田尭宙氏による「「あとまわし」にする技術」という講演は、現在の普及レベルのデジタル技術を前提とすることでデジタルアーカイビングのワークフローに柔軟性・弾力性を持たせることができるので、それを念頭に置いてワークフローを考え直すとよいのではないか、という提案のようなものとして筆者は受け止めた。これは、筆者がまさに取り組んできたことでもあり、大いに示唆に富んだ内容であった。
そして、池田光雪氏は、Crowd4Uプロジェクトにおいて展開されつつあるマイクロタスクでのクラウドソーシングを中心とした報告を行った。このプロジェクトは、どうしても人手でなければ解決が難しい問題を簡便に解決する手法として期待が集まっており、筆者としても、今後のさらなる発展を心待ちにしているところである。

 このような2セッションの分科会の後、最後に、参加者全員が改めて集合して、各セッションの報告が行われた。ここでは各セッションの内容が「グラフィックレコーディング」と呼ばれる手法で記録され、それとともに報告され、場を盛り上げていた。

 最後の議論の中で、「オープン」とは、誰かに見せるだけでも十分であって、誰にでも見えるようにしなくともオープンであると言ってよいのではないか、という議論が柳与志夫氏によって提起されていた。「オープン」という言葉はライセンスの機械可読性という観点からはなるべく統一的に扱うのが良いではないかとも思うのだが、実際のところ、「オープンデータ」「オープンサイエンス」「オープンアクセス」「オープンソース」「オープンライセンス」という風に並べて見た時に、一部には、すでに若干のニュアンスの違いが存在する。
さらに、コンピュータ関連用語のなかでも、「オープン系システム」と言った場合、オープンな標準に準拠しているかどうかが問われるのであって、システム自体がオープンであるかどうかということはあまり関係がない。そのようにみてみると、オープンという言葉を単独で用いる場合には多義性を認めつつ、「オープンデータ」などという形で何らかの複合語として用いられる場合にはある程度の定義の統一を図るのが現実的なのだろうと考えたところであった。

 今回のアーカイブサミットに参加して感じたのは、会合自体の熱気であった。会場の席を埋め尽くす参加者の方々が、それぞれに異なるバックグラウンドを抱えつつもこの場に集まって議論に参加し、一方で休憩時間にはすぐに小さな輪がそこここにできあがりそれぞれに盛り上がっていく様子は、参加者の方々にとってこの場がいかに大きな意味を持っているかということを端的に表しているように思えた。
筆者は諸事情により初日のみの参加になってしまい大変残念であり、それにも関わらずこのような感想めいたことを書くことは大変恐縮だが、最後に、将来の知識流通基盤の形成に必ずや大きく寄与していくであろう、この会合を開催してくださった主催者、関係者のみなさまに深く感謝したい。


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 配信の解除・送信先の変更は、
    http://www.mag2.com/m/0001316391.html
                        からどうぞ。

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◆編集後記(編集室:ふじたまさえ)
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 今月の人文情報学月報はいかがでしたか?ご寄稿いただいた皆さま、ありがとうございました!

 Twitterのまとめや、ブログでのレポートなどが盛り上がりアーカイブサミット2017の熱も冷めやらぬところです。以前から個人的にも気になっていたIIIFが、国立国会図書館デジタルコレクションにも実装される予定とのことで、今後もひろがっていきそうで楽しみです。

◆人文情報学月報編集室では、国内外を問わず各分野からの情報提供をお待ちしています。
情報提供は人文情報学編集グループまで...
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人文情報学月報 [DHM074]【後編】 2017年09月30日(月刊)
【発行者】"人文情報学月報"編集室
【編集者】人文情報学研究所&ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)
【 ISSN 】2189-1621
【E-mail】DigitalHumanitiesMonthly[&]googlegroups.com
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【サイト】 http://www.dhii.jp/

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