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三木大雲の仏教目線でエトセトラ

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三木大雲の仏教目線でエトセトラ

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約5世紀頃、お釈迦さまは何を悟り、何を伝えたかったのか。
難解な言葉を使うことなく、三木大雲が、それらの答えに挑む。

サンプル号
<サンプル号>
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三木大雲の仏教目線でエトセトラ Vol.0
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 昔々、ルンビニー(現・ネパール領)という所で、ゴータマ・シッダールタという人
が生まれました。
この人は、年老いた老人、病にかかって苦しんでいる人、死んでしまった人達の姿を見
て、生きているということは、苦しみだと考えたようです。
 「ネガティブかよ」と突っ込みたくなります。
 しかしよく考えてみれば、彼の考えた通り、私たち生きている人間は、いずれは年老
いて老人となり、病に苦しみ、やがて、死んでいくわけです。
 そこでシッダールタさんは、死の恐怖を打ち消すには、どうしたらよいのかと考えた
わけです。
 まず初めに彼は、人間が一生でする呼吸の回数が平均したら同じになるのではないか
と想像しました。
もしそうなら、呼吸の回数を減らせば、長生き出来ると思ったようです。
彼は、息を止めて、水に潜りました。
そうすることで、息を出来るだけ長く止める特訓に励んだわけです。

 「おいおい、息をしないと死んじゃうよ。」と突っ込みたくなります。

 そのことには、すぐにシッダールタさんも気づいたようです。

水から出たら、今まで止めていた呼吸数を取り返すかの如く、「はあ、はあ。」と呼吸し
てしまいますものね。
 そこで、ヨガのようなものにも取り組んだのです。ヨガの世界では、特殊な呼吸法に
よって、息を整えることで、心拍数を下げるといったものがあります。
 「心拍数を下げたところで、長生きできるのかよ。」と突っ込みたくなります。
 しかし、よく調べてみたら、現代科学の世界で、心拍数と寿命には関係があり、生き
物が一生の内に打つ心拍数は、平均すればだいたい同じになるという学説がありました。
 例えば、ネズミは心拍数が人間よりも速いです。
ですから、人間よりも寿命が短い。ところが、心拍数は、人間が平均寿命まで生きたと
した時の一生に打つ心拍数と、ほぼ同じだということです。
 ですから、ゴータマ・シッダールタさんの行っていた修行は、科学的にも案外、的を
射ていたということですね。
 やがて、彼の修行は過激さを増します。
 トゲトゲの付いた草の上に座って我慢したり、火で体を焦がしてみたりと、体を痛め
つけて、体を鍛えたり、何日もの間、断食して、どうしたら死の恐怖から逃れられるの
かを考えました。
 彼は、死の恐怖が消えるまで、何日も座禅を組んで、断食を続けました。そしてとう
とう、彼は栄養失調で死にそうになりました。
「死の恐怖に立ち向かう方法を考えていたのに、死にそうって、どういうこと。」と、
ここでもツッコミを入れたくなります。
 そんな時、遠のく意識の中で、ある女の子の声が聞こえてきました。
 「そんなことをしていたら死んでしまうよ。もう止めて。」そう声を掛けてくれたの
は、スジャータという女の子でした。

あまりにもやせ細って、今にも死にそうな彼を見て、放っておけなかったようです。

 「これを食べて下さい。」彼女は乳粥を差し出し、彼に無理矢理食べさせました。
 その時です。シッダールタはそのお粥の美味しさに感動し、生きるということが、苦
しみだけではないことに気づいたのです。
 そして、彼は、さらに重大なことに気がつきました。
「いくら長生きするための努力をしても、やがては死んじゃうじゃないか。
苦しく激しい修行をすることなんて、一生を遊んで暮らすことと同じではないか。」
 シッダールタさん、正解です。
 ここで彼は、一切の苦行を捨てました。
 そして、こう思いました。死ぬという時が来るまで、色々な人達に喜んでもらえる人
間になろうと。
 彼は、長い旅に出ました。色々な村に行き、色々な人達と出会いました。生きている
この世で、悩み、苦しんでいる人達と、共に苦しみ、共に悩み、時には共に笑い合いま
した。
 そんな旅を続けながらも、どうしたら悩みや苦しみを消すことが出来るのか、死の恐
怖を克服するにはどうしたらよいのかと、日々、考え続けていました。
 旅を続ける彼は、ある日、インドのブッダガヤという場所に着きました。そこでたま
たま目に入った、菩提樹という木の下に腰を降ろしました。
彼は、そこで、瞑想することにしました。苦行をしていた時とは違い、心も体も穏やで
した。そのせいか、今まで経験したことのない、深い瞑想に入ることが出来ました。
 何時間くらいが過ぎたのか、朝日が昇る少し前、空には、明けの明星が瞬いていまし
た。
 その時です。明けの明星の瞬きを見た瞬間、この世のすべての真理を彼は覚ったので
す。
もう彼などと呼べません。そう、「ブッダ」の誕生です。
 真理を覚った者。目覚めた者のことをインドでは、「ブッダ」と呼びます。
ゴータマ・シッダールタも、この時から、「ブッダ」と呼ばれるようになりました。
 めでたしめでたし。

 お経には、その時、ブッダが覚った、真理が説かれています。
では一体、真理とはどういったものなのでしょうか。
 何千年もの長きにわたり、世界中で読まれ続ける、お経には、どんな真理が説かれて
いるのか。覚りとは何なのか。それは次回からの講釈で・・・・・。
と言いたい所ですが、所詮は、三木大雲が、お経を読んで感じたものですから、期待は
出来ません。
それに、仏教とは一見関係ないと思える話も多々書きますが、連載ですので、最後まで
読んで頂ければ、必ず仏教が見えてきます。たぶん・・・。
ということで、おもしろおかしく、三木大雲なりに皆様と旅を続けていきたいと思いま
す。
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2013/07/28 Vol.022『縁』
2013/06/28 Vol.021『悪人になるということ』
2013/05/28 Vol.020『日本の部族』
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2013/03/28 【三木大雲の仏教目線でエトセトラ  Vol.018『因果応報のシステム~本当に正直者は馬鹿を見ないのか~(三)』】
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