わたしんちの革命的医学論

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わたしんちの革命的医学論
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最終発行日
2016年02月06日
 
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38部
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教育・研究 > 科学・研究 > 医療・バイオ
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サンプル誌

はじめまして。
今回最初の発刊となります。

普段はブログ上で情報発信していましたが、メルマガでもお伝えすることにしました。

内容はブログ上と新規の作文となりますが、特に決めていません。

医学情報はかなり集めてありますので、気が向いたら連続。
そうでないときは週に一度程度になります。

今回は「抗がん剤は効かない」
を読んで、医学ではまだ癌の本質が分かっていない事がよく分かりました。

かなり昔ですが、「食と生命」を書かれた松本英聖氏にお会いしたこともあり、氏の著作から引用してみました。

今回は一回目

ーーーーーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーー

食と生命』より その1
P44

アメリカの「ガン予防の食事指針」が発表されてからでも三年目、その前の「上
院レポート」発表から数えて実に八年目のことである。
遅まきとはいえ、国民の関心を高めたという意味で、ここまで漕ぎつけた努力を
多とし大いに敬意を表したい。
面白いことは、アメリカにおける心臓血管病対策の「食事目標」が七項目、ガン
対策『食事指針』は六項目。
そして日本のそれは、この両対策をひつくるめて五項目(小見出し共十項目)と
、その項目数が漸減していることは何かの因縁かも‥‥。
それはともかく、こうして“病なき社会"の実現を目指す新しい時代の波(食事
改善)は、遠く海の彼方から太平洋を越えて打ち寄せてきた。。
それは、かっての黒船ではなく、日本民族に“健康と幸せ"をもたらす青い鳥と
して――。


    世界に魁(さきがけ)た日本の国会証言

ところが世の中は皮肉なもので
実はいまアメリカがようやくにして手に入れたガン対策の新路線――そして日本
も遅ればせながら打ち出した新路線は、実は十七年前(昭和四十一年)、すでに
日本の国会で証言されていた、という事実を知る人は少ない。

この国会証言(第51・第58国会、料学技術振興対策特別委員会)をしたのは、当
時葛飾日赤血液センター所長であった森下敬一博士(現在お茶の水クリニック院
長・国際自然医学会長)。この時、博士は当時日本のガン学会を代表する三人の
最高権威者を前にこう言い切った。

「今のガン対策は間違っている。このままでは、日本のガン対策は早晩行き詰る
であろう」と。

この証言は、幸か不幸か見事に的中したのである。しかも、この時の証言内容は
、今後のガン対策――とくにガン死一位、十四年後にはガン倍増が予測されてい
るガン大国日本のガン対策を知るうえできわめて重要である。
そこで、やや長くなるがその証言議事録の抜粋を参考までに次に紹介しておく。
(第58国会議事録は省略しました。本書を読まれてください)



     森下敬一博士の国会証言

第51国会・科学技術振興対策特別委員会議事録第14号抜粋。(参考人=吉田富三
(癌研究所長)、東 昇(京都大学教授)、牛山篤夫(茅野病院長)の各氏およ
び森下博士、説明員=久留 勝氏(国立がんセンター総長)」


私は、ここに今日参考人としておいでになっている、たとえば古田先生(癌研究
所長)であるとか、あるいは久留先生(国立がんセンター総長)、東先生(京大
ウイルス研教授)といわれるような、いわゆるガンの専門家ではございません。
私は血液生理学を、いままで学んできました。その新しい血液生理学の立場から
、「ガン問題はいかに考えなければならないか?」というようなことを、ちよっ
と遠い距離からながめましで、(最近いろいろガン問題につきまして論議される
諸問題がございますけれども、それらは、私たちの新しい血液生理学の立場かて
らどう理解すベきであるかというようなことについて)たいヘん潜越であります
けれども、私なりの考え方を述ベさせていただきたい、と思うわけです。

我田引水になるかもわかりませんが、、このガン問題というのは、私たちが十年
ほど前から提唱しております新しい血液理論(千島・森下学説)というものを土
台にしなければ、ほんとうの対策は立てられないのではないか、という考え方を
もっております。

私たちの新しい血液理論というのは、われわれのからだの中を流れている赤血球
という細胞でつくられ、腸でつくられましたこの赤血球がからだの中を循環いた
しまして、そしてからだの中のすべての組織細胞に変わっていくということであ
ります。
皮下脂肪組織も、それから肝臓の細胞も、あるいは骨髄の細胞も、全部赤血球か
らつくられております。この腸でつくられる赤血球の素材は食べものでありまし
て、簡単に俗っぽい表現のしかたをしますと、「食は血になり、血は肉になる」
という考え方であります。
この「食は血になり、血は肉になっていく」という考え方が、いまの医学理念の
中に存在しておらないということこそ、現代医学をして一つの壁にぶつからしめ
ている、非常に大きな原因であると、考えております。

と言いますのは、結論的なことを先に申し上げまずと、ガン細胞というものは、
からだの中では細胞分裂で増殖をいたしておらないのです。ガン細胞は分裂増殖
するというのが、いまのガン学者たちが信じておられる定説でございますけれど
も、しかし、われわれの体内のガン組織というものは、これは、決して分裂増殖
をしておりません。

この赤血球とからだの細胞との間には可逆的な関係がございまして、生理的な条
件下では、赤血球がからだの細胞に変わってまいりますが、病的な状態では、体
細胞から赤血球に逆戻りをするというような可逆的な変化が存在しております。
食べものが、われわれのからだの中を流れている血液に変わり、この血液がから
だの細胞に変わっていっている。しかもコンディションのいかんによっては、赤
血球と体細胞との間に可逆的な関係が存在している、というたいへん重大な事実
が、いまの医学の基礎知識の中に存在しておらないということが、実は、ガン問
題にも関係いたしているのです。



では、どのようにガン組織が増殖をし、大きくなっていくかといいますと、これ
はからだの中のすべての組織細胞が赤血球からつくられているのと全く同じよう
に、赤血球がガン細胞に変わっていっているからです。赤血球もしくは白血球が
ガン細胞に変化しま。して、そしてガンが増大していくのです。

こういうたいへん大事な基礎知識が、いまのガン研究の中に存在していないとい
うことが、ガン研究を本筋に乗っけることができないでいる真の理由である、と
いう考え方を持っているわけです。

私たちは、新しい血液理論をすでに十年ほど前から提唱しておりますが、ガン細
胞は赤血球からできるという理論は、私自身が五年前に書きました白血球の起原
」という本の中でも、はっきり明記しております。昨年の七月にフランスの一流
のガン研究者であるアルペルン教授が、これはオリジナルを読んだのではござい
ませんので、はっきり申し上げられませんが、「マッチ」というフランス第一流
の週刊雑誌で、「ガン細胞の増殖のしかたについては、どうも従来の考え方では
いけないらしい。

もっと小さな(血球様の)細胞がお互いに融合し合って、そうしてガン細胞に変
化しているのではないか?」というような、私たちの考え方にたいへん近い理論
を提唱しております。このオリジナルをぜひ私も検討したいと思っているわけで
すが、そういう考え方が出てきているように、ガン細胞というものは体内では決
して分裂増殖をしておらないということを、私は確信を持って言えます。


ぜひガン研究者には、この点を――既成概念にとらわれたいで――事実に忠実に
、ひとつ再検討を試みられるようお願い申し上げたいと思うのであります。

このようにガン細胞が分裂増殖しているのではないということになりますと、当
然治療対策は変わってまいります。

現在は、分裂増殖しているのだという、」とで治療対策が立てられているわけで
すが、私はそうでないという考え方でありまして、もしそうでないという事にな
りますと、当然、治療対策は、全面的に変えられなけれ方ばならぬということに
なってまいります。


ガンの治療対策としまして最も基本的なことば、先ほど申し上げましたように、
ガン細胞は赤血球からつくられているわけでありますから、「分裂増殖する細胞
を撲滅する」ということではいけない。
ガン細胞を撲滅しようという思想でつくられた治療法は、全部ダメであります。


ガンは、決してわれわれのからだの中で遊離しているのではございません。ほか
のからだの部分と完全に交通しているわけですから、ガン細胞をつぶそうという
考え方でつくられた化学薬品もしくは放射線というようなものは、必ず他の部分
にも同じような打撃を与える、ということを考えなければいけないわけです。


したがいまして、こういう考え方のもとでつくられた療法すべては、本筋ではな
いということになります。残念ながら、現在行なわれている療法の大部分がそれ
でありますが、そういうことではなくて、ガンをなおすためにはガン細胞を赤血
球に逆戻りさせればよろしい、ということになります。

赤血球と体細胞との間には、ガン細胞もそうでありますが、すべて可逆的な関係
がございます。体のコンディションいかんによって、赤血球が休細胞に変わって
いったり、あるいは体細脂が赤血球に逆戻りをしたりーーーという可逆的な関係
があるわけですから、ガン治療のためには、ガン細胞を赤血球に逆戻りさせる方
法を試みればよろしい、ということになります。

そのためには、一つの方法として、やはり絶食あるいは食事療法をなすべきです
。現在の栄養概念は、たいへん混乱をいたしております。先ほど申し上げました
ように、食べものが血になり、血がわれわれの体細胞に変わっていくわけですか
ら、われわれは何を食べてもよいということでは決してございません。

われわれの体質を決定するものは食物の質であるわけですから、食べものの質は
厳に吟味されなければならない。にもかかわらず、何を食べてもよろしいという
考え方が、現在一般に広げられているわけでございます。

そういうことではなくて、人間本来の食べものに切りかえるべきである。人間と
いう動物は、元来草食動物であり、草を食べる動物でありますから植物性のもの
に食べものを切りかえる必要がある。

それから絶食療法を試みるというようなことで、ガン細胞を赤血球に逆戻りさせ
ることは、理論的にも、そして実際的にも可能であります。

そのほか、理学的な療法といたしまして、たとえば静電気による療法であるとか
、あるいはオゾン療法などもあります。この静電気ならびにオゾン療法なども、
血をきれいにする浄血作用を持っておりまして、こういう方法が試みられたけれ
ばならないのではないか、と思います。


先ほどから申し上げておりますように、ガンという病気は決して局所病ではない
のでして、体質もしくは血液の質が悪くなったために起こる病気でございます。
全身病でありますから、局所を切りとったからそれでなおるというような考え方
には、私は賛成できません。
あくまでも全身病とみなして、血をきれいにしていくという立場にたって、ガン
対策というものを考えていかなければいけない。ガンだけではなく、現在、文明
病としまして、たくさんの病気が多発いたしておりますけれども、こういうもろ
もろの病気をなくすために、先ほどから再三申し上げておりますように、「食べ
ものが血になり、血が体細胞に変わっていく」、そういう考え方を土台にして、
血液を浄化していくということが非常に大事なことであります。これは、ガン対
策にも通ずる基本的なものの考え方であり、また、あらねばならないということ
であります。



まだ、ほかに申し上げたいこともございますが、あとで何か質疑応答などもござ
いますようで、その節また質問にお答えして、私なりの考え方を述べさせていた
だきたいと思います。

       食と生命より    その2
・・・・・・
の中毒であることを証明。それ以来、化学調味料の安全性について大論争が巻き
起こり、未だに決着をみていない。

それにつけても、昭和四十八年の石油ショックを契機に、某大手メーカーは石油
節減を理由として石油合成化学調味料――アメリカでは当初から輸入禁止してい
る――の製造を中止するに到った。

ことの真相は知るよしもないが、おそらく近い将来に、必ず安全問題が再燃し、
消費者パワーの槍玉に上げられることを知っての対策であろう。たとえ原料は天
然物でも、その実体は化学物質と考えるべきである。


余談になるが、この論争の最中、チクロ旋風(発ガン性が証明)が巻き起こり、
あっという間に市場から消えた。ズルチンが消えて僅か一年目、残る人工甘味料
サッカリンだけ。
この発ガン性をめぐりていまなお論争がくすぶりつづけている。

いずれにせよ、いまの食生活においては、単に食塩制限をすれば良いというよう
な短絡的思考では健康を保持することばできない。化学塩を自然塩に切りかえ、
化学調味料をやめ、肉食過剰と野菜不足を解消するといった食生活全般に亘って
改善をはかる必要があることを銘記すべきである。


  今後に残された課題

アメリカの「食事目標」が、肥満対策を第一目標にかかげ、その具体的指針とし
て、自然殻薬食を中心にした食事改善を国民に呼びかけたことば、アメリカの現
状からみて当然のことであり、それなりの評価はできる。
だが、この「食事目標」をガン対策という視点から検討すると、大きな問題点が
残されている。
アメリカの「食事目標」が殻薬食を奨励する一方で、動物食の問題にほおかぶり
して、現状のままで良い、と青(※途中不明ーーーー後は本書をお読みください)


している点だ。日本人の場合、国民死因の首位はガンであるから、この問題を見
過ごして通るわけにはいかない。

とにかく、現在のアメリカの食事目標は肉食問題について一言も触れていない。

まさに「ガン問題」と「肉食問題」は現代医学・栄養学の聖域であり、それに触
れることばタブーでもある。
アメリカの「食事目標」が、いまひとつ冴えない理由はここにあっ、両?点晴を
欠く所以でもある。

“仏つくって魂入れず”とはこのこと。折角の自然穀菓食も、これでは片手落ち
といわざるをえたい。
いったい、なぜこんなことになったのだろうか?なぜアメリカの妥事目標いは肉
食問題に深く立ち入らなかったのだろうか?
この問題は次章において詳細に述べるので、ここでは省略するが、少なくとも正
しい食生活とは何か?という問題を考える場合、肉食が重要なポイントになる―
―ということだけを念のためつけ加えておく。


  日本の食事事指針」について

最後に、われわれ日本人にとって、直接関係のある日本人の食事指針――厚生省
が発表した「健康づくりのための食生活指針」(昭印年5月)の全文を紹介して
おこう。
この「指針」は、一見すると大変に出来映えよく感じられるが、その内容にはか
なり問題点が多い。幸い森下敬一博士が各項目毎に問題点を指摘しておられるの
で、その全文(「自然医学に訓号・昭和?年9月号)を収録さでていただいた。

なお、同博士の指導される正しい食生活指針も文末に掲載したので是非参考にさ
れたい。


「健康づくりの食生活指針」(厚生省)を採点する
昭和六十年五月、厚生省から「健康づくりのための食生活指針」が発表されたの
はご承知のとおり。日本国民が健康増進と成人病予防のためには、このような食
生活が望ましいという五つの指針を打ち出したものである。
欧米では、政府によるこの種の食生活指針は珍しくないが、日本では今回が初め
て。外国で実施しているからわが国でもと、鋭意努力して発表に漕ぎつけたのは
大変結構なことである。

しかしその内容は、八年前のアメリカ食事目標の水準にも達しておらず、肉食中
心の従来の栄養学から一歩も出ていない。採点すれば、百点満点の三十点。期待
はずれの“答案”ということである。
次にその問題点について述べてみよう。


    多様な食品で栄養バランスを

まず第一、バランスをとるために一日三十種もの食品を拠る必要があると述べら
れているが、食生活を正しく改善するために一番大事なことは、主食中心主義の
食生活に変えることである。
アメリカの食食事目標がこの点に気づき、従来の栄養観を一紛して、主食中心主
義に一八O度方向転換したことは、高く評価できることである。

しかるに、今回発表された日本の要生活指針は、戦後一貫して指導して来た従来
の栄養学「主食はどうでもよい。副食を主食として、バランスのとれた食生活を
行なう必要がある」という、大変無茶な考え方を押しつけている。

これは完全な間違いである。
大体、食べ物のバランスをとると簡単にいうが、実際には、それは大変に難しい
ことである。
何故かというと、食べ物の栄養効果というのは、食べる人の精神的な状態、阻し
やく回数、消化液、腸内細菌などの要因によって変わってくるからである。

同じ食べ物を同じ量食べたとしても、同じ栄養効果が身体に与えられることは、
絶対にあり得ないということは明らかである。現代栄養学が教えているように、
栄養素通りの栄養効果がわれわれの身体にプラスされるということは、奇跡でも
ない限り起こり得ないということである。

   栄養価は人によって違う
分かりやすく説明するために、肉と野菜のバランスを考えることにしよう。
肉を食べた場合の栄養効果は、同じ一人の人間が同じ量をとったとしても、幼児
期、少年期、壮年期、老年期ではそれぞれ異なる。日によって効果が違うとも言
える。
また、徹夜の重労働でクタクタになって食べる場合と身体のコンデションの良い
時に食べる場合とでは、同じ量を食べても、効果がまるで違う。
したがってその栄養効果を測定することは簡単にはできない。まずは不可能とい
うべきである。

肉を食べると、身体の中に老廃物つまり肉の毒が残るが、その最も十人十色、人
によってそれぞれ違う。それをどのようにして測定するか、という問題もある。


一方、「肉の毒を消す野菜のアルカリにしても、どの程度身体の中に吸収される
かということは人によって千差万別で、これもまた測定することば非常に困難で
ある。

体内に残る肉の毒の量が未知数で、それを消す野菜のアルカリの吸収最も未知数
であるとするならば、そのバランスをどうやってとるというのだろう。未知数と
未知数では、バランスのとりようがないことは明白である。

食べ物のバランスをとるということは、便利でもっともらしい表現の仕方である
が、それは事実上不可能であベランスは主食で  る。つまり一日に三十食品も
の食品をもれなく組み合わせてバランスとるなどということは、初めから出来な
い相談。


それでは、食生活のバランスはどうやってとるのか。それは簡単明瞭。主食中心
主義の食生活にすることである。

どこの国でも、その上地でとれる作物の中で最もバランスのよくとれている作物
が主食となっている。したがって主食中心の食生活をしているとバランスがくず
れる心配がない。
逆に言うと、バランスのとれた食生活とは、主食をしっかりと摂り、副食のバラ
ンスなどを考えなくてもよい食生活の在り方を指すのである。


というわけで、第一項の「多様な食品で栄養バランスを」は、「主食中心の食生
活にして副食の数をなるべく少なくする」に改めるペきである。


今回の「食生活指針」は、活字にするともっともらしく見えるが、以上述べたよ
うに、アナだらけの指針であることは否めない。

日常の生活活動に見合ったエネルギー第二項にある日常の生活活動に見合ったエ
ネルギーは、二五OOカロリーを目標にしているようであるが、これは日本人の
一般的な生活活動からすると、いかにも多過ぎる。激しい肉体労働をする時には
、当然カロリーを多くとらなければならないが、普通の都会生活者の場合には、
二OOOカロリー未満で充分である。

ちなみに世界の“長寿郷”のカロリー摂取量を挙げると、東洋のカラコルム山脈
の南にあるフンザでは大体一二OOカロリー、南米エクアドルのビルカバンバで
は約一五OOカロリー、ソ連のコーカサス地方では一八00カロリー程度である
。平均すると大体一五OOカロリーということになる。この程度のカロリーで、
彼らは大変な長寿を保つている。


それに比べると、文明社会においては、総体的にカロリーをとり過ぎる傾向にあ
る。余計なカロリーをとり過ぎると長寿ばおぼつかない。日本は平均寿命が世界
一になったというが、文明社会という“短命国”の中においては、肉その他の動
物性たん白食品を食べる量が少ないから、比較的長命である、というだけのこと
であって、世界には、さらに上手の“長寿郷”がいくらでもある。


    脂肪は量と質を考えて
第三項では、動物性の脂肪を減らして植物性の脂肪を増やすように指導している
が、これはその限りにおいては正しいといえる。しかし、それ以上に大事なこと
ば、脂肪よりもたん白質を動物性のものから植物性のものに切りかえることであ
る。その点に触れていないのは片手落ちである。
肉の脂肪を見るとよくわかるように、動物性の脂肪は常温で固形化している飽和
脂肪酸で、これば身体にとってあまり良くない。常温において液体である植物性
の不飽和脂肪酸をとる必要があるということでる。

魚の脂には、マグロのトロのように白くかたまる飽和脂肪酸の部分もあるが、大
体において不飽和脂肪酸であり、肉の脂と違って安全である。

われわれの身体にとっては、脂肪よりもむしろたん白質の方が大きな問題である

たん白質の場合、植物性のものが動物性のものよりはるかにすぐれている。二年
前に、それを裏付けるデータが西ドイツのマックス・フランク栄養生理学研究所
から出されているので、それを紹介しておこう。


   修正されたたん白質所要量
このマックス・プランク栄養研はドルトムント大学の付属機関で、世界の栄養学
の“指令塔”でもある。
かつては、肉をどんどん食べるようにとの指令を出していたが、最近次のような
データを発表した。
われわれの身体では、毎日、たん白質が消耗している。何らかの形で補充しなけ
ればならないが、その場合にどんな種類のたん白質をとったらよいかということ
について、同研究所で長いあいだ調査研究と結果である。

それによ  、「体重一グラムに対して一グラムのたん白質が必要であって、体
重六Oグラムの人のたん白質を、肉のたん白質で補充しようとすると六Oグラム
必要である。
しかし、それを植物性のたん白質で補うと半分の三Oグラムですむ。さらに同じ
植物の中でも、発芽中の植物のたん白質で補うとすれば、それの半分の十五グラ
ムで充分である」というものである。

つまり、植物性のたん白質で補充する場合には、肉ほどたくさん食べる必要がな
い。肉よりも植物性のたん白質の方が質的にすぐれており、われわれの身体に対
して馴みを持っていて、はるかに有効に作用するということである。



われわれの身体に必要とする最も良質のたん白質は、モヤシ、カイワレ、ブロッ
コリといった目下成長しつつある活性化された植物のたん白質。
次いで穀物、豆類、野菜の中に含まれている植物性たん白質で、肉のたん白質は
この中では一番質が悪いということになる。

これは、われわれのたん白質に対する考え方を一八〇度転換させる重大な発表で
ある。今まで、肉や牛乳などの動物性たん白質が最も良質であり、ぜひとも必要
であると教えられていたが、世界の栄養学の“指令塔”マックス・プランク栄養
研はそれを完全に否定し、植物性のたん白質の方が動物性のそれよりもわれわれ
の身体に対して質的にすぐれていることを明確にしたのである。

このように具体的な数字こそ出さなかったが、植物性のたん白質が肉のたん白質
よりも  はもりとも   私どもは、三十年前から終始一貫主張してきた。
マックス・プランク栄養研はそれを実証してくれるかにすぐれていると、たこと
になる。


第三項の脂肪の問題についての指摘はそれなりに結構なことであるが、たん白質
についての正しい指針も出すベきではなかったろうか。
たん白質の問題を“逃げている”ところが気になる点である。



   4食塩をとりすぎないように

塩は一日一〇グラム以下を目標にして、できるだけ減らすようにという指示であ
るが、これは間違いである。
そもそも日本に塩を減らせという考え方が広まったのは、アメリカやヨーロッパ
の論文を鵜呑みにして伝えたことが発端である。アメリカや日ーロバの場合は、
減塩ということもそれなりに理由がある。それは肉がナトリウム性の食べ物であ
るため、肉食が多い欧米人が、同じナトリウムの塩を摂り過ぎるとダブル・ナト
リウムの状態で、“塩害”が起こってくるからである。

塩を摂ることによって大きな“塩害”が起こるという欧米人の立場で書かれた論
文に、日本の一部の学者がとびつき、「塩をひかえましよう」という運動に発展
した。いわば早トチリが生んだ勘違いの運動でありた。

日本人の食生活では、欧米人に比べると肉食はまだそれほど多いとはいえない。
どちらかというと菜食的な傾向が強いので、いまのところ塩をひかえる必要は全
くないといえる。

ミネラルのバランス理想的な食生活というのは、穀物や野菜が中心となる。この
ような食生活では、塩は不可欠である。何故なら、穀物や野菜はカリウム性の食
品であり、どうしてもカリウムにかたよりがちで、塩のナトリウムを損らないと
バランスがとれなくなるためである。

ナトリウムは男性的な“海”のミネラルであり、カリウムは女性的な“土”のミ
ネラルであるから、両々相まりて、つまり陰陽のバランスがとれて、はじめてう
まくいくことになる。
ナトリウムというのは、われわれの身体の中の自然治癒力と密接な関係があり、
ナトリウムが不足して、自然治癒力が低下すると、いろいろな病気にかかりやす
い。塩気がぬけた状態になると病気になるということである。

ト一バガンを始めとする慢性病の患者さんの血液を調べると、ほとんど例外なく
“脱塩状態”である。
夏バテというのも、“脱塩状態”の人に多く、カゼをひきやすい体質とか、女性
の場合の冷え症もみなナトリウム不足。

塩気をとらないと根治できない。「塩をひかえましよう一などという運動を下手
に展開すると日本人が一億“総説塩状態”になり、カゼひきと冷え症の人間だら
けになりかねない。


一部ナトリウムは精神的な問題とも関係がある。ヤル気を起こさせるのもナトリ
ウムである。
「今日ー日がんばってやろう」という意気込みは、ナトリウムが足りないと出て
こない。前向きの姿勢で、いろいろな障害物を乗り越えてやり抜くためには、塩
気が不可欠である。


    塩分と血圧
ナトリウムは血圧と関係があるといわれているが、これば間違いである。最近、
塩が血圧をあげるというデータが海外の雑誌などに発表されて誤解されている向
きもあるが、塩によって血圧を上げることば絶対に不可能である。

私共は昭和三十年頃、動物に塩をどんどん与えて血圧を上げる実験をやったが、
どうしても上がらなくて大変に苦労した経験がある。私共が実験を行なった範囲
においては、動物に塩を与えて高血圧症を起こさせた例は一つもない。ナトリウ
ムと血圧は別の問題である。

ただし、精製塩を摂ることによって腎臓が悪くなり、その結果、二次的に血氏に
影響を与えるという筋書きは考えることができる。
しかし、塩と血圧は直接的な関係を持つものではないから、安心して大いに塩を
とるべきである。指針の目標は一日に一0グラム以下となっているが、一五グラ
ム以上は、ぜひ摂る必要がある。



   楽しい食生活を
一家団らんをして食事をするというのは当然のことで、論評を加えるまでもない

 正しい食生活の原則正しい食生活とは、自然の生命の営みを保つでいる食物を
、できる限り自然のままの状態で口にする「自然食」であると同時に、それは民
族の伝統を受けついだ「民族食」であり、また郷土の香り豊かな「郷土食」でも
ある。

要するに、自然の恵みと、人間の生活の知恵との調和の中にこそ、真に正しい人
間の食生活のあり方がある、ということだ。
次にその原則について簡単に述べておく。


   一、身土不二の原則
その土地でとれた食物をなるべく食べること。その土地でとれた作物は、その土
地の気候・風土にもっとも遇した食物だからだ。また、季節季節にとれるものを
食べることも大切。季節はずれの食物はなるべく避けることを心がけるべきであ
る。仏法で言「※※※※」ということである。


   二、一物全体の原則
食物は、なるべく丸ごと食べること。生物は、全体としてバランスがとれている
からだ。
部分食は体のバランスが乱れるもととなる。牛でも豚でも丸ごと一頭平らげるな
ら恐らく害にはならないはずである。

   三、主食中心の原則
人間の食物は穀物が中心。穀物は禾本科植物の種子であり、種子には次代の生命
が結実しており、もっとも理想的な完全バランス食となるからである。

 四、葉・根薬食の原則
副食は、菜食が中心となるが、全体食となるように  肉と野菜バランスをよく
調和させる事。
葉菜は体を冷やし、根菜は体を温める食物。また、海藻、小魚類は大いに食べる
。しかし肉、卵、牛乳などの動物性食品はなるベく避けることが原則となる。

  五、調味料の原則
食塩は荒塩、砂糖は黒糖を原則とする。
みそ、醤油、納豆は日本人の体質に合った発酵食品であり、日本民族の傑作中の
傑作ともいえる調味料であるから大いに活用したい。
チーズ、ヨーグルトなどは西洋人に適した発酵食品で、日本人はみそ、醤油、納
豆、ぬか漬けなどが合う。ただし、保存料をつかっていない純正なものを。
油は植物油を原則とする。とくに、ゴマ油は酸化されにくく薬効もあるから貴重
である。石臼絞りの昔ながらのものを手に入れることがよい。精製油は不可。
酢は体質によって使いわけることが大切。(次項参照)


    食物と体質
次に、重要なことは体質に合った食物を選ぶこと。
陽性体質(西洋人や男性・筋肉質で固肥り体質)の人は、葉美類・果実・生水・
生野菜などの体を冷やす食物が適し、酢も大いによい。塩分はひかえ目とする。

陰性体質(東洋人や女性・やせぎすで、冷え性、ぶよぶよぶとり)では、根菜類
や火食などの温める食物が必要。塩分を充分にとり、生水・酢・果物などはひか
え目とする。
豆類なら黒豆や小豆は陰性体質に、大豆や青豆は陽性体質向き。板菜類でも大根
・カブなどは陽性体質向きだが、ニンジン・ゴボウ・レンコンなどは陰性体質向
きである。
このように、食物を選ぶ場合は、体質を考慮することが大切。今日の食生活は、
この点を無視していたためにむしろ逆効果をきたすことさえあるから気をつける
べきである。


   健康づくりのカギは“台所革命”から

次に調理の原則について簡単に述べておく。
料理とは、自然の恵み(素材)を、自然の原理に従って、人間の『健康と長寿』
に生かすための創意工夫であり、いわば芸術でもある。
自然の恵みを生かし、それらを組み合わせて、味覚的にも視覚的にも、そして健
康的にも、より優れたお科理として食生活を豊かにするための精進――つまり“
精進料理”こそ日本人の食生活の原点である。
世間でよく言うトリの餌ではないということだ。
この精進料理によって、一家中が自然との調和を保ち、心身共に健やかな生活を
営むことが保証されるのである。


つまり調理とは自然と調和するための理性的活動であり、また愛の結晶でもある

この原則を忘れた料理は、自然との調和を破壊する料理――つまり“壊理”にほ
かならない。一流料亭の懐石料理も、もし日本人の心の原点を忘れれば壊石料理
に早変わりするわけだ。
なお、調理すること自体が、すでに一一の消化過程(消化管外消化)でありて、
いわゆる生理的消化過程(消化管内消化)の延長線と考えるべきである。この点
が人間の食生活と動物のそれと決定的に違うところ。文明の原点は火食にはじま
る。


そこで、調理(消化管外消化)は、食物の選択(理性的消化)よ包丁(機械的消
化)よ煮焚き(加熱消化口火食)、調味・盛りつけ(感性的消化)といった一連
の手順と考えることもできよう。
そして、それらは個々の体質との関係を考慮し、自然との調和をいかに上手に演
出するか、というところに調理の“味”と“精進”があるというわけである。

ともあれ、家庭の“健康革命”は、一家の主婦による“台所革命”にかかっている、と
いっても過言ではあるまい。

松本英聖著・医事評論集(全六巻)/第一巻----食と生命
ーー病なき世界の実現を目指してーー/ISBN4-906255-17-5/\3000<
1994年6月15日  第一刷発行  技術出版(株)発行 03(3707)3766
<BR>
松本英聖 氏 Matumoto Eisei 保健学博士、ユニオン大学保健科学研究
所教授を経て現在、保健科学研究所所長。自然科学の研究及び実践活
動を通じ、マクロ・ライフサイエンス(食と気の科学)による21世紀
医学革命論を提唱する。
著書に『松本英聖・医事評論集』全5巻刊行中。   ここでご紹介したのは第一巻です。


   本書「食と生命」は是非とも取り寄せてお読みください。
     現代医学の科学的検証と未来医学への道しるべとなる貴重な文献です。

ーーーーーーーーーーー以上ーーーーー

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