つゆき順一と未来を語る

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露木順一は、地球規模で考え地域に密着した行動力で地域から日本の新しい時代を創ります。人口減少、急速な高齢化、脱原発、山林崩壊。現代日本が直面している難問解決の処方せんを発信します。アジアの時代です。中国との対立を乗り越えて、北朝鮮とも国交正常化を果たす必要があります。文化がカギです。斬新な発想で文化交流を提案します。実現しましょう。

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メルマガ名
つゆき順一と未来を語る
発行周期
ほぼ 月刊
最終発行日
2014年03月26日
 
発行部数
74部
メルマガID
0001603030
形式
PC・携帯向け/テキスト・HTML形式
カテゴリ
行政・政治・地域情報 > 政治・行政・自治体 > 政治家

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  ▼日米韓首脳会談の背景と日本の進路 ▼

 アメリカの仲介によって日米韓の首脳会談が実現しました。3月25日オランダのハーグで開催された核保安サミットでのことです。日韓対立がこれ以上激化すると対中国外国に支障をきたすとのアメリカの判断が階段の実現をもたらしたといえます。

 日本を取り巻く国際情勢が日本と韓国との対立によって険しくなるのは好ましいことではありません。ひとまずの安定を確保するためにアメリカの提案に乗ったことはやむ得ない選択であったと思います。

 しかし、表面的な強調の演出とは裏腹に日本国内のわだかまりは高まる一方だと見るのが常識です。安倍総理大臣ご自身や後押しする勢力の中核はたかは集団であることは間違いありません。

 今回の妥協的な選択を心底納得しているとは到底思えません。韓国側を首脳会談の席上に引きずり出すための演出に無理がありました。従軍慰安婦の存在を認め陳謝したいわゆる河野談話を使ったのは危険な選択です。

 菅義偉官房長官がまずは河野談話の見直しもありうるとタカ派を喜ばすような発言を打ち上げました。当然のことながら韓国では反発が出ます。アメリカも眉を潜めます。

 その後、反発が高まった頃を見計らって安倍総理大臣が河野談話は見直さないと国会で答弁します。繰り返しました。韓国側も評価します。アメリカも歓迎します。首脳会談の土俵作りが進みました。

 私にとってこの光景はいつか見たという既視感を覚えます。1995年8月、橋本龍太郎政権でした。官房長官は梶山静六さんでした。軍師と言われた強者政治家です。

 梶山長官は、日米安保条約が適用される範囲として台湾海峡の含まれるという趣旨の発言をしました。中国は猛反発をしました。中国にとって台湾は自国内ですので当然です。

 当時台湾では独立派の勢いが増し中国との間での緊張関係が強まっていました。訪中を目前に控えた橋本総理はこの問題の対応に苦慮していました。橋本総理は、梶山長官の発言を否定しました。

 いわば梶山長官を押さえ込んで中国への配慮を示した格好となりました。この橋本総理の対応は中国を訪問するに際していわばお土産となる行動となりました。

 一連のシナリオは、梶山長官が描いたものでした。訪中に際して日本としての立場を強くするための演出です。軍師の真骨頂とも言える芸当だと思いました。肚が座っていないとこうした曲芸はできません。

 梶山長官を師と仰ぐ菅長官が柳の下の土壌を狙ったとみるのは決して邪推ではないと思います。曲がりなりにも首脳会談の開催までこぎ着けた訳ですのでその努力は大いに評価されるべきだと思いました。

 ただ、梶山長官の時代と19年後の現代では日本を取り巻く環境が違いすぎます。はるかに複雑となっています。中国が強大化してアメリカの力が弱体化しています。このパワーバランスの違いだけでも激変です。

 日本の力の源泉であった経済力は下降線をたどっています。韓国は特定企業への依存度が極度に高まった歪は経済発展の形です。北朝鮮は体制が全く安定していません。

 こうした複雑怪奇な国際情勢の中で従軍慰安婦という極めて感情的になりやすい歴史認識の問題をカードにして韓国に秋波を送った形にして強調を演出した台本はあまりに危険に満ちていると言わざるを得ません。

 ほどなく日韓両国の不満分子が狼煙を上げ出すことでしょう。元も木阿弥状態になってしまう危険性は高いと思えてなりません。もうすでに安倍総理周辺から不協和音が漏れ出しました。

 日本国内のタカ派の矛先は従軍慰安婦をカードに協調を演出した菅長官に向けられるでしょう。安倍総理は国会終了後、人事を予定していると伝えられています。

 もしかしたら官房長官人事が内閣改造の焦点に浮上するかもしれません。タカ派の面々には、策を弄して国を売るつもりかという怒りが背景にあります。この感情は手強いと見た方が良いです。

 将を射る前に馬を射るという言葉があるように内閣の要の官房長官を引きずり下ろすことをタカ派が狙うことは大いにありえます。タカ派の今後の動きは目を離せません。

 今回の日米韓首脳会談は対中国政策を睨んでの協調の演出でした。ロシアのクリミア編入で世界の国際情勢が大きく動きそうです。対中国包囲網も単純にはいかないでしょう。

 ロシアを叩きたければ中国との関係を考慮せざるを得ません。アメリカは、例によって二枚舌を使う可能性があります。日本ははしごを外される危険性と裏腹です。日韓は火を吹くのは時間の問題です。

 日本は本当に難しい選択の時期を迎えていますが、私はまずは内政最優先で行くべきだと思っています。脱原発へと明確に舵を切ることがなにより大切だと思います。脱原発経済の確立が一番の課題です。

 対外的には矛盾をはらもうとも何でもかんでも協調一辺倒で時間稼ぎをすることが大切だと思います。対立の眼を摘みまくって国内の立て直しを急ぐことが必要です。今こそ急がば回れです。


つゆき順一 Tsuyuki Junichi 
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