こころをつなぐ、相続のハナシ

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愛知県の行政書士山田和美が、相続・遺言について情報を発信するメールマガジンです。 ご家族が亡くなる、ご自身の相続に備えて準備をする。 そういった経験は多くの場合、一生に数える程しかありません。 だからこそ実際に直面したとき、何から手を付けて良いかわからず戸惑ってしまったり、知らなかったが故に不利益を被ってしまう事が多々あります。 このメルマガでは、「相続人って誰のこと?」という基本的な事から、 「相続が起きると銀行口座どうなるの?」等のより実務的な疑問まで 幅広くお伝えして参ります。

 

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おはようございます。山田和美です。

GWはひたすらブログを書いて
過ごしていまして、

記事もかなり増えました。
こちらのブログでも随時相続についての
情報を掲載していますので、

ぜひご覧くださいね。
http://nagomig.net/


それでは今日もメルマガをお届けします!

***************
こころをつなぐ、相続のハナシ
2017年5月10日号
(毎月第2、第4水曜日発行)
***************
【生前に、相続放棄させることはできる?】

相続が起きると、原則として
相続人全員で話し合い、

「誰がどの財産を相続するか」を
決めなければなりません。

これを、「遺産分割協議」と言います。


この遺産分割協議がまとまらないと、
いわゆる「争続」となり、
手続きが長引いてしまうわけです。


では、相続人同士がもめないように、
相続が起きる前にあらかじめ、

遺産分割協議をしておいたり、
相続人の一人に相続放棄をさせたりすることは
できるのでしょうか。



何度かご質問頂いた事がありますが、

残念ながら、相続が起きる前には、
遺産分割の内容を決めることも、
相続放棄をさせることもできません。


また、例えば生前に、
「相続が起きたら自分は何ももらいません」
というような念書に印を押させたとしても、

これは原則として、
一切効果はないのです。


では、どうすれば良いかと言うと、
やはり遺言書を書いておくことです。



具体的に、例を挙げます。

太郎さんはいま元気で、

もし亡くなった時に相続人になる人は、
妻、長男、二男の3人だとします。

二男は、妻や長男とはあまり
折り合いが良くなく、

かろうじて太郎さん自身と
話ができる状態。


太郎さんからしたら、
長男も二男も同じように大事な息子です。

しかし、自分の亡き後
妻・長男・二男で話し合おうものなら
揉めることは目に見えています。


では、どうすれば良いのでしょうか。


仮に、ここで太郎さんが
妻・長男・二男と家族会議を開き、

「自分の亡き後、自宅は妻、
A銀行の預金は長男、
B銀行の預金は二男が相続する」

といったことを全員に納得させ、
その上で念書に印を押させても、

残念ながらこの念書に効果はありません。


もちろん、気持ちの上での抑止力には
なるかもしれませんが、

生前にした相続放棄や
このような「遺産分割協議」は

相続が起きた後、
法的にはまったく意味を持たないのです。



そうではなく、太郎さんが行うべきは、
公正証書で遺言書を作成することです。

例えば、前述の内容と同じ、

「自分の亡き後、自宅は妻、
A銀行の預金は長男、
B銀行の預金は二男に相続させる」

という遺言書を
公正証書で作成しておきます。


そうすれば、
実際に相続が起きた後、
この遺言書にしたがって手続きができるのです。

特に配分が偏っていないのであれば、
法的にはこれで十分です。



そして状況が許すのであれば、
先述のような家族会議をひらき、
内容に納得してもらった上で、

その内容を遺言書にすると
家族にも納得してもらいやすいでしょう。


問題のない遺言書さえあれば
他の相続人の納得などなくても
手続き自体はできるわけですが、

やはり相続が原因で
わだかまりが生じたり、
関係が悪化したりすることは避けたいものです。



生前の相続放棄や
遺産分割の約束は意味がないことを知った上で、

財産を残す側として、
しっかり対策をしておくことをお勧めします。


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メルマガ名
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発行周期
毎月第2水曜日と第4水曜日に発行します。
最終発行日
2017年05月10日
 
発行部数
560部
メルマガID
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形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
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