こころをつなぐ、相続のハナシ

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愛知県の行政書士で、「お金の終活」(すばる舎)著者である山田和美が、相続・遺言について情報を発信するメールマガジンです。 ご家族が亡くなる、ご自身の相続に備えて準備をする。 そういった経験は多くの場合、一生に数える程しかありません。 だからこそ実際に直面したとき、何から手を付けて良いかわからず戸惑ってしまったり、知らなかったが故に不利益を被ってしまう事が多々あります。 このメルマガでは、「相続人って誰のこと?」という基本的な事から、 「相続が起きると銀行口座どうなるの?」等のより実務的な疑問まで 幅広くお伝えして参ります。

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メルマガ名
こころをつなぐ、相続のハナシ
発行周期
毎月第2水曜日と第4水曜日に発行します。
最終発行日
2017年10月11日
 
発行部数
584部
メルマガID
0001633048
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
生活情報 > 家庭 > 法律

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メールマガジン最新号

おはようございます。山田和美です。

ありがたいことに
公正証書遺言作成サポートのお仕事を
多くいただいており、

いろんな町の公証役場と
やり取りをする日々です。


公証役場は役所だけあって、

未だに書類のやり取りは
メールではなくFAXというところも
少なくありません。


せっかく便利なものがあるので、
活用していって欲しいなあ、と思う
今日この頃です。

■拙著「お金の終活」
http://amzn.asia/gf8pKDl

それでは今日もメルマガをお届けします!

***************
こころをつなぐ、相続のハナシ
2017年10月11日号
(毎月第2、第4水曜日発行)
***************
【故人のお金をこっそり引き出せば、
お金を独り占めできるのか。】

相続が起きると、
故人の銀行口座は凍結され、

そこからお金を引き出すことは
できなくなります。


この凍結、
いつされるのかと言えば、

銀行がその方の死亡を
知った時点。

通常は、ご遺族の方が
金融機関に伝えたとき、ということが
ほとんどです。


ここで一つ、疑問が生じます。

例えば他の相続人に
あまりお金を渡したくない場合、

亡くなった直後、
銀行口座が凍結される前に、

キャッシュカードを使って
こっそりお金をおろしてしまえば、

誰にもバレずに
お金を独り占め
できてしまうのでしょうか。



結論を言えば、
こういうことは、
絶対にやらないでください。

なぜなら、
違法とか、そういう話以上に、
相続争いがこじれる原因になるためです。



例えば、自分がずっと
介護をしていた母親が死亡。

長女である自分は、やりたいことも
我慢して、大変な想いで介護をする日々。

一方、妹は
ほとんど介護に手を貸さず、
年に数度、顔を出していただけだった・・。


こんな場合でも、
今の法律は原則として、
平等とされています。

その人が介護をした結果
「寄与分」といって
多く財産をもらえる権利が
認められるとしても、

身内が介護をした結果、
支払わずに済んだヘルパーさん代とか、
その程度です。


そのため、ずっと苦労をしてきた長女が、

「なぜ何もしてこなかった
妹と、取り分が平等なのか」と
不服な想いを抱く気持ちは、

とても良くわかります。


このような想いから、

「こっそり全額おろしてしまえば、
分けなくても済むだろう」
と、一瞬、思ってしまうこともあるでしょう。



では、なぜ、
やらない方が良いのでしょうか。


もちろん、そもそも
他人がキャッシュカードを使うことが
法的にNG,という点はあります。

キャッシュカードはいくら家族であっても
本人しか使えないもの。

いくら家族で、
暗証番号を知っていたからと言って、
勝手に使って良いものではありません。


でも、それだけではありません。


このこと以上に知っておいてほしいのは、

相続人であれば、
それぞれ単独で、

故人の預金履歴を調べられる、
ということ。


つまり、ずっと介護をしていた長女が、
母親が亡くなった直後に
キャッシュカードで
預金を引き出したとしても、

妹が銀行に預金履歴を請求すれば、
簡単にバレてしまう、
ということです。


亡くなった人が自分で預金を
引き出すことは不可能ですから、

当然、「誰かが勝手に
引き出した」ということ。


長女が勝手に預金を引き出したことが
わかれば、
相続争いのもとになります。

二女の側からすれば、
「ほかにも何か隠しているかも」
と疑心暗鬼になり、
話し合いは長期化するでしょう。

また、悪質な場合には、
横領の罪に問われる可能性さえあります。


つまり、こっそり預金を引き出すことは、

結果的に、トラブルの原因を
作ってしまうことになり、

決して、得策ではないのです。


では、どうすれば良いのでしょうか。

このような問題を予防できるのは、
財産を「残す側」だけです。


介護をしてもらう側が、
まだ元気なうちに、

介護をしてくれる子に
財産を多く残す内容の遺言書を
きちんと作成しておくこと。

これが、後の争いを防ぎ、
報われない想いを、
解消することにつながります。


いざという時になって
残される人を困らせないために、

早め早めの対策を
しておきましょう。


また、もし介護をしてきた親が
何もせずに亡くなってしまった場合、

このときは、
悔しいお気持ちはわかりますが、
他の相続人に黙って
こっそり預金を引き出すようなことは
しないでください。

勝手に預金を引き出したことで
トラブルに発展してしまえば、

余計に大変な想いをするのは、
自分自身なのです。


相続トラブルを防ぐには、
事前の準備がとても重要です。

いざという時に困らないために、
事前の相談や対策をしておきましょう。

________________
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相続発生後の手続や、遺言書についての相談をお受けしています。

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まずはきちんとした専門家に相談の上、
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全国の書店やAmazonなどで、
ご購入頂けます。

ぜひ読んで、感想をお聞かせください(^_^)

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