こころをつなぐ、相続のハナシ

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愛知県の行政書士で、「お金の終活」(すばる舎)著者である山田和美が、相続・遺言について情報を発信するメールマガジンです。 ご家族が亡くなる、ご自身の相続に備えて準備をする。 そういった経験は多くの場合、一生に数える程しかありません。 だからこそ実際に直面したとき、何から手を付けて良いかわからず戸惑ってしまったり、知らなかったが故に不利益を被ってしまう事が多々あります。 このメルマガでは、「相続人って誰のこと?」という基本的な事から、 「相続が起きると銀行口座どうなるの?」等のより実務的な疑問まで 幅広くお伝えして参ります。

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メルマガ名
こころをつなぐ、相続のハナシ
発行周期
毎月第2水曜日と第4水曜日に発行します。
最終発行日
2017年07月12日
 
発行部数
572部
メルマガID
0001633048
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
生活情報 > 家庭 > 法律

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メールマガジン最新号

おはようございます。山田和美です。

昨日は、
ファイナンシャルプランナーさん達の
勉強会で、

相続業務の注意点等で
講師を務めさせていただきました。

まだまだ、相続をトータルで見ることの
できる専門家は
多くないと感じています。

相続について正しく知る専門家が
増えてくれることを願います。


■拙著「お金の終活」
http://amzn.asia/gf8pKDl

それでは今日もメルマガをお届けします!

***************
こころをつなぐ、相続のハナシ
2017年7月12日号
(毎月第2、第4水曜日発行)
***************
【無効ではないけど家族を困らせる遺言書とは?3】

遺言書をつくるときは、
法的要件を満たす必要があることは
もちろんです。

しかし、実はそれだけでは
十分とは言えません。


「無効」というわけではなくても、
家族を困らせる遺言書は、
いくつも存在します。


今日は、前回・前々回に引き続き、
「無効ではないけど
家族を困らせる遺言書とは?」

ということで、


その中の一つ、

「一部の財産についてだけ書いた遺言書」
をご紹介します。


それでは、具体的に見てきましょう。


~~~~

太郎さんの財産は、

2,000万円程度の自宅の土地建物と、
預貯金が1,000万円ほど。

預貯金は、いくつかの銀行に
解れています。


太郎さんの妻は既に他界し、
子は、長男のタカシさんと、
二男のヒロシさんの二人。


長男のタカシさんは
太郎さんと同居し、

ヒロシさんは遠方で
家族と共に暮らしています。


太郎さんはこれまで、

「うちは大金持ちでもないのだから、
相続は関係ない」

そして

「自宅は家を継ぐ子が
もらうのが当たり前」

だと
漠然と思っていました。


しかし、色々と話を聞いたところ、
財産が特別多くない家でも
相続争いになることがあるという事や、

同居しているからといって
自動的に自宅不動産が
その子のものになるわけでは
ないことを知り、

遺言書を書こうと考えました。




太郎さんは、近所の
○○書士さんへ相談に行き、
こう伝えました。


「自宅の不動産を
長男にちゃんと残るような
遺言書を作りたい。

預貯金はあまり多くないし、
これからもまだ使うから
遺言には書かなくて良い。」と。


太郎さんは、先生の
「任せてください」という言葉に安心し、
依頼を決めました。




そして、1月ほどが経ち、
無事、公正証書で遺言書が完成しました。

内容は、

「自宅の土地建物を
長男のタカシに相続させる。」

という、シンプルなものです。

遺言書の内容を実現する責任者である
遺言執行者は、
タカシさんを指定しました。


太郎さんはほっと一息。

これで肩の荷が一つ下りました。





そして10年以上の月日が流れ、
太郎さんは息を引き取りました。

同居していたタカシさんに
見守られながらの最期でした。



タカシさんは、かねてから
「遺言書を書いてある」と教えられ、
保管場所も知っていました。

そのため、葬儀等が落ちつき、
手続きに入ろうかという段階で、
すぐに遺言書を発見。


遺言書をあけると、
自宅の土地建物を自分に相続させると
きちんと書いてあります。


一方、預貯金については
遺言書で触れられていませんが、

タカシさんは、

「自宅は先祖代々守ってきたもので
売るわけでもないし、
第一、売れるような立地でもない。

また、今後の法要や
自宅の手直しにもお金はかかる。

だから、自宅は別で、

1,000万円ある預貯金は
弟のヒロシと500万円ずつにするくらいが
妥当ではないかな。」

と考えました。


そして次の法要で会った際、
タカシさんは、ヒロシさんに
このことを伝えました。


すると、思わぬ返事が
返ってきたのです。


「いや、兄さんは2,000万円
相当の価値がある不動産をもらうのだから、

預貯金1,000万円は、
自分が全部もらったって
足りないくらいだよ。」

と。


タカシさんは、
「自宅は売るものではないから」、
と伝えても、

ヒロシさんは納得してくれません。




当然、銀行の手続きもできず、
太郎さんの口座のお金は凍結されたまま、

間もなく半年が経とうとしています。


兄弟だから、
話し合えばわかるのではないか、と
思っていましたが、

ヒロシさんは、

「兄さんが俺の要求を呑むまで、
話し合いをするつもりはない」

と、平行線。


不本意ではあるが、
弁護士に間に入ってもらって
争うしかないのか・・・。


タカシさんは途方に暮れ、

なぜ父がきちんと預貯金の行先まで
決めておいてくれなかったのか、

釈然としない想いを抱いています。



~~~~

さて、このようなケース、
実は少なくありません。


一部の財産(この場合では、土地建物)だけ
を書いた遺言書は、

もちろん無効ではなく、
有効です。

ただし、そこに記載のない
財産については、

自動的に行先が
決まるわけではなく、

相続人同士の話し合いが
まとまらなければ、

相続争いに発展してしまいます。


これでは、何のために遺言書を書いたのか、
本末転倒と言わざるを得ません。


これは、この例の
タカシさんとヒロシさんのように、

メインの財産以外の財産(今回は預貯金)を
どう分けるか、

相続人の間で考え方が
違う事があるためです。


もちろん、裁判等を行なえば
「法律的な結論」は出ますが、

そもそも家族間で
裁判等をして争うこと自体が
不利益ですし、

時間もお金も余分にかかります。

そして何より、
こうしてこじれた家族の絆の修復は
かなり困難でしょう。



この様な事態にならないため、

せっかく遺言書を書くのであれば、
ぜひ、すべての財産の行先が
わかるように記載してほしいと思います。



ちなみに、

私は、専門家を名乗る以上は、
依頼者様が気づいていないリスクを
教えてあげるべきだと考えています。


依頼者さんは通常、
遺言書を書くことは初めてですし、

ましてや
「この遺言書で、
相続が起きた後リスクはないか」

など、数を見ていなければ
わかるはずがありません。


だからこそ、このような例では、
専門家は、

預貯金を書かないことのリスクや、

遺言書に預貯金を書いたからと言って、
その後その預貯金が使えなくなるわけでは
ないことなどを太郎さんに伝え、

その上で、
太郎さんの望む未来を
実現するための方法を

提案すべきではないかと思います。


しかし、
残念ながら、そうでない「専門家」も
少なからず存在しているのです。


皆さんはぜひ、
遺言書の専門家は慎重に検討してください。


そして、遺言書を書く際は、
一部の財産だけではなく、

すべての財産を網羅的に書かれることを
お勧めします。
________________
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