「余命」について考える

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古稀も過ぎて、かろうじて生き存える幸運を得ましたけれど、いつまた病が再発するか分からない状態で、「余命」について考えはじめました。  拾い読みを通してですが、日々の暮らしの中で、余命について思ったこと、念じることなど記していきたいと念っています。  交心できたら幸甚です。  いろいろアドバイスください。  よろしくお願いします。

 

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メルマガ名
「余命」について考える
発行周期
週末刊
最終発行日
2016年06月10日
 
発行部数
2部
メルマガID
0001663094
形式
PC向け/テキスト・HTML形式
カテゴリ
日記 > テーマ別 > 読書

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★♪★ スローラブの道標01良寛さん ★ 01-01至福のめぐり愛 ★





★ 余命をあそぶ交心006rt1001

――♪♪♪♪―――――――――――――♪♪♪♪――

 待ち人の在るが至福よ蓮の露

――♪♪♪♪―――――――――――――♪♪♪♪――





 > 良寛歌1112 いついつと待ちにし人は来たりけり今はあい見て何か思わむ


 もう、すっかり、良寛さんは、貞心尼さんの玄牝の門に囚われてしまったのでした。 玄牝の門をくぐって、桃仙境に遊泳三昧してしまうのでした。

 あぁ、待ちに待った貞心尼が来てくれた。この肌触り、この匂い。おぉ、まさにこれが貞心尼だね。このやわらかさ、このゆるやかさ、このあたたかさ、これが愛なんだね。
 この愛の中にたゆたうことができて、もう至福だよ。もう、この愛があれば、何もいらないよ。この愛があるから、もう、さびしくないよ。もう、くるしくないよ。もう、このままで、いいよ。いつ、お迎えが来ても、いいよ。この至福のままに、逝ければ、Happyだよ。

 
 そう良寛さんは、詠んだときから、もう、一途に、貞心尼さんしかいないのですから、貞心尼さんの腕の中で幼児帰り、胎内回帰していくのです。このめぐり愛の至福の時は、出会いの時から始まって、もう、来る日も、来る日も、至福の時を、生きていたのでしょう。いままで天の川に托して夢見てきた良寛さんの愛の初心そしてその愛の結晶が、愛の自然法爾として良寛さんと貞心尼さんのめぐり愛に現成したのでした。

 良寛さんにとって、胎内回帰の日々は、もう、永劫回帰の日々でもあったのでしょう。
 生きながら、自然に帰り、命に帰り、浄土に帰り、宇宙に帰る良寛さんを想像することができます。
 この世とあの世をつなぐ、幻の回路を創りだしているのかもしれません・・・。



 待ち人の在るが至福よ蓮の露   仁


 謄謄任天無漏路逍遙





★★★ 良寛の恋00101『 幻視する愛の彼方に散る桜 』 へもどうぞ!!! ★★★
♪♪♪  http://mixi.jp/view_diary.pl?id=745135143&owner_id=4521611





 至福のめぐり愛01-02 良寛貞心尼相聞歌



 貞心尼 われもひともうそもまこともへだてなく 照らし抜きける月のさやけさ
     覚めぬれば闇も光もなかりけり ゆめ路を照らすありあけの月
 良寛  あめが下みつる玉より黄金より 春のはじめの君が訪れ
     手にさわるものこそなけれ法の道 それがさながらそれにありせば
 貞心尼 春風にみ山の雪はとけぬれど 岩間によどむ谷川の水
 良寛  み山辺のみ雪とけなば谷川に よどめる水はあらじとぞ思ふ
 貞心尼 いづこより春は来しぞとたずぬれど 答えぬ花に鶯の鳴く
     君なくば千たび百たび数ふとも 十づつ十を百と知らじを
 良寛  いざさらばわれも止みなむ九の毬 十づつ十を百と知りなば
 良寛  霊山の釈迦のみ前に契りてし ことは忘れじ世はへだつとも
 貞心尼 霊山の釈迦のみ前に契りてし ことは忘れじ世はへだつとも
 貞心尼 いざさらばさきくてませよほととぎす しば鳴くころはまたも来て見む
 良寛  浮雲の身にしありせばほととぎす しば鳴くころはいづこに待たむ
秋萩の花咲くころは来てみませ いのちまたくばともにかざさむ

 貞心尼 「恋学問妨」
     いかにせむまなびの道も恋くさの しげりていまはふみ見るも憂し
 良寛  いかにせむうしに汗すと思ひしも 恋の重荷を今はつみけり



 歌を詠み交わすなかで、良寛さんと貞心尼さんの命はシンクロし、魂も交わり、おたがいにこころも啓いて、いのちの燃焼になっていくようです。
 いのちのシンクロから湧きでる言葉が、こころ模様を映しとって、いのちの源泉にまで道案内していくその道筋を、ぼくらは、この相聞歌を辿ることで知ることができるようになります。



 夏の宵われにも啓けひめ心   仁


 とわず語りのたびのみち連れ





 > 私はあの朝、佐吉に向かってしたように、物もいわず良寛さまのところまで走りより、ひしとそのお軀に取りすがっていた。
 涙が目にも咽喉にもあふれて、言葉も出ない。ただただ、良寛さまのお膝に顔を伏せ、両手をしっかり良寛さまの胴に廻していた。泣きじゃくる私の背を、良寛さまはおだやかな掌つきで静かに撫でてくださりながら、
 いついつと待ちにし人は来たりけり 今は相見てなにか思はむ
 とつぶやかれた。私がそのお声をしみじみ胸にくりかえしていると、つづいて、
 むさし野の草場の露のながらひて ながらひはつる身にしあらねば
 と詠みつがれた。私はもう感きわまって、返歌などの出るゆとりもなかった。
 やや落ちついて、私は手伝って良寛さまに寝床にゆっくり横たわっていただいた。   。。。瀬戸内寂聴『手毬』p262



 病みし身も薫風の手に和みけり   仁


 血のぬくもりのささやき愛語





 > 二千四百年前の印度の釈尊の最期の旅のお姿が思われる。あの尊いお方でさえ、最期の病は良寛さまと同じようなものであった。
 激しい下痢に悩まされながら、クシナガラへの旅をつづけられた釈尊の苦しみを思うと、釈尊も良寛さまも、人はこうして病み、苦しみ、糞尿にまみれながら、汚穢にまみれて逝くものだということを、教えられているような気がした。人の世の人の苦しみを一身に代わり受けてくださっているような尊さと有り難さが湧いてきた。   。。。同上p269



 師の受苦を友と語りぬ緑の夜   仁


 こえておのずと笑みの花さく





 > あけ方近くになって、壁ぎわで坐ったままうとうとしていたら、良寛さまがお目をさまされ、
 「背中が寒い」
 とおっしゃった。しらべてみると、夜具は肩までかかっていてすき間もない。それでも寒いとくりかえしいわれる。
 私はつと、掛け布団を持ちあげ、良寛さまの寝床へ軀をすべりこませていた。
 背後からぴったり添い臥し、自分の体温で良寛さまの背をあたためた。右手を良寛さまの胴にかけ、重くないようにやわらかく抱いた。氷のように冷えきったお脚に自分のほてっている脚をからませてあたためてあげる。良寛さまはゆったりと軀をくつろがさせたまま、私のすることを何もこばまれなかった。
 おだやかで寂かなふたりの呼吸だけが聞こえていた。気がつくと露の鉄瓶のお湯がしゅんしゅんと松風の音をたてていた。
 良寛さまの呼吸と私の呼吸がひとつになり、この部屋に人間はひとりしかいないようだった。
 「あたたまりましたか」
 私はきいてみた。
 「うん、縁側で日向ぼっこしているように気持ちいい」
 「このまま、眠ってください。朝までぐっすり」
 やがて良寛さまのおだやかな寝息がしはじめ、私の呼吸と合わなくなった。私はそっと身をずらして寝床の外へ出た。思わずくしゃみがこみあげてきて、あわてて両掌で口を掩った。
 其の夜を境に信じられないほど病状が落ちつき、・・・   。。。同上p275



 寒の魂交わり受苦を忘れけり   仁


 愛語和顔の体の温もり





★♪★ 言葉あそび575交心 ★♪★





★ 言葉あそび575交心rt1004

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 師の受苦を友と語りぬ緑の夜

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