福嶋隆史
ID: 0001671587

ふくしま式で文学・評論を読み解く!

福嶋隆史
  • まぐまぐ大賞2016
  • 独占インタビュー
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ふくしま式で文学・評論を読み解く!

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国語指導のカリスマ福嶋隆史が今解き放つ、シンプル&ハイレベル読解技法の全て。書籍にできない塾内教材を惜しみなく公開。塾講師・学校教師、受験生とその親の皆さん必読。Eテレ「ニューベンゼミ」出演・監修。【著書】『「本当の国語力」が驚くほど伸びる本』『「本当の国語力」が身につく問題集』『「本当の語彙力」が身につく問題集』『"ふくしま式200字メソッド"で「書く力」は驚くほど伸びる!』(大和出版)『論理的思考力を鍛える超シンプルトレーニング』(明治図書)『国語が子どもをダメにする』(中公新書)など21冊・累計55万部超

おすすめポイント
  • 重松清・河合隼雄などの名著を用いた独自設問!
  • 難関中学・難関高校・難関大学入試対策に最適!
  • 国語科の指導法に悩む学校教師・塾講師、必読!
著者プロフィール

福嶋隆史

株式会社横浜国語研究所代表取締役 ◇ふくしま国語塾主宰 ◇1972生 ◇学歴|早稲田大学第二文学部を経て創価大学教育学部通信教育部卒業 ◇職歴|2001公立小学校教諭/2006~ふくしま国語塾 ◇所属|日本言語技術教育学会/日本リメディアル教育学会/日本テスト学会 ◇Eテレ「テストの花道」出演・監修2013~ ◇講演歴|2012株式会社NTT-ME/2014金沢工業大学/2014日本リメディアル教育学会/2015,2016株式会社リクルートキャリア ◇新聞雑誌掲載歴|読売新聞/東京新聞/朝日小学生新聞/『国語教育』誌連載/日経ビジネスAssocie/プレジデントFamily/週刊東洋経済/AERAwithKids

昨今、図・グラフ・イラスト等(非連続型テクスト)を用いた読解が盛んです。しかし、旧来の文章読解がテスト及びカリキュラムから消えることはないでしょう。そもそも「文章」というシンプルな素材を料理する力は、いつの時代にも不可欠です。◇塾・学校の先生方。読解の授業に自信がありますか? 手応えのある授業ができていますか? すぐYESと答えられる方は少ないでしょう。◇このメルマガは「誌上授業」です。実際の授業を受けているような気持ちで読み進めることができます。1回ごとに確実な手応えが得られます。1ヶ月ごとにあなたの授業はレベルアップを遂げます。もちろん、受験生やその保護者の方が読んでも同じような手応えと能力の向上が期待できます。◇このメルマガを書籍化することはありません。ここでしか読めません。ほかのどこにも公開しません。さあ、今すぐスタートを切りましょう!

サンプル号
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      最新版のコンテンツは、下記ページをご覧ください。

      http://www.yokohama-kokugo.jp/magazine/toll/

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         ふくしま式で文学・評論を読み解く!

      No.1 重松清「セッちゃん」を徹底的に読み解く:序

              ~サンプル号~

               2016/02/09              

         著者:ふくしま国語塾 主宰 福嶋隆史

            (現在の読者数 ―― )

         ~著書・総発行部数 515,700部!~

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 みなさん、こんにちは。福嶋隆史です。
 ついに、有料メルマガのスタートです。

 まずは、タイトルについてひとこと。
「文学・評論」というのは、国語教育において一般的な分類である、「文学的
文章・説明的文章」という分け方と同じものです。
 たしかに、辞書で「文学」を引くと、そこには評論も含まれています。
 ですが、このメルマガにおいて「文学」と言えばそれは狭義の文学であり、
特に「小説・物語」を指すものとお考えください。

 さて、さっそくですが、今号(サンプル号)の目次です。

―――――《目 次》―――――

【1】市場に出している自らの著書との決定的な違い

   ◆一般の文学作品・評論作品を、「ふくしま式」で読解する!
   ◆塾内専用教材を惜しみなく公開する!

【2】読者対象、発行周期

   ◆読者対象
   ◆発行周期

【3】コンテンツ予定、作品紹介

   ◆2016年のコンテンツ予定
   ◆「これは、授業したい。いや、しなければならない」
   ◆『まゆみのマーチ』を手にしたきっかけ
   ◆説明的文章の題材として手頃な『こころの処方箋』

【4】これが「セッちゃん」のオリジナル設問だ!

   ◆「セッちゃん」の登場人物
   ◆20問をピックアップして紹介します

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【1】市場に出している自らの著書との決定的な違い


 このメルマガの「新しさ」は、大きく2つあります。

◆一般の文学作品・評論作品を、「ふくしま式」で読解する!
◆塾内専用教材を惜しみなく公開する!


 どういうことか、少し説明します。

◆一般の文学作品・評論作品を、「ふくしま式」で読解する!

 これまで私は自著の中に種々の読解問題を載せてきましたが、そのほとんど
は自分で作った文章を題材にしたものでした。
 それにはもちろん、必然性がありました。
 整理された文章のほうが基礎技術の習得には適しているということです。
 多くの名作は、その芸術性ゆえに、文章が躍動しています。言葉の間に有機
的なつながりがあります。文章を解きほぐして再構成する作業すなわち読解を
歓迎しない構造になっているのです。
 いわば、「芸術」的な文章は「技術」のトレーニングには向かないというこ
とです。
 だからあえて私は、一般的な文学・評論を使用せず、技術を抽出しやすい文
章を自ら作成し、問題集に掲載してきたわけです。
 しかし、現実問題として、中学入試・高校入試・大学入試、あらゆる入試問
題には、芸術的な文章を題材にした読解問題が出ています。
 となれば、そろそろ明かさねばなりません。
 技術を抽出しにくい、つまり読解しづらい文章を、いかにして読解すればよ
いのかを。
「ふくしま式」で入試頻出作家の文章を読み解くと、どうなるのかを。

 評論(および随筆)についても、当然扱っていきます。
 どんな種類の題材文であれ「ふくしま式読解法」は万能であるということを
示す必要があります。
 とはいえ、読解の壁が厚いのは、評論よりも文学です。
 そこで、まずは「重松清」を扱います。
 重松清を「ふくしま式」で読むと、どんな問いが作られ、どんな答えが用意
され、どんな授業になるのか。
 これを、まずは明らかにしようというわけです。


◆塾内専用教材を惜しみなく公開する!

 ふくしま国語塾では、今述べたような「名作」を読解する授業を、実際に行
っています。
 授業では、文庫本1冊をまるごと生徒個々に配付し、設問は全て私自身で作
成しています。
 これらのオリジナル教材を「本」の形で一般に公開しようと画策したことは、
実はこれまでにもありました。
 しかし、結局のところは「著作権」の壁に阻まれてしまいます。
 多くの出版社は作品の引用に慎重ですし、全文を載せるなどということは当
然できません。
 そこで私は、メルマガを選択しました。

【本文】は、書店にて買っていただく――文庫本を、まるごと。

【オリジナル設問】と【解答・解説】、そしてその【授業記録】を、メルマガ
で配信する。

 こうすれば、著作権の壁はクリアできます。
 読解設問には通常「――部」(傍線部)がありますが、本文の引用は主にこ
の――部でのみ行います。
 要するに、本の内容の一部を引用しての「批評」と同じ形式で書き進めてい
くわけです。
 これなら、著作権侵害にはなりません。
 むろん、著作権法第32条にもとづく引用にとどめます。
 32条では、「公表された著作物は、引用して利用することができる」と定め
られています。 http://www.cric.or.jp/qa/hajime/hajime7.html

 このような手段をとることによって、今まで一度も公開したことのなかった
塾内専用のハイレベル教材を、惜しみなく公開できるのです。

 ご期待ください。

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【2】読者対象、発行周期

◆読者対象

 このメルマガは、ハイレベルな読解技法を紹介するものです。
 想定される読者対象は、以下のとおりです。

 ・国語教師(塾の先生、小中高の先生)
 ・難関校受験の対策をしたい小中高校生とその保護者

 単に読解力を高めたいという一般の方々にもおすすめです。
 もちろん、児童・生徒が自身で読んでも、かまいません。
 なお、私の塾では、小学4年生から高校3年生までの子が全く同一の設問を解
き進めるということがザラにあります(言語技術の習得に学年はほとんど関係
ない――それが私の持論です)。
 あとでも述べますが、「セッちゃん」も同様でした。
 ですから、このメルマガで紹介している読解法を用いた指導の対象は、小学
4年生以上の全ての子、ということになります。


◆発行周期

 発行周期は、1ヶ月に1回です。
 毎月第4水曜日を発行日とします(ただし、第4水曜が年末(12/29,30,31)
の場合は第3水曜に発行)。

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【3】コンテンツ予定、作品紹介

◆コンテンツ予定

 最新版→ http://www.yokohama-kokugo.jp/magazine/toll/

◆「これは、授業したい。いや、しなければならない」

 ともあれ、まずは「セッちゃん」を中心に進めていきます。
『まゆみのマーチ』(重松清/新潮文庫)所収の短編(47ページ分)です。
               『まゆみのマーチ』→ http://ow.ly/Y4ZcA

『ビタミンF』(重松清/新潮社※)にも所収されています――というより、も
ともとはこちらに収められていた短編です。
             ※四六判が2000年8月刊行、文庫が2003年7月刊行
                 『ビタミンF』→ http://ow.ly/Y4ZS8

 そして、なにを隠そう『ビタミンF』は、第124回・直木賞(直木三十五賞)
の受賞作です。
 これは短編集であり、その中に「セッちゃん」が収められています。
 直木賞の選考委員は「セッちゃん」を激賞していたようです。次のように。

・もちろん「セッちゃん」が図抜けていい
・「セッちゃん」が最も優れていた
・「母帰る」と「セッちゃん」が特によい出来だと思った
http://homepage1.nifty.com/naokiaward/jugun/jugun124SK.htm#novel124

 私自身、一読しただけでこの短編のとりこになりました。
 そして、こう思いました。

「これは、授業したい。いや、しなければならない」

 重松清ならではの「家族」というテーマとともに、この作品では「いじめ」
がテーマになっているため、ともすると教師は、これを道徳教材として扱って
しまいがちでしょう。
 たしかに、道徳の素材にもなり得ます。
 しかし、私はあくまでも、国語の教材として扱いました。
『国語が子どもをダメにする』(福嶋隆史/中公新書ラクレ)の中でも明言し
ているとおり、道徳と国語を混同することは、避けるべきです。
 とにかく、言語技術という「形式」を重視して授業したい。
 そのためには、どうすればよいか。
 それをとことん追究しました。

 そして、2015年9月後半から12月前半の3ヶ月間、ふくしま国語塾における授
業の全ては、「セッちゃん」によって行われたのです(奇しくも小説内の時間
も9月に始まり、11月末~12月初め頃に終わっていました)。
 小学4年生から高校3年生まで全84名の生徒が、その3ヶ月間ずっと、同じ教
材での授業を受けました。
 これだけ重厚に1つの作品を扱ったことは、過去にありませんでした。
 その全貌を、このメルマガで公開しようというわけです。

 なにしろ、私はこの授業を進めるにあたり、100問の自作設問をこしらえま
した。
 100問。
 そう、100問です。
 47ページ(約20,000字)の短編に、100問。
 その上で、その半分ほどを精選し、授業しました。
 これだけの内容を、塾内だけで終わらせるのはもったいない。
 そう思ったわけです。


◆『まゆみのマーチ』を手にしたきっかけ

『まゆみのマーチ』は、東日本大震災を機に編集された1冊です。
 これには、「自選短編集・女子編」というサブタイトルがついています。
 同時に編集された『卒業ホームラン』は、「自選短編集・男子編」。
 2011年の夏に、2冊あわせて刊行されたものです。

「東日本大震災がなければ生まれなかった二冊、センエツは承知のうえで、自
分なりの震災とのかかわり方を考えたすえの刊行です」
             (『まゆみのマーチ』「刊行にあたって」より)

『まゆみのマーチ』には、次の7編が収録されています。

・まゆみのマーチ      (92ページ)新潮文庫『卒業』所収
・ワニとハブとひょうたん池で(59ページ)新潮文庫『ナイフ』所収
・セッちゃん        (47ページ)新潮文庫『ビタミンF』所収
・カーネーション      (27ページ)新潮文庫『日曜日の夕刊』所収
・かさぶたまぶた      (47ページ)新潮文庫『ビタミンF』所収
・また次の春へ――おまじない(25ページ)単行本・文庫 未収録作品

 もともとは、慶應義塾湘南藤沢中等部・平成26年実施の入試問題に出ていた
「また次の春へ――おまじない」を授業するため全生徒に文庫本を配付したの
が、きっかけでした。
 でも、この短編1つで終えるのはもったいない。
 そう思い、まずは「カーネーション」を授業しました。
 次に、「セッちゃん」を授業したわけです。

 ですから、このメルマガ内でもいずれ、「また次の春へ――おまじない」お
よび「カーネーション」の2編の設問や授業内容を、同様に公開する日が来る
でしょう。
 もちろん、他の短編も今後の授業で扱うかもしれませんから、そのときはメ
ルマガでの公開を検討します。

 なお、「セッちゃん」は『ビタミンF』にも『まゆみのマーチ』にも掲載さ
れているため、どちらかの本をお持ちであれば「本文」は準備完了です。
 ただし、このメルマガ内ではあくまでも『まゆみのマーチ』のページ数をも
とに言及していきますので、その点はご了承ください。


◆説明的文章の題材として手頃な『こころの処方箋』

 ふくしま国語塾では現在、『こころの処方箋』(河合隼雄/新潮文庫)も授
業に利用しています。
               『こころの処方箋』→ http://ow.ly/Y50gc

 これも、文庫本をまるごと配付しています。
 この本には、短いエッセイ風の文章(2,000字程度)が55編掲載されていま
す。
 2,000字というのは、入試読解問題としては若干少なめですが、だからこそ
読解のトレーニングには適しています。
 現在のところ、たとえば次のようなコンテンツの授業が終わっています。

 ・1 人のこころなどわかるはずがない
 ・15 一番生じやすいのは一八〇度の変化である
 ・27 灯を消す方がよく見えることがある
 ・42 日本的民主主義は創造の芽をつみやすい
 ・48 羨ましかったら何かやってみる

 これらの授業における「オリジナル設問」「解答・解説」「授業記録」につ
いても、「セッちゃん」とあわせて(または別個に)公開していく予定です。
 ご期待ください。


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【4】これが「セッちゃん」のオリジナル設問だ!

◆「セッちゃん」の登場人物

「セッちゃん」は、中学2年生の加奈子とその両親(父・雄介、母・和美)を
中心に話が進んでいきますが、ほかにも数名の人物が登場します。
 文学の読解授業では、まず、登場人物を列挙・確認します。
 これはどんな授業でも行われていることですが、性別や年齢などを確認しよ
うとすると意外に手こずることがあります。
 この作品でも若干情報不足の部分があります。
 そのあたりを、描写をもとに考察するのも価値あるプロセスだと言えます。
 また、「主人公」は誰なのかを考えることも、同様に意義あることです。
 私自身、これらを初期に確認しました。
 ただし、口頭問答でいくつか確かめただけで、あとは私から答えを伝えまし
た。
 なぜなら、もっと問うべきことが、山のようにあったからです。
 その山のような問いの一部を、ここでは公開します。


◆20問をピックアップして紹介します

 ここでは、実際に授業で扱った約50問のうち、20問をピックアップして紹介
します。
 次号からは、ここに挙げていない設問、および授業で扱わなかった設問も順
次取り上げながら、次のような内容を詳述していきます。

 ・それぞれの設問の解答と解説
 ・生徒の答案の傾向/ミスの傾向とその対策
 ・作問の心得と観点/作問の技術
 ・文学読解の授業法(学校の場合、塾の場合)

 その他、教師にも親にも、あるいは子どもたち自身が読んでも役立つ内容が
満載です。
 さてそれでは、20問を紹介します。
 まだ「セッちゃん」本編を読んでいない方のために、ストーリーの「ネタバ
レ」になりそうな設問は排除してあります。
 本当はそういう設問こそが核心的な問いなので、歯がゆいのですが……。
 いたしかたありません。
 第2号以降を、お楽しみに。

《抜き出し》
★ 170ページ「もともと学校でのできごとはなんでも親に話す子だった」「親
としては、ありがたい ~ ささやかな自慢でもあった」とありますが、雄介
自身が、自身のこのような思いとは正反対の言葉を加奈子に言っている部分が
あります。そのセリフを抜き出しなさい。

《抜き出し》
★ 173ページ「だって、それが現実だもん」「ゲンジツという濁った音が、雄
介の耳にざらりとさわった」とありますが、この部分と対照的な描写を探し、
必要な範囲で抜き出しなさい。

《記 述》
★ 173ページ「同情とかって、ほんとは残酷なんだ、ってよく言わない?」と
ありますが、一般的に、なぜ同情は残酷なのですか。

《記 述》
★ 183ページ「ひょっとしたらの可能性が、皮肉な話だ、加奈子がそう口にし
たことで、粉々に砕け散ってしまった」とありますが、これはどういうことで
すか。わかりやすく説明しなさい。
 また、これをもとに考えると、183ページ「つまらなそうに笑って」とは、
どのような意味を持った笑いだったといえますか。

《記 述》
★ 185ページ「中年の――だから同世代の選手が、かんたんなパットをはずし
た」とありますが、これは何を暗示するための描写なのでしょうか。

《単語記述》
★ 186ページ「ペットボトルが、キッチンの床に落ちた」とあります。このと
きの和美の心の動きを説明した次の文章※の空欄を埋めなさい(※今号では略)。

《単語記述》
★ 第4場面の始まりの数ページ(189ページの後ろから4行目まで)について、
雄介と和美はどこで話をしていますか。

《選 択》
★ 193ページ「加奈子の声が返り、まなざしは和美がよこした」とありますが、
どのような状況を表していますか。次のア~ウ※から最もふさわしいものを選
びなさい(※今号では略)。

《記 述》
★ 194ページ「追い詰めるんじゃない、引き戻すだけだ」とありますが、追い
詰めることと引き戻すことは、どう違うのですか。どこに引き戻すのかを含め
て説明しなさい。

《記 述》
★ 198ページ「加奈子は一所懸命に自分に言い聞かせていたのだろう。自分を
納得させようとして、必死に理屈の筋道を立てていたのだろう」とありますが、
加奈子はどのような理屈を立てていたのですか。

《単語記述》
★ 199ページ「さっきより、もっとかなしい、ばか」とありますが、雄介は何
と何をくらべているのですか。それを説明した次の文※の空欄に入れるのに最
もふさわしい言葉を、それぞれ漢字二字で答えなさい(※今号では略)。

《記 述》
★ 200ページ「そして。」だけが1行で表現されているのはなぜですか。

《単語記述》
★ 200ページの前半には、ある対比関係が隠されています。それを説明した次
の文※の空欄に入れるのに最もふさわしい言葉を、それぞれ漢字三字で答えな
さい(※今号では略)。

《抜き出し》
★「遅くともここで、加奈子は両親の気遣いに気づいたはずだ」と分かる一文
を、抜き出しなさい。

《記 述》
★ 209ページ「捨てたいような人形に身代わりになってもらうのって、なんか
悔しいもんな」とありますが、これはどういう意味ですか。

《記 述》
★ 210ページ「セッちゃんってさあ、また転校していっちゃったんだよね」と
ありますが、加奈子はなぜこのように言ったのだと考えられますか。

《記 述》
★ 210ページ「傷、つけなくてもいいよね? かわいそうだもん、こんなにき
れいなのに」とありますが、加奈子はなぜ傷をつけなかったのですか。説明し
なさい。

《記 述》
★ 210ページ「ゲンジツを、やわらかい響きで言えるようになった。それでい
い」とありますが、当初の「現実」(173,175ページ)と、どう違うのですか。

《記 述》
★ 211ページについて
 次のアとイの違いを、作者の意図も含めて説明しなさい。
 ア 舟を、浮かべた。
   流れていく。
 イ 舟を浮かべた。流れていく。

《記 述》
★この物語全体における、加奈子の「対比的変化」をまとめなさい。
 次の型を参考にしながら、1文でまとめること。
 (                )だった加奈子が、
 (                )によって、
 (                )なった。


 まずは、読者のみなさん。
『まゆみのマーチ』を購入し、「セッちゃん」をお読みください。
 全ては、それからです。


◆問いを生み出すということ

 私は、この「セッちゃん」の授業を始めるにあたり、全ての授業でこういう
話をしました。

 これから、50近くの問いをみなさんに解いていってもらいます。
 でも、本当は、こういう「問い」は、みなさん自身が自ら生み出せなければ
なりません。
 小説を読んでいて、「あれ? この部分、どういう意味だろう?」とか、
「あれ? 最初の頃と正反対のこと言ってないか?」とか、「どうしてこうい
う行動をとったんだろう?」とか。
 そういう問いを、みなさんが自ら発し、自らそこに答えを見出すことができ
るようになること。それが、究極の目標なんですよ。
 でも、みなさんはまだまだそういう「問い方」を、技術として身につけてい
ません。だからこそ、この塾に通っているわけです。
 みなさんは「答え方」だけでなく、「問い方」をも学ぶのです――。

 このことは、自著にも書いています。少し引用しておきます。

【そもそも、考えてみてください。
 傍線※というのは、誰が引いたのでしょうか。出題者ですね。
 理解のために必要な箇所を、出題者が教えてくれているわけです。
 しかし、みなさんが高校に進み、大学へ入り、広い社会へと船出するそのプ
ロセスを先へ進めば進むほど、「傍線を引いてくれる人」はどんどん減ってい
きます。目の前にある文章を読み解くために、あなた自らが傍線を引き、疑問
を持ち、その答えを自ら探し出すことが不可欠になるのです。文章だけではあ
りません。今後遭遇するあらゆる〈現象〉を、あなた自身で「読解」、すなわ
ち「整理して再構築する」ことが、求められてくるわけです】

              ※読解問題に必ず出てくる「――部」のこと。
    『国語読解[完全攻略]22の鉄則』(高校受験[必携]ハンドブック)
               「おわりに」より引用 http://ow.ly/BoEbt

 与えられた設問を解き、満点を取ったとします。
 模試で、全国1位を取ったとします。
 でも、その程度では「本当の国語力」があるとは言えません。
 問題も解答も全て自分で作れるようになったときこそ、本物です。
 私は、できる子には、よくそう諭しています。


 さて、そろそろ、サンプル号としての第1号、終えたいと思います。
「問い方」の追究にも大いに役立つメルマガを、目指します。

 どうぞ、ご期待ください。

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5)太字で書いてあるところの上から3番目「全体」欄
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        http://www.mag2.com/m/0000193452.html

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◆福嶋隆史の単著リスト◆

――大和出版――
『「本当の国語力」が驚くほど伸びる本』
http://ow.ly/satCg
『「本当の語彙力」がグングン伸びる本』
http://ow.ly/Y5pDB
『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集』
http://ow.ly/satts
『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集[小学生版]ベーシック』
http://ow.ly/qX3E308iLpu
『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集2』
http://ow.ly/satz3
『ふくしま式「本当の語彙力」が身につく問題集』
http://ow.ly/satG4
『ふくしま式「国語の読解問題」に強くなる問題集』
http://ow.ly/satJX
『ふくしま式「小学生の必須常識」が身につく問題集』
http://ow.ly/tI66z
『ふくしま式200字メソッド「書く力」が身につく問題集』
http://ow.ly/HmXK8
『"ふくしま式200字メソッド"で「書く力」は驚くほど伸びる!』
http://ow.ly/satMI
『国語読解[完全攻略]22の鉄則』 (高校受験[必携]ハンドブック)
http://ow.ly/BoEbt
『「ビジネスマンの国語力」が身につく本』
http://ow.ly/satUb
『わが子が驚くほど「勉強好き」になる本』
http://ow.ly/sau0K

――大和書房――
『難関校に合格する子の「国語読解力」』
http://ow.ly/satQh

――明治図書――
『論理的思考力を鍛える超シンプルトレーニング』
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/interview/?id=20100301
『スペシャリスト直伝!国語科授業成功の極意』
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/interview/?id=20110637
『国語授業力を鍛える! 手ごたえのある指導ができる教師の技術』
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/interview/?id=20150993

――青志社――
『Twitterで磨く! 20代からの「国語力」』
http://www.yokohama-kokugo.com/twitter-tokusetu-111126.html

――中公新書ラクレ――
『国語が子どもをダメにする』
http://www.yokohama-kokugo.jp/books/kokudame/

――星海社新書――
『日本語の活かし方』
http://www.yokohama-kokugo.com/nihongo_tokusetu.html

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 籍等からの引用部分を除く)。
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福嶋隆史
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バックナンバー
2017/11/22 【ふくしま式】No.23 日本と西洋の違いについての「一般論」をスラスラ解説できますか?
2017/10/25 【ふくしま式】No.22 ふくしま式問題集と教科書教材を自在に使いこなす指導法
2017/09/27 【ふくしま式】No.21 ポピュラーな対比の観点をしつこく教える
2017/08/23 【ふくしま式】No.20 「権力」と「権威」はどう違うのか?
2017/07/26 【ふくしま式】No.19「なぜですか」を乗り越えた先に高い峰がある
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