御預二号
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徹底解説 ホツマツタヱ講座

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徹底解説 ホツマツタヱ講座

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古事記や日本書紀の原典と言われるホツマツタヱの全40章を、詳細に丁寧に解説します。単に現代語に訳すことにとどまらず、登場人物や語句の説明、現代とは異なる意味の言葉についても解説。さらには神社の伝承とホツマツタヱの記事の関係などについても説明します。ベテランの方はもちろん、初めての人にもわかるように配慮しています。これを読んで古代日本の美しい思想や文化に触れてください。古事記や日本書紀では決して得られない感動がホツマツタヱにはあります。

著者プロフィール

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徹底解説 ホツマツタヱ講座   サンプル

東西の名と蝕虫去る文

著者:御預二号 (駒形一登)
著者HP:ホツマツタエ解読ガイド http://gejirin.com

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◆はじめに

第12代の景行天皇が、早逝した皇子の日本武命の遺言に従い、三輪氏・
賀茂氏の祖の大田田根子(おおたたねこ)に命じて編纂させた史書が
『ホツマツタヱ』です。この時天皇は中臣氏の祖の大鹿島(おおかしま)
にも『ミカサフミ』を編ませ、また天皇自らも『カグミハタ(橘御機)』を
編纂したと、ミカサフミの序文に書かれています。
 
この時代、それはホツマツタヱの記述によれば2世紀前半と計算されますが、
七家に家伝の書が残っており、それぞれに表現が異なる中でもホツマツタヱ
に勝るものはないと、大鹿島がホツマツタヱの序文で語っています。
これが事実なら、我が国最古の歴史書とみなされている『古事記』よりも
五百年も古い書物ということになります。
 
ホツマツタヱは長い間、世間から忘れ去られていました。再発見されたのは
1969年です。はじめ東京神田の古本屋でその断片が発見され、それを元に
全国を探索した結果、全40章の完本が滋賀県高島の神社で見つかりました。
ミカサフミは全部で64章あったといわれていますが、現在のところ10章と
幾つかの章の断片が発見されているのみです。カグミハタの消息については
何の手がかりも見つかっていません。
 
ホツマツタヱの原文はヲシテ(押手)と呼ばれる記号で書かれていますが、
これは日本語の48音に一対一で対応しており、簡単に仮名に翻訳できます。
http://gejirin.com/src/Wo/wosite_pic.html

しかし使われている言葉は今の辞書にないものも多く、あっても辞書の意味
では筋が通らない場合が多いのです。総じて言えることは、言葉の意味が
今よりずっと広かったいうことです。また用言の活用なども古文の授業で
習ったものとは違うものが出てきます。ですからホツマツタヱを読む場合、
現在我々が知っている日本語をいったん忘れて、未知の外国語を読むような
態度が必要です。
 
ホツマツタヱやミカサフミは全編が五七調の歌の形式で綴られています。
そこでは掛詞が多用されます。また主語や述語が省略されたり、兼用され
たりもします。さらには表向きの意味の裏に別の意味を隠している場合も
多いです。
 
こんなわけでホツマツタヱの解読は非常に難しく、現在でも研究者が10人
いれば10人とも解釈が異なるというような状況が続いています。しかし
いつまでもこんな状況では、ホツマツタヱという至宝がゴミにまみれて
しまう可能性があります。筆者はホツマツタヱの考察を元に日本語の
語源理論を組み立て、http://gejirin.com/mitinoku.html 10年以上の
検証期間を経てその有効性を確認しました。ホツマツタヱ解読の現状に活を
入れたいと、その理論を活用して解釈するホツマツタヱが本講座です。

さあそれでは、遥かなる奥の神路へ足を踏み入れて行きましょう。
ホツマツタヱには序文がありますが、序文を読み解くにはホツマツタヱの
内容についての総合的な知識が必要となります。ですから本講座では最後に
回し、第一章『きつのなとほむしさるあや』からスタートです。

なお言葉の意味やその語源についてのより深い理解のために、
筆者HPの該当箇所を合せてご覧いただくことをおすすめします。
 
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 きつのなとほむしさるあや (その1)
 東西の名と蝕虫去る文 http://gejirin.com/hotuma01.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
まずは原文のヲシテを仮名に直したものを掲げます。
 
―――――――――――――――――――――――――――――
 それわかは わかひめのかみ すてられて
 ひろたとそたつ かなさきの つまのちおゑて あわうわや
―――――――――――――――――――――――――――――
 
次にそれを漢字混じりの文にしてみます。
これはやまと言葉の広い意味が、漢字の持つ意味に狭められてしまうため、
決して良いことではありません。しかし日本人の脳は、漢字で物事を思考
するようになってすでに久しく、漢字がわからないと意味もわからないと
いう状況にあります。よって直観的な理解のためのやむを得ない処置です。
 
―――――――――――――――――――――――――――――
 それワカは ワカ姫の尊 捨てられて
 「拾た」と育つ カナサキの 妻の乳を得て アワウワや
―――――――――――――――――――――――――――――
 
【概意】
ワカはこれ、ワカ姫の尊が捨てられて、それを「拾た」とカナサキが拾って
育てる。姫はその妻の乳をもらって「あわうわ」よ



■ワカ
ワカというと和歌を思い出しますが、それはどうしてワカと名付けられた
のでしょうか。このアヤではそれを説明しています。ホツマツタヱの本文は
40章に分かれていますが、それぞれの章は「アヤ(文)」と呼ばれています。
 

■ワカ姫 (わかひめ)
この姫は稚日女尊(わかひるめのみこと)という名で、多くの神社に祭られて
います。たくさんの別名を持つ姫で、その一つを挙げればあっと驚く人物
なのですが、ここではまだ伏せておきましょう。じきにわかります。
 

■尊 (かみ)
尊(かみ)は敬称です。ここでは「ワカという名の姫君」くらいの意味に
考えてください。

 カミという言葉には注意してください。カミは基本的には『上』の意で、
 上位にある者を指しますが、守・尊・神 の区別があります。
 『守』は大岡越前の守のそれで、国とその民を守り治める人をいいます。
 これは臣と同じです。
 『尊』は君や高位の臣をいい、ミコトと同じです。また『君』と同様に
 敬称としても用います。
 『神』は人間の上位存在をいい、『霊』と同じです。したがって世に
 生きている人間は『神』ではありません。しかし人間もあの世に還ると
 神となります。唯一別格の例外として、生きてる人間であっても
 アマテルカミだけには『神』を使っています。
 

■カナサキ
カナサキは重要な人物ですが、今日あまり知られていません。古事記に
宇都志日金折命(うつしひかなさく)という名で登場します。別名を住吉
(すみよし・すみのゑ・すみゑ)といいます。


■拾た (ひろた)
カナサキ夫婦は「ひろた」と言ってワカ姫を拾って育てます。育てた場所が
神戸の広田(ひろた)の宮です。広田宮は西宮とも呼ばれました。だから
この界隈には今も広田神社、西宮神社、そして本住吉神社があります。
本住吉神社の奥之宮の祭神は「住吉大神」ですが、これがカナサキです。


 廣田神社 (ひろたじんじゃ)
 兵庫県西宮市大社町。 
 祭神:天照大御神荒魂 (撞賢木厳之御魂天疎向津媛命)
 第一脇殿 住吉三前大神

 西宮神社 (にしのみやじんじゃ)
 兵庫県西宮市社家町。 
 祭神:西宮大神 (蛭子神)

 本住吉神社 (もとすみよしじんじゃ)
 神戸市東灘区住吉宮町。
 祭神:底筒男命、中筒男命、表筒男命、神功皇后
 奥之宮:住吉大神
 

■妻の乳 (つまのち)
拾ったワカ姫を、カナサキの妻が乳を与えて育てます。彼女もこの前後に
子を生んでいたのですが、生後間もなく亡くなったようです。


■アワウワ
これはアワウヒ(泡泥)の変態です。後に天地創造のところで詳しく述べ
ますが、これは原始宇宙が陽と陰に分離する以前の混沌状態を、泡と泥に
喩えたものです。宇宙が始まる前の無秩序な状態を表します。アホウヒと
書かれている箇所もあります。おそらく今も使われている「あやふや」
「うやむや」「わや」などもアワウワのバリエーションでしょう。

そしてここではまだ物心のつかない赤ん坊を、宇宙が始まる前の混沌に
擬えているのです。同時に赤ん坊が発する「あぶあぶ」という声を表して
いるのでしょう。

 

ミカサフミはこの部分を次のように書いています。
 
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 このはやかれの いたみおも ちをゑしなすか わすれくさ
 ひらうひろたの みやつくり そたてあくまて かなさきの
 つねのをしゑは みことのり きつのはしめの あわうわや
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 子の早枯れの 傷みをも 乳を得し和すが 忘れ種
 拾う"ヒロタ"の 宮 造り 育て上ぐまで カナサキの
 常の教えは 御言宣 起尽の始めの アワウワや
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さてここからはワカ姫個人に限らず、一般的な話になります。
 
―――――――――――――――――――――――――――――
 (あわうわや) てふちしほのめ
  うまれひは  かしみけそなえ たちまひや
  みふゆかみおき
―――――――――――――――――――――――――――――
 アワウワや 長ぢ 初の目
 生れ日は 炊食供え 立舞や
 三冬 髪置き
―――――――――――――――――――――――――――――

 
【概意】
物心つかずアブアブ言ってた赤ん坊も成長して目が開く。誕生日には
炊いたご飯を神に供え、奉納舞を舞う。三歳の冬には髪を上げる。



■長ぢ (てふち)
今風には『ちょうぢ』と記します。これは「長ずる」の連用形「長じ」と
同じと考えます。「長(ちょう)」は音読みではないのかと思う方が多いと
思いますが、しかしどうもそうではないようです。例えば同じく「てふ」と
書いて「ちょう」と読む漢字に「蝶」があります。これも音読みという
ことになってますが、じゃあ訓読みは?というと ・・・ 無いのです。
では漢字が入って来る前は、蝶を何と呼んでたのかという話になります。
それなら「てふ」はヤマト言葉と見るべきではないでしょうか。
 

■初の目 (しほのめ)
これは辞書に『潮の目』とあって、愛嬌のある目つき、子供の笑顔などと
説明していますが、これも『初の目』で、赤ん坊の目が初めて開くことを
言っていると考えます。しかし「初(しょ)」も音読みと考えられています。

 他にもこうした例を筆者は多数発見しています。多くの音読みは、
 やまと言葉の発音のバリエーションと見ることが十分可能です。
 漢字の音読みと訓読みについての国語教育は有効なものなのか、と
 首を捻らざるをえません。


■あわうわや てふちしほのめ
このフレーズは、その意味はわからなくなってしまったようですが、
後世まで残りました。例えば狂言歌謡の中に「てうち潮の目あわわ、
傾頭(かぶり)潮の目あわわ」という一節があります。また子守歌にも
「ちょうち ちょうち あばば じんのめ じんのめ じんのめよ
てんぐり てんぐり ばぁー」というのがあります。
また辞書にも『ちょうちちょうち‐あわわ』という言葉があり、
"幼児をあやすときのしぐさの一。ちょうちちょうちに続けて、
その手を口に当てながら「あわわ」と言う"と説明されています。


■炊食 (かしみけ)
炊いたごはんをいいます。これは現代でも神棚や仏壇に供えたりします。
なぜでしょうか。「かしみけ」には「畏御供」の意味もあるからです。
これは神を「かしこむ御供え物」という意味です。神をかしこむ心を、
それと同音の「炊食」を供えることで形にするのです。

この場合「炊食」を、かしこむ心の「モノザネ(物実)」といいます。心や
思いは形を持ちません。これを語呂合せによって、形ある物(確固たる物)に
置き換えるわけです。言霊の幸ふ我が国においては、慣習儀式に用いる
あらゆる物品は、心を表すモノザネです。


■立舞 (たちまひ)
これは奉舞、つまり「神に奉納する舞」をいいます。


■三冬 (みふゆ)
3歳の冬です。数え年での3歳だと思います。陰暦での冬は10月・11月・12月です。冬至の日を含む11月を特に真冬といいます。


■髪置き (かみおき)
それまでは髪を剃っていた子が、3歳になって髪を伸ばし始める祝いで、
髪上げともいいます。多くは陰暦11月15日に行ないました。この日は
陰暦では毎年変化する冬至の日を代表させた日なのだと思います。
そしてこれが七五三(しちごさん)の「三」の祝となります。



―――――――――――――――――――――――――――――
 はつひもち あわのうやまひ ももにひな
 あやめにちまき たなはたや きくくりいわひ
 ゐとしふゆ をははかまきる めはかつき
―――――――――――――――――――――――――――――
 初日・十五日 陽陰の敬ひ 桃に雛
 菖蒲に茅巻 棚機や 菊・栗祝ひ
 五歳冬 男は袴着る 女は被衣
―――――――――――――――――――――――――――――


引き続いて、主だった年中行事が紹介されています。

■初日・十五日 (はつひ・もち)
ここでは特に陰暦一月一日と十五日を指します。
しかし毎月の初日と十五日もやはり「はつひ・もち」と呼びます。
十五日をモチと言うのは、この夜の月がモチヅキ(望月)となるからです。
望月とは満月のことです。だからたぶん満月の日にはウサギが月で
モチツキ(餅つき)するのでしょうね。


■陽陰の敬ひ (あわのうやまひ)
アとワはそれぞれ陽と陰を意味します。陽陰はホツマが伝える古代思想の
根幹をなす概念で、最重要のものです。
後に天地創造のところで詳しく説明しますが、日は太陽、月は太陰とも
呼びます。「陽陰の敬ひ」とは、つまり「日と月の敬い」ということです。
だから初日の出の一月一日に太陽を敬い、初望月の一月十五日に月を敬う、
というわけです。


■桃に雛 (ももにひな)
これはもちろん陰暦三月三日の「ひなまつり」です。これは若き男女の
和合の祝いです。この起源には美しく深い男女のエピソードがあります。
しかしそれは2アヤの『あめななよとこみきのあや』を待ちましょう。


■菖蒲に茅巻 (あやめにちまき)
あやめが咲く陰暦五月五日頃、チマキを食べる祝いです。あやめの節句
とも、後には端午の節句ともいいます。チマキは「茅巻き」の意で、茅で
巻いたものをいいます。「茅」は草全般を指しますが、これはもともとは
「繁茂・栄・幸」を意味します。だから茅巻きは、繁栄を巻き込むモノザネ
なのです。また茅には多く笹を使います。ササもやはり「栄」の意です。

今は五月五日は子供の日になってますが、もとは『女男の祝(めをのほぎ)』
と呼ばれ、やはり男女の和合を祝う日でありました。まあ男女が和合すれば
子が生まれるので、子供の日でもいいのかもしれませんね。


■棚機 (たなばた)
タナバタとは天の川のことをいいます。どういうことかというと、棚機は
「棚引く機」をいいますが、これは「連なり続く織物」という意味です。
夜空の星々の帯を「連なり続く織物」に見立てて「棚機」と呼んだのです。

タナバタ祭は「星祭」とも呼ばれます。陰暦七月七日に夜空の星となって
いる神々を祝うものです。そのモノザネとして木綿や麻の糸を紡いで機を
織ります。また神々を称える歌を梶の葉に書いて捧げます。

彦星と織姫の物語はホツマツタヱやミカサフミには出てきません。しかし
機織りというのは経糸と緯糸を交差することであり、ホツマツタヱでは
経糸と緯糸はそれぞれ男と女に喩えられます。そんなところから男女愛の
物語に発展したのかもしれません。


■菊・栗祝ひ (きく・くりいわひ)
陰暦九月九日の菊の祝と、九月十三日の栗の祝をいいます。古代日本では
「九(こ・ここ)」という数は「究・極」を表す聖数です。そして菊(きく)は
また「ここ」とも呼ばれ、究極の草花とされます。だから九月九日という
究極の日に究極の菊を愛でて祝います。

栗の祝は『栗名月』をいいます。これは陰暦九月十三夜の月の別名で、
栗を供えて月見をする風習があります。


■五歳冬 (ゐとしふゆ)
5歳になる11月。おそらく冬至の日です。


■男は袴着る (をははかまきる) ■女は被衣 (めはかづき)
男児は 袴着(はかまぎ) を行います。これは着袴(ちゃっこ)ともいい、
文字通り初めて袴を男児に着せる儀式です。

女児は 被衣初め(かづきぞめ) を行います。被衣とは頭を覆うようにして
纏う衣をいいますが、初めてこれを女児に着せる儀式です。

そしてこれが七五三(しちごさん)の「五」の祝となります。



徹底解説 ホツマツタヱ講座 サンプル 完
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