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週刊シネマデイジーFan
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ほぼ 週刊
最終発行日
2018年02月20日
 
発行部数
347部
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エンターテイメント > 映画 > レビュー・映画評

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メールマガジン最新号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ ■ 週刊 シネマデイジーFan ■ ■ ◇ 51号 ◇

                発行・編集 鳥居秀和  2018年2月20日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★毎週火曜日発行予定。


━━━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇

 1.今週の1本  『八甲田山』

 2.今週の特集  白銀の世界  

 3.シネマ・あんな話、こんな話
  
 4.

 5.今週取り上げたシネマ・デイジー タイトル 


━━━1.今週の1本 『八甲田山』━━━━━━━━━━━━━◇◆◇

 「八甲田で見た事は、一切、喋ってはならぬ!」

 例年にない寒波で大きな被害も出ている今年の冬、自然の厳しさを改めて感じます。自然に太刀打ちできない
人間の営みを見つめる映画は数多く作られています。厳冬期の雪山で起きた史上最大の遭難事故を、過酷な
現地ロケで描いた超大作『八甲田山』は、こんな映画です。


 <あらすじ>

 明治34年、陸軍弘前第八師団では、来るべきロシアとの開戦に備え、厳冬期の雪中行軍訓練の計画が
持ち上がっていた。ロシア軍が零下40度の雪原でも戦える装備と技術を持っていると知った陸軍は、
シベリアでの戦闘と北海道上陸に備えた雪上輸送の計画のため、調査が必要という判断だった。時期は翌年1月、
場所は青森県の八甲田山系。友田旅団長は神田大尉率いる青森歩兵第五連隊と、徳島大尉率いる弘前第三十一
連隊に行軍計画を命じた。
 厳冬期の雪中行軍の経験がある徳島大尉は少数精鋭の27名で10泊の強行日程を組んだ行動計画書を提出した。
それぞれの隊の上官同士の間で、互いの隊が八甲田山中ですれ違うという約束を交わしたため、遠回りをする
コースをとらざるを得なくなったのだ。徳島大尉は上官の児玉連隊長に「冬の八甲田は恐ろしいところです。
自分が安請け合いをしたことを後悔しています」と語る。
 一方、青森第五師団の神田大尉も、徳島大尉のアドバイスを受けて少数精鋭で3日間の短期日程を計画したが、
大隊長の山田少佐は「弘前隊に比べて貧弱ではないか」と突き返し、中隊規模の大編成を組むように命じる。
 明治35年1月20日、徳島大尉率いる弘前隊は240kmの行軍に出発、十和田湖を迂回し東南方向から八甲田に入る
コースを進んだ。そして3日後の1月23日、神田大尉率いる青森隊が出発するが、当初の計画が大きく変更され
中隊規模の編成に大隊長の山田少佐率いる大隊本部が随行し、総員210名の大行進となった。しかし、午後に
なって天候が急変、雪山に不慣れな兵士が遅れはじめ、また大量の装備を積んだソリも積もる新雪で思うように
動かなくなる。冷静に状況を判断しようとする神田隊長が命令するより早く「出発!」と命を下したのは、単に
随行するだけで指揮権がないはずの山田少佐だった。
 神田大尉が頼んでいた現地の案内人も山田少佐の「軍人が民間人に助けられることがあってはならない」と
いう一言で断らざるを得なくなり、道案内がないまま山中に入った神田隊はやがて道を完全に見失う。吹雪の
中での野営、凍り付いた握り飯、そして二日目には行く手行く手に立ちふさがる凍り付いた崖を登る。転落する
者、疲れ果てて倒れる者、服の中で自分の汗が凍り錯乱状態になる者・・・神田大尉は吹きすさぶ雪の中で天を
仰ぎつぶやく。「天は・・・我々を見放した!」
 一方、弘前隊は案内人の協力で吹雪の中を予定通りの行程を進み、青森隊と合流する三本木の村に入った。
しかしすでに到着しているはずの青森隊がいないことを知った徳島大尉は最悪の状況を想像し、青森連隊に
電話を入れた…。


 <解説>

 世界の山岳史上最大の犠牲者を出した八甲田山遭難事件。日露戦争に備えた雪中行軍によって厳冬期の青森県
八甲田山系に入った青森第五連隊が遭難、210名中199名が死亡した大事件をモデルにした新田次郎の小説
「八甲田山 死の彷徨」は、山岳小説の代表作であり映画化が望まれていましたが、そのスケールの大きさに
実現が難しいと思われていました。映画監督の野村芳太郎は脚本家の橋本忍に原作を紹介したのは本が出た直後。
橋本さんは「兵隊さんが200人も死ぬ話なんて映画にはならないじゃないですか」と言うと、野村監督は
「そうじゃない。同じ時期に弘前から逆に行った37人は一人も死なずに生還している。それが映画になるんだ」
と答えたそうです。同じ山の中で生死を分けた二つの部隊、その生死の分かれ目を描くことが成功の秘訣と
いうのです。
 当時、橋本忍・野村芳太郎のコンビは大作『砂の器』にかかっていました。そこで、『砂の器』の次の作品と
して『八甲田山』の映画化を企画、黒澤映画で長く助監督の経験があり、SF大作『日本沈没』で橋本忍脚本を
撮った森谷司郎監督がメガホンをとりました。
 1974年2月、『砂の器』のロケが青森県の竜飛岬でクランクイン、その翌日森谷監督はロケ隊から離れて、
八甲田山に向かいました。まだ製作会社も、出演者も、脚本も決まっていない中で、雪の八甲田でロケハンが
始まりました。5月下旬、橋本忍・野村芳太郎を交え再度現地を訪れた一行は、二つの連隊が歩いたコースを
実際にたどり一つの結論を出します。
 「冬山はどこも同じだから、手近な山で撮影ができると考えていたが違う。フィルムには現地にしかない
空気が映るんだ。何年かかってもここで撮影しよう。」
 厳冬の八甲田山での撮影は困難が予想されましたが、実際は予想以上の苦労でした。
 気温マイナス20度、吹雪となると体感温度はマイナス40度近くなり、撮影スタッフの耳が凍傷で落ちそうに
なる、眼を開けていられない、カメラはヒーターを入れているがコードやスイッチが凍り付く、毎朝宿舎から
撮影現場までおよそ1mの深さの新雪をかき分けていかなければならない、5分とじっとしていられない中で
俳優は撮影の準備を待つ間、足跡が映るので同じ場所でじっと立っていなければならない、気まぐれな天気は
吹雪のシーンで風が吹かず、1週間分の予定を二日でこなさなければならない・・・ついには、若手俳優の一人が
あまりの過酷さにロケ現場から脱走する事態にもなりました。
 しかし、一流のスタッフ・キャストは一丸となって撮影を乗り切り、足掛け3年で映画は完成しました。
 主演の高倉健さんは「この仕事やったら何でもできる」と語っています。
 出演は他に、北大路欣也さん、緒形拳さん、三國連太郎さん、栗原小巻さんら、日本映画界の最高の演技陣。
音楽は『砂の器』に引き続き芥川也寸志さん。美しく壮大なメロディはこの悲劇を彩り、第1回の日本
アカデミー賞音楽賞に輝きました。
 1977年6月、映画は公開されるや映画はその年の興行収入のトップとなる25億円を超える大ヒット、神田
大尉のセリフ「天は我々を見放した」は流行語にもなりました。
 
 
 <見どころ>

 襲いかかる自然の猛威、真っ白い地獄を歩く200名の姿を、まさにドキュメンタリーのように冷静に描く
視点は人間の小ささ、無力さを感じさせます。延々と歩いた末に元居た場所にたどり着いていたという絶望感、
錯乱して幻覚に襲われ、あるいは雪の中で裸になって凍死する兵士。眉もひげも凍り付き背中の荷物がつららに
覆われる、そんな現地ロケならではの映像の重みと、命がけで撮影に参加したキャスト、スタッフの鬼気迫る
シーンの連続は見るものを圧倒します。
 しかし、原作にある通り、遭難を免れた弘前隊の姿と併せて描くことで、自然の厳しさに負けない人間の
知恵を感じさせる物語であり命の尊さを描く映画でもあります。
 高倉健さんが演じる弘前隊の隊長、徳島大尉は任務の遂行にあたり冷静な分析と経験者のアドバイスを活かし
慎重に取り組む姿勢を変えません。一方、北大路欣也さんが演じる神田大尉はまじめで実直な性格であり、
当初は経験豊富な徳島大尉のアドバイスに従いますが、上司の山田少佐が同行することになってから、
思うように動けなくなります。「弘前隊に引けを取ってはならない」とライバル視する山田少佐の一言で、
アドバイスは生かされず、見栄と功名心が作戦を混乱させていきます。そして山田少佐自身、経験のない
雪山での朝令暮改的な言動がさらに混乱に拍車をかけてしまうのです。個人と組織、人間の尊厳と見栄という
現代に通じるテーマは、公開当時流行した「組織論」として見られました。
 映画は雪の世界を描くだけではなく、春、夏、秋の八甲田をはじめとする青森の自然や風土も見せることで、
過酷なだけではない北国の自然やそこに生きる人々の暮らしぶりを浮かび上がらせています。吹きすさぶ雪の
十和田湖畔で緑あふれる夏の湖を思いうかべるシーンは、雄大な自然の厳しさを一層際立たせています。


 <エピソード>

 ○ 橋本忍、野村芳太郎、森谷司郎ら、日本映画の黄金期をささえてきた映画人が、本物の映画の力を発揮
しようと立ち上げた橋本プロダクションの第2作目。1作目の『砂の器』の大ヒットを受けて公開時も大きな
話題となった映画ですが、大きな映画会社の製作ではなく費用の面でも厳しいものがありました。会社の
作品ではないので、企画も撮影も自分たちの思うようにできたという反面、公開を引き受けてくれる映画会社を
探すのに一苦労。当初、東映に配給を持ちかけたものの当時の岡田茂社長は「今どきそんな蛇腹もの(明治
時代の軍服のデザインから)の話が受けるか」と断わられたため、東宝に製作・配給を持ちかけ公開しました。
断った東映はこの後、日露戦争を真正面から描いた『二百三高地』が大ヒット。まさに「蛇腹もの」で成功
しました。

 ○ 高倉健さんは10年以上東映の任侠映画のスターでしたが、1973年の『仁義なき戦い』以降の、いわゆる
実録やくざ映画に自分の出番はないと感じ、新しい役を模索していました。東映退社後、引退を覚悟していた
ところにこの映画のオファーを受け、住んでいたマンションや愛車を手放し、他の仕事をすべて断って青森に
入りました。
 しかし、現場のあまりの厳しさに不満を感じていたところ、吹雪の十和田湖の撮影で、カメラマンの木村
大作さんが氷の浮かぶ湖の中に腰まで入り「ここから撮影しよう」とカメラを構えるのを見て、「この映画を
絶対に成功させよう」と思ったと言われています。実は木村カメラマンにとっても、この映画は自分の力量を
認めさせる勝負の作品だったのです。

 ○ 原作や映画では山田少佐による指揮権の混乱が遭難の大きな原因と描かれていますが、史実はそうと
ばかりは言えない要因も多く指摘されています。原作者の新田次郎さんの創作や、執筆当時よくわからなかった
部分の憶測も多く含まれていることから、ノンフィクションではなくあくまで小説の映画化としてとらえて
ほしいと言われます。

 ○ 青森県にある八甲田山雪中行軍遭難資料館は、遭難事件の史実に関する資料を展示公開し、犠牲者の陸軍
墓地での慰霊祭などが行われています。資料館のミニシアターではこの映画が解説付きで上映されています。

 ○ シネマ・デイジー『八甲田山』の他に、デジタルリマスターで再編集されたDVD、ブルーレイが発売
されており、こちらにも音声ガイドがついています。聞き比べてみるのもおもしろいでしょう。

 <データ>
 監督:森谷司郎  脚本:橋本忍  音楽:芥川也寸志 
 出演: 高倉健  北大路欣也  三國連太郎  加山雄三  栗原小巻 ほか 
 1977年 日本映画


━━━2.今週の特集  ━━━━━━━━━━━━◇◆◇

 過酷な雪山でのロケが話題になった映画『八甲田山』ですが、雪の世界でロケをした映画は名作がたくさん
あります。

 『エヴェレスト 神々の山嶺』は、タイトル通りエヴェレストでロケをした大作。カメラマンの深町は
ヒマラヤ山脈の麓、カトマンズの街で古いカメラが売られているのを見つける。それはイギリスの登山家、
マロリーがエヴェレスト登頂の際に持っていたものと同じで、もし本物なら遭難したマロリーが本当に登頂に
成功しているのか知る証拠となるはずだった。手に入れたカメラを盗まれた深町は、このカメラが日本人
登山家、羽生によって見つけられたものらしいとわかる。羽生は孤高の登山家でヒマラヤ遠征で事件を起こし
消息不明になっているのだった。
 夢枕獏の長編小説を、岡田准一、阿部寛主演で長期にわたる現地ロケで映画化した作品。

 南極で暮らす観測隊員たちの生活を食事の面から描く『南極料理人』は、同名のノンフィクションの映画化。
同僚のピンチヒッターで南極観測隊に参加することになった海上保安庁の西村。彼の担当は隊員の食事をつくる
調理だ。南極大陸の昭和基地からさらに離れたドームふじ観測拠点で越冬する8人の個性的な隊員たちは、
過酷な生活で日々のストレスも大きく、食べることだけが楽しみだった。限られた食材で様々なメニューをこなす
西村の奮闘の日々をユーモラスに描きます。さすがに南極ロケは難しいため、北海道の雪原にドームふじ基地の
セットをつくり撮影しました。

 本当の南極の自然を描く長編ドキュメンタリー『皇帝ペンギン』は、人間が一人も登場しないペンギンたちの
物語。家族で子育てをするペンギンの生活を、俳優によるセリフをつけて擬人化。マイナス40度という厳しい
世界で暮らすペンギンたち。卵を守るために雄たちは群れで卵を囲み、たがいに「おしくらまんじゅう」をして
交代で吹雪にさらされる姿や、生まれたばかりの幼いペンギンを育てる両親ペンギンの姿など、可愛らしい
外見からうかがい知れない過酷な生活を描きます。

 雪と氷の世界の魅力、シネマ・デイジーでお楽しみください。



━━━3.シネマ・あんな話、こんな話 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇

 映画の大スクリーンに映し出される雄大な風景。山を舞台にした映画は世界中で作られます。自然の厳しさや
豊かさを描くと共に、過酷な自然に挑戦する人間ドラマだったり、山登りを人生になぞらえたりとドラマが
膨らむのも魅力です。
 『八甲田山』の大ヒットを受けて橋本忍脚本、森谷司郎監督、木村大作カメラマンのトリオで製作されたのが
『聖職の碑』です。夏山登山に向かった小学生たちが激しい雨によって遭難した悲劇の実話を映画化したもの。
自分を犠牲にして子どもたちを守る校長先生たちの必死な姿が心を打ちます。両作品の撮影監督、木村大作さんが
本物の映画を作りたいと取り組んだのが『剱岳 点の記』。明治時代に日本地図を完成するため、誰も登頂した
ことのない剱岳に挑み、測量点を作る人々の話。現地での撮影、物語通りの順番に撮影する、など徹底的に
こだわった監督の執念が美しい映像に刻まれた傑作です。
 映画作りを山の厳しさになぞらえたような大作が、石原裕次郎・三船敏郎のコンビで作られた『黒部の太陽』と
『富士山頂』。戦後の電力不足解消のため、黒部峡谷の奥に東洋一の巨大ダムを作る国家プロジェクトに挑む
人々を描いた『黒部の太陽』。人一人やっと通れる断崖絶壁の山道を荷物を背負って運ぶ人々、資材運搬用の
トンネル工事のリアルな描写など、難工事を再現した映像は圧巻です。『富士山頂』は台風の観測のため
富士山の頂上に測候所を建設する人々の物語。真冬の富士山でのロケなど、こちらも自然の厳しさに立ち向かう
人々の姿が感動的です。
 山はしばしばサスペンスの舞台になります。井上靖の原作を新藤兼人脚本、増村保造監督のコンビで映画化
した『氷壁』は、その後何回かテレビドラマにもなっている名作。夫の登山中の転落事故の原因は、新製品の
ナイロンザイルのせいなのか、それとも・・・?事件をめぐる法廷サスペンスでもあります。
 モンブランの山中に墜落した飛行機には金塊が積まれていた!山で暮らす兄弟はニュースを聞いて山に向かう。
タイトルもズバリ『山』という映画は、欲に駆られた弟とそれを追う兄の葛藤を描く山岳サスペンスドラマ。
登攀シーンの手に汗握る緊張感はその後の山岳映画のお手本になりました。
 シルベスター・スタローンが断崖絶壁で壮絶なアクションを演じる『クリフ・ハンガー』は、雪山で
テロリストと戦う山岳ガイドの男の物語。タイトルは「宙づり」という意味の通り、宙づりになった仲間を
死なせたことで心に傷を負った男をスタローンが寡黙に演じます。日本映画にめずらしいノンストップ
アクション映画『ホワイト・アウト』は、真冬の巨大ダムを占拠したテロリストにたった一人で立ち向かうことに
なったダム職員の戦いを描く「雪山版ダイ・ハード」。実際に真冬の黒部ダムで撮影されたリアルな雪山シーンは
大画面ならではの迫力です。
 毎日自分の庭のように歩いていた山。ガイドも務める青年が、休暇を利用して山に入るがそれは彼の人生を
変える事件のはじまりだった。アメリカで実際に起きた事件をもとに映画化した『127時間』は、山を歩く人なら
誰でも起こりうる恐怖を描きます。岩場に入り込んだところで落石にあった青年。荷物を落とし宙づりになった
彼の右腕は完全に岩に挟まれていた。助けを呼んでも誰にも聞こえない谷間で、彼は丸6日間にわたり自分と戦い
続ける。そして彼の出した結論は・・・?息詰まる展開に震える傑作です。
 楽しい山の映画といえば何といっても『アルプスの若大将』です。スキーで国体にも出場した加山雄三の滑りを
満喫できる、ご存知青春映画シリーズの代表作。スイス・アルプスロケや、オリンピック選手で俳優に転向した
トニー・ザイラー、大相撲の「ひょーしょーじょー」で有名なパンナムのデビッド・ジョーンズなどにぎやかな
ゲストも登場、名曲「君といつまでも」も聞けます。もちろんラストは苗場でのスキー大会で若大将の颯爽とした
姿をたっぷり見せてくれます。 

                                               
━━━4.「週刊シネマデイジーFan」紹介作品リスト(2)━━━━━━◇◆◇

 週刊シネマデイジーFanをお読みいただきありがとうございます。38号に掲載した紹介作品リストの続き、
26号から50号まででご紹介したシネマ・デイジー作品を一覧表にまとめましたので、参考にしてください。
 号数、「今週の1本」、「今週の特集」の順に並んでいます。
なお、バックナンバーは「まぐまぐ」のホームページ
http://archives.mag2.com/0001678652/?l=yjp168d12a
から「アーカイブ」で検索できます。
ぜひお読みください。

 26号  犬神家の一族 おとうと 太平洋ひとりぼっち 細雪
 27号  ラヂオの時間 ザ・マジックアワー 清須会議 The有頂天ホテル
 28号  男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け パイレーツ・オブ・カリビアン 釣りバカ日誌 鬼平犯科帳
 29号  レインマン チョコレートドーナツ 座頭市物語 円卓・こっこ、ひと夏のイマジン
 30号  シュリ 羊たちの沈黙 パレードへようこそ
 31号  クライマーズ・ハイ 八甲田山 沈まぬ太陽 ホテルルワンダ
 32号  網走番外地 ダイ・ハード 逃亡者 隠し砦の三悪人
 33号  ガールズ&パンツァー 劇場版 スウィングガール ちはやふる マレフィセント
 34号  日本一の色男 サラリーマンNeo テルマエロマエ 龍三と七人の子分たち
 35号  E.T. スタンド・バイ・ミー 誰も知らない 北のカナリアたち
 36号  マエストロ! オーケストラ! 俺たちの交響楽 オケ老人
 37号  大魔神 シンデレラ はやぶさ・遥かなる帰還 のぼうの城
 38号  LA LA LAND ジャージーボーイズ Wの悲劇 レイ
 39号  ソロモンの偽証 白ゆき姫殺人事件 怒り それでもボクはやってない
 40号  アラビアのロレンス 完全版 シンドラーのリスト ホテルルワンダ アポロ13
 41号  東京物語 晩春 麦秋 お早よう
 42号  砂の器 もののけ姫 わが母の記
 43号  ロッキー ウォーターボーイズ 姿三四郎 英国王のスピーチ
 44号  メリー・ポピンズ アナと雪の女王 ズートピア 美女と野獣
 45号  七人の侍 殿、利息でござる! 超高速参勤交代 オデッセイ
 46号  ルパン三世 カリオストロの城 ミッション・インポッシブル 鍵泥棒のメソッド やさしい本泥棒
 47号  後妻業の女 一枚のハガキ オカンの嫁入り 阿修羅のごとく
 48号  街の灯 幸せの隠れ場所 男はつらいよ 映画 聲の形
 49号  おおかみこどもの雨と雪 お早よう リトル・ミス・サンシャイン 小さな恋のメロディ
 50号  マイ・インターン しあわせのパン 幸せへのキセキ 映画・深夜食堂



━━━5.今週取り上げたシネマ・デイジー タイトル ━━━━━━◇◆◇

 1.『八甲田山』
 2.『エヴェレスト 神々の山嶺』
 3.『南極料理人』
 4.『皇帝ペンギン』
 
 
 <編集後記>

 ご愛読いただいている「週刊シネマデイジーFan」、おかげさまで間もなく創刊1周年になります。この間に
新しいシネマ・デイジーはおよそ80タイトル。このペースでは永久に全作品をご紹介しきることはできそうに
ありません。さらに2月、3月はビッグタイトルがいくつも公開される情報が入っています。でも、これはうれしい
悲鳴。ますます充実するシネマ・デイジーをこれからもどんどんご紹介していきます。ご期待ください!



  □週刊 シネマデイジーFan 第51号
  □発行部数  346部
  □発行責任者 鳥居秀和
  □発行日:2018年2月20日
  □ご意見・ご感想をお寄せください。
    wanikozou34@yahoo.co.jp

  □※シネマ・デイジーのカタログがダウンロードできます。アドレスはこちら
    http://www.naiiv.net/material/?2016102802

  □掲示板「週刊シネマデイジーFan倶楽部」はこちらです。
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