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「新英語教育研究会」は,1959年に発足し,「なぜ外国語を教えるのか」「なにをどう教えるのか」を大切にしながら,創造的で生き生きとした授業実践をめざす研究会です。全国の英語教育に携わる方々と一緒に、授業の実践と理論を共有し、「学び愛」する場として、この「週刊新英研メルマガ」を発行します。

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メルマガ名
週刊新英研
発行周期
ほぼ 週刊
最終発行日
2018年06月15日
 
発行部数
124部
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形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
教育・研究 > 教育実践 > 教育全般

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第12号 2018年6月15日(金)「新英語教育研究会」発行

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 ☆英語を学び “愛”、平和な世界、地球市民を!

 ★毎週金曜日、あなたのメールボックスに!

 ☆ホームページは、www.shin-eiken.com

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<<発行人より≫≫         

1. 長崎大会の申込みは、「思い立ったら吉日」(The sooner, the better)です!

2. 大学入試の民間委託、小学校の英語教科化に関する投稿を頂きました。根っこは同じ英語教育政策かも知れませんね。

3.このメールマガジンは無料です。登録に関して料金は必要ありません。また、メールマガジンの登録と解除は、ホームページ上でいつでも自由におこなえます。

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◆今週号のメニュー◆

[1]新英研の例会・サークル案内や報告

◇全国大会参加呼びかけ & ポチポチ申込み記
 中央事務局 柏村みね子

◇第92回こもれび塾案内と第91回の報告 
by安部直子

[2]連載コーナー

◇ Chorus Readingで考える授業づくり 第6回
 海木 幸登(富山・元高校)

◇日本・韓国・台湾における英語教育制度と実態の比較  第2回
 奈良 勝行

[3] 何でもコーナー

◇「検証 迷走する英語入試ースピーキング導入と民間委託ー」

 読後感想:徳長(北海道・公立高校)

◇「小学校の英語 教員研修が先」 奈良 勝行

◇「中国の小学校英語教育の実情」 嶋津 訓一

[4] 編集後記

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★★★


[1]新英研の例会・サークル案内や報告

◇全国大会参加呼びかけ & ポチポチ申込み記
 中央事務局 柏村みね子

いや~、ハードな1学期前半でした。でも、ようやく夏の全国大会、申込みをしました!
大会ホームページhttp://shiramizu.org/sineiken
から「大会参加」→「参加申込み」へ進み、「東武トップツアーズ」
https://conv.toptour.co.jp/shop/evt/2018sineiken_ngs/
の画面に飛びました。

まずは「マイページ」に情報を登録、そして参加分科会などの申込みを済ませました。

さらに宿泊の申込みをして、ポチポチ押して、クレジットカードで決済。なんと便利なこと。
ウエブで何でも行うシステムにそんなに強くない私でも、わりと立ち止まらずにできました!

みなさんも、怒涛の日常から休憩をはさみつつ、元気がでたら、ぜひ、大会申込みをお願いします。
長崎大会の宿泊申込みは6月末日まで、参加申込みは7月25日までです!

◇第92回こもれび塾案内と第91回の報告 
日時:2018年6月15日(金)午後7:00 ~ 9:30 【今日です!】
場所: 西東京市保谷駅前公民館(西武池袋線・保谷駅に直結、徒歩1分。西友の5階)
内容:「つながる心を育てる授業を目指して」ースピーチ・ペアワーク・校外交流を中心にー
 江東区 中学 福島 悦子さん

〈第91回(2018年5月11日)の報告〉
「アクティブってどんなこと?コミュニケーションとは何?英語学習のベースは何?どう授業をつくっていく?ー春のレポートビデオを見ながら検証・論議・発展」

新英研春の特別研究集会でのレポート「ことばってすごい!みんな楽しい!みんなわかる!― 今こそ、心をとおった自己表現でつながる『ユニバーサル』な授業づくりを!」(安部直子)の発表DVDを見ながら検証しました。今回も新しい参加者を迎えての「こもれび塾」でした。

〈感想・意見の一部〉
○商業高校の先生からはアルファカやセンビルを活用したいとの話があった。

○発表ビデオでは改めてことばに対する考え、その思いを具現化するために日々実践されている事を知ることができた。

○アリスの長文をグループで読む活動では、誰一人暇を持て余すことなく参加させる方法を知れた。

○阿原先生の「生徒のつまずきは教師の宝」もまさに金言だと思う。

○「ラジオ『基礎英語1』をどんどん覚えさせ書かせる方向でやっているが、例年より内容が難しい気がする。まだ文字も怪しい生徒が多いのにどのように考えたらよいか」と相談したところ、「テキストはそんなに難しい物ではなく、教師の思い込みもあるのでは。How do you spell your names? など赤字になっている文章は、何度も言わせて覚えさせたら」とアドバイスをいただいた。
自分は何でも難しく考える傾向があるので、このアドバイスでとても気が楽になった。本当に、こもれび塾はありがたい。
(まとめ:安部直子)

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[2]連載コーナー
◇ Chorus Readingで考える授業づくり 第6回
 海木幸登(富山・元高校)
―教科書を見ないLook-upコーラスで―

前回は、掛け合い音読の相手をジャンケンで勝った方を選ぶという方法を紹介しました。

生徒は負けた人が選ばれると思っていますから、初めての時は、「えーっ!」と驚きとも落胆とも取れるような声を出します。面白いですよ。

「重いことは軽く、軽いことは深く」「重いことは明るく、明るいことは深く」という言葉がありますが、練習は罰ではなく益であるという学習の思想を、ユーモラスに教えたいのです。

さて、掛け合い音読についてはこの辺でひと休みして、「教科書を見ない音読」(Look-up音読)について少しふれたいと思います。

たとえば“You can see a lot of people on the roof.”という英文があったとします(写真を見せているという設定です)。教師は教科書を見ながら、この文を読みます。そして生徒は教科書を見ずに、顔を上げて、それをくり返すのです。(途中で切らず一気にコーラスするので、これを中期記憶型コーラスと呼ぶことにします)。

そうすると、You can see (次、何だっけ?)on the roof. と途中が出てこなかったり、「on the roofだったかな、in the roofだったかな?」と前置詞で迷うことになるかもしれません。
(以下次号)

◇日本・韓国・台湾における英語教育制度と実態の比較  第2回
 奈良 勝行

「小学校英語教育の目的」

日本:積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら、コミュニケーショ ン能力の素地を養う。

韓国: 音声を中心に意思疎通の基礎となる言語運用能力を育成する。また、文字の指導は、簡易な内容の文を読んだり、書いたりすることができる能力を養うこととし、音声指導と連携して行うこととする。

台湾:
1.基本的コミュニケーション能力を養う
2.英語への興味を喚起する
3. 自国の文化と異文化との違いを認識させる

[コメント] どこもCommunication (意思疎通)能力の育成をめざしています。でもその内容が問題です(これは次回に)

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[3] 何でもコーナー

◇「検証 迷走する英語入試ースピーキング導入と民間委託ー」岩波ブックレット、660円。

先号にお知らせをしましたが、予定通り6月6日に出版されました。編者は東京大学高大接続研究開発センター長の南風原朝和(はえばら・ともかず)氏。他に宮本久也, 阿部公彦,羽藤由美、荒井克弘の各氏が執筆しています。

 裏表紙の帯に当たる部分にこう記されています。

「英語を「読む・聞く・話す・書く」4技能を伸ばすためとして、2020年度から実施される「大学入学共通テスト」に「スピーキング」が課され、それが民間試験に全面委託されることは、大きな問題を孕んでいる。拙速・強引な政策決定のプロセス、成績評価のあり方、高校教育や入試全体に及ぼす影響など、教師、研究者、実践者たちが多角的に検証。教育関係者、保護者、受験生にこの実情はまだ知らされておらず、実施を前提に突き進んではならない。」

ぜひ、ご一読をお薦めします。

*関連して、興味のある方は、阿部公彦(あべ・まさひこ)氏ホームページ内のTweetsをお読み下さい。各界の人々が書き込みをしています。
http://abemasahiko.my.coocan.jp/


■以下、読後の感想を頂きましたので、掲載します。

論点が冷静に整理されているので,とても読みやすいです。肩の力を抜いて読み進められます。

高校までの公教育をきっかけに「四技能」を求める。生徒個人への「努力」が,更に負担増になる。(中高生は,英語ばかり重点化しているわけではありません。)

中学生までは「話すこと」「きくこと」が強調されてきている流れですね。高校生に教えていて「読むこと」が強調されます。しかし,それをささえる英文法,語彙力等に悩みがあるわけです。一技能を身につけることだって,そう簡単ではありません。

(もちろん,四技能を有機的に育てることが前提)

現行の大学入試センター試験でも,学力的に余裕のない生徒たちは,第2問の四択問題等にかなり苦しめられ,文法・語法の問題集(例『Vintage』)に追われます。共通テストでは「R」「L」の一技能ずつですから,内容的には高度化されています。

民間検定試験はそれぞれ特徴があります。「高校の授業をしっかりと受けていれば,民間検定試験を乗り越えられる!」とできる生徒たちは,少数でしょう。

実施時期(年間2回)の影響で,高体連や高文連の大会にも,多大なる影響がでるでしょう。

学校祭等の行事の開催にも,影響がでるでしょう。

映像授業の高校生向け「塾」は,高1生向けに対策が本格化しているようです。大手予備校は,従来型の指導に,speakingを加えているようです。

ここまで負担をかけて大学生になっても・・・。大学生で,奨学金対応で「借金」を背負わされても・・・。大学生になってから,TOEIC「対策」の英語授業を受けても・・・。

個人的な意見は「W」の力が高まれば「S」への転化はそう難しくないと思います。よって,共通テストで「R」「L」を中心に行い,個別入試で「W」も課すのが,大学側にとっても負担が少なくなるかと思います。受験生への経済的な負担を下げられると思います。

勤務地は,道庁所在地の札幌まで,JR特急で4時間以上です。札幌は,観光客の増加等で,ホテルの宿泊費が1万円を超えることがめずらしくありません。あまりにも,負担が大きすぎです。
 (徳長@北海道・公立高校)


◇「小学校の英語 教員研修が先」

  2018年6月12日(火)付 東京新聞(朝刊)の「発言」欄に採用された投稿   

―――――――――――――

 大学研究員 奈良 勝行(東京都小平市)

小学校の外国語(英語)活動・教科化が今年4月から全国的に前倒し実施された。ところが、専科の英語の免許を持つクラス担任は全国で4.0%以下。つまり「無免許運転」で英語を指導しているに等しい。クラス担任は教え方に不安を抱えながらALTの外国人と教壇に立つ。

私は昨年に韓国、今年春に台湾を訪問し、実態調査をした。韓国は1997年に3年生から、台湾では2001年から5年生から英語を必修化した。その後、台湾は3年生開始となり、台北市などでは1年生から実施する。韓国では現職教員に120時間、台湾では240時間の研修を行った。

日本では、担任が夏休みなどにわずか数日の研修を受けるだけである。隣国に遅れまいとスタートしたが、予算を出さず、研修を行わずでは破綻は目に見えている。政府は破たんする前に制度を再考すべきではないだろうか。


◇「中国の小学校英語教育の実情」
 嶋津訓一(中国西安市日本語講師、新英研東京多摩サークル 所属)

奈良さんの投書をたいへん興味深く拝見しました。もう10年ほど昔の話になりますが、西安市内、小学校の英語授業を見学したことを思い出し、中国の小学校の英語教育の実情の一端を、改めて紹介する気になりました。

中国の小学校全校で、3年生から英語が必修科目になった時だったと記憶しています。西安市内では、それより数年前から全校で英語の授業が行われていたと聞いています。見学したのは市内のある小学校3年生の英語の授業でした。

●印象に残っているのは、
1.大きな教室に生徒がぎっしり詰め込められた教室風景(及び先生の腰につけたマイク)。
2.流暢でテンポの速い英語音声中心に展開した授業風景。
3.映像と音声に対応できる機能的な黒板。
4.その黒板に素早く、次々と音声中心の教材を展開していく先生の指導の姿。
5.大きな声で積極的に反応する生徒。

以上5点でした。

●授業後、教務担当の先生に伺うと、
1.英語教師全員が大学で英語を専攻していること。
2.英語教師が5名いること(確か1学年が4クラス)。
3.3年生以上の英語の授業はほぼ毎日あること。
4.その小学校は市内の中心部にあり、歴史も古い学校であるため、

   “越境”入学者が多いこと。

以上4点が私の印象に残っています。

●西安市全体で見ると、小学校英語教育の最大の問題点は
・市郊外の農村地区の小学校に優秀な英語教師が少なく、
・市街区域と郊外区域の格差が大きい、
ことをその先生は指摘されていました。

●以上をまとめて感じることは
・中国では、英語教育を正面から堂々と“本腰”を入れて実施している。
・それに反して日本の英語教育は、姑息で、“へっぴり腰”である。
と感じています。

●国際レベルの英語の試験で日本の平均得点が、
 中国、韓国、台湾などより“やや低い”程度であるのなら、
英語教育のスタートの段階で“大差”をつけられていること考慮すれば
 これは日本中の英語教師たちの“頑張り”以外に考えられません。
      (2018.6.12)

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[4] 編集後記

宮沢賢治が手帳にメモした「雨ニモマケズ」は、かつては誰もが暗誦したものだ。6月8日、NHKラジオ第2放送のEnjoy Simple Englishで、彼の英語訳が取り上げられた。Not even the rain / And not even the wind /Will stop me と始まっていた。

これまで、ロジャー・パルバース氏は、Strong in the rain / Strong in the windと、アーサー・ビナードさんは、Rain won’t stop me. / Wind won’t stop me.などの英訳を発表している。

皆さんならどう英訳されるでしょうか。ちなみにスマホの自動翻訳ソフトVoiceTraで試したら、”It won’t beat the rain.” (雨には勝てません)と出た。まだまだHuman Intelligenceが上回っているので、安堵した次第です!?(貞庵)

★★★

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◆新英研ご案内コーナー◆
・「新英研ホームページ」は、以下のサイトです。
http://www.shin-eiken.com
・新英研への入会方法は、こちらでご確認下さい。なお、入会手続きをされると、雑誌が毎月自宅へ郵送されます。
http://www.shin-eiken.com/about/apply.html

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