樺沢紫苑
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Facebookページファン数15万人。精神科医、樺沢紫苑が、精神医学や心理学を活かした仕事術やビジネスノウハウ、ソーシャルメディアの活用法。メンタルや身体の健康法など、「今」考えることを音声セミナー(時に動画セミナー)で、お伝えしています。音声セミナーは1回20~30分。精神科医ならではの濃厚な精神医学・心理学ノウハウをお楽しみください。翌月への継続購読者にはDVD「精神科医が教えるワクワク仕事術」をプレゼント。

著者プロフィール

樺沢紫苑

精神科医、メルマガ作家。Facebookページファン数15万人。Twitter13万人など、40万人を超えるインターネットメディアで、精神医学、心理学の情報をわかりやすく配信中。著書 『「苦しい」が「楽しい」に変わる本』(あさ出版)、『脳内物質仕事術』(マガジンハウス)、『ツイッターの超プロが教える Facebook仕事術』(サンマーク出版)。

ビジネスに役立つ心理学の本はいろいろと出ていますが、「映画の心理学」は、わかりやすさと「即効性」が特徴です。今日から、すぐにでも役に立つ心理学ノウハウを使って、あなたの人生を豊かにしてください。

サンプル号
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    【 目 次 】
■1 はじめに
■2 「やる気」を10倍に増幅させる「千と千尋」の魔法の言葉
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■1 はじめに
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 はじめまして。
 読者数5万人。日本で2番目に大きい映画のメルマガ
「映画の精神医学」を発行しています
精神科医、でかつ映画評論家の樺沢紫苑です。

 「映画」は、「テレビ」や「音楽」とならび、日本人にとって重要な
「娯楽」の一つと言っていいでしょう。

 しかし、「映画」は単なる娯楽ではありません。

 「映画」には、自分が決して経験することができない
もう一つの人生が描かれています。
 そこには人生をより良く生きるヒントが隠されているのです。

 心に響く名セリフには、多くの人の心を動かす、
普遍的なパワーがあります。

 あるいは、恋愛映画は、格好の恋愛の教科書となるでしょう。

 「映画」は「娯楽(エンターテイメント)」だけではありません。
 「ビジネス」や「教育」や「恋愛」に役立つ。
「人生」の教科書と言っていいでしょう。
 
 このメルマガ「映画の心理学」は、映画を題材にしながら、
主人公の行動やセリフを例にとり、
私たちの実際の生活、
特に「ビジネス」や「教育・子育て」や「恋愛」などにフォーカスを当て
実際に役立つエッセンスを取り出して紹介します。

 私、精神科医であり映画評論家である樺沢紫苑が、
映画を心理学的、精神医学的に徹底解説しながら
あなたの「人生」に、「今すぐ」役立つエッセンスを
抽出していきます。


 「映画の心理学」を読むと

★「ビジネス」や「教育」や「恋愛」にすぐに役立つ
心理学的なテクニックを学べる

★心理学や精神医学についての知識を深めることができる

★映画の理解を深め、より楽しく映画を見ることができる

といったメリットが得られるはずです。

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■2 「やる気」を10倍に増幅させる「千と千尋」の魔法の言葉
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■ 最も多くの日本人に見られた映画

 2001年7月に公開された宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」
(以下「千と千尋」)。ご存知ですよね?

 この作品、興行収入300億円を超えて日本映画の興行記録を樹立しました。
 また、テレビで初放映されたときの視聴率は、46.9%。
 劇場映画の最高視聴率をたたきだしました。

 「千と千尋」は、最も多くの人が見た日本映画と言っていいでしょう。
 おそらく、あなたも見たことがあるはずです。

 もしあなたが仕事で忙しくて見ていなかったとしても、
あなたのお子さんのDVDの棚に「千と千尋」が入ってるかも
しれません。とにかく一度見ていただきたい作品です。

 ちなみに、私、樺沢にとっては、「千と千尋の神隠し」は、
最も好きな日本映画の一つになります。

 「千と千尋」を見ると、我々観客は、何か安らぎのような、
「ホッ」としたような感覚に支配されます。
 見ていて何か「癒される」感じがするのです。

 その理由は、心理学にあります。
 「千と千尋」は、心理学的に非常によく考えて作られています。
 
 それは監督の宮崎駿が、心理学に精通しているという意味ではありません。
 彼の人生経験なり、思想が、個別のセリフ、映画のテーマとして、
心理学的にも非常に正しい方向性を持って映画として体現した、
とでもいいましょうか。

 本当であれば、「千と千尋」の全シーン、全セリフを逐一解説したい
ところですが、それでは一冊の本になってしまいます。

 今回は、「千と千尋」の一シーンを取り上げ、
そこから「教育・子育て」「ビジネス」に役立つエッセンスを
取り出してみたいと思います。


■ 千尋が急速に成長した理由は?

 「千と千尋」は、小学生の女の子である千尋が、
ふとしたことから異世界に迷い込み、そこでの冒険を
通して成長していく、という物語です。

 異世界の数日間の出来事。
 その中で、千尋の心は、急速に成長していきます。

 その変貌ぶりに違和感を持つ人もいるかもしれませんが、
その心の変化は心理学的に見ると、全く不思議ではありません。

 というよりも、変わって当然。
 成長して当然ともいえるのです。
 その理由を説明しましょう。

 映画の冒頭部です。
 異世界に迷い込んでしまった千尋。
 偶然に知り合った少年ハクは、千尋を現実世界に戻そうとしますが、
時は既に遅く間に合いません。

 そこでハクは、千尋を湯屋に連れ帰ろうとします。
 湯屋に戻るためには、湯屋にかかる橋を渡る必要があります。
 
 橋を渡る前に、ハクは千尋にいいます。

「橋を渡る間、息をしてはいけないよ。
 ちょっとでも吸ったり吐いたりすると、
術がとけて店の者に気づかれてしまう」

 その指示に従い、橋を渡る間に必死に息を止めて、
千尋は我慢します。

 橋を渡るのには、想像以上に時間がかかります。
 そして、だんだんと、息が苦しくなってきます。
 我慢の限界に達する千尋。

 その時、突然、蛙が千尋の目の前に現れます。
 それに驚いた千尋は、思わず息をしてしまいます。

 その結果、湯屋に人間が入り込んだことがばれて、
湯屋は大騒動となります。

 何とか庭に隠れて、災難を逃れる千尋とハク。

 千尋は謝ります。

 「ごめん、私息しちゃった」

 それに対してハクは言います。

「いや、千尋はよくがんばった」


 千尋があと、何秒か息をしないで頑張れば、
こんな大騒動にはなりませんでした。

 それなのに、ハクは千尋を責めることなく、
「千尋はよくがんばった」と、千尋を誉めるのです。


 「千尋はよくがんばった」

 なんと、素晴らしい言葉でしょうか。

 この「千尋はよくがんばった」というセリフ。
 この言葉にこそ、多くの観客に癒しを与えたこの映画の秘密、
「癒しの本質」が存在するように思えます。

 そして、この「よくがんばった」という言葉は、
人を育てる魔法の言葉でもあります。


■ 誉めるのはなかなか難しい

 もしこの状況にあなたが居合せたなら、
あなたなら何と言うでしょうか?

「何でもう少し我慢できないの」

「あと少しだったのに」

「あなたのせいで、大変なことになったじゃないの」

 文句の一つも言いたくなるのが、普通の人間の心情です。 

 「千尋はよくがんばった」
このセリフは、普通は出てこないと思います。

 このチエーションにおいては、とても意外な言葉です。

 しかし、ハクが千尋を責めたところでどうしょうもありません。
 ばれてしまったものは、もう取り返しがつきません。
 ハクが怒ったからといって、全く事態は好転しません。

 しかし現実の日常世界の中で、我々は人の失敗を責めたり、
叱ったりすることが、非常にたくさんあります。

 あなたが上司だとしたら部下の失敗を。
 あなたが親だとしたら、子供の失敗を、
すぐに叱ってはいませんか? 
 
 失敗だけをとり上げて、怒鳴り散らしてはいませんか?

 もちろん、「失敗を叱ってはいけない」という単純なことではありません。

 大切なのは、次に同じ失敗を繰り返さないこと。
 次は成功すること。

 そのためには、「やる気」を出して、そして自分に対して
「自信」を持ってもらうことが大切です。
 それによって、次の成功が得られるわけですから。 

 本人に大きな過失があった場合や、法律やマナーや道徳に反する行為を
した場合は、叱る必要もあるかもしれません。

 しかし、誉められることが全くなく、叱られてばかりいれば、
子供は萎縮して育ってしまいます。

 職場であれば、部下には
「いつも怒鳴り散らすだけの理解のない上司」とみられて、
信頼されなくなってしまいます。


■ SST(社会技能訓練)とは

 「千尋はよくがんばった」この言葉を聞いて、
私はSSTを連想しました。

 SSTとは社会技能訓練(Social skill training)の略です。
 主に精神病者の社会適応能力の向上を目的に行われる
訓練の一つです。

 社会で生きて行くための訓練、
すなわち「生きる力」を身につけるための訓練と
言っていいでしょう。

 SSTの技法の一つに、ロールプレイというのがあります。
 日常生活の場面の一つを、実際にその役になりきって
練習するものです。

 例えば、入院中の患者さんAさんは、
いつもテレビの音を大きくしているBさんに、
テレビの音を小さくして欲しいと思っているのですが、
気の小さいAさんは、なかなか注意できないで困っているとします。

 そこで別の人にBさん役を演じてもらって、
Aさんに実際に注意する練習をしてもらうのです。
 これが、SSTのロールプレイです。


 具体的に、ロールプレイの場面をみてみましょう。

 Aさんは、おどおどしながらも、Bさん役の人に言います。

「すいません。テレビの音が大きいんですけど」

リーダー(司会役)は、Aさんに言います。

「とても、上手に言えましたね」

 その後、このロールプレイを見ていた、他の参加者(主に患者さん)
に尋ねます。

「Aさんのどんなところが良かったですか?」

 他の参加者は答えます。

「大きな声で話していました」
「ちゃんと相手の目を見ていました」
「自分の気持ちをうまく伝えていました」

 Aさんの行動の中で、良い部分をみんなで誉めていきます。

 そうすると、Aさんはどう感じるでしょう。
 誉められて嫌な気がする人はいません。
 自分の行動に「自信」を持つでしょう。

 人から誉められて自信をつけたAさんは、
現実の生活場面でも、今までできなかった行動が
出来るようになっていくのです。

 これがSSTのロールプレイというものです。


■ ポジティブ・フィードバックとは

 この行動の中で良い部分を取り出して、相手に伝える。
 相手の良い部分を誉めて、本人の行動に返してあげることを、
ポジティブ・フィードバックといいます。

 この「ポジティブ・フィードバック」が重要です。

 人間のやる気を何倍にも増幅させるテクニックが、
「ポジティブ・フィードバック」です。

 人間は、ポジティブ・フィードバックによって成長すると
言っていいでしょう。

 赤ちゃんを育てるとよくわかります。
 赤ちゃんがハイハイをすれば、親は大喜びで赤ちゃんを誉めます。

 「ハイハイできたね」「すごいね」

 誉められた赤ちゃんは、もっと頑張ろうと思い、
頑張ってハイハイします。
 
 そしてハイハイになれてくると、今度は、
もう少し頑張って立ち上がろうとします。

 「タッタできたね」「すごいね」

 そうすると、また親が大喜びしてそれを誉めるのです。
 そして、赤ちゃんは、今度は伝い歩きができるようになります。

 これが、「成長」というものです。
 ポジティブ・フィードバックの典型的な例です。


■ マイナスよりもプラスを取り上げる

 子育てにおいて、最初はどんな親でも、
子供のちょっとした成功を喜び、
誉めるというポジティブ・フィードバックをしていたはずです。

 しかし、いつの頃かそれを忘れてしまい、
叱ってばかりいる自分(親)がいるのです。

「まだ宿題はやってないの!! 早くやりなさい」
「ゲームばっかりやっていないで、勉強しなさい」
「こんな点数しかとれないなんて、どうしょうもないね」

 そんな言葉が、口癖になっていませんか?


 職場の場面でいえば、

「おまえはいつも失敗ばかりしてどういうつもりだ」
「準備がたりないから、こんなことになるんだよ」
「本当に、おまえはダメな社員だな」

 こんなことを言われると、100%やる気をなくすでしょう。


 一つの行動を観察すれば、そこには良い面と悪い面の
両方が存在します。

 例えば、先ほどのロールプレイの例で言えば、
「Aさんの態度はおどおどしていた」
「Aさんは自信がなさそうで、そんな言い方では誰も耳を貸さない」
「あんな小さい声では、相手にしてもらえない」

と、悪い面もたくさんあったかもしれません。

 しかし、そこは敢えて不問にして、良くできた面だけを
とりあげてそれを強調することで、
行動に対して「正(プラス)」の条件づけをするのです。

 例えば、あなたの子供が試験で70点とったとします。
 その時、あなたは何と言いますか?

・「70点しかとれなかったのか。お前は本当にダメな子だ」

・「70点もとれたの。よく頑張ったね。
 もっと頑張れば、もっと良い点がとれるんじゃないの」


 もしあなたが子供の立場としたら、前者と後者のどちらの
言葉をかけて欲しいですか? 
 
 いうまでもなく、後者だと思います。

 70点という結果はもう出てしまっています。
 あなたが、子供をいくら叱りつけても、
終了しいる今回のテストの70点が、80点になるということは、
ありえないのです。

 次のテストで80点をとることが大切なのです。
 したがって、次のテストで子供が頑張るように、
「やる気」を引き出す言葉をかけなくてはいけません。

 そのためには、ポジティブ・フィードバックが不可欠なのです。

 子供の行動の中から、プラスの部分を取り上げて
誉めてあげるということです。

 「太郎は、よく頑張った」
 「3日間もゲームを我慢して、よく頑張ったね」
 「試験の前の日は、遅くまで勉強していたね」

 「結果」(ケッカ)ではなく、「経過」(ケイカ)に
着目しましょう。
 
 努力の過程を注意して見ていれば、「プラスの頑張り」は
いくつでも発見できます。
 
 そこを誉めるのです。

 細かい頑張りも見逃さずに誉めてあげてください。
 
 「自分のことをこんなに気にかけて見守ってくれていたんだ」
と信頼感がアップします。

 職場でも同じことです。
 
 「みんなが帰った後も、毎日、遅くまで残業して頑張っていたな」
といったように、「見えない努力」を誉めてください。

 「自分のことを気にかけてくれている、良い上司だなあ」
と思うでしょう。

 「隠れた努力」や「些細な努力」を誉めることで、
ポジティブ・フィードバック効果は、大きく増幅されるのです。


■ 繰り返されるポジティブ・フィードバック描写

 さて、「千尋はよくがんばった」という言葉が、
ポジティブ・フィードバックとなって、千尋にやる気を
引き起こしました。

 このよう私が指摘しても、映画のセリフの一つに心理学をこじつけて
解釈した、と思う人もいるかもしれません。
 
 しかし、その見方は間違いです。

 「千と千尋」におけるポジティブ・フィードバックの描写は、
宮崎駿監督によって、意識的に書かれたセリフであることは
疑いようがありません。
 その根拠を示しましょう。


 「千尋は、よくがんばった」
 その次のシーンです。
 
 息止めに失敗した千尋ですが、ハクからその努力を評価されます。

 そして、ハクから次のミッションを言い渡されます。
 釜爺(かまじい)のもとに行き仕事を欲しいと言えというのです。

 千尋はその言葉に従い、立派にやり遂げてみせます。

 ハクが千尋の息止めの失敗を叱責していたら、
ただでさえ自分に自信がなく泣き虫で何もできない千尋は、
次も失敗していたに違いありません。

 「千と千尋」の中で、ポジティブ・フィードバックをするのは、
ハクだけではありません。

 例えば、悪役のように見える湯婆婆(ゆばーば)ですが、
千尋が自分の部屋まで一人でやってきたことに対して、

「まあ、よくここまでやってきたよ」

と誉めています。


 湯婆婆の双子の姉である銭婆(ぜにーば)は、千尋がカオナシたちと
遠く離れた自分の家に到着したとき、

「みんな良く来たね」

と誉めます。

 そして、ポジティブ・フィードバックは千尋に対して
ばかりではありません。
 銭婆の家で、毛糸をつむぐのを手伝うカオナシに対しても

「うまいじゃないか。本当に助かるよ」
と、銭婆は誉めています。


 「千と千尋」には、少なくとも四回のポジティブ・フィードバックの
セリフが登場しています。

 他にも間接的にポジティブ・フィードバックの意味合いを持つ
セリフもいくつかあります。

 ですから、
「ポジティブ・フィードバックによって、子供は成長するんだよ」
ということを、宮崎駿監督は、意識的に描いていると言えます。


■ みんなで誉めよう

 ハク。湯婆婆。銭婆。さらに、湯屋での先輩、リンもそうです。

 千尋の周りには、彼女の行動をきちんと評価して誉めてくれる人。
 行動をポジティブにフィードバックしてくれる人が
たくさんいました。

 子育てで言うのなら、母親だけがいくら頑張って誉めても
不十分です。

 母親が誉める。
 父親が誉める。
 お爺ちゃんが誉める。
 お婆ちゃんが誉める。
 兄弟が誉める。
 親戚のおじさん、おばさんが誉める。
 近所のおじさん、おばさんが誉める
 学校の先生が誉める。
 塾の先生が誉める。
 習い事の先生が誉める。

 子供を囲む全ての人たちが、ガンガン、
ポジティブ・フィードバックをしていけば、
子供はやる気を出して、
何倍もの能力を発揮するに違いないでしょう。


 職場の例で言えば、

 あなたが誉める
 同僚の友人が誉める
 主任が誉める
 係長が誉める
 課長が誉める
 他の部署の人間が誉める
 朝礼の場で、みんなの前で誉める
 結果に対して、表彰して誉める
 結果に対して、報奨金を出して誉める
 飲み会、祝勝会を開いてみんなで誉める

 こんな環境があれば、どれだけ働きやすいでしょうか。
 
 実際には、ちょっとした成功をした人に対して、
「あらさがしをする」
「マイナスの噂を流す」
「足の引っ張り合いをする」
といったように、全く反対のことが日常的に
行われているはずです。

 これでは、社員の「やる気」はなくなり、
生産性の低い職場が出来上がってしまいます。


■ 誉めるという「魔法」

 誉め言葉は「魔法」なのです。

 「千と千尋」のハクは、魔法使い。
 まじない使いをめざしていました。
 
 しかし、ハクの本当のまじないは、「誉め言葉」にあったのです!!

 「千尋は、よくがんばった」

 この言葉自体が、魔法の言葉なのです。


 「誉め言葉」を数多く発することで、成功を導くということは、
最近流行の「引き寄せの法則」からみても、
非常に効果のある方法と言えます。

 「誉め言葉」は、人を成長させます。
 
 「千と千尋」では、こうした「誉め言葉」と、
それによるポジティブ・フィードバックによって、
千尋は「生きる力」を獲得していきます。

 もし、怒られてばかりで誰も誉めてくれなければ、
千尋はこんなに短期間で大きな成長を遂げることは
できなかったでしょう。

 人を誉めることは、人を成長させるということ。

 素敵なテーマを持った作品ですね。


 さらに人を誉めることで、あなたは人の長所を見つけ出す
素晴らしい才能を身につけることができます。

 自分のことを評価して誉めてくれる人間は、
誰にも好かれるでしょう。
 そして、そんなあなたに協力したいと思うはずです。

 人を誉めることで、自分の子供や部下を育て、成長させる
だけでなく、あなた自身が成長することができるのです。


誉めるという「魔法」。

 これは、「ハリー・ポッター」の魔法とは異なり、
特別な才能や能力がなくても使える魔法です。

 もちろんもこの「魔法」は、「あなた」にも使えます。

 それも「今日」から使うことができます。


 ぜひ、この素晴らしい魔法を使ってみてください。

 その効果が、あまりにもすぐに現われることに、
驚かされるでしょう。


  ┏━━━━━━━ 今回の心理テクニック ━━━━━━━━━━★★★
  ┃                          
  ┃ ◆ 誉め言葉は、「やる気」を10倍に増幅する魔法の言葉です
  ┃
  ┃ ◆ マイナスのことは無視して、プラスのことに注目しましょう   
  ┃
  ┃ ◆ 経過に注目して「隠れた努力」や「些細な努力」も、
  ┃  誉めてあげましょう
  ┃
  ┃ ◆ みんなで、誉めましょう。そして、繰り返し何度も誉めましょう
  ┃
  ┗━━━━━━━━━━━━━━━★★★

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
■ 発行者: ?樺沢心理学研究所 樺沢紫苑(本名 佐々木信幸)
■ 連絡先  kzion@ kabasawa.jp
■ 公式サイト  http://www.kabasawa.jp/eiga/home.html
■ 公式ブログ  http://eisei.livedoor.biz/
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
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