黒田勇樹編集 日本一馬鹿なメルマガ「黒田運送(便)ハイパー」

黒田勇樹編集 日本一馬鹿なメルマガ
「黒田運送(便)ハイパー」

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  • とにかく笑える
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黒田さんは、最近は元俳優と公言されていますが、俳優を辞めたきっかけは何だったんですか?

俳優を辞めたのは、28才のときでした。当時は、俳優の仕事が減り始めていました。というのも、一回病気で舞台を降りてるんですね。やっぱり、そういうことがあると、お仕事の引き合いがうんと減るんです。そうなると「俳優だけでは、メシを食えなくなるかもしれない。バイトをしなきゃいけなくなるぞ!」とか、いろいろ考えてしまったんですね。で「40才、50才になって、急に俳優の仕事が無くなって、他の仕事をしろ」となったら、これはつらいぞっていう恐怖心が湧き上がってきたんです。

もうひとつは、俳優を続けるモチベーションの問題です。僕の場合、かなり恵まれていたので、他の俳優さんたちみたいなストイックさやハングリー精神に欠けていた気がしたんです。俳優という職業を「好き」っていうのは、人一倍あったと思うんですけど、頑張って、頑張って、俳優になった人と、さも当たり前のように俳優って呼ばれていた人の、モチベーションの違いみたいなものを、休んでる時期に感じてしまったんです。このまんま中途半端な気持ちで、仕事があって食えるから俳優を続けていくのは「違うかなー」と思って、辞めてしまったんです。

俳優を辞めた後は何をしていたんですか?

大変でしたね。辞めることは決めたんですけど、辞めた後に何をするのかは、全然決まんなくて、延々と酒を呑んで、日記をつけていました。それが、先日発売した『非俳優生活 100days』という本なんです。

黒田勇樹さん

もう一度、俳優に戻ることはないんですか?

もし戻るとしたら、僕が今まで見てきた素敵な俳優さんたちのように「これしかねーぞ俺は!」っていう覚悟ができてからですね。やっぱり現役じゃないから、身体もできてないし、感覚とかもにぶってしまっている。そうなると、すぐにできる仕事ではないんです、俳優って。例えば「ラーメン屋の役をやれ!」って言われて、10年間ラーメンを作ってきた人の動きなんかも、1日練習したくらいじゃぁできないんですよ。外科医だったり、主婦でもいいし、だらだらすごしてるニートでも、役にたいして身体が素直に反応するように、俳優は常に待機していないといけないんです。

俳優には「こういう動きをする」って想像する力が一番大事ですけど、2番目にはそれを体現する身体がないといけないんです。やっぱり神経をとぎすませておく必要があるんです。だからみんな踊ったりするんですよ。ハリウットの役者さん、たとえば、トム・クルーズとかは、めちゃめちゃ踊れますからね。やっぱりそうやって身体のいろいろな使い方を訓練しておくことで、いざ、ラーメン屋さんの動きを見てイメージしたときに、想像に近い動きを再現できるわけですよ。演技力といっても、精神の問題ではないですからね。表現する肉体の問題だから。

僕のメルマガの中でも「あの映画は、こうでこうで」みたいな、エンターテイメントについても、自分でテーマを設けて書くコーナーがあるんですけど、「やっぱり、全然まだ、目線は俳優だな」って自分で気づくとこもあるし、周りにつっこまれることもあります。でも、俳優を辞めても発信し続けている人って珍しいし、普通の俳優さんは、みんな忙しいですからね。こういった部分を自分で意識して言語化している人は少ないので、それも僕の特徴なのかなとも思います。

非俳優生活を続けていた黒田さんが、突如メルマガを始めたきっかけは何なのでしょう?

俳優を辞めたのは、2010年の5月。そのころ丁度仕事がなくなり、バイトをしていました。そのバイトを1年続けて、2011年の5月には、働いていた部署が解散になってしまって、無職になりました。それで失業給付を受けながら、就活していたんです。だらだらと遊びながら、仕事を探したりしていたら「失業給付がもう切れるから、とりあえずバイトだけでもしなきゃ」と思ったんです。

それで「バイトするわ」ってツイッターに書いたら、「無職は辞めないで」っていう意見がものすごくきて。で、当時僕のツイッターには、1万5000人のフォロワーがいたんで「じゃあ、お前ら1人20円出せ。1人、月20円出してくれたら、俺はそれで、月給30万円になるから、働かないで、こういう事だけして生きてくわ」って言って。

でも、どうやって20円を回収するかという方法を考えた時に、銀行口座をさらして、みんなに振り込んでもらうとか、いろんな意見があったんですけど、僕は、ギブ・アンド・テイクが成立しないものって嫌なんですよ。「『20円よこせ』と言ったものの、お金をもらうんだったら、なにか返さないと」って思っていた時に、メルマガを思いついたんです。「ブログが面白い、ツイートが面白い」とかも言われていたので、「じゃぁ、メルマガやってみるかな」ってなったんです。

黒田さんは『黒田勇樹が働かずに生きていくためのメルマガ「黒田運送(便)」』/『黒田勇樹編集 日本一馬鹿なメルマガ「黒田運送(便)ハイパー」』と、2つのメルマガを出されていますが、使い分けはどのようにしているのですか?

『黒田勇樹が働かずに生きていくためのメルマガ』は、1人で作っているメルマガです。こちらは、ブログの上品なバージョンていうんですかね。「お金もらってブログをやるんだったら、どのくらい丁寧に書くか」という感じで、自分で日々思ったことを書いています。

『黒田運送(便)ハイパー』は、僕の身近にいるおもしろいやつらの原稿を集めたものです。僕は、周りのおもろい人間の日記とか、ツイートとか絵とか見るのが好きで、それを、ガッと集めて、週に一回見たら楽しいな、というノリで作っているものです。

うんとかっこつけて言えば、1人でやっている方は、自分で毎週生んでいるもの。みんなでやってる方は、毎週育てている感じっていうんですかね、自分の中の要素だけじゃなくて、周りから集まってくるもんを見ながら楽しんで、育てていけたらいいなと思っています。

『黒田勇樹が働かずに生きていくためのメルマガ』は具体的にはどういった内容なんですか。

日常、仕事、エンタメ、ニュース、黒田運送。5つのカテゴリーにわけて書いています。1つのことを長くダラダラ書くのは好きじゃないですし、いまの時代の人達って、それでは読まないと思うんです。なのでテーマを決めて、5つくらいのことにたいして、毎回自分でテーマを決めて、ぱっと思いついたときに500字前後で書いています。

文章を書くのは、主に通勤時間。通勤時間って一番生産性が無いですもんね。この死んでる時間を上手く使おうと思って。スマフォで書く時もあるし、パソコン広げるときもあるし。メモ帳にネタだけでも書くんですよ。ネタ帳みたいな感じで。

へんな言い方ですけど、フリーターなのに、お時間がない(笑)……。

結構バイトしてる最中に考える時間はあるんですよ。身体は勝手に動くから。

では、ここらへんで、普通の質問を。好きな食べ物は。

白菜が好きですね。白菜は役者ですよね。なにしてもうまい。炒めてもうまいし、煮てもうまいし、漬け物にしてもうまい。

好きな色は?

紫色が好きです。ちっちゃい頃から好きなんです。感覚的に好きなんでしょうね。

好みの女性のタイプは?

つっこみにキレがある人。基本的にめんどくさい女の子が好きですね。

お母さんの旧姓はなんでしょうか。

高橋です。あ、違う、黒田なんですよ。黒田だ。結婚して高橋になって、離婚して戻ったから、黒田なんですよ。でも、黒田勇樹の方がしっくりくるでしょ。計画離婚じゃねえかと思って(笑)。

子供の頃に飼っていた犬の名前は

子供の頃は飼っていないですね。前の女の子と一緒に飼っていた犬の名前は「マフラー」。仮面ライダーが巻いていますよね、あと、星の王子様も巻いているじゃないですか。僕のなかの、カッコイイとカワイイを併せもった名前が「マフラー」だったんです。珠玉の作品だったんですけどね……、別れた時に連れて行かれました。

いちいち話にオチが(笑)。……では、小学校の担任の先生の名前は。

え~~、戸田先生、清水先生、大沢先生、何人か代わってます。思い出深いのは戸田先生ですかね。この前、病院でばったりと合って「おお! 今度呑みに行こう」って言われて「ぜひぜひ」って答えたんですが、とくに連絡先も交換せず別れました……。

絶対、オチを考えながら話してますよね(笑)。

話してないっす。全然そんなことないっす。ないです! たまたまです。そんな都合いいこと浮かびませんよ。

じつはここまでの質問ですが、パスワードが分からなくなったときに聞かれる質問を聞いてみました。

あ! ホントだ! やばい! ばれちゃう!

最後にメルマガの宣伝と読者に向けて一言お願いします。

まず、僕が1人でやっている『黒田勇樹が働かずに生きていくためのメルマガ』は、僕に働いて欲しくないと思っている皆様、僕がなに考えているのかな? とちょっと気になっている皆様に、おひねりだと思って、ぽちっと登録してもらえたらうれしいですね。

もうひとつの『黒田運送便ハイパー』は、少し試験的な意味もあります。メルマガは今、政治経済がすごく強いじゃないですか。でも、「マガジン」というように、雑誌なんだから、絶対もっとおもしろい使い方ができるはずなんです。だったら真反対の物をやってみようと思って、全く有益な情報がないものを作ってみました。でも、あのテキスト量で、週170円~200円くらいならお得だと思います。脳のリフレッシュになるというか、「あ~なんか、こんなくだらないことも一生懸命考えてる人がいるんだな」って……カップラーメンの作り方を一生懸命書いてあったりしますからね。そういうのを読む時間って、僕は凄い大切だと思うんで、ぜひぜひ、お金をドブに捨てたつもりで登録して下さい。

では、これからもゾンビのような強い、モチベーションで、購読者を増やすように読者の皆様に動いて頂けたらな、と思っています。

ゾンビってどういうことですか?

ゾンビって、常に一生懸命、仲間を増やそう増やそうとしているじゃないですか。メチャメチャ噛み付いて来ますよね。噛み付くことで、ゾンビを増やそうとしているんですよ。でも、もう、肉体が腐っちゃっているから、噛み付く以外では生殖行動ができなくなっているから、かみつくんですよ。ゾンビ達は。

黒田勇樹さん

生殖行動だったんですか、あれは(笑)。

だから、メルマガの購読者の皆さんも、面白くなくても「面白い! 面白い!」とゾンビが噛み付くように、みんなに言って広めて、僕の生活を楽にして下さい。

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黒田勇樹さんプロフィール

1982年4月23日生まれ。東京都世田谷区出身。日本の“元”俳優。1歳からモデルとしてCMや雑誌で活躍。NHK大河ドラマ『武田信玄』で信玄の孫・武田信勝役で、俳優デビューしたのち、『人間・失格?たとえばぼくが死んだら』などで実力派俳優として人気を集める。山田洋次監督の『学校Ⅲ』でキネマ旬報賞新人男優賞、日本映画評論家大賞新人賞、日本アカデミー賞新人俳優賞、全国映連賞男優賞を受賞。その後、突如、俳優引退を宣言、ハイパーメディアフリーターという肩書きで、ネット配信番組やTwitterで発信を開始しながら、映画館のポップコーン屋でアルバイト生活を続ける。2012年3月に初の著書となる『非俳優生活 100days』を発売。

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