丸尾孝俊の週刊・出稼げば大富豪 -時勢とステージを変える成功法則-

丸尾孝俊の週刊・出稼げば大富豪
-時勢とステージを変える成功法則-

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元暴走族総長ということなのですが、当時のご友人の中で成功されているのは丸尾さんだけなのですか?

みんな普通に成功してるよ。ベンツ乗ったりしてな。社員20人くらいを雇用してるから、たいしたもんや。20人言うことは、嫁はんも入れたら40人で、子どもも両親も入れたら、だいたい100人くらいの面倒みてるわけや。そこが立派やんけ。大卒でサラリーマンやってる奴にはできんやろ?

数々の武勇伝がありますが、たとえばケンカで丸尾さん1人で50人を相手にするような状況になったときはどう対処しますか?

その中の1人を捕まえて、ボコボコいってまう。それで50人中の過半数は逃げていきよる。50人おるからって、全員がホンモノとは限れへんねや。まあ、相手がRPG-7(編集部注:ロシアの対戦車ロケット擲弾発射器)でも持ってたら別やけどな(笑)。相手50人なら、手加減せんことが前提や。もうとりあえず、メチャメチャいったんねん。

今までそんな状況のご経験は?

さすがに1対50はなかったけどな。多くて9人くらいやな。こっぱみじんにされたわ、おれが。翌日、報復したったけどな。報復前進(笑)。

死にかけたことなどはありますか?

デング熱。風邪やと思って2週間くらい放っといた時やな。病院で最初風邪と診断されてやな、処方された薬、一気に3倍飲んでぶっ倒れて寝たのに、いっこも効けへん。起きても、オデコも鼻息もぼぅぼぅ熱いねや。ほんで、今度は、市販のドイツの薬、3個飲んで白目剥いて寝たんや。ところが、次、起きても治ってないねん。

39度の熱や。あんまり熱いから、お手伝いさんに「氷入れてくれ」言うてやな、冷凍庫いう冷凍庫から氷集めてきて、バコバコ割って、風呂にガブガブかましてもらってやな、そこに、おれ、ポチャーンと入っとったんや。ところがアカンと。

ほんでや、次は、忘れもしない5日分や。病院で処方された薬5日分を、「アホか、こんなもん足りるか」言うて、とりあえず2日で飲みきった。しかもレッドブルで。「卵も入れてくれ」言うねんけど、従業員に止められた。それガー飲んで、ほんでまた白目剥いてボーンいって、起きたら、また治ってないねん……。

ほんで、おれ、その医者にかちこんだんや。「おいこらやぶ医者、おまえの薬いっこも効けへんやないか、別の薬くれ」て言いにいったら、今度は別の医者が看てくれて、採血してもろたら、ヤバいと。「これデング熱や。おまえ死ぬぞ、かなり血小板のレベルが下がってるぞ」言われて、緊急入院。

いきなり点滴や。ところが、また、そこの看護婦が新米で、注射6回失敗しよんねん。おれもう穴まみれや。最後、「もうええわ自分でやるわ」言うて、自分で針入れてバンソウコウ貼ってやな。看護婦もビビてもて何も言えへん。

何が死にかけたか言うたら、入院中、毎日おかゆ食わしやがることや。ほんまに……。またこれかい、っていう。味気のない、まっずいおかゆばっかりおれに食わしよんねや。

5日目に脱走したな。点滴の瓶カラカラ押しながら、外出たんや。そしたら、ちょっと遠くにララパン言うて、揚げ物のおいしそうなん見えた時には、もう道路渡ってた。それ一番食べたらアカンと医者に言われてたものの、おれいきなりオーダーしとったわ。「お、うまいわ。やっぱりこういうのええなあ」言うて、タバコ、ぼぉぼぉ吸うて。揚げ物とトウガラシのやつテイクアウトや。

腹パンパンやから、おかゆ断ったら、看護婦のおばはん詰め寄ってきて大変やったわ。

丸尾孝俊さん

それは大変な目に合われましたね。例えばですが、余命一年と言われたらなにに挑戦しますか?

まあ、死ぬ思って生きてないからなぁ。でも、今やってること続けるんちゃう?明日死んでもええくらいの勢いやからな、後悔ないわ。いつも言うてるやけど、後悔はマゼランに任しといたらええねん(笑)。

そもそも余命なんかわかれへん。医者が言うとるだけや。「何を勝手なこと言うとんねん、なんで分かるんや」と。ガンやったら、ガンと戦う。頑張るんや。

そんな丸尾さんがどん底から這い上がるきっかけとなったのは的屋業とのことですが、どこでどうやって学ばれたんですか?

祭り行っとったからや。そしたらいっぱい友達できるやん。的屋のおっさんの連れてる子供とも知り合うやん。ほんで、誘われてアルバイトさしてもらうことなったりとか。まあ、アルバイタリティが炸裂しとったから。

的屋は、来月のこと考える必要ないねん。今日の経費、稼ぐまで頑張ったら、そっから儲けやんか。分かり易いやんけ。頑張り甲斐あるやん。たとえば、たこ焼きやったらネギとか、明日に持ち越せないものあるやろ。それと場所代だけはその日に絶対稼ぎたいやんけ。

的屋は、毎日毎日、その日が勝負やねん。たとえば10日間の縁日で、1カ月先、来年の儲けを考えることは絶対ないねんて。それがええねんて。たとえば「1カ月間あるから」っていうのが甘えやねん。中長期計画とか言うてたら「まあ来週頑張りゃええか」とか「後半必死でやろう」とか、なり易いやん。見込んでまうやろ。これが商売でもっとも危険や。味噌見込みや(笑)。

ところが、今日、経費10万円かかると、「これなんとか今日12万円売れへんことには、おれ何もないやん」っていう意識やったらどうや。的屋のおっさんは朝起きた瞬間天気予報見るて。10日の見積もりで動いてたら、もし雨の日続いたら、なんとかしのがなならんやろ。金魚弱らされへんし、粉もんやったらキャベツ切り過ぎてもあかんとかいろいろあるやんやっぱり。一日一日をいかに大切に、いかに慎重に、いかに攻撃的に過ごすかが重要性を帯びまくるわけや。

じゃあ、そういう1日の集体が1カ月やってみぃ。その会社大繁盛やんけ。見込んでる場合違うねんて。その日その日、金入ることを考えるねや。それは商売の根底なんや。

それからバリに単身で渡られて、今は大成功しているわけですが、もし今の仕事をしていなかったらなにになっていたと思われますか?

あり得るとしたら旅人やな。まあ貧乏でもええ。食えたらありがたい。雨風しのげたらありがたい。食えなかったらサヨウナラ。一人ぼっちは嫌やな。

旅先で、ここが儲かるとか、こんな商売ええわとか、儲かってる奴に話聞いて、それを万民に伝えてみるのもええよな。なんせ人助けて金になることをやると思うなぁ。

丸尾孝俊さん

最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

関心を持つってことが大切や。好奇心。好奇心ないと、チャレンジしなくなる。「もうやったことあるから、やらなくてもわかるから」が口癖になってくるんや。

童心を取り戻さなならん。童心が深まってくれば、好奇心が生まれてくるよ。

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丸尾孝俊さんプロフィール

1966年、大阪府生まれ。中卒、元暴走族総長。16歳から仕事をはじめ、吉本興業など数々の職種を経て独立。1995年に単身インドネシア・バリ島に移住。現地で不動産業を興し、現在、従業員数5千人以上のゼネコンPASTIグループに成長。その気さくな性格から、バリ島を訪れる人の間で兄貴と呼ばれ親しまれる大富豪である。

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