中谷彰宏の【未来塾】 ~明日のビジネスを拓く気づき~

中谷彰宏の【未来塾】
~明日のビジネスを拓く気づき~

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著書が900冊を超えている中谷さんですが、企画のアイディアはどこから生まれてくるのですか?

“好きな子に話したいこと、好きな子が笑ってくれるようなこと、相手の目にハートマークが出るようなこと”。こんなことを思うと、無限に出てくるよ。今日はこんなに面白いことがあったとか、こんなに面白いこと思いついたとか、こんな変なことがあったとかって話したい、っていうのが無限にある。それがアイディアの元かな。とにかく思いついたことなんかを早く話してあげたいっていうだけのことだから、ネタがなくなることはないよ。死ぬまでに書ききれないほどある(笑)。

では、面白い企画を思いつくためのコツはありますか?

“先に面白がる”、っていうことだよね。“面白いものを見つけよう”と思ったら見つからないけど、あらゆるものを面白いなって思って、ここにあるもので何かマジックができないかなっていうふうに考えていく。

僕がやっていることって、“魔法をかける”っていうことなんだよね。今週も講演で「中谷さんは世の中のために何をやってるんですか?」って質問が出たから、「魔法をかけてる」って答えました。個人コンサルティングやワークショップをしている『中谷塾』っていうのがあるんだけど、ここはみんなに魔法を教える学校。ハリー・ポッターのホグワーツと同じ。みんな魔法を使えるようになる。女の子の目をハートマークにする魔法、覚えたいでしょ(笑)?これが使えたら最強だよね。口説くんじゃなくて、魔法をかけるの。

口説くのではなくて魔法、というのは?

口説くって言うと、獲物を捕まえる罠って感じがするでしょ。魔法は相手をハッピーにする。何でみんなディズニーランドに行くかっていうと、魔法にかかりにいくわけ。ハッピーになりに。

魔法っていうととんでもないものに聞こえるけど、たとえば国語の授業で何を習っているかっていうと、漢字とか文法っていうのは表面的なもので、実は“言霊”っていう魔法を覚えている。

算数だって魔法だよ。たとえば9×9=81って何ですぐに出てくるかって、それは九九を知ってるからだよね?でも九九を知らない人からしたら、それは魔法に見える。インドなんかはもっとすごいからね、九九九九があるから。99×99は、っていうと即答なんだよ。

知らないことは魔法に見えちゃう。だから本のネタ、面白いことを考えるコツは、僕の場合は魔法が次から次へと出てくるってだけのこと。そして、先に面白がる、ってこと。

中谷彰宏さん

中谷さんが魔法をかけたくなるような女性はどんな方ですか?

積極的な子がいいね。冒険物に出てくる子って積極的だね。自分から押し倒していくよね。そういう子がいいかな。「負けない!」みたいな。『007シリーズ』のボンドガールなんかはすごいよね。彼女たちは彼女たちでスパイなわけで、007よりも一回り上手だし。それくらいの積極的な子がいいね。

では、男女問わず中谷さんが「いいな」と思える人は?

めちゃくちゃな人がいいよね、殻を破って、常識の幅を広げてくれるような。これは面白いよね。そんな人に会わないと損だよ。「そうなんだ、教科書にはこう書いてあるけど、実は逆なんだ!」とか、「もっと外側まで行ってもOKだったんだ!」って、幅が広がるよね、そういう人に会えると。その点僕は、そういう人に20代の頃から出会ってこられたというのがラッキーだね。

そんな中谷さんがメルマガを出そうと思ったきっかけを教えてください。

人間ってね、何かをするのにきっかけなんてないんだよ。よく、自分がやりたがってることをしている人に「きっかけは何ですか?」ってすごく必死に聞く人がいるけど、やっている人にきっかけなんてないんだよ。もしきっかけがあったとしたら、それは続かない。きっかけがあって続いてることがあったとしても、そこには無理が起こっている。

これから何か始めようと思って、きっかけを聞く人って、始められない人なんだよ。「どこ行けばこういう人に出会えるんですか」とか「こういう人と出会うきっかけはなんですか」、って聞いちゃわない。そんなこと言ってる時点で遅れる。「自分が物事を始められなかったり人と会えなかったりするのは、きっかけがないせいだ」っていうのは違うと思う。

やりたいことをきちんとしている人っていうのは、気がついたらこうなっていたっていうなだらかな感じだよね。この“なだらかさ”が大事だと思うよ。これが僕の「きっかけ感」なんだ。

なるほど。中谷さんはご自分のメルマガをどういうものにしたいとお考えですか?

「どんなメルマガにしたいか」っていうのは、「誰に読んでもらいたいか」ってことだよね。僕はメルマガって、ラブレターだと思ってるんだよ。だから、たった一人の、自分が好きな女の子に読んでもらいたい。

メルマガって、読者数のことを考え始めたらたぶん倒壊するよね。もっと増やそうって考えて、結局ダメになっちゃう。多くの人に読まれているっていうことが優れたメルマガってわけじゃない。一人でも熱心な読者がいるかどうか。この人に読んでもらいたいって思える人にちゃんと読んでもらえているかどうか。だってラブレターなんだもん。大事なところはそこなんじゃないかな。僕はたった一人だよ、自分の好きな女の子。

中谷彰宏さん

最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

世の中には面白いものっていっぱいある。気がついてないだけで、魔法みたいなものもいっぱいある。それに気づこう。もしもあなたが魔法をかけてみたいと思っているなら、自分がまずかかること。魔法にかかることができたら、半分はもうできてる。魔法にかかれない人は、かけることができないんだよ。

情報も無限にあるけれど、「面白いものを選んでください」って他人に頼むんじゃなくて、自分で感じること。感じたら絶対にわかるから。考えるんじゃなくて感じることが大切。

そして、自分の目の前にいる人、隣にいる人を、幸せにする、笑わせる、喜ばせる、安心させる。そうするとその人がまた誰かを幸せにする。そのドミノ倒しの波紋を作っていけば、どこにいたって離れたところの人を幸せにすることができる。何も、マザーテレサになる必要はないんだよ。彼女はすべての人を幸せにしようと活動してたわけだけど、僕はまずは目の前の人、隣の人からでいいと思う。だから今日、ここで面白かったと思ってもらえたかどうかなんだけど、どうでしょう(笑)?

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中谷彰宏さんプロフィール

早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年、独立し、(株)中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで多岐にわたるジャンルで、数多くのベストセラー、ロングセラーを送り出す。公式サイトはhttp://www.an-web.com/

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