もりぞお海外研究所 メルマガ版

もりぞお海外研究所 メルマガ版

  • アジアでの就職の最新情報が手に入る
  • 成功する電子書籍のノウハウが得られる
  • セミナー動画や電子書籍の無償配布
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

まずは、これまでの経歴なども含めて自己紹介をお願いできますか。

1999年に早大理工学部を卒業して、日本オラクルという外資系のIT企業に就職しました。そこでは企業向けの在庫管理や制作管理を行うソフト、場合によっては1本数千万円くらいするようなものを製造業に対して売るという仕事をしていました。営業と技術者の中間、いわゆるセールスコンサルタントと呼ばれる職種ですね。

その仕事を7年間やっていたんですが、次第に「製造業についてもっと詳しく知りたいな」と思い始めたんです。「だったら製造業の中に入ってしまえ」ということで、日産自動車に転職しました。そこでしていたのは、製品、つまり車を作る部品の物流コスト削減のために新しいシステムを入れるという仕事です。物流費の中で一番多くを占めるのは国と国をまたがる輸送費だったので、まさにグローバルプロジェクトでした。世界8カ国の工場のスタッフたちと一緒に仕事をしていたのですが、そこで、いろんな国の人と仕事をする楽しさを知りましたね。

そんなわけで仕事は楽しかったんですが、2年ぐらいしたときに、「もう9年も仕事をしてきたから飽きた(笑)」と思って、仕事をやめて世界一周旅行をするという暴挙に出たんです(笑)。ITバブルの時にIT企業に入り、中国バブルの時に自動車会社に入るという荒業をやってきたので、それなりにお金も貯まっていた、というのはありますね。

せっかくやめるんだったら1年ぐらい旅しちゃえ、という感じで出発しました。2008年の8月のことです。その時は、あと1年ぐらいは景気も持つだろう、帰ってきても仕事もあるだろうなんて思っていたんですが、出発2ヵ月後にリーマンショック(笑)。もうしょうがないやと思って開き直って1年間旅行して帰国したんですが、運よくまたIT企業に拾ってもらえたんですね。そこでも2年間、製造業相手の仕事をしていたんですけど、日本の製造業がシュリンクしているなというのを肌で感じました。製造業本体がシュリンクしているわけですから、そこにサービスを提供しているITの仕事はさらにシュリンクするんですよね。過当競争になってきて、受注単価が下がって、しわ寄せはスタッフに来て、ということで業務は日々大変になっていく。その時、このままじゃ先はないということに気づいたんです。

さて、それなら次はどこで働こうかなといろいろ考えた結果、アジアで仕事したらおもしろいんじゃないかと思いつきました。思いついてネットで情報を探してみたら、意外とありそうだなっていうのがわかったので、2011年の12月から、アジアでの就職活動を始めたんです。しかも、せっかく就活するんだったらいろんな国を見てこようと思って、7カ国で就職活動をするという、またも暴挙に出たんです(笑)。香港、シンガポール、インドネシア、タイ、マレーシア、ベトナム、中国と、3ヵ月かけて。

モチベーションとしては、やっていておもしろいっていうのももちろんあったんですけど、自分の経験をブログに書こうというのも大きかったです。海外就職のチャンスはあるのに、それに関する網羅的な情報がまったくなかったので、たくさんの人に共有したほうがいいだろうと思ったんですね。そしたら、それを読んだ出版社の人がおもしろがって、紙の本で出しましょうという話が来て、出版に至りました。

海外就職活動の様子はツイッターとかでも書いていたんですけど、フォロワーから「もっと詳しい話を直接聞きたい」なんていうリクエストがくるようになりまして、だったらセミナーやってみようかという話になり、開催してみると意外とお客さんが来る。そうこうするうちに2冊目の本が出たり、外部の講師として招かれたりして、なんてことが多くなって、「あ、これでも意外とお金稼げるな、しかも誰もやっていないから、ちゃんと調べて情報を提供する人がいたほうがいいよね、だったらやっちゃおうか」ということで、海外就活で内定ももらっていたんですけどお断りして、『海外就職研究家』という肩書きを自分で勝手につけて(笑)、というのがこれまでの経緯です。

今は、僕のことをブログとかで見つけてツイッターでフォローしてくださっている人に、海外で働くっておもしろいぜっていうのをメッセージアウトするのがメインのお仕事ですね。

海外就職などを斡旋する、いわゆる“スカウト”の方たちとは立ち位置は違うんですか?

スカウトの人は、基本的にある会社から依頼を受けて、その会社に就職させることによってお金を稼いでいるわけですよね。だからメッセージにバイアスがかかるんですよ。それは当然ですよね、営業マンが自社製品を悪く言わないのと同じことです。

だけど僕はそうではなく、元就活生であり、就職する人の立場になって情報を提供するので、海外就職のいいことも言うし悪いことも言う。生の情報を、就職する人の立場になってみんなに伝えるという立ち位置です。

おそらく、求人情報とか現地の基本的な給料とか、そういうミクロなことを調べている人はいないはずです。海外駐在経験がありますとか起業経験がありますという人が、「海外で働くとは」みたいなことを言っているのはたくさんありますけれど、現地採用の就職活動に関する情報を発信している人は、僕以外にはいないんじゃないでしょうか。

生の情報を、とおっしゃいましたが、情報のアップデートはどのようになさっているんですか?

現地の人材会社、エージェントの人と常に連絡を取り合っています。数ヵ月に一度、彼らと会って話を伺っていますね。もうひとつは、現地で実際に働いている人とのつながりは大切にしています。フェイスブックとかツイッター上ではありますが、彼らとそれこそ四六時中つながっていて、たとえば大きな変化などが起こったらすぐに教えてもらえます。この二点で情報はアップデートしているんですが、やっぱり肌で感じるのがすごく大切だと思っているので、今ですとだいたい2ヵ月に1回くらいのペースでアジアのどこかに行っていますね。

森山たつをさん

今のアジアの雰囲気、どんな感じですか?

街を歩いたり人と話したりして感じるのは、ITバブルのイケイケの雰囲気はアジアに全体的に蔓延しています。「儲かってればなんでもOK!」みたいな(笑)。で、どんどん新しいものができてきています。シンガポールの船が乗っかってるホテルとか見ればわかると思うんですけど、それらが異常に派手だったりして(笑)。ああいう派手なものが、シンガポールだけではなくてバンコクとかジャカルタとかクアラルンプールとかにできてきているんですよ。そういう勢いはおもしろいし、そういう中で働くっていうのは魅力的だと思うんですよね。

そういう場合、どれくらいの英語レベルが求められるのでしょうか。

会社によって、ポジションによって千差万別であることは間違いないんですけど、インドネシアとかタイとかに関しては、それほど高いレベルは求められません。というのも、現地の優秀層は英語をすごくよく喋れますけど、普通のスタッフは英語が得意じゃないですから。逆にネイティブイングリッシュを喋れても通じないんですよ。むしろジャパニーズイングリッシュのほうが通じるっていう(笑)。目安としては、人材会社の人は「TOEIC600点~700点くらい」というふうに言ってますね。そのレベルです。当然、同じ会社でも通訳みたいなことをやるポジションだったら900点でも足りない、というようなことはありますが、全体的にはそんなに高いレベルは要求されないですね。国によっても違って、香港とかシンガポールでけっこうグローバルな仕事をするのであれば、高い英語力が求められます。

そういうわけですので、英語力がないのだったら、ないなりに行くところはあると思いますよ。ただ、英語力がないというのはマイナスポイントではありますので、それ以外に何かプラスになるポイントがないと海外就職は当然厳しい、ということになりますね。

日本で就業経験がない人がいきなり海外で就職することに関してはどうお考えですか?

異論はいろいろあると思うのですが、僕は、新卒の人はいきなり海外就職するのはやめたほうがいいと思っています。なぜなら、アジアの企業が求めているのは、日本のビジネス習慣なんかをわかっている人なんですね。即戦力がほしいんですよ。

基本的にアジアでは日系企業の募集が一番多いんですね。たとえばアジアにあるトヨタとかソニーとか、そういう会社が雇ってくれる場合が多いんです。そうなってくると求められる役割は、本社とのやり取りだとか、現地にある日本企業への営業ということになるわけです。日本の本社と、空気を読みながらうまくやり取りをするだとか、現地のお客さんをうまいこと接待するだとか、そういうことですよね。そこで必要になってくるのは日本のビジネス習慣なんです。

そこに新卒がいきなり行ったとしても、日本語が喋れるってだけでビジネス習慣なんてまるでわかってないわけで、さらに仕事のベースの言語は英語か現地語、何も売りがない状態では正直相当しんどいと思うんですよ。それをうまく跳ね除けて成功している人もいるので全否定するわけではないんですけど、それでも日本で就職するよりはしんどいだろうなと思います。なので、日本で2年なり3年なり働いて、自分の売りを作ってから海外就職を目指したほうがいいのかな、と。

もっと言えば、海外で働きたいと思ったら、現地採用で就職する以外にも方法はあるんですよ。日本企業で働いて駐在員として現地に飛ばしてもらうっていう手もあるし、実はその方がおいしいんですよ、給料的に考えても(笑)。すぐに海外に飛んで現地採用、という道だけではないんですよね。日本企業に入って駐在員として海外に行くという手もあるし、外資企業に入って、その中で出世してグローバルな仕事をするっていうのもあるし。僕自身も、世界8カ国のスタッフたちと働くプロジェクトに入って、その経験がとてもおもしろかったっていうのがあるので、メルマガではいろんなやり方を提示していきたいと思っています。

メルマガ読者の方はセミナーの無料参加権もありますし、セミナー動画や海外で働いている人のインタビュー音声を視聴したりも出来るようになってます。文章でも、リアルでも、映像でも、音声でも、いろんな方法で海外就職の魅力を体感して欲しいと思っています。

話は変わりますが、森山さんは今、電子書籍に大注目されているとか。

そうなんです。2012年11月にアマゾンのキンドルダイレクトパブリッシングというサービスが始まって、個人が電子書籍を出せるようになったんですが、これがおもしろいんです。

世界一周していた時に旅行記をたくさん書いていたので、いつか本にしたいと思っていたんですが、出版社からしたら旅行記なんて売れないし、写真もたくさん入るのでカラー印刷しなくちゃいけないのでコストもかさむ、ということであんまり出したくないんですよね。そういう現実もあって、普通にやっててもできないだろうなって思っていたら、アマゾンがダイレクトパブリッシングを始めた、と。で、今まさにブログで書いていた旅行記を電子書籍として出版しているんですが、売るにあたって、「普通の本と同じ値段で売っても仕方ない、手軽に買えるのがいいんだろう」と思って、100円で売ることを考えたんですよ。そのためにはどうしたらいいか。世界27カ国を回った旅行記だから、全部あわせて1400円で売るんじゃなくて、14分割して、1冊100円にすればいい、分量としても普通の新書の半分くらいの量になるし100円だったら相当安いだろう、ということで今、どれくらい売れるかなっていう実験中です(笑)。ちなみに今、沢木耕太郎さんと張り合っています(笑)。

あの『深夜特急』の著者の沢木さんですか!?

そうなんです!僕も大好きな旅行文学の最高峰!あの本は6巻まであるんですけど、アマゾン電子書籍旅行記ランキングの1位を僕の本が奪取しました!深夜特急1巻、現在2位ですよ!まあ、まだいろんなものが整っていないし、参加しているプレーヤーも少ないのですぐにそういう高い順位に手が届くんですけど、いわゆるアーリーアダプター層にうまくアピールできれば、あっという間にトップに立ててしまうっていうのがすごく魅力的ですよね。この順位をとるためには、色々な策を講じてます。その詳しい策はメルマガで!(笑)あとは、まだ誰も試したことのない市場なので、新しいことをやってうまくハマれば凄いリターンが帰ってくる可能性がある。とはいえやり方は僕も何もわかっていない。でも元手はかからないので、試し放題です。とりあえず作って売ってみる、という形、トライアンドエラーでやっていくうちにノウハウは貯まっていくわけで、メルマガでもそれをリアルタイムで伝えていきたいなと思っています。僕が成功したやり方をなぞってもらえば、読者の方も電子書籍で成功できる、みたいな。

ちなみに、メルマガでは何冊売れたかの実数を公開していたり、電子書籍のファイルを発売前に無料で配布したりしてます。

森山たつをさん

海外就職情報に電子書籍情報と、盛りだくさんな内容のメルマガになりそうですね。では最後に読者の方にメッセージをお願いします。

今、日本の若い人は閉塞感を感じているとか枕詞のように言われていますが、できることは意外といっぱいあると思うんです。海外で働くことだってそうだし、ネットを使ってお客さんを集めたり電子書籍を発行したりしてお金をいただくっていうことも可能ですし。おそらくバブル期の日本よりも選択肢の数は増えていると思っています。

じゃあ何で閉塞感を感じる人が多いのかというと、選択肢があることを知らないからじゃないでしょうか。その選択肢をできる限りたくさん提供するのが僕のメルマガだと思っているので、気になる方はぜひ読んでください。期待は裏切りません(笑)。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

森山たつをさんプロフィール

早稲田大学卒業後、日本オラクルで7年、日産自動車で2年、ビジネスクラスで世界一周などを経験した後、アジア7カ国で就職活動を行う。現在は、その時の経験を踏まえて、書籍執筆、Webや雑誌への寄稿、セミナー講師、海外就活・視察ツアーの催行などを展開中。著書に『アジア転職読本』(翔泳社)、『はじめてのアジア海外就職(さんこう社)』がある。現在、JCAST会社ウォッチ、毎日留学ナビでコラム連載中。また、ビジネスブレイクスルー大学、グローバルキャリア塾で講師も務めている。
twitter: https://twitter.com/mota2008
blog  : http://morizo2011.blog.fc2.com/

  • 対談
  • ジャーナリズム
  • ビジネス・経済
  • エンタテインメント
  • ライフ
  • スポーツ