あにきにっき

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近年、大卒の就職率が7割を割っていますが、相変わらず大企業や公務員に人気が集中しています。そのことについてどのように思われますか?

中小いけと思うよ。小でもええわ。そしたら、初任給18万が50万になんねやて。大企業やったら、それが50万なった頃にはもう50歳越えてるっちゅうねん。最初の5年しか見てない奴が多いねん。

自分の努力が伝わり易いとこ行けと思う。自分でも出来そうなことをやってる会社やて。大企業がやってるようなことは普通自分ではできへんねん。結果、歯車や。ポーターいうたらポーターで一生涯終わりや。ところが、中小いって、何でもさせられてたら、もし会社アカンようなっても、他のことできるやんけ。

たとえば、おれが、インドネシアのどっかの大企業に就職してたとしたら、今のおれは完全にないよ。ちがう?

今の若い男性に関して、何か思うことがありますか?

「絶対成功するから、おれについてこいや」って言い放つ奴が減ったよな。厚かましさがないやん。珈琲でも何でも控え目や。そんなもん、ハッタリでもええから、言うたらええねや。そもそも、そういう「思い」があることが大前提で、それがないなら、そうならないから。その「思い」を女性にアピールせなアカン。

モジモジしてたら、3年経っても状況変わらずや。酔っぱらって、女湯に間違って飛び込むぐらいの勢いが必要やて。ガラガラ、キャー!!ってなったら、ごめん、間違えたー!言うたらしまいやから。そんなんでええねん。控えおろー!って角さん助さん言うけど、控えないほうがええかもしれへん。

そっちの方がサワヤカや。スピードが速い。会うて30分もしたら「大好きやねん」言うてしもてたり。早っ!みたいな。早いのがええねん。アカンかったらアカンでええから。わかりやすいやん。次から次いったらしまいや。アカンと決まったことに暇かけてる場合ちがうねん。

仕事でも一緒や。大きなことやろうと思ったら、それなりにお金もかかるし、いろいろあるから、暇もかかるやろ。それよりも、まず小さいことやってみんねやて。失敗したら、あーこれが足りんかったなぁと反省や。ほんで、次またやってみんねんて。あー今回も失敗やと、せやけど、それまでかかったお金20万や。ほんで、今度こそはと、またボーンいってみたら、それなりに失敗重ねてきたから、ポって火がともんねやて。その後、ぼぉぼぉ燃えたったらしまいやんけ。

だから、あたってくだけろなんや。言うとくけど、おれ、小中学校でマークした最高得点、14点やで。だから、そもそも恥ずかしいとかないねん。いつでもパンツ一丁なれるよ。ところが、中途半端に優等生な現代日本は、できないことに対する恥ずかしさがたけなわで、それをどんどん蓄積しよんねや。

アニキにとって恐いものとは?

あんまりないなぁ・・・。たとえば、ホラー映画とか、みんな恐い言うねんけど、あれ、何も恐いことないやん。貞子でも、画面から出てきよったら、ウワ!来た!ってビックリするけど、出てきた試しないやんけ。だから、昔から、映画館とかでホラー見とっても、何が恐いんやろ?とずっと思っとった。

どっちか言うたら「恐い」というより「気色わるい」という感覚や。何やこれ?みたいな。ところが、多くの人の中では、この気色わるいが、気味わるいと一緒くたになって、恐いに置き換わってもうとんねん。

ホラーいうのは、実際には起こり得んことを、起るふうに見せてかかっとるだけや。ところが、それを見て育ってまうと、実際を、本当を見る目、知りうる能力が、ものすごい枯渇してまうねん。だから、ビビってまう。「恐い」に分類してしまうと、何も手がでないねや。

おれは、国語の点数8点で、漢字なんかほとんど知らんけど、何が恐いかは知っとんねん。

だから、みんなと物事の捉え方、感じ方がちがう。これは、祖父ちゃんとか丁稚先の元海軍将校のおかげなんや。

丸尾孝俊さん

商売に邁進されてきた理由は何ですか?

カネに困りたくなかった。スーパー貧乏のときから、人に飯くわしたらなならんかった。後輩いっぱい従えてたからな。だから、最初はそこなんとかしたかったな。「何でも食えよ」と言うたれるようになりたかった。言うたられへんかったからな。「ちょっと待てよおまえ、ええもん食い過ぎてんのちゃうか。払われへんようなるやんけ」みたいな。そこから何とか脱したかった。

自分が、贅沢したいというのはあんまりなかったな。ええクルマ乗りたいいうのもあるにはあったけど、乗ってみてご満悦なのは3日くらいや。そっからはどうでもよくなんねん。だって、自分でクルマ洗ったことのない男やで。何でも手にするまでは結構がんばんねやけど、手にしてもうたら最後、飽きる。それを繰り返したもんで、モノに対する執着がないねん。

それが、良かったんちゃうかな。だってケチじゃないやん。ケチだったことがないよ。ケチと言われたこともないし。ケチじゃない方が儲かると思うで。

今の中間管理職に何か一言あれば・・・

出社前にシャツをズボンからチョットだけ出すねん。チョット間抜けな自分を構築すんねや。「あの、すいません、課長、シャツ出てますよ」と。「あ、ありがとう。よく気づくね。良い奥さんなれるよ」みたいな。そういうことの連続と連打が功績や。隙だらけの上司の方が部下がどんどん慕ってきてくれるよ。

おれは、よくやったのは、千日前線で、電車のドアにはさまってみる作戦や。しかも、あ"ー!!!言うてオーバーアクション。ほな、みんなクスッてなるやん。これ結構勇気いるけど、やってみたら楽しくなってくるよ。一発で「気になる人」におどり出るから。自分が待ち受けた状態になる。携帯で言うたら待ち受け画面や。

気になる人に躍り出ろと思う。その気になる部分が「大変」おかしいでは困るけど、「多少」おかしいぐらいやったら、おかしくなくて気にならない奴よりも良いよ。

たとえば、たまに刺青で「馬力」とか入れて歩いてる外人いてるやろ。なんか微笑ましいやん。そういう愛らしい、微笑ましい、優しいタイプに自分を持ち込めと思う。「人は鏡」で、自分はえらそうにイスに座ってキコキコと鞍馬天狗みたいになってんのに、部下が親近感を持って接してくれるわけがないねん。自分がザックバランやから、部下も気をゆるしてザックバランや。

丸尾孝俊さん

今の日本企業の問題はどこにあると思われますか?

役職のあり方。成長っていうのは、自分で自分の給料を上げてかかるという会社に伴うと思うんや。年功序列で、ただ年食うたから、はい、いくらっていうのが、日本企業をダメにしたとおれは考えてる。

そうじゃなくて、自分より上の給料を所得する後輩に、おまえ今月がんばったな、50万やないか!って60歳の平社員が言える会社にしたらええねん。がんばった者に相応の報酬が与えられる社会にしてたら、そこに成長は絶対にあんねやて。

役職社会、肩書き社会っていうのは、まさにヒヨコ社会で、みんなピヨピヨ口開けて待っとんねん。ほんで、クビにならんことばっかりに執着焚きよねん。でも、ほんまは、いかに仕事をとってくるかだったり、もっと肝要なことがたくさんあるはずやろ。おんぶにだっこ状態を居心地良いと9割が考えてる社会に身を置いたら最後、一攫千金はないんやて。絶対ないよ。どんだけがんばって、良かったですね!部長なりましたねって言うんやけど、せいぜい60万円みたいな。

おれが、サラリーマンやっとった時は、上司にガツガツ言うとったよ。自分、何やってんの?はよ、仕事、教えてえなぁって。おれにひれ伏せとったっちゅうねん。なんせ、やる気マンマンやったから。ところが、やっぱり報酬は仕事じゃなくて役職に応じとんねん。さすが大企業、カッチリ板にはまっとったわ。だから独立や。

自分で稼ぐっていう楽しみを知っている者とそうでない者では、人生が全然ちがうんや。たとえば、品川駅のホームにボーンと立って「自分で稼いだという実感がおありですか?」っていうアンケート調査やってみ。「ない」と答えるや奴がほとんどの今日の日本は、高級ブランドが激減や。ところが、日本経済伸びてた頃なら、みんな「ぼぉぼぉ、稼いでるよ」と答えよったはずや。実際、おれフェラーリ3台持ってんねんみたいな奴がいっぱいおった。だから、ジャパンアスナンバーワンやんけ。実力社会に持ち込めと思うよ。実力社会いうのは、だれにでもチャンスのある社会や。

日本人、肩書き、大好きやろ。そんなもんどうでもええっちゅうねん。おれに代表取締役っていう肩書きあったのは、一番貧乏しとった時だけやで。そっから肩書きなんかゼロや。今やったら、採用面接で聞いたるわ。自分、どんな肩書き好きや?それは、まぁ、いつか部長にはなりたいですけど・・・ほな、部長いっとこ。こんな感じや。でも、役職は給与には反映しないからと、売ったら売っただけやと、こない言うとったらいい。店やったら、全員、店長って名札に書いといたらええねん。そしたら「店長出せこら」言うて暴れる客おっても、便利やんけ。肩書きなんかもったいぶってる場合ちゃうねんて。実力こそ肝要なんや。

なぜ、もう一誌メルマガを立ち上げられたのでしょうか?

クロイワのせいやんけ。アイツは、自分でおれの言うてることを写してるだけや。全然自分のものにしてないねん。実践してるフリだけ。やってるフリオ・イグレシアスって呼んだってんねんけどな。

アイツが一番できてないのは率先や。感謝薄いことで、率先もなければ、気も効かん。いっつもボーっとしとって、お客気分や。気が利くっていうのはやっぱりカネになるでな。クロイワには、かわいそうやけど、気が効かないから貧乏やねん。儲からないねん。アイツの場合、だいたい、どこへいっても周り先輩ばっかりやのに、イスに背預けとんねや。話になれへん。

あたかもだれかの世話になって生きることを前提にしているかのようや。自分がせんでもだれかがするんちゃうかっていう感情を捨てやなアカン。アイツが率先しとったら、アイツが一番金持ちなっとんねん。率先「せんもん」は貧乏のままや。だからクロイワは工学博士で、「専門」家なんや。専門と「せんもん」(しないもの)はよう似てんねん。

関西っていうのはな、昔からそやけど、気狂うぐらいカネもってるくせに、飾り気ないというか、ええ恰好せんと、「いやいやいやいや私が」言うて率先する社長が、ようさんおったんや。

率先するのが、だらしないとか、みっともないとか思ってたら大間違いで、率先して何でもやってのけるのが素晴らしいねん。よく気がつくのとペコペコするのは意味が違う。自分が率先しよ思って気配ってるから、どんな大会社の社長でも、部下の行いに気がつくわけや。率先する奴は「気づける人」やで。

そういうことを、ぼぉぼぉ、毎日、クロイワに言うとったら、それを日記にさせて下さい言うてきよったから、いっとけや、やったわけや。やっぱり毎日延々コンコンと頭に叩き込んでいかなならんで。著者ですらああなわけやから・・・。

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丸尾孝俊さんプロフィール

1966年、大阪府生まれ。中卒、元暴走族総長。16歳から仕事をはじめ、吉本興業など数々の職種を経て独立。1995年に単身インドネシア・バリ島に移住。そこで興した事業は、現在、関連数十社、従業員数5千人に上る企業に成長。その気さくな性格から、バリ島を訪れる日本人の間で兄貴と呼ばれ親しまれる大富豪である。

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