熱血!中村修二ゼミナール

熱血!中村修二ゼミナール

  • ノーベル賞を勝ち取った男から新世代への熱いメッセージ
  • いかに夢を実現するか?実践的ノウハウを伝授!
  • 中村教授に直接質問ができる!

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まず、今回メルマガを出そうと思われたきっかけは何だったのでしょうか?

今回、メルマガを出そうと思ったのは、高2の女子生徒から寄せられた質問がきっかけです。それは「夢をもっている人はキラキラ輝いて見え、部活でも勉強でも遊びでも、とても羨ましいです。でも無理やりもとうと思っても簡単にはみつかりません。どうしたらみつかりますか?」というもので、日本の若い世代に「夢」を持つ、「夢」を叶える、手助けができればと考えたんです。

日本の若者に危機感を感じてらっしゃるということでしょうか?

そうですね。昨年、ノーベル物理学賞を受賞してから講演の依頼が増え、あちこちに出かけては言いたい放題をしゃべって来ました。今年の7月には、久しぶりに新刊『夢と壁』を出版したこともあって、学校からの講演依頼も多くなり、中高生の話を直に聞くことも増えました。

 そこで気になったのが、若者の考え方がどんどん保守化していることです。私が変わっているだけなのかもしれません。が、若者にしては夢が現実的になり過ぎています。憧れや野望を抱く人はめっきり減って、「夢は第一志望合格」、「資格や採用試験に受かること」なんて事ばっかり。

 私の感覚では、それは夢ではなくて当面の達成目標でしょう。第一志望合格は、もしダメならもう一年チャレンジすればいいのだし、資格試験なんて的を射た努力を重ねて行けば合格できますよ。正解があって、先人がいて、指南までしてくれるんですから。

先生にとって「夢」とは何なのでしょうか?

 夢というのは、うんと背伸びしても簡単には届かないし、前に進めば進むほど移って行くものだと思います。私の感覚では、一生かかって到達するようなことを高校生の段階で固定化するのは如何なものかと感じています。医師でも弁護士でもいいのですが、どんな医師、何を変えたいから弁護士なのか、中身のある夢を抱いてほしいと思うのです。

 一方で、若者たちは「夢は人の役に立つこと」「社会に貢献し、人から信頼される人」だとか、自分は同じ年頃の時に、好きなことしか考えていなかったことを思い出して恥ずかしくなるようなことを口々に言うので驚きますよ。

先生の若いころの夢は何だったのでしょうか?

私の幼い頃の夢は、鉄腕アトムを創った「お茶の水博士」でした。そんな荒唐無稽の夢のまた夢を抱いていた田舎の小僧が、いつしか青色LEDの開発という世界レベルの夢を追いかけるようになりました。できるか否かは二の次、やりたくて仕方がなくなったので、その心に従っただけでした。そうした私自身の生い立ちから今日までの体験を振り返った本、『夢と壁』を3000人ほどの中高生に読んでもらったところ、予想外の反響があったのです。

 それは、「さすがノーベル賞を取るような人は凡人とは違う」ではなく、「ド田舎のガキ大将で成績もイマイチ、大学入学後は登校拒否、入社後の10年間は役立たずと言われ続けていた」という事実(笑)で、中高生達から「自分でも一発逆転の大勝利を勝ち取れるかも!」と元気が出て来たと絶賛されたのです(笑)。

更に講演では、才能はせいぜい人並み、環境はそうとう劣悪という条件下で、6億円の宝くじを何本分も一度に当てたような奇跡を起こした経緯と、そこに現れた壁をどう突破して行ったかを若者たちに熱意を込めて語ってきました。

ところが、「壁をぶち破る方法は分かった!」が、そもそも「夢をみつける方法が分からない」という質問をあちこちの学校で受けることになってしまったのです。

それは一概にこうだとは言えないですよね?

そうですね、夢の見つけ方など、中高生の悩みや質問に、これからメルマガで答えていこうと思ったわけです。

テーマは、「夢のみつけ方――若者にとって一番大切なこと」です。メルマガの特性を活かして、連載途中で読者のみなさんの質問に答える双方向型で進めて行きます。どこまで物議を醸せるか、やってみなければ分かりませんが、結構、相変わらずの楽天家ですから、今のところは何とかなると思っています。

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中村修二氏プロフィール

米国・カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授/工学博士技術者/電子工学者 1954年愛媛県生まれ。1979年徳島大学大学院修士課程修了後、日亜化学工業入社。1993年高輝度青色発光ダイオード(LED)の開発と実用化に世界で初めて成功。1995年青色半導体レーザーの室温発光に成功。 仁科記念賞(96年)、大河内記念賞(97年)、本田賞(00年)、朝日賞(01年)、フランクリン・メダル賞(02年)など、国内外で多くの科学賞を受賞。2014年ノーベル物理学賞受賞。

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