旅行が10倍楽しくなる!野田隆・ここだけの鉄道の話

旅行が10倍楽しくなる!野田隆・ここだけの鉄道の話

  • 読めば、鉄道の旅がもっと楽しくなる
  • 鉄道だけじゃない旅の楽しみが増える
  • 直接メールで、質問やメッセージが送れる
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野田少年が一番好きだった電車は?

やっぱり電車より汽車ですね。D51(デゴイチ)!親と一緒に見てることが多かったから、あんまり乗ってないんですよね。だから、今、汽車が走ってるところは乗りたいですね。写真も撮りたいけど、乗りたいですね。

鉄道に目覚めたのはいつから?

覚えてないぐらい幼少の時代ですから。今でこそ鉄道、電車ですけど、当時はSLも普通に走ってたんですよね。私は、名古屋出身なんですけど、あの名古屋の街の真ん中を蒸気機関車が走ってたんですよ。半世紀前、多分、蒸気機関車の汽笛を子守歌代わりに親に手を引かれて、線路が近かったから、毎日見に行って、それで汽車が好きなったのが最初です。

今回、有料メルマガを始めたきっかけは?

本を出したり、雑誌で記事書いたりしてますけれども、雑誌だと自分の意見はそのまま通らないんですよね、あくまでも雑誌の中の1つの記事っていうことで。メルマガだったら自分で編集も記事も自由にできる。特集記事があって、連載記事があって、自分の意見を入れたりっていう事が出来るんで、面白そうかなと思って。

メルマガを始める 一番の楽しみは?

どんな人が読んでくれるかなっていうのが、期待半分、怖さ半分っていうのかな?結構鉄道の世界ってマニアな人が大変多いので、割と気を使うんですね。何気なく書いちゃうと「それは違う」とか「もう、古くなった」とか、そういう事が殺到することがあるんですよ。今回のメルマガは、あまり細かいことじゃなくて、誰にでも楽しんでもらえるような話、鉄道のこと好きだけど、そんなに詳しくないとか、これから興味を持ってみたいなっていう人に広くその楽しさを知ってもらえればいいかなと。実際それを読んで、乗りに行って、見に行って楽しめるようなヒントとかアドバイス的なものができたらいいなと思います。

野田隆さん

野田さんは鉄道のマニア的なことだけじゃなく、旅の楽しさを書いていらっしゃいますよね。

ひとりで行くとね、どうしても鉄道ばっかりになっちゃうんですよ。私は割と家内と2人で旅行するんです。そうすると鉄道ばっかり乗ってると嫌がるでしょう?で、「どっか行こうか」っていう時に「ひとりで行ってらっしゃいよ」ってなっちゃうんで、温泉とか、美味しいものとか、観光とかを釣り文句に「行こうよ」っていうと付いてきてくれるんですよ。そういう妥協策みたいなところもあるんですよ、実はね。
マニアックな旅行も自己満足でいいんだけど、そうやって女性と言っても家内だけれども一緒に旅すると意外に視点が違うんですよね。こっちは面白いけど、向こうは面白くない。逆にこっちはどうってことないって思っても向こうは結構楽しいってことがあると幅が広がりますよね。
だから、列車から降りて、鉄道以外の楽しみもできたりとかね。素人目線で行くとあれ?と思ったりすることあるから、なるほどなぁと。

奥様の目線が新鮮だったりすることもあるんですね。

そうそう、鉄道のことでも車内の内装とか、女性ならではの目線。鉄道そのものには興味ないんだけれども、得るところがありますね。

今までで衝撃的だった電車は?

つい最近乗った【はやぶさ」ですね。本当に鉄道かなというくらい。鉄道の旅って、気分としてはゆっくりのんびりガタンゴトン揺られながら、車窓を楽しむっていうイメージが、あるじゃないですか?だから新幹線は、窓から景色が見えないのは、鉄道としてはどうかな?と思ってたんですよ。東北新幹線って結構トンネルが多くて、車窓ってあんまり楽しくないじゃないですか。速いし、防音壁ってフェンスがあって視界が遮られるとか。新幹線って単なる移動手段だなっていう思いがあって、まあ、速いのが取り柄。ところが、【はやぶさ】って新幹線なんですけど、時速300キロって速いんですけど、速いだけじゃなくて今度、新しくグランクラスっていう、今までのグリーン車よりもさらに上のランクで1つの列車に18席しかない座席があるんですよ。ここ見学したんですけど、飛行機のファーストクラス並みで、ゆったりと本当にこのまま寝ちゃいそうな感じですよ。だから鉄道の旅のイメージが、これでちょっと変わったっていう気がしちゃいましたね。っていうか、新しい乗り物かな?座り心地だけじゃなくサービスもグレードアップしてますから、これからはそういう列車も増えてくるのかな? まあ、新しい旅の楽しみという感じですね。たまにはそういうのもいいですね。

列車の一番の魅力ってなんですか?

飛行機でも車での船でも自分で運転できるんですよ。自家用飛行機もあるしクルーザーとかね、車はもちろん自分で運転できますよね。鉄道って、自分で運転するってまずできないですよね。運転士じゃない限り。そういう特殊な乗り物なんで、それでシュミレーションとか模型とかで疑似体験が人気があるんですよね。逆に言いうと人任せな乗り物なんですよね。だから、ある意味居心地がいいっていうのかな?人に任せてのんびり頭を空っぽにしてくつろげる。車だったら、運転するのに神経使いますよね。そうじゃなくてぼんやりしながら景色眺めたり、ゆっくりできるっていうのが魅力ですよね。特にローカル線の場合はね。確かに本数も少なくて不便なんだけれども逆にそれを不便と思わないで、何もないところで列車をボーっと待つっていうのも日常忙しい人には気分転換になっていいんじゃないかな?
ローカル線なんて、あんまりお金もかからないし。

次に乗ってみたい路線はありますか?

今度は九州に新幹線ができますからね。「さくら」「みずほ」という新しい新幹線の列車。やはり一度は乗っておきたいですね。3月12日、もうすぐですから。

野田隆さん

読者へのメッセージをお願いします。

やはり、読むだけではなくて読んだら乗って欲しいと思いますね。新幹線ができたりいろんな話題があるんだけど、その一方でローカル線っていうのはかなり苦しい状態にあるんです、実は。過疎化とか少子化とか。廃止の恐れがある路線はいっぱいある訳ですよね。よく写真だけ撮りに行っちゃう人がいるんだけれども、そうすると鉄道会社は全然儲からないんですよ。写真撮るのもいいんだけど、鉄道っていうのは乗り物なので、少しでもいいから、年に一回でもいいんですけども是非、鉄道に乗って楽しんでもらいたい。で、少しは鉄道が末永く残るようにみんなで応援したいですね。

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野田隆さんプロフィール

1952年名古屋生まれ。幼少の頃、近所を走っていた中央西線の蒸気機関車D51(デゴイチ)に魅せられ、鉄道少年を卒業できないまま現在に至る。早稲田大学大学院修了後、31年間都立高校で教鞭をとる傍ら、鉄道紀行を執筆。2010年3月に早期退職後、旅行作家として活動中。おもな著書に「テツはこう乗る」(光文社新書)「一度は乗りたい絶景路線」「ヨーロッパ鉄道旅行の魅力」(平凡社新書)など多数。日本旅行作家協会理事。

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