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日経598円高の急反発!75日MAを奪回し再び大台チャレンジへ(4/19)=山本伸一

日経平均株価終値は、598.49円高の16,874.44円。東証1部の売買代金は概算で2兆863億円。東証1部の売買高は概算で20億9797万株。値上がり銘柄は1792(91%)に対し値下がりは118(6%)、変わらずは42(2%)となりました。(『プロの視点。今、乗るべき銘柄が見えてくる。』山本伸一)

日経平均は16,874.44円 大台目前も主要企業決算に留意したい

日経平均は598円高 節目16,900円を付ける場面も

昨晩の米国市場は上昇。企業決算に対する期待感から見直し買いを集めて切り返しています。

ダウ平均株価は、前営業日比106.70ドル高の18,004.16ドル。ナスダック総合指数は21.80ポイント高の4,960.02ポイントで取引を終えました。

為替相場では、株高とともにドルが見直される展開。東京時間帯早朝では1ドル108円台後半、1ユーロ123円台半ばの円安水準で取引されています。

東京株式市場では、前営業日に大きく売られた経緯から、外部要因改善を好感した見直し買いが優勢に。日経平均株価始値は16,582.66円の急反発スタートに。

寄り付き後は、日経平均株価が節目16,800円台を回復しており、前営業日下落分を埋める動き。戻り売りをこなして高値16,898円を付け、節目16,900円に迫りました。

後場も高値もみあいが継続。利益確定売りをこなし、大引け前にも締まった展開となり、節目16,900円を付ける場面も確認されています。

日経平均株価終値は、598.49円高の16,874.44円。東証1部の売買代金は概算で2兆863億円。東証1部の売買高は概算で20億9,797万株。値上がり銘柄は1,792(91%)に対し値下がりは118(6%)、変わらずは42(2%)となりました。

中核銘柄の見直し進む バイオ関連にも物色の矛先

外部要因改善や地震被害状況の把握も進み、前営業日調整から急速に見直されてきた本日の株式相場ですが、株価指数も前営業日調整分を埋める動きに。中核銘柄が見直されたほか、材料表面化のバイオ関連物色も盛り上がりを見せています。

日経平均株価は急反発。一気に前営業日下落分を埋めてきました。前営業日に割り込んだ5日移動平均線(16,658.13円)、25日移動平均線(16,554.01円)、75日移動平均線(16,756.47円)の各移動平均線も奪回してきています。

さて、前営業日配信版では「出直り挫く相場調整 決算シーズン入りで実態評価銘柄を狙え」と題していました。

前営業日には円高推移に加え、週末発生の地震被害を見極めたいとのリスク回避圧力とともに売り込まれていたものの、海外市場では先週同様にリスク選好の流れが継続。外部要因改善とともに本日では一転して見直されてきています。

前営業日段階では先回り売りが出ていましたが、被災状況の確認とともに引け後の開示情報でも早期の復旧を示す内容もあり、前営業日調整銘柄を中心に見直されてきました。

日経平均株価では、先週末段階で大台17,000円を目指す位置にありましたが、前営業日調整でチャート軟化が見られたものの、一転して買い直されたことで再び大台奪回を目指す位置に戻してきています。

ただ、今週からは決算シーズンに突入。決算開示前には警戒売りや手仕舞い、買い手控えの個別意識も高まる局面に。株価指数の推移も注目されますが、主要企業の決算内容で振れやすくもなるのではないでしょうか。

そこで当欄でも個別視点で「決算先回り買い戦略」を紹介。今後の決算発表日程を確認しながら、開示予定の企業業績を分析しつつ、開示内容を先回りしていきたいところ。

過去の業績傾向や決算発表後の反応を確認しながら、今回も決算期待で株価上昇が予想される銘柄や発表後の反応が期待される銘柄などを選別していきましょう。

Next: 本日の注目相場~地震被害のソニー 生産拠点を順次復旧、生産再開へ

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