普通ならば、スキーといえば山の傾きによって加速していくものである。
物足りないと考えた男性が中欧の国、スロヴェニアにいた。
彼はより速く、そしてより過激に滑ることを望み、最終的にある考えにたどり着いたのであった。
「ジェットパックを、背負って滑れば面白いのではないだろうか?」というアイディアへと。
その協賛を担ったのが、我らがエナジードリンク界の雄『レッドブル』。
もはやエクストリームスポーツ界隈にとっては欠かせない存在となっている同社だが、その手助けによって彼フィリップ・フリザーさんは、背中から噴き出る爆炎と共に山を、そして街路を滑走する。
フィリップさんは『スキークロス』という種目の世界大会で、優勝した経験もある実力者。今回使われたジェットパックも彼が普段、趣味で使っている私物なのだとか。
ジェットの力はすさまじく、ただ滑るだけなら止まってしまうような平坦な道も、推進力にモノをいわせてどんどんと進んでいく。
その最高速度は時速120キロ。
車に乗っていても「速い」と感じる速度域なのだから、身一つの状態でどのようにフィリップさんが感じたのか、多くを語る必要はないだろう。
記事提供:ViRATES
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