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【展望】日経平均は週初高ければ戻りを試すか?レンジ16,000円~17,000円=清水洋介

日経平均株価の予想レンジは16,000円~17,000円。もし週初に高ければ戻りを試す動きになるのでしょうが、週初に軟調となると雲のねじれを目指すような動きになりそうです。(清水洋介の株式相場展望 -週報-

今週の株価展望~各市場テクニカル分析と予想レンジ(8/21)

相場見通し

米国市場

先週の米国市場は特に手掛かりに乏しい中で、高値更新後は高値圏での保ち合いとなりました。利上げなども取りざたされたのですが、ドル高となることもなく、ドル安を好感するような場面もあって総じて堅調という感じです。

利上げが取りざたされても売り急ぐようなこともなく、経済指標への反応も鈍く、個々の業績も総じて悪くないという感じで値持ちのいい展開となりました。

今週の米国市場はFRB(連邦準備理事会)議長の講演などが話題になっていますが、堅調な地合いが続きそうです。

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利上げなどが取りざたされてドル高となるようであれば、手仕舞い売りに押されることもあるのでしょうし、目先的な過熱感もあり、上値の重さを確認していったん調整となる場面も出てくるのかもしれませが、基調は強含みということだと思います。

今週は月曜日にシカゴ連銀活動指数が発表され、火曜日には新築住宅販売が発表になります。水曜日には早朝に半導体製造BBレシオが発表され夜には中古住宅販売やFHFA住宅価格指数が発表されます。木曜日には耐久財受注や新規失業保険申請件数が発表になり、金曜日にはGDP(国内総生産)の発表もあります。

そして、経済指標ではないですが、26日にはイエレンFRB(連邦準備理事会)議長のジャクソンホール講演も予定されており、ここでの利上げについての発言が注目されます。

日本市場

先週の日本市場は日銀の買い期待がはげる格好で調整となりました。日銀買いが期待されることから売り急ぐ動きはないのですが、持ち高調整の売りとみられるまとまった売りが食品株など内需銘柄に見られたこともあり、最後まで冴えない展開になりました。

個別には電機株の一角など堅調なものも多く見られました。

今週は米国の利上げ問題などを取りざたする動きになりそうです。ただ、目先の需給だけで動いている相場であり、日銀の買いが入るかどうか、今秋までの持ち高調整の売り買いが継続するのかどうかが注目されるところです。

日銀の買いは期待されるので底堅さは見られるのでしょうが、上値を買えるかどうかということになりそうです。

今週は月曜日にスーパー売上高や国内粗鋼生産、コンビニエンスストア売上高の発表があり、火曜日には毎月勤労統計、水曜日には景気動向指数の発表があります。木曜日には企業サービス価格指数、金曜日には消費者物価指数(CPI)が発表になります。

Next: 米国市場テクニカル分析~遅行線が日々線を割り込むか否か?

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