マクロミル、スシローほか「注目の再上場」5銘柄をチェックする=炎

その昔に上場していた企業がMBOなどで上場を一旦廃止して、再上場する事例が増えています。今回はマクロミルやスシローなど、注目の再上場銘柄5つをチェックします。(『億の近道』炎のファンドマネージャー)

プロフィール:炎のファンドマネージャー(炎)
小学生から証券会社に出入りし、株式投資に目覚める。大学入学資金を株式の利益で確保し、大学も証券論のゼミに入る。証券会社に入社後は一貫した調査畑で、アナリストとして活動。独立系の投資運用会社でのファンドマネージャーの経験も合わせ持つ。2002年同志社大学・証券アナリスト講座講師を務めたほか、株式漫画の監修や、ドラマ『風のガーデン』(脚本:倉本聰)の株式取引場面の監修を行う。

人気いまひとつの再上場銘柄、その中に優良銘柄が潜んでいる?

なぜ再上場する企業が増えているのか

その昔に上場していた企業がMBO(経営陣による買収)などで上場を一旦廃止して、再上場する事例が増えています。

IPO(新規公開株)は、文字通り最初に株式市場に株式を公開して公の企業になることであり、社会的な使命を担う企業にとっては極めて意義深いできごとです。これによって成長資金を獲得できたり、認知度が向上してビジネスがやりやすくなり、人材も集まりやすくなったりします。

そうした上場メリットを放棄して一旦上場を廃止し、数年の時間を経て再上場する企業が増えているのはなぜでしょうか。上場を廃止する理由としては、上場メリットを十分に得ることができず、コストがかかるということ。そして、成長するための取り組みにおいて、先行投資を行うことで業績が停滞する可能性がある場合、「既存株主に迷惑がかかるのを避けるべき」と経営者が配慮することなどが考えられます。

経営者は上場廃止の期間でブラッシュアップを行い、価値を高めて再上場することで市場での評価を高めようとしますが、上場後の人気はいずれもいまひとつのようです。

大方は有力企業となって、業績を向上させることに成功したことで再上場しているようですが、投資家は冷めた目で見ているのかもしれません。あるいは、成長性よりも安定性を求めた再上場が大半のようですので、市場での評価がなかなか高まってこないのかもしれません。

しかしながら長い目で見ていけば、よい投資成果が上げられる可能性もあります。一度、改めて皆さんもチェックされてはいかがでしょうか。直近の再上場銘柄5つをご紹介します。

1.マクロミル<3978>東証1部

上場日3月22日 インターネット市場調査

公開価格1950円 初値1867円
安値1640円→高値1972円 時価1962円

マクロミル<3978> 日足(SBI証券提供)

マクロミル<3978> 日足(SBI証券提供)

上場初値が公開価格を割れ、一旦安値1640円をつけたが、その後上昇トレンド。公開価格を上回ってきた。

2.オークネット<3964>東証1部

上場日3月29日 中古車等のネットオークション

公開価格1100円 初値1300円
高値1391円→安値1163円 時価1306円

オークネット<3964> 日足(SBI証券提供)

オークネット<3964> 日足(SBI証券提供)

公開価格に対して18%上回る水準で初値をつけ一旦高値1391円まであったが、その後1163円の安値をつけ本日初値1300円を抜けてきた。かつて外国人投資家にも人気だった成長企業がブラッシュアップして再上場。

Next: スシローグローバルHD、ウェーブロックHD、LIXILビバは買いなのか?

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