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シラー博士「買われすぎの米国株に一段高の可能性」その真意とは?=藤井まり子

「ロシア通貨危機」の再来も?そしてやってくる超巨大バブル

個人的には、年初からお話ししておりますように、今年2017年の春から夏にかけて(?)、あるいは夏から秋にかけて(?)、大幅調整が起きれば、その後はすかさずイエレンFRBが「金融緩和への大転換」を行って、今年の秋あたりから超巨大なバブルが始まるような気がしてならないです。

そういえば、1998年もロシア通貨危機が起きたので、当時のグリーンスパンFRBが金融引き締めから金融緩和へと大転換、この金融緩和が引き金となって、その後、ITバブルが燃え盛ったのでした…。

今は、バイオにしろAIにしろロボットにしろ、ハイテクバブルが始まっています。なんだか、いま現在のアメリカ株式市場は、「ロシア通貨危機前の1998年のアメリカ経済」を彷彿(ほうふつ)とさせますね…。

1998年のように通貨危機が起きるのか?今度こそは、ロシアではなく、中国で「通貨危機のようなもの」が起きるのか?

おりしも、中国北京政府は、今年の秋の共和党大会が無事に終わって「第2期習近平体制」が確立したならば、巨大な債務バブルを処理するためにも、今度こそは、本格的な金融引き締めに転じるのではないのか?と、今から噂されています。

というか、中国はもうすでに金融引き締めに転じているようです。

2017年、中国で、「通貨危機のようなもの」が起きないならば、かねてからの素朴な疑問ですが、イエレンFRBはいかにして「金融緩和への大転換」へとシフトしてゆくのか? イエレンFRBは、「トランプラリー潰し」のために、6月のFOMCで強引に利上げを行うのでしょうか?

一方で、この日のシラー博士は、戦争の危険性についても警鐘を鳴らしています。

戦争が起こるかもしれない。
北朝鮮なのか、シリアなのか、わからない。

博士が言うと、怖いですね…。

Next: 朝鮮有事の2つのサイン。前触れになるのは何か?

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