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株価50倍を狙う個人投資家は「儲かる仕組み」を買いなさい=武田甲州

MonotaRo<3064>など数年で50倍になる銘柄はどうしたら買えるのでしょうか。それは「儲かる仕組み」を作って継続的に成長する見込みがある企業を探すことです。(『証券アナリスト武田甲州の株式講座プライム』武田甲州)

武田甲州(たけだ こうしゅう)
ストラテジスト、証券アナリスト、日本証券アナリスト協会検定会員。宮崎県出身。熊本大学法文学部卒。山一証券にて個人・法人営業、投信開発などに従事。その後、地銀や証券会社等の勤務を経験。全般相場見通しはもちろん、証券アナリストの視点で景気や為替動向、社会動向までを見通した分析を行っている。

「株価50倍」は夢ではない。大きく成長する企業の見つけ方

追い風がない時は「森ではなく木を見る」投資を

日経平均株価の1株利益が史上初めて1400円を超えても、日経平均株価のPERが14倍であっても、「日本株をどんどん買っていこう」という機運が一向に生まれる気配がありません。大変困ったことですが、だからといって株式投資がまったくダメということではありません。

要するに「森ではなく木を見る」投資をすればいいわけです。分野は関係なく「儲かる仕組み」を作っていて継続的に成長する見込みがあり、かつ現時点では売上高、利益、時価総額が小さい企業の株式を買っておけばいいのです。

そうすれば、最近流行の「10倍株」ということもまったくの絵空事ではありません。

たとえば、MonotaRo<3064>は2010年以降で株価は50~60倍、日本M&Aセンター<2127>はこの5年間で10倍以上になっています。日経平均株価を見て一喜一憂するよりも、こういう株式を探す努力をしたほうが良いでしょう。

MonotaRo<3064> 日足(SBI証券提供)

MonotaRo<3064> 日足(SBI証券提供)

日本M&Aセンター<2127> 日足(SBI証券提供)

日本M&Aセンター<2127> 日足(SBI証券提供)

1年間にいくつもの銘柄に投資する必要はなく、数か月かけて1つの銘柄を発掘できればよしとするような、「急がば回れ」の精神で長期保有するほうが運用成績は良くなるように思われます。こうやっていくつか持っている銘柄の中から「大化け」する銘柄が1~2つ出てくれば、サラリーマンでも資産は大きく膨らむはずです。

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証券アナリスト武田甲州の株式講座プライム』(2017年5月28日号)より
※太字はMONEY VOICE編集部による

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