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無職の娘(20歳)にどれくらい援助するべきでしょうか?=本田健

ベストセラー『ユダヤ人大富豪の教え』で有名なお金の専門家・本田健が、あなたの相談にあたたかくお答えします。幸せなお金持ちになるために、現在の自分には何が足りないのか? お金持ちの本質がわかります。(『本田健がこっそり教える 幸せな小金持ちになるための「お金と仕事」の秘密』本田健)

プロフィール:本田健(ほんだ けん)
神戸生まれ。経営コンサルタント、投資家を経て、29歳で育児セミリタイヤ生活に入る。“年の育児生活中に作家になるビジョンを得て、執筆活動をスタート。「お金と幸せ」「ライフワーク」「ワクワクする生き方」をテーマにした1000人規模の講演会、セミナーを全国で開催。著書に『ユダヤ人大富豪の教え』『20代にしておきたい17のこと』など累計発行部数700万部を突破。

幸せなお金持ちとして生きるためのヒント

娘を心配する母さん 44歳女性のお悩み

「無職の娘(20歳)にどれくらい援助するべきでしょうか?」

先日20歳になったばかりの無職の娘の事で相談します。

高校を中退し、美容部員になりたいというので30回コース50万円をかけて、専門の学校(スクール)にかよっています。今は一人でアパートに住んでいますが、アルバイトだけでは生活ができないと、スナックで働いたり、派遣のバイトをしています。

反対を押し切って高校を辞めたり、友人関係、学校関係で色々トラブルがあり、その度フォローしてきたのですが、20歳ということで、一人で頑張るよう突き放したほうがいいのか悩みます。

それから、彼女の国民年金の加入の葉書が来たのですが、無職の手続きをとっておいたほうがいいのでしょうか。

本田健のアドバイス

「子供の“自活力”を奪わないように気をつけて下さい」

あなたのようなお母さんは、全国にたくさんいると思います。優しさのあまり、助けすぎてしまうお母さんです。

アメリカやヨーロッパなどの先進国では、子供は、成人したら独り立ちさせるのが普通です。アジアでは、いつまでも子供の面倒を見る傾向があるような気がします。それは、文化的に、老後は、両親を子供が面倒見てくれるという仮定のもとでの話なのでしょう。

しかし、そういう時代は終わりました。あなたがどれだけ世話してあげても、彼女が老後を見てくれる可能性は小さいかも知れません。

一切の世話を辞めると、子供は、自分で立たなくちゃ!と考えるでしょう。親が倒れて、引きこもりを辞めて自活を始めた人を知っています。それまで親に頼っていたのに、これ以上頼れないとなると、しゃきっとしたそうです。

国民年金の加入手続きも、本来は、本人がするべきことです。頼らせていると、いつまでたっても、お嬢さんは、自立しないでしょう。

ひょっとしたら、お嬢さんに頼っているのは、あなたかもしれません。精神的に自立して、娘にしがみつかないようにしなければ、彼女は、自由に自分の力を発揮できなくなります。援助することで、お子さんの自活力を奪わないように気をつけてください。また、彼女が自活しないことで、自分のことも責めないで下さい。

ベストなタイミングで、彼女は自分の道を進むと、信頼してあげましょう。

【初出:マネーのまぐまぐ! 2008年05月26日】
※マネーのまぐまぐ!は、MONEY VOICEに統合されました。

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