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上場前の会社の株を買えるIPOって何?

通常、株を買うというと、証券会社に講座を開設し、上場している企業の中から上がりそうな株を選んで買うというのが一般的です。しかし、上場されていない企業の株を買う方法もあります。それがIPOです。

どこで買える?どうやって買う?

IPOとは、今まで上場していなかった会社の株を証券市場に上場し、売買できるようにすること。このIPOが注目されるのには大きな理由があります。それは儲かる可能性が大きいということです。

例えば、2014年に東証マザーズに上場した企業は44企業ありますが、公募値よりも初値が低かったのはわずか2社。初値で売るだけでかなりの確率で儲けることができたという計算です。しかし、それだけに多くの投資家が狙っている人気の株ということもできます。さらにIPO株はどの証券会社でも購入できるというわけではありません。

仮にAという会社がIPO株を1000株発行するとします。この1000株は各証券会社に割り当てられます。ということは、もちろん割り当てられない証券会社もでてきます。そのため、IPO株が割り当てられた証券会社に口座を持っていないと、IPO株に申し込むことすらできません。

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次に割り当てられた証券会社が株を買う投資家を募集します。しかし最近では、多くの投資家が応募するため、募集よりも多く購入希望者が集まります。そのため証券会社はどの投資家に購入する権利を与えるかを抽選で決定します。

その抽選方法ですが、総合証券では大口の投資家などに優先的に割り当てられることもありますが、コンピューターによる完全抽選で当選者を決めているところもあり、証券会社によって異なります。

ちなみに最近話題を集めているのが4月28日に上場するグノシー。ニュースキュレーションアプリとしてスマホにインストールしているという人も多いのではないでしょうか。2013年1月にアプリの配信を開始し、本年1月に800万ダウンロードを突破するなど、かなりの勢いを感じさせる企業です。

さらに上場が期待されている企業というと、大型案件の「日本郵政グループ」や「東京メトロ」、昨年上場のウワサもありましたが見送られた「LINE」、ハリー・ポッターエリアが絶好調で2009年以来の再上場を狙っていると言われる「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」などがあります。

もちろん株式投資なのでリスクはありますがリターンの期待も十分に持てるIPO株。気になる方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

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