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Hamee、iPhoneケース「iFace」好調で過去最高益更新 経常利益45.4%増に

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2017年6月23日に行われた、Hamee株式会社2017年4月期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。資料

サマリー

樋口敦士(以下、樋口):本日はお忙しい中、お暑い中ご参加くださいまして、どうもありがとうございます。

さっそくですが、Hameeの2017年4月期決算説明会をスタートさせていただきます。よろしくお願いいたします。

まず、サマリーでございますが、最高益を大幅に更新しております。

国内外事業好調でございまして、145.4パーセントの経常増益、過去最高ですね。収益性も改善しております。

特にコマースセグメント、物販の方なんですが、こちらが7.4ポイントの粗利の改善をしております。

また、グローバルの展開も収益に貢献しておりまして、特に子会社のHamee Korea、こちらの方が大きく収益に貢献しております。

トピックス

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そしてまた、トピックスでございますが、去年に続きまして、今年も『攻めのIT経営銘柄』というものに経済産業省・東証様の方から選んでいただいております。

引き続き、攻めのIT経営を継続してまいります。

こちらからは決算概要の方になりますので、CFOの水島よりご案内いたします。

2017年4月期 サマリー

Hamee、iPhoneケース「iFace」好調で過去最高益更新 経常利益45.4%増に

水島育大(以下、水島):じゃあ。2017年4月期の業績と2018年の業績予想について、私の方から説明させていただきます。

お手持ちの資料の6スライド目からになりますけども、2017年4月期、先ほど樋口の方からもありましたが、売上高は85億200万ということで、前年比30.8パーセント増と。

営業利益で言うと、11億600万ということで、営業利益145.5パーセント増。経常利益で10億4,800万、145.4パーセント増。

当期純利益で6億9,500万、前年比で169.7パーセント増ということで、前年に対して非常に大きく成長して着地をすることができました。

冒頭にも書いてありますけども、自社企画商品比率が大幅に上がったことが利益率の改善につながっております。

特にiFaceというスマートフォンケースシリーズが非常に好調に推移いたしまして、ここの部分の売上の増と、あとは利益率の改善といったところがこの決算の要因になっていると思います。

営業利益率の方も13パーセントということで、10パーセントを超えることができております。

2017年4月期 損益計算書

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もう少し詳しく見てまいります。

売上高85億のうち、コマース事業、モバイルアクセサリーの販売事業なんですけれども、こちらの方が74億8,300万ということで、前年比で32.4パーセント増。

プラットフォーム事業、こちらはネクストエンジンを中心としたeコマース事業者向けのサービスになりますけれども、こちらの方は10億1,800万、26.2パーセント増。

それぞれの事業で収益の方が増加しております。

右の枠のところに書かせていただいておりますけども、売上総利益率が47.3パーセントということで、前年比で5.9パーセント増加しております。内訳を見ますと、コマース事業、こちらが7.6パーセント増。

先ほども申し上げましたiFaceというシリーズが非常に好調に推移して、とくに卸販売比率がその中でも高くなったんですけれども、自社企画商品の効果で粗利益率が改善しているという状況です。

プラットフォーム事業の方は63.0パーセントということで、4.9パーセントのマイナスとなっています。

契約数、その他アプリと言われるプラスアルファで収益性の高いものについては着実に増加・成長しております。

ただ、人件費等増加しているところ、あとは弊社は2〜3年後には5,000社を目指そうというところで、今ネクストエンジンの方をテコ入れを行っておりますけども、そこの準備として人員の増・インフラ投資といったことを進めておりますけども、そういった影響が今少し出ているというところです。

また、営業費用としては市場変更、東証一部にも上場させていただきましたけれども、そこで変更費用がかかっているということ、為替差損が少し発生しているというところが営業外費用の主な要因になっております。

2017年4月期 セグメント別

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続いてセグメント別に見ますと、コマース事業のところ、セグメント利益で9億300万というところで、こちらも方も前年比で236.9パーセント増となっております。

プラットフォーム事業の方が2億200万ということで、こちらの方は11パーセント増となっております。

少しプラットフォーム事業の利益率が下がっているところが気になるかと思いますが、先ほども申し上げた通り、5,000社を目指すという中での先行投資が進んでいると。

コマース事業が非常に好調に推移していますので、今のうちに投資をしっかりしていこうというところで、プラットフォーム事業の方は数字がこのような形になっております。

2017年4期 増減分析

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売上高の増加の要因を見てみますと、約20億増加しておりますけれども、そのうち国内の小売りの方で3億6,400万増加しております。

自社サイトであったりAmazonの店舗が非常に好調に推移しているところです。

国内の卸売で見ますと、大手量販店向け中心に好調に推移しまして、12億8,200万の増加というかたちになっております。

海外も少し伸びて1億7,200万の増加。

また、プラットフォーム事業の方で、ネクストエンジンのメイン機能の契約数が増加していること、あとはアプリの方の契約数も少しずつ増加しております。

営業利益を見てみますと、売上増による粗利益の増収効果というところで、13億3,400万増加しております。

一方で、販管費の方も増えております。人件費も開発エンジニア等採用しておりますので、そこの部分の人件費の増加というところが挙げられます。

その他は売上の増に伴って変動費の部分が増加しているという視点で見ていただければと思います。

2017年4月期 連結会社別利益動向

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連結子会社の会社別の利益を見てみますと、Hamee単体では、Hamee Korea。販売先はほぼ日本のHamee株式会社でありますけれども、そことともに利益を大きく出しているというところです。

また、金額は小さいですけれども、Hamee US・Hamee Taiwanも黒字で着地できている状況になっております。

グループ内における商品供給の状況

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こちらはグループ内でどのように商品が回っているかということを図に表したものですけれども、Hamee Koreaを中心に商品を各国に供給しているという状況になっております。

このようなグローバルで、グループ全体で商品供給体制を整えながら、効率的に販売網を作っていきたいと考えています。

2017年4月期 貸借対照表

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貸借対照表を見ますと、大きく動いた数字だけコメントさせていただきますが、流動資産の棚卸資産が7億4,000万というところで、前期比で1億5,100万増加しております。

ここは自社企画商品が増えて発注ロット等が増えている要因、また、売上増の要因といったところが挙げられますけれども、売上に対しては適切な水準かなと見ております。

陳腐化した商品等はしっかり評価を落としながら、また商品の滞留在庫が大きくならないようなかたちで適切に管理をしております。

その他いくつかありますが、投資その他で3億4,900万の増加ということで、こちらは非連結の子会社向けの子会社・関係会社の出資というところが要因として挙げられます。

2018年4期サマリー

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続いて、18年の4月期の業績予想の数字になります。18年4月期ですけれども、93億2,000万という売上高を見込んでおります。

営業利益で11億6,100万。経常利益で11億5,700万。当期純利益で7億5,500万という形で見ております。

数字で見るとほぼ横ばい、売上は約10パーセントの増というところで見込んでおりますが、ここは非常にコマース事業・プラットフォーム事業ともに市場環境の変化が非常に激しい市場かなと見ております。

そんな中、比較的保守的に業績予想を立てながら見ておりますけれども、今期はiPhone新しいシリーズが出るかもしれないといったところ、あとはネクストエンジンの方も様々なサービスを新たに出しております。

そういったものがどういうふうに成長していくかといったようなところも今後変わってくるかという大きなポイントになってくるかなと思っています。

2018年4月期 セグメント別

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セグメント利益を見ますと、コマース事業で9億5,900万。プラットフォームで2億200万となっております。

ここでもプラットフォームの方利益率が下がっている状態で業績予想を出していますけども、ここも引き続き不戦勝を目指すと言った中での投資方法を加速させていきたいと考えております。

その準備段階として誤認識いただければと思っております。業績予想と2017年4月期の決算と業績予想等は以上になります。ありがとうございました。

事業内容について

Hamee、iPhoneケース「iFace」好調で過去最高益更新 経常利益45.4%増に

樋口:続きまして、当社の強みと今後の成長戦略でございます。

上に書いている「happy mobile, easy e-commerce」。私たちHameeではこれを事業のドメインとして定めております。社名もここから来ております。コマース事業でハッピーモバイル。モバイルアクセサリーの事業をやっております。

そしてもう1つは、プラットフォーム事業。こちらでネクストエンジンというシステムをやっております。この2つの事業の相乗効果で持って、グローバールに展開していこうと進めております。

Hameeの強み

Hamee、iPhoneケース「iFace」好調で過去最高益更新 経常利益45.4%増に

私たちの強みなんですが、まずコマース事業。こちらを携帯、スマートフォン・アクセサリーのメーカー・卸売・小売とやっておりますが、とくにEC。ここではトップクラスの売上があるんではないかと。

またiFaceという携帯ケースがこちらになりますが、このケースがたいへん強く、販売も好調です。このブランド力も相当高いものがございまして、電車の中でバーっと(乗客を)見てると、一番目にするのは、このケースかなというぐらい、最近は育ってきております。こういう強いコマース事業は、組織力の強い事業です。

ちょっとここは古い数字なのですが、プラットフォーム事業のネクストエンジンは今、2,600社さんが使ってくれています。

我々の業界の中では、日本で一番のユーザーさんがいるシステムプラットフォームとなっております。この2つの事業が相乗効果を生み出し続けることができる。プラットフォームからみると、データが日々どんどん蓄積していってると。このへんが強みかなと。

将来のおもしろいところで考えると、コマース事業では、こういうもの(携帯ケース)を自分たちで企画して、韓国であったり、中国であったり、工場に外注して、ファブレスでございますが、ものを作っている。そしてECで販売して、たくさんの量販店さんに流通させていると。こういうことがあります。

またプラットフォーム事業も自社で開発しております。システム開発をしたり、PCのアプリなども開発したり、また、クラウドを経由したシステムにもなっておりますので、そういった管理、開発もできるということです。

今よくIoTだって言われてますけど、そういうところの分野にも入っていけるポテンシャルがある。ですので、ネクストエンジンのデータ。IoTなどからこれから入ってくるデータ。こういったものを自分たちで集めてAIのソリューションを出すことができるだろうと。

こういうポテンシャルがあるというところが、我々のいちばんの強みかなと考えております。

BtoC EC市場動向

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私たちが事業をやっているB to Cのeコマースの市場。日本でも世界でも順当に伸びて来ております。

沿革(成長の軌跡)

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そして私たちの売上の推移ですが、この数年でより成長スピードを加速することもできております。

コマース事業 商品起点のブランディング

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コマース事業ですが、商品起点のブランディング。このブランディングに、今、一番力を入れております。スマートフォン・アクセサリーというこの業界は、凄く競争が激しいんです。

ネット通販でみても、ものすごく競争が激しい。商品も何があるかわからないぐらい、ネットの中に商品が並んでいる。スマートフォン・アクセサリーだけでみてもそういう状況です。

ですので、やっぱりこれからは商品をたくさん作っていくというより、しっかりと商品を作り込んでいく、ブランディングをしていくと。それがスマートフォン・アクセサリーの中でも、しっかり生き残って勝ち残っていくといったところで大事ではないかと。

我々のスマートフォン・アクセサリーの事業はもちろんなんですが、ネクストエンジンのユーザーさんも、みなさんネットで販売したり、ものを作ったりされています。

ですから、私たちのブランディングのノウハウを、ユーザーさんにも提供していくことができるんではないかなと考えて、コマース事業では商品起点のブランディングに力を入れてやってるところです。

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さまざまな商品のキャラクターのライセンスなども取って作っております。

2017年2月 初のエンドユーザー向け商品展示会「ハミコレ」を開催

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そしてブランディング。いろんなものの商品作り。商品企画からのブランディングではあるのですが、それ以外にも、原宿でエンドユーザーさん向けにイベントをやってみたり。

『ViVi』という女性向けの雑誌にモデルさんのemmaさんという方がいらっしゃるんですが、そのemmaさんがもともとiFaceのファンだったということで、普通に使ってくださっていたんですね。

emmaさんに、iFaceのブランドアンバサダーをお願いして、今年の4月末の札幌コレクションというファッションイベントがあるのですが、そこでランウェイでiFaceを持って新作を発表していただいたり、あとブースを出して販促をしたり、そのようなことも始めました。

コマース事業 主要な販売チャネル

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こちらスマートフォン・アクセサリーの流通チャネルですが、BtoCのネット販売。自社サイトで販売していたり、楽天とかYahoo!ショッピングとか、Amazonにお店を出して商品の販売をしております。

また、BtoBのリアル販売ということで、大手と量販店さま向けに直接販売をしております。また、海外でのネット販売、自社の子会社がそれぞれの国で通販をやっていたり、日本から越境で販売していたりと、こういうかたちで商品を輸出させております。

コマース事業 販売商品の内訳

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こちら販売商品の内訳ですが、自社企画品と仕入商品。今、8割近くが自社企画商品となってきております。

これでコマース事業の利益率が上がってるというのが一番大きなところなのですが、何年か前まで仕入商品が圧倒的に多かったんです。

それを自社商品をどんどん今比率を上げることで、数値的な改善というものを進めることができておりますが、これ以上に仕入商品を減らす必要ないかなと。

ECでお店もやっておりますので、そこである程度バラエティがあったほうがいいということであったり、いろいろなメーカーさんから商品仕入れて、実際いろんな商談をして仕入れることによって、我々のトレンドずっと掴み続けることができるということがありますので、この比率はこのくらいでいいのかなと。

ですが、自社商品さらに強めていくと。比率は上げるいうか、グラウンディングによって質を上げていくといったことを進めていきます。

今後のビジネス展開 コマース事業

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今後のビジネス展開ですが、これまでどおり商品起点のブランディングの変更をもっとしっかりやり、IT化もまだまだできると思ってますので、IT化・自動化を進めながら、多店舗展開と。

ネットももちろんなのですが、リアルのでも卸先多店舗展開というものを進めることによって、売上はもちろんなんですが、それ以上に利益率は上げられると考えております。

プラットフォーム事業 システム連携の取組み

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続きましてプラットフォーム事業です。

ネクストエンジンはAPIをたくさん揃えておりますので、いろんな会社さんとeコマースのほかの会社さんが出してるソリューションと連携がしやすいかたちになっております。

システム同士の連携をすると同時に、一緒にシステムを販促していこうという業務・営業の提携であったり、データを一緒に分析していこうことがやりやすい事業モデルになっております。

越境ECの取り組み

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また、越境ECのソリューションなども出しております。

我々自らが越境ECをやっていたり、海外に出ていってECをやっていたり、他社さんが越境ECのソリューションを出しております。

そういうところとAPIの連携をしていくことで、ネクストエンジンを使ってさまざまなソリューションをユーザーさまが使うことができるというかたちになっております。

プラットフォーム事業 ECを自動化「ネクストエンジン」

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ネクストエンジンの一番メインの機能をご説明させていただきますと、ネット通販をやってる会社さん、商品の登録をしたり在庫の管理とか受注の処理とか仕入発注、こういった業務がたくさんあるんですが、この業務をできるだけ自動化していこうと。

そして、ネットショップのお店をやられてる方は複数のモール、Yahoo!、Amazon、楽天といったところにお店を出しておりますので、そういうモールを横断している業務をできるだけ統合して一元管理していくという、自動化と一元管理で生まれた時間をよりクリエイティブな仕事に使っていただこうと。

ルーティン業務をどんどん自動化していって、ページをもっとクリエイティブにするとか、商品企画をするとか、仕入をする、販促を考えると、こういった業務にユーザーさま、ネットショップをやってる方、もっと時間を使っていただこうということを追求してるのがネクストエンジンのメインの機能です。

プラットフォーム事業 システムからプラットフォームへ

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ネクストエンジンはプラットフォームになっておりまして、ネクストエンジン上でネクストエンジンアプリをいろいろ展開できるようになっております。

我々もアプリを作ってネクストエンジン上で展開しておりますが、ほかの会社さんのWebサービスもネクストエンジンのアプリとして、ネクストエンジンの上で展開していただくことができるようになっております。

アプリが増えればネクストエンジンももっと便利になりますので、ユーザーさんが増える。ユーザーさんが増えるともっとネクストエンジンのビジネスチャンスが出てきます。

いろんな業者さん、システム屋さんがネクストエンジン向けにアプリを提供してくれますので、ネクストエンジンが便利になると。

こういうプラットフォーム効果を狙っていますが、徐々に効果が出てきているという段階にきています。

ネクストエンジン実績

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ユーザーさんが4月末現在2,642社。ユーザーさん1社1社が多店舗展開されておりますので、ネットショップのお店の数でいうと2万社を超えるというところまで来ております。

メイン機能契約社数推移

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これはメインの機能契約社数推移ですが、このようなかたちで増加を続けております。

アプリ契約数推移

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これはアプリの契約数です。現在、978のアプリが使われております。

有料であったり無料であったり両方ありますが、このグラフの濃い色の部分が他社アプリ、ほかのシステム屋さんがネクストエンジン向けにアプリを提供してくださったり。

またはユーザーさんがSE屋さんに頼んで独自のアプリを開発していたりと、そのようなアプリになります。

この濃い部分が今、どんどん上がってきておりますので、将来的には我々が開発しなくてもいろんな会社さんがどんどんいろんな機能を追加してくれるというような方向にいきたいなと思っております。

受注処理件数・受注処理金額推移

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これは受注処理の件数が左側のグラフにございます。ネクストエンジンはストック型のビジネスモデルですが、受注処理の件数に応じて、メインの部分のご使用料をいただくという従量課金のモデルになっております。

前期は5,368万件の受注処理をしております。右側が受注処理の金額ですが、前期は3,760億円の受注処理をしております。

受注処理はあくまで1つの側面でして、在庫の管理、在庫の金額を見ていったり、発注をしたり仕入をしたり、そういう管理をしております。

トランザクション金額で、処理金額でみると倍くらい、それ以上になってくるのかと思います。

今後のビジネス展開 プラットフォーム事業

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今後のビジネス展開ですが、まずは5,000社を目指しております。

5,000社のところですが、データが溜まってくる量もどんどん加速してまいりますので、この頃までにはネクストエンジンのAIソリューション、EC向けのAIソリューションに進化させていたい。

それまで様々な機能を出していったり、機能のバージョンアップをしていったりといったことを継続してまいります。

グローバル展開 グローバルEC展開

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グローバル展開ですが、進出先の韓国でネット通販をやっております。

韓国・中国・台湾・アメリカ、またインドは間接的にECの専門の会社と契約して間接的にECをやっているという状況です。

Hamee Korea:iFace商標権取得

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iFace。これはHamee Koreaの方が商標取得してHamee Koreaがメーカーとしてやっているものでございますが、カラーバリエーションが豊富で、F1層にも大人気になっております。インスタ等で検索していただくと、今は6万以上の投稿があると。

いろんなディズニーのライセンス等も取っていき、キャラ展開をすることでさらにユーザー層が広がっているという段階にございます。

Hamee US:CES2017に出展

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今年の1月にはHamee USの方でラスベガスのCES(Consumer Electronics Show)といった家電ショーに出しております。

これはiFaceを中心に出しまして、アメリカの大きい導入にはまだ至らないんですが、いろいろ引き合いがきているという状況でございます。

中国市場への本格参入

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中国でございますが、自社で作った商品もありますので、中国で作っている商品を中国の方で仕入れて、もともと自社でECをやっていました。

中国内でECをやっていたのに加えて、日本から越境ECをしようということで、京東集団であったり、天猫国際にHameeというお店をオープンして今進めているところでございます。

今後のビジネス展開グローバル展開

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今後のグローバルの展開でございますが、まずECを現地化する。もともと全部越境ECでやっていたものを現地化すると。

現地化している最中、現地化はだいたい済んできているかなと。今そこを伸ばしながらいろいろノウハウを蓄積していっていると。

その中で、もうすでにシステム化しないとやりきれないという部分が出てきておりますので、現地でシステム化を進めています。

国によってそれぞれ状況は違いますが、ゆくゆくは進出先でネクストエンジンを出していく。

そして、進出先のネクストエンジンを日本と連携していったり、横の国同士をつなげていくことで、グローバルなECのパックオフィスのプラットフォームというのが作れると考えて進めているところでございます。

中期成長イメージ

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今後の中期的な成長イメージでございますが、こちらは利益の成長イメージでございます。

コマース事業は創業以来20年弱、ずっと続いている事業でございます。まだまだ改善できると考えております。

そして、コマース事業のしっかりした事業の上に、より将来性の高い、成長率の高いプラットフォーム事業を乗せていく。そして、コマース事業とプラットフォーム事業、AI、IoTみたいなものを早く出していきたいと考えております。

こういったものを持ってグローバルに展開していくことで、売上ももちろんなんですが、それ以上に利益率を上げていく、利益成長が実現できると考えております。

配当に関する方針

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配当でございますが、当面は10パーセントを獲得する方針でありますが、将来的には2、30パーセントを実現できるぐらいに事業をどんどん伸ばしていきたいと考えております。

前期は4円50銭を予定しております。今期は5円を予定しております。前々期の実績でございますが、1円50銭というところから、前期4円50銭と伸ばすことができております。

の方からは以上になります。どうもありがとうございました。

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