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4月2日発表の決算も絶好調!セブン&アイが業績を伸ばし続けられる理由

コンビニ「セブンイレブン」やスーパー「イトーヨーカドー」を展開する小売り大手、セブン&アイ<3382>が4月2日の大引け後に決算を発表した。業績は好調で2016年2月期の連結営業利益は、5期連続で過去最高を更新する3730億円となる見通しだ。

セブン&アイを牽引するのは看板事業のセブン・イレブン

セブン・イレブンの業績を押し上げる要因になっているのが他社との差別化だ。2013年1月から1杯100円で淹れたてのコーヒーを提供する「セブンカフェ」を展開。これが大ヒットし、他社もこれに続いた。美味しいコーヒーを飲みたいけどわざわざカフェに行くのは面倒という需要を掘り起こすことに成功した。

また、これまでは安いものというイメージのあったPB商品で高級路線を展開。大ヒットした「セブンゴールド」シリーズにも他社が追随。ファミリーマートの「ファミコレ プラチナライン」シリーズ、ローソンの「ローソンセレクト“極”シリーズ」など、今ではどこのコンビニでも一般的になってきた。

2014年10月には「セブンカフェ」と親和性の高い「セブンカフェ ドーナツ」を展開。ライバルは同業他社ではなく、他の外食産業と言わんばかりの商品展開を始めている。ドーナツに関しては追随するコンビニは現れていないが、業界のトレンドを作り、リードしてきたのはいつもセブン・イレブンだ。

好調な業績を背景に、全国制覇にもいよいよ王手

好調な業績を背景に4月2日には新たな出店計画も発表された。2015年6月に青森県、10月に鳥取県に初出店することとなり、これで出店が決まっていないのは沖縄県だけということになる。

また、青森、鳥取の出店も含め同年中に過去最高となる1700店舗の出店を予定。新たな地域への出店とともに、地固めにも抜かりはない。同社では「お客様の潜在ニーズを捉えた新しい商品や地域のお客様の嗜好に合わせた商品の開発にも注力してまいります」としている。

 

 

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