fbpx

予想的中率86%!グーグルは「人が死なない未来」にここまで本気だ=浜田和幸

意外な調査結果。長生きするにはSNSが欠かせない!?

ぶっちゃけ、電車の中でも、歩いている最中でも携帯が手放せない人が増えている。車の運転中でもスマホに気を取られて、事故につながるケースも気になることころだ。

いわゆる「携帯依存症」が子供どもたちの間でも話題となって久しい。お互いが常にネット上でつながっていないと仲間外れにされるという恐怖感にさいなまれるため、スマホが手放せないというわけだ。

そんな中、アメリカでは意外な調査結果が公表され、話題になっている。何かと言えば、「SNSで費やす時間が長い人の方が寿命が長い」ことが明らかになったというのだ。ノースウェスタン大学のポスドク研究員がまとめた研究で、学術誌に掲載されたため、その結論を巡って賛否両論が巻き起こっている。

この研究によれば、オンラインを通じて知人や友人と活発なやり取りをしていると、健康にとって良い効果が得られることが明らかになったという。健康長寿のためにSNSは欠かせない、というわけだ。

ぶっちゃけ、本当かな?と疑ってしまう。

一般的には、ネット依存症は健康に害がある、と思われてきたが、そうした見方を覆すものといえよう。なぜなら、1200万人のフェイスブック利用者の内、1945年から1989年までに生まれた人々を調査の対象にしたところ、SNSを使って平均以上の時間を知り合いとの交流に費やしている人は、そうでない人と比べ、死亡率が低いことが判明したというからだ。

まさか、と思われるかも知れないが、この調査研究報告は3つの大学によって認められているから、頭から否定するわけにもいかない。

とはいえ、この研究を行ったノースウェスタン大学のウィリアム・ホッブス博士や共同研究者のモイラ・バーク女史はいずれもフェイスブックでインターンや調査に係った経験があるため、SNSに有利な結論を引き出したのではないかと、疑いの目で見られているようだ。

しかし、当のホッブス博士は一向に動じる気配もなく、「まだ研究は緒に就いたばかり。これからもっと時間をかけて、SNSが利用者の健康や幸福感にどのような影響を及ぼすのか調査したい。その上で、SNSのより効果的な利用方法について提言をまとめるつもりだ」とのこと。

確かに、SNSがわれわれの日常生活に欠かせない役割を演じるようになったのは、せいぜいこの10年ほどの話。生身の人間との直接交流とネット上での間接交流に違いがあるのかどうか。大いに気になるところだ。
続きはご購読ください

<購読開始ですぐ読める! 7月配信済みバックナンバー>

・トランプ大統領をめぐる偽ニュース合戦(7/7)
・世界最高齢のインドネシ人が逝去!何と146歳(7/7)

<こちらも必読! 月単位で購入できる人気バックナンバー>

・共謀罪の成立は1億総監視社会の幕開き(6/23)
・中国による新たな歴史キャンペーン:お寿司を発明したのは孔子様!?(6/23)
・トランプ父娘の建前と本音に彩られた錬金術(6/16)
・北朝鮮の飛ばす偵察ドローンにはソニー製のカメラが搭載!(6/16)
・なぜカタールはサウジアラビアから三下り半を突き付けられたのか?(6/9)
・グーグルの未来戦略は“生命の永遠化”!(6/9)
・“アルカイダの王子”ビン・ラディンの息子によるテロの命令(6/6)
・プロボクサーによる日中決戦は日本の圧勝(6/6)
・マンチェスターのテロ事件で大勢の命を救ったホームレス(5/26)
・悪化する一方の福島原発事故の影響(5/26)
・長生きするにはSNSが欠かせない!?(5/19)
・「一帯一路」国際サミットの裏側でくすぶる不安の芽(5/19)
・なぜ北朝鮮は制裁を受けても経済成長を続けているのか(5/12)
・ロシアの介入を吹き飛ばし当選したフランスの新大統領(5/12)
・第3次世界大戦が5月に始まる!?(4/28)
・フランスで生まれるか、史上最年少の大統領?夫人は25歳年上!(4/28)
・ベトナムで広がるアボガド栽培ブーム!(4/21)
・中国人の訪日観光客は560万人。ロシア人は2万6000人。この違いはなぜ?(4/21)
・次なる競争:ロボット化する人間、それとも人間化するロボット、どちらが早いか?(4/14)
・アメリカによるシリア攻撃は大失敗ではないのか?(4/14)
・中国一恐ろしい特番に反撃した無印良品に喝采の声(4/7)
・世界を虜にするか?セックス・ロボットの台頭を巡る賛否両論(4/7)

※6月以前に配信された記事を読むには、7月分すべて無料の定期購読手続きを完了後、ご希望の配信月分バックナンバーをお求めください。

※本記事は有料メルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』2017年6月9日, 5月19日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

人工知能(AI)革命前夜。私たちが間もなく目にする「天国と地獄」とは=東条雅彦

【関連】人工知能(AI)は人間から「トレーダー」という職業を奪いさるか?=矢口新

【関連】人間はAIに敗れるか?投資の世界に訪れるシンギュラリティ(技術的特異点)=田渕直也

【関連】「金満国家」カタールはなぜサウジから三下り半を突きつけられたのか?=浜田和幸

1 2

浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』(2017年6月9日, 5月19日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

有料メルマガ好評配信中

浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』

[月額550円(税込)/月 毎月第1金曜日・第2金曜日・第3金曜日・第4金曜日(祝祭日・年末年始を除く)]
かつて人気を博したニッポン放送オールナイトニッポンの「世界びっくりニュース」を彷彿とさせるべく、フランクな語り口で、知られざる内外の『ぶっちゃけ話』をお届け致します。例えば…① 「爆買い」中国人観光客を上回る金額を日本で消費している国がある!?② 「発明王エジソン」の遺言を頼りに、無料の無限エネルギー開発に成功した企業がある!?③ 「不動産王」にしてアメリカ大統領候補トランプ氏に、北方領土問題解決の秘策あり!?…その他耳よりの情報が満載!

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー