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格言から学ぶ株式投資の『不変の真理』

まぐまぐ大賞2014の無料部門で総合2位を獲得した『ハロー!株式』著者aquaさんが先人達に学ぶ“投資の心得”を解説してくれています。「株式投資は始めてみたけどあまり儲からないので心が折れそう」という方は必見です!

先人が教えてくれる大切な『心得』

さて、株式投資で「買ったら下がる」、「売ったら上がる」、こうした経験をされた方は多いと思います。それでも、これは全く気にする必要はありません。株式投資にこれは付き物であり、自分だけではなく誰もが経験し、そしてこれからもこうしたケースにいっぱい遭遇します。

大切なのは、「買いは安い日、安い日に限る」を徹底し、押し目を待っての出動、これに徹したかどうかです。こうすれば大怪我をすることはなくなります。

売りの場合は、「サンマの頭と尻尾はくれてやれ」、「腹八分」と申します通り、これくらいの余裕が必要です。天井を見ますと高値覚えで売れなくなり、結局は「元の木阿弥(もとのもくあみ)」、こうなるのが落ちです。

また、心しておきたいのは、江戸時代の天才相場師「本間宗久」の教えです。「売買とも、今日よりほか商い場なしと進み立つ時、三日待つべし」とあり、自身の心情あるいは相場のムードに急かされたときには、大方3日待って冷静になるのが良いです。実証的にも、こうすることで投資成果は向上します。

そして、「売買を、せけばせくほど損をする」、これも大切です。儲けたいという一心で売買に焦ると、まず上手く行きません。仮に儲かったとしても小股すくいとなり、それは直ぐに吐き出すこととなり、結果として大きな儲けに繋がりません。

「一攫千金、これ当代の呪文なり。積むをおもはず、累(かさ)ねるをおもはず、貯ふをおもはず、単に切に拾はんことをおもへり」と斎藤緑雨著の「両口一舌」(りょうこういちぜつ)にもあります。

「辛抱銭(しんぼうぜに)」と申しますが、やはり株式投資でも楽して直ぐに大儲け、こんな上手い話はありません。ある程度の辛抱と我慢は必要であり、その辛抱と我慢の対価が大きな果実(報酬)となります。

武者小路実篤も「金という字を分解すると、人ニハ|一(人には辛抱が第一)」と言っています。

本日は、株式投資をする上での心得について触れさせて頂きましたが、普段、相場の上げ下げを見ていますとどうしても近視眼的になり、相場の動きに一喜一憂しがちとなります。相場に振り回されては元も子もありません。

テクニカル、ファンダメンタルズ、金融政策・・・等々、小難しい話も大切ですが、時には上記で申し上げました点も思い起こして頂ければと思います。相場に臨むに当たりましての「不変の真理」であり、投資成果は随分と違ってくるはずです。

 

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