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GameWith、営業利益98.7%増 コミュニティの収益化を目指す

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2017年7月18日に日本証券アナリスト協会で開催された、株式会社GameWith2017年5月期決算説明会の内容を書き起こしでお届けします。IR資料

サービス概要

今泉卓也氏:それでは始めさせていただきます。まず簡単に弊社の説明をさせていただきたいと思います。弊社は国内最大級のゲームメディアを運営している会社でございまして、具体的にはおもに4つのコンテンツをWebサイト上で提供しております。

1つ目が、ゲームを有利に進めるための情報を提供する、ゲーム攻略コンテンツ。

2つ目が、ゲームを見つけるための情報を提供する、ゲームレビューコンテンツ。

3つ目が、ゲームユーザー同士で交流できる、コミュニティ機能の提供も行っております。

最後の4つ目が、動画配信です。こちらは弊社でゼロから専属のゲームタレントを育成するということを行っておりまして、そのタレントがYouTubeを通して動画配信しているというものです。

ビジネスモデル

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弊社のビジネスモデルは、とてもシンプルです。ゲームに必要な記事や機能を提供することで、Webサイト上にユーザーを集客し、そこに広告を表示することで広告収益を得るというものになっております。

この広告には、タイプが2種類ございます。

1つ目が、アドネットワークを通じて自動的に配信されるネットワーク広告です。ふだんWebサイト上にバナー広告が表示されていて、こちらがクリックされると収益が入るというものです。

2つ目がタレント広告です。弊社が抱えている営業部隊が、ゲーム会社さんへ個別に記事広告などを販売しております。

ゲーム攻略の特徴

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弊社は、ゲーム攻略の分野でとても大きなシェアを持っております。ゲーム攻略で重要なのが、記事の正確性をいかに高めるかというところです。弊社はこちらを担保するために、早期から組織体制の強化に取り組んでまいりました。

具体的には、記事を書くライターの採用です。弊社では、ゲーム攻略記事のライター採用を、そのゲームの上位ランカーにしぼって行っています。上位ランカーとは、ある特定のユーザーの方を指します。

例えば、ユーザー数が100万人ぐらいいるゲームの中で、ランキング100位以内に入ったことがある方です。そういった、上位0.1パーセントのユーザーの方を指しております。

通常の求人媒体を使うと、こういったユーザーを採用することは難しいです。しかし弊社の場合は、ゲームメディアを運営しており、このWebサイト上に独自の採用の仕組みを構築しています。

Webサイトのユーザーさんに、サイト上から求人へ応募してもらう。そういうことをやっております。そうすることで、この上位ランカーから、コンスタントに応募が来ている。ここは、弊社の強みの1つでございます。

また、そういった上位ランカーにしぼった採用を行っているため、ライティングが未経験で入ってくる方が多いです。しかし、ライティングが未経験でも、1ヶ月から2ヶ月経てば、ちゃんとしたライターになれる。

研修のプログラムやマニュアルなどで、ライティング業務を向上させる組織体制を整備しております。こちらは、創業から4年間磨いてきているところでして、こちらも弊社の強みとなっているといったところでございます。

GameWithの強み

GameWith、営業利益98.7%増 コミュニティの収益化を目指す

コンテンツ個別で、それぞれ強みがございます。その中でGameWithの一番の強みは、ゲーム攻略情報で集客したユーザーを、ゲームレビュー・コミュニティ・動画配信などの各コンテンツに送客し、そこで相乗効果を生み出しているというところでございます。

例えば、コミュニティとかゲームレビューといったサービスは、単体で立ち上げようとすると、集客の部分でつまずくことが多いんです。しかし弊社の場合は、ゲーム攻略から送客することによって、短期間でのグロースに成功しております。

また、ただ送客するだけではございません。この送客した先で、相乗効果を生んでいるということもございます。

例えば、弊社のゲーム攻略記事はゲームタイトルごとにチームを組み、だいたい3人で1チームとなって、記事を書いております。ただ、ゲームによって、攻略の方法が100通りも200通りもあるものもございます。そういうパターンすべてを、この3人のライターでカバーすることは難しい。

しかし、このゲームコミュニティがございますので、ゲームユーザーさんに「自分はこんな方法でクリアしたよ」と、各々の攻略法を投稿してもらう。そのような仕組みになっております。

こうすることで、弊社のライターでは拾えなかった攻略方も、このコミュニティを通じて補完され、情報として流出していく。そういう循環が生まれているところが、弊社の強みでございます。

2017年5月期の業績

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ここから実際の2017年5月期の実績について説明させていただきます。2017年5月期は、業績予想を上回る数値で着地することができました。

売上高は15億8,100万円、営業利益は6億5,700万円、当期純利益は4億6,500万円で着地いたしまして、当期純利益に関しては予算対比で112パーセントの着地となりました。

売上高・営業利益の四半期推移

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次のページに売上高と営業利益の四半期推移というものを載せております。

2017年5月期は、四半期の売上高・営業利益ともに右肩上がりで成長することができました。とくに第4クォーターに関しては、売上高が前年同期比で77.4パーセント増、営業利益に関しては前年同期比で150.2パーセントの増というふうになりました。

売上高・営業利益の年間推移

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最後に年間の売上高と営業利益の推移なんですが、売上高は前年対比で59.1パーセント増、営業利益に関しては98.7パーセント増で着地といった結果になりました。

2018年5月期の業績予想

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続いて、2018年5月期の業績予想について説明させていただきます。

2018年の5月期も引き続き増収増益を計画しております。まず売上高に関しては20億7,000万円、営業利益に関しましては7億8,700万円、当期純利益に関しましては5億2,700万円を計画しております。

基本戦略

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今期の基本戦略として大きく分けて2つございまして、1つはPV単価を改善していくと。もう1つがコミュニティを収益化していくといったところでございます。

PV単価の改善

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まずPV単価に関してなんですけれども、こちらに2017年の1月を100とした場合の1月~5月までのPV単価の推移というものを載せております。

3月は例年決算があって、3月ははねる傾向にはあるんですけれども、基本的には毎月右肩上がりにPV単価を伸ばしていっておりまして、2017年5月期の1月と5月っていうのを比較しますと、すでに1.5倍以上単価が改善していってるといったところでございます。

引き続きPV単価を向上させるために広告運用体制の強化であったり、広告枠の増枠、また広告表示方法の最適化というのがやっていくことで、PV単価を引き伸ばしていくといったところでPV単価を改善していきます。

コミュニティの収益化

GameWith、営業利益98.7%増 コミュニティの収益化を目指す

もう1つがコミュニティの収益化という部分なんですけれども、弊社は今年の3月からGameWith内に新たにSNS機能の提供というのを開始しております。今はまだWeb版のみの提供なんですけれども、今期中にアプリ化だったりとかメッセンジャー機能の提供といったものを予定しております。

このような機能強化であったりとか、攻略などの既存コンテンツからの連携を深めることで、コミュニティ使用者数の増加を図っていきまして、また今までここはまだ収益化してこなかった部分なんですが、まず広告を掲載することによって、このコミュニティを収益化していきたいと考えております。

以上になります。ありがとうございます。

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