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処刑か?暗殺か?韓国・朴槿恵大統領の「悲劇的最期」が近づいている=黄文雄

誰も信じられないがゆえに、誰からも信頼されないという悪循環

韓国では責任ある立場の人間が真っ先に逃げる先逃が伝統文化だといわれています。セウォル号の沈没事件の際にも、船長が真っ先に逃げました。韓国では誰も信じられないがゆえに誰からも信頼されないという悪循環が渦巻いているかのようです。

次の大統領が誰になっても、こうした韓国の特性からは逃れられないでしょう。いざとなれば反日で人気を回復してきた韓国ですが、そうしたことも問題の本質を避けて、安易に反日に走ればなんとかなるという風潮を助長してしまいました。しかも、朴槿恵大統領はすでに任期前半でずいぶん反日カードを切ってしまったため、これから反日に動いても効果はほとんどないでしょう。

韓国は北朝鮮との統一を目指しています。韓国政府には「統一省」まであります。とりわけ朴槿恵大統領は、統一への執念を燃やしてきました。しかし私の史観と世界観からすると、むしろ朝鮮半島に国は多ければ多いほどいい、と考えています。

ほぼ同族のバルカン半島も多国が林立、かつてのユーゴスラビアだけでもいまでは7つの国に分裂しています。近年の国民国家は、帝国や大国となるよりも、「国家と国民をはっきりと分けることが主流となっています。

北朝鮮と韓国を統一したら、これこそ悲劇しかもたらさないでしょう。かつて英国の植民地だった香港では、祖国中国への回帰こそがユートピアの道だとして、大多数がそうした考えを持っていました。しかしいまでは、香港の住民で中国人意識を持っているのはせいぜい6%くらいしかありません。

経済も政治も絶望的な韓国は、若者たちが使う「ヘル朝鮮」という言葉そのものの状態になっています。しかも今後、いっそうの落ち込みも予想されているだけに、韓国の悲劇的状況は止まりそうにもありません。

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黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』(2016年11月1日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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