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1961年の再来?トランプ相場は東京五輪の「3年3カ月前」に天井を打つか=山崎和邦

2002年2月と似た動きなら、上値は19,000円に?

トランプの経済政策と株価に関して、まず目に見える形で一番効くのは、トランプが言っている大幅財政出動によるインフラ投資である。

これは実弾を実体経済に投ずるのであるから、ただちに効く→アメリカ経済好転→だが下手をすると悪性インフレを招く。
(1930年代のヒットラーの出現を生んだドイツのような「ハイパーインフレ」になることはないが、「悪性インフレ」を招く恐れは大いにある)

しかし今は、中長期的な副作用には目をつむって、楽観シナリオに拡大鏡を当てて市場は動いている。アメリカ経済が好転すれば当然NY株は上昇する→日本株も上昇する、こういう経路を11月10日以降たどってきた。

ではどこまで上がるか?これを機械的に罫線に当てはめてみると、古い話だが2002年2月に9,420円から12,081円まで米国要因で上がったことがある。この時の上昇率が28%だった。

今、今年の2月と6月のダブルボトム(14,865円)から28%上昇するとすれば、19,000円になる勘定である。

2002年はW底形成では「底入れ感」台頭も、ダマシに終わる

2002年はW底形成では「底入れ感」台頭も、ダマシに終わる

これは大和証券が言う3つの筋書きの1つにも該当する。大和証券の筋書きはPERとドル円相場から算定したものであるが、機械的にチャートに当てはめればこうなる、というだけの話だ。

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山崎和邦 週報「投機の流儀(罫線・資料付)」』(2016年11月20日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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