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RIZAPを運営する「健康コーポレーション」が株式分割を発表!次の狙いはもちろん……?

RIZAPを運営する健康コーポレーションが15日に株式分割を実施すると発表しました。企業に関するニュースで時折聞くこの「株式分割」という言葉。ちゃんと説明しろと言われると上手く説明できない、イマイチ分かってないという方もいるのではないでしょうか。

「株式分割」されるとどうなるの?

株式分割とはその名の通り、株式を分割するということです。
例えば、健康コーポレーションの場合、1:2の株式分割を実施すると発表しました。
4月16日に1305円の値を付けている健康コーポレーションの場合、売買する時に必要な最低株式数(単元株数)が100株ということは最低でも13万500円ないと基本的にその会社の株を購入することができません。

健康コーポレーションの株を1:2で株式分割すると、1305円の株を100株持っている人の場合、652.5円の株を200株持つことになります。株式が分割されて2倍に増えていますが、価格も半分になっているため、資産は増えも減りもしていません。

売買する時に必要な最低株式数は100株ですので必要なお金は6万5250円と半額になります。

なぜ株式分割をするの?

株は「売る人」と「買う人」のペアができることで初めて売買が成立します。株式分割をすると市場に出回る株の数が増えます。そうすると売買も成立しやすくなります。また、株の価格が下がるので購入資金があまりない投資家にも株が買いやすくなるというメリットがあります。

なぜ健康コーポレーションは株式分割したの?

上記のような理由はもちろんありますが、健康コーポレーションの場合、言われているのが東証1部への市場変更に向けた準備ではないかということです。

健康コーポレーションが上場しているのが、札幌証券取引所の新興企業向け市場アンビシャス。同社は元々、健康食品、ダイエット食品の製造や販売を行っていましたが、2014年末頃から同社の事業の1つ、完全個別のプライベートダイエットジム「RIZAP」がブレークし、急速に成長しています。このことからも、さらなる事業拡大のためにも資金調達がしやすい東証1部へ市場変更するのではないかと言われています。

東証1部に上場するための条件のひとつに「流通株式比率35%以上」という要項が定められいます。健康コーポレーションはこの条件のみを満たしていないため、東証1部へ市場変更するためには流通株式比率を高める必要があします。

はたして健康コーポレーションは東証1部へ市場変更するのか、するとしたらいつなのか、という点に投資家からの視線が集まっています。

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