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混沌を極めるスポーツ用品世界3位!アンダーアーマーVSアシックス

スポーツ用品業界の世界3位争いが熾烈を極めています。1位ナイキ、2位アディダスという2強はいまだ健在ですが、3位のプーマに、米アンダーアーマーと日本のアシックスが追い抜こうという勢いです。これに対し、まぐまぐ大賞2014で無料部門の総合2位に輝いたメルマガ『ハロー!株式』の発行者、aquaさんも自身のメルマガで熾烈な争いを取り上げています。

 これまで五輪に出場する日本選手団のウェアは、アシックス、ミズノ、デサントの3社が持ち回りで担当してきましたが、16年のリオデジャネイロ、18年 の平昌、20年の東京の3大会に関しては、東京五輪・パラリンピック組織委員会と「ゴールドパートナー」契約を締結したアシックスが独占的に提供します。 東京五輪では約8万人のボランティアのユニフォームもアシックスが担当する予定です。

ちなみに、スポーツ用品業界では、もともとはオニ ツカタイガー(現アシックス)製シューズのアメリカにおける輸入販売代理店だった米ナイキが世界最大手で、最新の決算となる14年5月期の売上高は278 億ドル(約3兆3千億円)です。2位は独アディダスで、直近14年12月期の売上高は145億3400万ユーロ(約1兆8300億円)。この2社が業界2 強となっています。

3位は、アディダスと創業者同士が兄弟の独プーマで、14年12月期の売上高は29億7200万ユーロ(約3700億円)ですが、このポジションを巡っては日本のアシックスと米アンダーアーマーを含めて熾烈な競争が展開されています。

アシックスは15年12月期の売上高を4230億円と見込んでおり、プーマを抜いて世界3位に浮上する可能性がありますが、成長著しいアンダーアーマーは 15年12月期は売上高37億6000万ドル(約4400億円)を計画しているとされ、世界3位の行方は混とんとしています。

国内のスポーツ用品業界では、今期予想売上高で見るとアシックスが断トツの4230億円で、次いでミズノの1960億円、3位がデサントの1400億円。

「ザ・ノース・フェイス」や「ヘリーハンセン」などのブランドを展開するゴールドウィンの今期の予想売上高は580億円、バドミントンとテニス用品に強いヨネックスは490億円、野球用品で定評のあるゼットは385億円となっています。

ちなみに、アシックスの売上高は過去10年でおよそ3倍になっています。近年のランニングブームも追い風となっていますが、躍進のきっかけは「オニツカタイガー」ブランドの復刻で、海外では高級カジュアルシューズとしての地位を確立しています。

欧米のランニングブームの波に乗り、ランナーから指名買いされるほど認知度を上げてきた日本発のメーカー、アシックスに対し、欧米での人気を背に、今年の読売ジャイアンツのユニフォームサプライヤーになるなど本格的に日本市場に進出してきたアンダーアーマー。果たして世界3位に輝くのはどのメーカーなんでしょうか。

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