マクドナルドの人材採用と今後の伸びしろ
現在の日本の雇用情勢を見ると、回復感が乏しい理由のひとつに、採用人材の「選り好み」の行き過ぎがあります。「選り好み」が過ぎるので、雇用の回復が遅れているわけです。
日本独自の特徴であるのですが、一般的に、店員はかっこいいお姉さんやお兄さん(20歳から30歳前後)という人材に過度に集中しています。
しかしマクドナルドでは、年齢・男女比などバランスがとれています。中年男性や高齢女性などもよく見かけます。
これは、欧米の採用の良い部分を反映しているためで、通常は採用されにくい年代の男女が多く雇用されています。このような採用は特にアメリカでは当たり前のことですが、日本の現状では事実上、年齢が20代・30代からずれると仕事がありません。
日本の律儀な「品揃え」主義が、雇用の回復を遅らせているので、マクドナルドのバランスがとれた採用は好印象です。
こうしてみますと、かつては酷評されていたマクドナルドですが、今回の回復は本物であり、さらに伸びる可能性も十分あります。
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『ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!』(2017年8月10日号)より抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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