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COMSAが起こす巨大ICOバブル!株から逃げた投資家は暗号通貨で攻めに転じる

ブロックチェーンはウォール街をも脅かす「革命」だ

いっぽうで、COMSAのICOプラットフォームで前述したように、既存の証券取引所に頼らない資金調達法も試行錯誤が重ねられています。

米ナスダックに上場を果たしている米国のオンライン小売事業者、オーバーストック・ドットコム(Overstock.com)は、すでにブロックチェーンを使って、法的に規制されていない私募債の発行から資金の調達を行ってきましたが、さらに広く資金を調達するため、2015年4月、米証券取引委員会(SEC)にブロックチェーンによる公募債の発行について目論見書を提出しました。

オーバーストック・ドットコムは、米証券取引委員会の許認可が得られることを前提に、その2ヵ月後の6月には、ブロックチェーンによるデジタル証券発行に関する公示を行ったのです。

さらに8月には、米ナスダックで行われたプライベートな会議で、暗号証券取引所「tØ.com」の運営に関するプレゼンテーションまで行っているのです。

同時に立ち上げられたtØ.comの公式ホームページには、暗号資産同士の証券トレードシステムに簡単に組み替えることが出来るシステムの構築に尽力していることが明記されています。

同社CEOであるパトリック・バーン氏は、そのときのプレスリリースで「ウォール街に暗号化革命が訪れた」と述べているように、以前から、ウォール街の獰猛な集金システムを強く批判し続けてきた反ウォール街の経営者として知られています。

彼は、ウォール街の支配者たちのことを「自己利益のために多くの企業を破壊している」と、こきおろしています。

彼が目指すのは、「ブロックチェーンによる、企業のための証券市場」です。遅れること半年で、米証券取引委員会が正式にオーバーストック・ドットコムを承認したことは、後の時代になってからウォール街の閑散とした風景を目のあたりにした米国の人々にとって、「あのときが、金融界にとってのエポックであった」と、感慨深げに思い起こす出来事になっているかもしれないのです――
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※本記事は、『カレイドスコープのメルマガ』 2017年8月10日第218号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。本記事で割愛した全文やバックナンバーもすぐ読めます。

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