インターネットで住所を特定するコツ(難易度3~4)
<難易度3:外観写真のみがある場合>
物件名も住所も地図もなく、外観写真のみがある場合、これは結構難易度が高いです。
物件住所を特定するヒントが少なく、なかなか特定しづらいです。大手業者で言えば、S社などの物件情報は住所特定の難易度が高めな傾向があります。それでも、気合いでなんとかなる場合があります。
まず、着目するのは「駅から徒歩○分」のところです。
不動産の物件資料は駅から徒歩1分=80メートルという決まりがあります。つまり、駅から徒歩5分であれば、駅から400メートル(5×80)の場所にあるということがわかります。これは駅から400メートルの円周上のどこかにその物件があるということです。これをグーグルマップ上でざっくりと確認します。
次に、別の条件を重ねます。例えば、2路線使用可能と書いてあれば「もう1つの駅からの徒歩分数」を、スーパーや学校からの距離が記載されていればそのスーパーからの距離を重ねます。
2箇所以上の点の情報があれば、おおよその立地は掴めますので、次のステップに移ります。もし、スーパーや学校、公園などの有用な情報がない場合は、仕方ないので次のステップに移ります。
次のステップは、外観写真です。「外観写真が細い路地から撮られているのか」、「2車線ある大きな通りに面しているのか」、「写真に大きなマンションや特徴的な店が写っていないか」。そういうことを観察します。
もし大きな通りに面していれば、グーグルマップ上で駅からの円と大きな通りが交差する付近を特定し、ストリートビューで確認します。
残念なことに特徴を見つけられない場合、今度は物件の「外壁の色や形」をよく観察します。物件の外壁はタイル張りなのか、白いのか、茶色なのか、グレーなのか、入り口は飛び出ているのか、真四角なのか、L字型なのか、よく観察します。
そして、グーグルマップを航空写真に切り替えて、上から物件の外壁の色や、建物の形をよーく観察します。それらしき物件を見つけたら、すぐにズームしてストリートビューでながめ、外観写真と見比べます。違っていたら、また航空写真に戻って俯瞰的に探します。これをくり返すと、20分くらいで見つけられることがあります。
ただ、難易度は高いので、なかなか見つけられないこともあります。成功確率は25%くらいです。
<難易度4:賃貸サイトから探す>
難易度3との組み合わせになりますが、賃貸サイトから探せることもあります。物件に空き部屋がある場合、アットホームやホームズなどに賃貸の募集が出ている場合があります。
物件のレントロールや相場家賃を参照して、賃貸サイトにて、おおよその家賃と駅からの徒歩分数を入力して検索すると、まれに引っかかることがあります。
この場合も、外観写真が一致するか等で調べますが、なかなか難易度が高いです。まぁ、出てきたらラッキーくらいの感覚で検索してみたら良いと思います。
上記のように探しても住所がわからない場合は、あきらめて後日、業者に確認します。