「ビットコイン殺人事件」はなぜ起きたのか?身を守るために知るべきこと=のりた

先日、ビットコイン投資をめぐる殺人事件が大きく報道されました。動機はマルチ商法関連でのトラブルとのことですが、商品を見るとかなり巧妙にできています。(『毎月分配投信の本当のこと のりたマガジン』)

※本記事は有料メルマガ『毎月分配投信の本当のこと のりたマガジン』2017年8月6日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

話題のビットコインを隠れ蓑にした「マルチ商法」にご注意を

投資話のトラブルが殺人事件に発展

ビットコイン投資をめぐる殺人事件が大きく報道されていたので、ご存知の方は多いと思います。当初は事件の詳細が出ていない部分が多かったので多くの記事に目を通しましたが、マルチ商法関連であることがすぐ分かりました。

(朝日新聞)
最近はビットコイン関連の投資セミナーを仲間とともに開催していた。

(NHK NEWSWEB)
仮想通貨や化粧品などを口コミで販売するセミナーを通じて知り合った――

(CBC NEWS)
食品や化粧品などを口コミで販売するネットワークビジネスのセミナーに参加した後、インターネット上の仮想通貨への投資を勧誘する事業で知り合っていて、女性が、新たな参加者の勧誘をめぐり、男と何らかのトラブルを抱えていたことがわかりました。

(中日新聞)
会員を集めるほど自分の「ランク」が上がり、報酬が増える。その独自の仕組みを利用しようと女性は新規会員の勧誘を積極的に行い――

殺害された女性は、普段からネットワークビジネス=マルチ商法のセミナーを開いて勧誘を行っており、商品の1つとして、仮想通貨関連の勧誘も行っていたようです。会員を集めるとランクが上がり報酬が増えるというところからも、完全にマルチ商法であることが分かります。

巧みなスキーム

これかどうかは特定できていませんが、ネット情報によると○○○クラブというのが怪しいそうです。調べてみたら、ビットコインのマイニングをするためのサーバーをレンタルするというもので、このサーバーを利用する権利自体がマルチ商法の商品になっていると思われます。
※ビットコインにおいて重要な、取引記録を取引台帳に記録する作業は有志のコンピュータが分散して行っており、その報酬としてビットコインが支払われる仕組みになっています。この作業をビットコインのマイニング(採掘)と言い、誰でも自分のコンピュータで行えますが、膨大な計算量が必要となった現在では一般的なPCでは電気代の方が高くなるので赤字になります

このマルチ商法が巧みだと感じたのが、ビットコインのマイニングをするサーバーは本物らしいということです。実際に毎日、自分のレンタルしたサーバーで自動生成したビットコインが自分のものになるようです。

ただし当然ですが、1日に得られるビットコインはとても少ないです。ビットコインのマイニングは総量が増えるほど生成に時間がかかるので、どんどん遅くなっていくので、元が取れるまで相当な日数を要するはずです。

Next: 常に何かを隠れ蓑にする「マルチ商法」の見分け方

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