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アマゾンのAI食料品店『Amazon Go』はあと5年で世界を何色に塗り替えるか?=吉田繁治

AI化はレジだけではなく、店頭在庫管理と補充にも使える

Anazon Goの在庫管理システムがどうなっているか、当然に極秘です。しかし、ディープラーンニング型のAIが持つ商品の自動識別機能を使うと、生鮮の店頭在庫管理(鮮度管理)と商品補充にも使うことができます。

生鮮の棚の上に、商品識別器を設置する。店舗の監視システムのようなイメージです。

[カメラで棚を写す]
   ↓
[画像情報から商品、展示数、売れ数、鮮度切れをリルタイムで認識させる]
   ↓
[そのデータをWiFiで、地域プロセスセンターに送信する]
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[店舗別、棚別の補充必要数を自動計算する]
   ↓
[商品毎に、必要補充数数と補充時刻を決定する]
・補充数=(リードタイム)×売れ数予測数+安全在庫数
・売れ数予測では指数平滑を使います
・天候やイベントなど、その商品の売れ数に影響ある要因も数値化
(売れ数予測=指数平滑数±売れ数要因1の加味±売れ数要因2の加味……)
   ↓
[プロセスセンターで配送車に積み付けする]
   ↓
[該当店舗に配送する(2022年からは小型の配送車を利用)]

これら7ステップが「AIサプライチェーン」です。DCの倉庫内も完全自動化ができます。現在のAI技術で可能です。

ほぼ5年後には、「AIサプライチェーン」に接続されたAI店が、わが国でも増えるでしょう。

コンビニが最初に行うでしょう。セブンイレブンは、システムの開発費に数百億円(600億円)をかけてきたからです。次がメガドラッグストア、食料品スーパーでしょう。<後略>
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※本記事は有料メルマガ『ビジネス知識源プレミアム』2016年12月7日号の一部抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本記事で割愛した内容(約4000文字・人工知能の仕組みや、小売業・卸売業における対策の必要性)もすぐ読めます。

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ビジネス知識源プレミアム:1ヶ月ビジネス書5冊を超える情報価値をe-Mailで』(2016年12月7日号)より一部抜粋、再構成
※記事タイトル、本文見出し、太字はマネーボイス編集部による

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