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「損失限定型」の投資信託、呼び水となるか

日経新聞6/16朝刊7面より。三井住友銀行が「損失限定型」という新たなタイプの投資信託を7月から販売開始するとのことです。これは、基準価額が一定額まで上がると元本割れを事実上防ぐ機能を備えているものです。

 

仕組みとしては、購入時の基準価額に応じて一定の割合で下値の防衛ラインが設定され(例えば10,000円で購入したら下値は9,000円など)その値段を下回ると自動的に償還となるというもので、基準価額が上がるほど下値もスライドされて上がっていきます。

注目すべきポイントは、その下値が購入時の価額を上回れば実質元本保証となる点です。

もちろん、このような保証がある分、信託報酬は1.44%と通常の投資信託より割高ではあります。

コストとパフォーマンスの兼ね合いによりますが、肝心のパフォーマンスがきちんと出せているようであれば元本保証の効果がある点は魅力的と言えます。

 

日経新聞6/11朝刊3面で、銀行や信用金庫などの預金残高は2017年3月末時点で過去最高水準の1,053兆円となったという発表があった通り、積み上がっていく預貯金をなんとか資産運用へ向けさせようという思惑があるようで、これが一つのきっかけとなることを願っています。

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